2014年09月07日

本澤二郎の「歴史の真実」(中国吉林省公文書館資料シンポ)社会科学院主催 安倍・自公政権に痛撃(2)

<関東軍の公式見解>
 吉林省公文書館秘蔵の資料公開によって、日本の右翼の学者・新聞テレビ関係者らは、もはや史実をねつ造・歪曲することは出来ない。南京大虐殺や731部隊の生体実験、慰安婦・性奴隷に蓋をかけることは不可能である。ことほど吉林省の資料公開は、関東軍憲兵隊司令部が作成した決定的な証拠である。関東軍保管資料は、まさに超1級、しかもそれを出版したことで、世界の学者が目を通すことが出来る。皮肉にも安倍・自公極右政権の誕生が、歴史の真実を暴いたことになる。


<南京人口100万人>
 いずれ日本語・英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語などに翻訳することになろう。無教養の代表などとささやかれている官房長官は、国連人権委員会の報告書に異議を申し立てたようだが、従軍慰安婦問題は事実であって、異議を認めない、と却下した。

 安倍の仲間たちは、日本の一般人を代表していない。特定秘密保護法や集団的自衛権行使という改憲軍拡・戦争体制にのめり込んだことで、内閣支持率は低下した。これを少しでも上げようとして、多くの女性軍を内閣(9月3日の改造)に登用したが、一見して不気味・異様な印象を与えている。
 女性の特権は平和主義であるが、ほとんどが日本会議とかいう極右団体の構成員など、安倍主義にのめり込んだ女性政治屋ばかりだと、周囲から見られている。好戦派の女性は、男性のそれよりも始末が悪い。

 中国政府は南京の大虐殺人口について、30万人と公表している。これに対して、日本の右翼は「当時の南京に30万人はいない」と反論、あまつさえ「証拠を見せろ」と反撃、歴史教科書から事実上、抹殺させてしまった。
 いまの中学・高校の歴史教科書には、南京大虐殺という名称さえ使わせない。確か南京事件と小さく載せているにすぎない。文科省が教科書会社を抑えつけてしまっている。極右作成の「つくる会」の皇国史観史は、松下政経塾の首長のもとで採用された。国際社会の常識に反する愚か過ぎる対応である。
 実際は、憲兵隊司令官の報告書の中に「南京人口100万人」が繰り返し記述されている。
<極右・石原慎太郎の大嘘露呈>
 筆者は岸信介内閣の防衛庁長官だった赤城宗徳に、大虐殺のことを聞いたことがある。彼は大虐殺直後に現地を視察していた。「民家の壁に殺害された市民の血がこびりついていた。虐殺は間違いない」と語った。
 赤城は、60年安保の市民・学生・労働者の怒りのデモに対して、岸が自衛隊の出動を再三、促したことに抵抗したことで知られる。「いつでも辞表を出せるようにしていた」とも。赤城もまた、宇都宮徳馬と同様、旧制水戸校のリベラル派だった。

 事情通の間で、徳洲会疑獄のA級戦犯と見られている石原慎太郎は、安倍に擦り寄って危機を脱出したとされる。だが、まだ決着はついていない。同会改革派の活動は、まだ始まったばかりである。
 今回の関東軍資料によって「南京大虐殺は幻」という石原の主張は、大嘘であることが露呈したことになる。
 思うに、国家主義の岸に抵抗した宇都宮は、岸の子分のような石原とも選挙区で対決した。石原は弟の俳優を利用して政界に出てきた。あたかも極右は、タレント・女性起用で国民の目を誤魔化そうとすることに長けている。
 石原家は3人もの国会議員を擁している。背後に宗教団体が支援しているのだが、ここに日本の極右化と民度の低さを露呈して余りある。
<石原よ!「鉄証如山」を読め>
 仮にも石原は作家を名乗ってきた。本を読むことが出来るだろう。是非とも「鉄証如山」を読んでもらいたい。いやだろうが、彼の好きな憲兵隊司令官の報告書が目に飛び込んでくる。
 現物のコピーを印刷したものだ。偽造を心配するようなら吉林省公文書館を訪問したらよい。親切に応じてもらえるだろう。日本人の蛮行が次々と記録されているが、そこから歴史の教訓を学ぶしかない。
 人間であれば、そうするだろう。必ず読んで、大虐殺の真実を知ってもらいたいものである。
<大虐殺の後に30万人>
 憲兵隊司令部の記録によると、大虐殺が強行された後の南京市の人口が30万人である。細かいことに目が向く日本人である。日本侵略軍は現地に自治委員会を設置して、市民活動を掌握した。そのことも憲兵隊の主要任務だった。
 多くが殺害され、一部が逃亡したが、大虐殺で100万人の南京市が30万人に減少した。現地憲兵隊司令官の報告書は、そのことを後世に伝えている。
 生き残った30万人は、避難民であろう。虐殺者30万人、残る40万人のその後も気になる。
<歴史は金で買えない>
 安倍は50カ国近い国々を飛び歩いている。外国にいると批判される確率が少ないからである。アベノミクスの崩壊や庶民の台所に気を使う必要もない。行く先々で金をばらまいている。1000兆円以上の借金大国のやることではない。総計すると、どれくらいになるだろうか。野党議員は質問主意書で知ることが出来る。国民の代表であるならば、これくらいのことは国民に知らせる義務があろう。
インドの新首相は、安倍のバラマキに気付いて日本を訪問して、高額の援助金の約束を手にした。見返りは、財閥が狂喜する武器購入である。バングラディシュ訪問では、金の見返りに国連の非常任理事国に立候補せず、日本を支持するというのである。
 安倍後の政府は困惑するだろう。言えることは、金で歴史の真実を手にすることは出来ない。
2014年9月7日記


jlj001 at 07:44 この記事をクリップ!
Archives
訪問者数

QRコード
QRコード
Recent Comments
Recent TrackBacks
livedoor Readerに登録
RSS
livedoor Blog(ブログ)