2015年06月24日

安倍ー稲田枢軸に注目<本澤二郎の「日本の風景」(2026)

<沖縄で激突した首相と知事>
 6月23日沖縄の平和祈念公園では、県主催の沖縄全戦没者追悼式が行われた。そこで翁長雄志知事は「沖縄は恒久平和の発信地。辺野古はいらない」との強烈な平和宣言をして、目の前の安倍とケネディにNOを突きつけた。このころ筆者は1年ぶりだろうか、アメリカ大使館近くのホテルに入った。途中、初めて「マッカーサー通り」とかいう広い道路を歩いた。何年ぶりか、友人が用意してくれたオークラのおいしいカレーライスにありついた。話題の一つが安倍が寵愛する、稲田とかいう女性議員のことだった。

<あせる安倍に援護射撃>
 「女性の運命は男性で決まる」といわれているが、自民党の稲田政調会長は安倍人事で人生が一変した。
 友人は「うちにも来たよ。でも話を聞いて驚いた。大変な右翼思想の持ち主。自民党の候補者公募の第1号ということだった。断ったよ。結局、安倍が掴まえたんだね」「二人の関係?安倍夫人が詳しいはずだよ」で大笑いして、この話題を打ち切った。

 永田町は狭い世界だ。いま安倍はあせっている。二人の背後には、極右の秘密結社・日本会議が控えている。戦争法案をまとめ上げたが、これを自公にプラスして、橋下の維新の会を巻き込んで強行しようとした。ところが、橋下失脚で水泡に帰して、いま大いにあせっている、と友人は見るのである。
 「野党がしっかりしていれば、これでおしまい。野党がだらしなさすぎる」と嘆いたものである。民主党に人材がいない、確かにそうだ。
 
 安倍にとって、石原慎太郎の「次世代の党」という極右政党も頼りにはならない。友人がいうのには「安倍はご存知、神社本庁・統一教会がベースだから、もともと創価学会を嫌っている。そこで橋下に期待したが失敗、間違いなく相当あせっている」「安倍のあせりをひしひし感じている側近が稲田。稲田もあせって東京裁判や米占領政策の見直し・検証のための党組織を立ち上げるとぶち上げてしまった」というのだ。
<CIAはどう出るか>
 「女性は大局を見ることが出来ない。主人のためなら、後先考えずに猪突猛進してしまう癖がある」ということかもしれない。
 ともかく、稲田路線は衝撃的である。世界の耳目を集めている。ドイツなら、さすずめ「ナチスの正当化を実現しよう」という類に相当するものだろう。
 CIAはどう出るだろうか。大使のケネディは、本国にどう報告したであろうか。「安倍は国粋主義者」と分析した、米連邦議会調査局報告書を改めて開いているかもしれない。
<稲田研究が不足している永田町>
 彼女は弁護士だという。極右弁護士である。左翼の弁護士もいるだろうから、右翼の弁護士がいても不思議ではない。しかし、極右となると?
 現在の司法試験制度に欠陥があるのではないだろうか。前にも触れたが、憲法を正確に理解できない弁護士は失格させなければならない。日本弁護士連合会の責任である。

 日本医師会でも、医療事故などで問題を起した、謝罪も反省もできない悪質な医師は辞めさせているはずである。人間の命を預かっている以上、当然であろう。同じことを弁護士会もやらねばならない。
 筆者も稲田という人物をよく知らない。特定秘密を強行させる場面で、安倍が重用したことで、世間に知られるようになった。戦前の治安維持法に相当する悪法を強行した主役だ。
 本来、反対するはずの公明党の太田を、どう攻略したのであろうか。これも興味深いテーマである。
<覚醒する創価学会婦人部>
 特定秘密保護法を公明党が率先して強行したさい、たまたま敬虔な創価学会婦人部のインテリ女性と議論したことがある。木更津レイプ殺人事件の被害者が、やくざに殺害される前の2014年3月か4月のころである。
 彼女は「絶対に池田先生が許さない」と断言したものである。「池田先生は元気だ」とも言い張って、一歩も譲らなかったものだ。信仰者の信念なのであろうが、公明党政治は彼女が期待した方向と逆の流れになっている。
 もしも彼女がやくざの殺人的脅迫に屈せず、いまも元気でいれば、どう行動していたであろうか。それがいつも頭をよぎる。彼女は悲劇の戦争遺児だ。彼女を殺害したやくざレイプ犯Hと共犯者学会員Yを許せない。

 永田町の友人は「学会婦人部が公明党に反旗を翻している」とも打ち明けた。これは事実であろう。戦争遺児の思いを体現している信濃町かもしれない。
 友人の説明に納得する筆者である。公明党幹部と婦人部の激突は、既に始まっているのかもしれない。太田・山口・北側の顔つきにも現れているようだ。
 政界一寸先は闇である。稲田もこの言葉を膚で学ばされるかもしれない。
2015年6月24日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

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