2015年11月28日

歴史恐怖症の極右自公政府<本澤二郎の「日本の風景」(2188)

<歴史シンポの中国人参加者のビザ拒否>
 呆れてモノも言えない極右の自公政権である。落ちるところまで落ちてしまった、そんな印象を抱く。昨日の朝日新聞は、日本の市民団体が歴史を学ぼうとして、中国の731部隊関連の被害関係者を招こうとしたところ、外務省がビザの発給を拒否した、と報じた。またしても、歴史恐怖症の日本政府を裏付けてしまったようである。


<民主主義を自己否定した心の小さい心臓内閣>
 報道によると、主催した「アジアと日本の連帯実行委員会」が「戦争法の廃止を求め、侵略と植民地支配の歴史を直視し、アジアに平和をつくる集い」を計画、731部隊の細菌戦の被害者遺族ら12人を招こうとした。
 まことにまじめ・時宜を得たシンポジウムと、そのための参加者である。これを外務省が入国を拒否したものだ。なんと心の小さい心臓内閣であろうか。吹聴する自由と民主主義を自ら否定したものだ。

 かつて軍国主義下において、ユダヤ人にビザを発給した勇気ある外交官がいた。しかし、12人の中国人のまっとうな日本入国に対して、北京の日本大使館は、すぐさま本省に通報、担当者が外務省幹部に報告、そこから官邸にお伺いを立てたところ、即座にNOという結論を出したものだろう。
 人間性のない小者外交官と歴史恐怖症の安倍・自公内閣を象徴する事件である。この事実を、通信社は正しく報道する義務がある。世界は、このことに驚くに違いない。
 隣国の日本研究者は、改めて日本政府の正体・体質について再考・考えさせられたはずである。
<歴史を直視できない日本政府>
 この国は、もはやまともな国ではない。立憲主義さえわきまえていない、やくざ内閣である。立法府と司法府を抑え込んで、事実上、憲法を亡き者にしているクーデター内閣である。
 これを批判する新聞人とテレビ人を排除する昨今の異様さもあきれてしまう。必ずや、そのツケを支払わされる時が来るであろう。悪政の継続性など、この21世紀においては想定できない。野党が目を覚ませば、簡単につぶせるのだから。
 「日本人の平和主義はいい加減なものではない」と泉下で宇都宮徳馬が叫んでいる。
2015年11月28日記(武漢大学客員教授・日本記者クラブ会員)

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