2016年02月01日

秘密結社・日本会議の新会長<本澤二郎の「日本の風景」(2252)

<現代人は理解できない極右の論客?>
 ネット掲示板に秘密結社・日本会議の新会長の咆哮が紹介されている。なかなか勇ましい。まるで扇動家のようでもある。いわく「安倍を天がくだしたもうたリーダー」と神の啓示にも似た言動で絶賛している。カルトの世界だ。「安倍内閣のうちに改憲を」と叫ぶ。改憲の中身は「天皇元首化と9条、そして総理大権付与」である。要は明治憲法に帰れ、である。現代人にはついてはいけない。

<CIAの仲間?>
 杏林大学名誉教授の82歳の人物・田久保忠衛は、それ以前は、政府系通信社・時事通信の外信部記者である。彼はワシントン特派員をしている。このポストに就いた記者の多くは、CIAにからめとられる。朝日の論説主幹をした船橋もそうだった。読売のナベツネもそうである。

 腐敗のジャーナリズムは、おおむねワシントンから持ち込まれる。田久保はどうだろうか。その言動は、ワシントンの産軍複合体・戦争屋やジャパン・ハンドラーとそっくりである。
 徹底した中国封じ込め派でもある。彼らに政治を任せていると、アジアは火の海に包まれかねない。
<中曽根・石原の配下?>
 彼の言動は、中曽根康弘そっくりである。中曽根と石原慎太郎との共著もある。ナベツネが中曽根を紹介したものか。

 天皇制国家主義という、戦前の日本に郷愁を抱いていることもわかる。「中曽根・石原の配下」との指摘もあるようだが、確かに主張は似ている。面白いことに甘利スキャンダル大臣の後任が、石原のせがれだ。
 安倍人事も正体が割れてくる。徳洲会疑獄の金の行方と、せがれは無関係だろうか。野党の追及次第では石原もお陀仏だろう?
<極右団体の経歴ばかり>
 本来、ジャーナリストはバランスが肝要である。特定の組織にぶら下がると、言論がぶれる。したがって質素倹約を旨とする生活を求められる。廉恥を基本にするしかない。日本国憲法を背中に背負って、そこから発する言論でなければならない。リベラルでないと、ジャーナリストは務まらない。

 彼は、このルールを破っている。同じく学者もそうだが、杏林大学という大学も変わっている。
 彼の経歴をネットで調べると、唖然とさせられる。競艇の利益で運営する、右翼の笹川一家が取り仕切る日本財団理事、そして問題の新しい歴史教科書をつくる会顧問である。
<桜井某のパートナー>
 果てはベトナム華僑で反中国派の桜井某と「美しい日本の憲法をつくる国民の会」を立ち上げている。「極右の広告塔」とは言えないが、はなはだ信頼できる人物とはいえない。
 筆者と同じ千葉県出身というが、その先が不明である。「神社のせがれではないか」との憶測も飛んでいる。

 TPP推進派とも。その理由が振るっている。「日本は米国の軍事的役割を担うように動くのだから」と即断、割り切っている。米国の属国を当たり前のように受け入れているようだ。

 右翼は自立・独立志向のはずだが、田久保にはそれが見えない。ワシントン特派員時代に、彼の行動原理が確立したものだろう。そう分析できる。
 筆者が政治記者をしていた72年から90年にかけては、この秘密結社は存在しなかった。安倍内閣の登場で、がぜん、水面上に頭を見せ始めた。神主(かんぬし)集団が担いだ広告塔か。

 安倍の改憲を阻止することが、日本国民とアジア諸国民の使命であることが、ここからもよく理解できるだろう。
2016年2月1日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

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