2016年07月30日

国粋主義政権下の都知事選<本澤二郎の「日本の風景」(2435)

<途上国並みの選挙妨害>
 新聞テレビが真実を書かなくなって大分たつ。NHKはじめすべてが読売・産経レベルに堕落してしまった。安倍内閣発足時、アメリカの連邦議会調査局という最も権威ある調査研究機関が「安倍はナショナリスト、ストロングナショナリスト」と断じた。国家主義者・国粋主義者と決めつけた。正論であるが、このことを指摘するのは、筆者のほか誰もいない。したがって、国粋主義政権下の都知事選なのである。現に、途上国並みの選挙妨害が、それを証明している。週刊誌が野党統一候補を袋叩きにしている。新聞は週刊誌の宣伝を広告として掲載している。言論の自由を定めている日本国憲法に違反している。この事実さえ指摘しない新聞テレビだ。野党も反撃できないでいる。痛ましい選挙である!



<廉恥ゼロの政府とメディア>
 東洋思想は、古来から為政者たるものは「廉恥たれ」と説うている。清廉な政治家でなければ、為政者失格である。そのために恥を知る人物であることを求めている。いま廉恥の為政者がいるであろうか。それは言論人にも当てはまる。廉恥のジャーナリストが新聞テレビにいるだろうか。

 外国でのメディア事情を面白おかしく取り上げる特派員は、どこにでもいるが、自国の事情はみずから蓋をかけている。
 過去に池田勇人という首相が、この国の宰相になった。彼は毎朝起きると、東の空に向かって両手を合わせた。「今日も、この国が無事に過ごせますように」と祈った。安倍にこれを期待したら、鬼に笑われるだろう。
<最後は「ムサシ」登場>
 週刊誌を使った選挙妨害の最後には、決まって「ムサシ」が登場する。国民多くが、この「ムサシ」を知らない。期日前票と当日票のすり替えや、コンピュータープログラムの操作疑惑である。これは理論的にも科学的にも、疑惑の存在を、多くの専門家が指摘している。
 手作業での開票が、最も正しい。票の差し替えも点検可能だ。

 野党が、この「ムサシ」にどう対抗するのか。手作業開票に突進するのかどうか。これも興味を集めている。
<都民の覚醒が鍵>
 根本は東京都民の覚醒にかかっている。4割、5割の無党派層が選挙妨害に怒り狂って、投票するのかどうか。相変わらず奴隷根性むき出しのまま、無気力を露呈してしまうものか。

 都知事選は、国政選挙並みの、結果次第では政局へと波及するものである。

 筆者は、当初、日弁連会長を歴任した宇都宮が一番だと指摘した。しかし、民進党が動かない。ついで声をあげた小池の公約に満足した。石原腐敗から安倍・森の五輪腐敗を暴くという姿勢を見せたからだった。
 ところが、彼女が問題の秘密結社の日本会議メンバー、右翼との深いつながりから懸念を抱いてしまった。そこに鳥越が、リベラル・平和主義の代表として、野党が担いだ。これで鳥越圧勝のはずだったのだが。
 どっこい、国粋主義政権は牙をむき出しにして、鳥越に襲い掛かってきた。
 この窮状を救える者は、東京・無党派層の決起である。沖縄や福島・東北からの、東京都民への無数の電話作戦である。今日の戦いは、これしかない。
2016年7月30日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


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