2017年03月30日

改めて、すごい安倍スキャンダル<本澤二郎の「日本の風景」(2560)

<タダ同然の国有地払下げ事件は首相犯罪>
 安倍官邸サイドは、権力を乱用して、「朕思う」の教育勅語を主体とする神道小学校建設に突進した籠池理事長を、偽証告発で口封じに出ているが、本来、偽証告発されるべきは安倍晋三首相の方である。首相犯罪である。それにしても、改めて広大な国有地をタダ同然で払下げした、安倍官邸の権力乱用事件は、その大胆不敵な、不当・違法な行為に衝撃を受ける。日本全国の小学校を、神道教育にさせようとの、安倍の狂気を知ると、愕然とするばかりだ。首相の偽証連発と、メディアの枝葉末節の報道に流されてはならない。




<首相しかできない不当な権力乱用事件>
 確認すべきことは、これほどの大がかりな、国家国民の資産である国有地を、まるで「無償供与」するような行為は、過去に存在しなかったろう。
 財務省・国交省・文科省を動員して、神道小学校建設にこだわった人物は、安倍以外にはいない。高市や稲田も、同じムジナだが、彼女らには、その力はない。悪魔の力を発揮できるのは、首相権限を乱用できる人物しかいない。
 永田町の事情に疎い市民でも、大いに理解できることである。安倍の権力乱用事件である。それ以外の第三者は、全く考えられない。麻生でも、これほどの事件は引き起こせない。
<昭恵は共犯者>
 野党が国会での証人喚問を求めている愚かな首相夫人は、まことに愚かな中年女性でもある。教養がない。憲法も読んでいない。歴史を知らない馬鹿者である。彼女は、この事件の主役では、全くない。脇役・共犯者である。

 5人のお付きの役人がいることも判明している。この5人の役人も、憲法を読んでいない。歴史を知らない。もし良識のある役人であれば、昭恵の行動を抑制するはずだからである。
 そもそも私人で、家庭の専業主婦に付き従うということに、谷とかいう公務員は「おかしい」と感じなかったのか。
 昭恵は、公邸での安倍の身の回りの世話をすることが、妻の本業である。3分の2の議席を占めている、内閣人事局で官僚を支配している、ための「専制君主」のような安倍である。妻を「首相公務の補助」にする必要はない。かの天皇制国家主義者で、改憲派・原発派の中曽根康弘でも、夫人を表に出して、悪事に利用することはなかった。
<安倍の思い入れ>
 この大事件の本質は、安倍の狂気の信念と関係している。神社・神道信仰である。日本会議の信条でもあろう。
 歴史を紐解けば、戦前の国家神道が国民の精神を狂わせる元凶となった。家々の神棚と地域の神社と中央の靖国神社や伊勢神宮などの国家神道と、加えて教育勅語による軍国少年育成が重なった。さらに付け加えるならば、国民を奴隷のように虐げることが出来る、大日本帝国憲法である。
 いわゆる明治維新は、この三位一体の体制の下で、戦争する軍国主義の日本、他国民を殺戮する侵略国家日本を現出させたもので、21世紀の今、これの復活はいかなる事由をもってしても、国民も国際社会もNOである。
 この当たり前の日本国民の常識と乖離した安倍の信念が、この大事件の本質である。安倍が籠池理事長にテコ入れした理由である。したがって、今日の日本においては、いうなれば、安倍は日本国民を代表する人物として、全くふさわしくない「日本人」なのだ。それゆえに、多くの国民は、この安倍スキャンダルに強く関心を抱いている理由である。
<講演・講師引き受け>
 安倍の森友学園への思い入れは、講演を約束、講師を引き受けていたことである。自民党総裁選で多忙となり、それがかなわなくなると、わざわざお詫びのメッセージを送っている。
 安倍の神道教育への、異常な熱いまなざしを見てとれる。安倍の信念が、目の前で実践されていることに感動している、明らかな証拠である。それでいて「会ったこともない」と平然と嘘をつく。戦後の政治史で、これほど嘘を連発する首相は、ほかにいない。
<名義貸し>
 森友学園は、安倍名義で寄付を集めている。両者の信念・関係の深さを裏付けている。
 「安倍名義の寄付集め」に安倍自身が、喜んでいたのである。安倍は、それが自分にとって「名誉なことだ」と認識していたことになる。安倍の名義貸しも、両者の関係を証明している。
 思想信条が一体という人間関係は、男女の壁を突き抜けてゆく。安倍と稲田、安倍と高市もそうである。安倍が、自らの後継者に稲田と放言していることも、広く伝えられているが、もうこれは漫画の世界である。
 こんな人物を誉めたたえている新聞テレビの日本である。人間、恥の概念を放棄すると、ど偉いことになる。
<100万円の官房機密費提供>
 安倍が首相になると、籠池は「安倍首相は偉人」と持ち上げた。それもそうだろう、当時の籠池にとって、悲願の神道小学校用地がタダ同然、学校の認可もスイスイ、大阪府の維新知事も全面的に支援してくれる関係にあったのだから。
 戦争法が強行されると、それを幼児に合唱させていた。
 そこへと、安倍は100万円を寄付した。正当な金であれば、堂々と公表できるのだが、公表できない100万円だった。領収書不要の官房機密費である。
 永田町の人間であれば、皆が知っている。官房機密費は血税である。正当な使い道であれば、問題にならないが、神道・教育勅語の教育に支出となれば、これは教育基本法と日本国憲法に違反する行為である。
 断じて容認できない。
<昭恵を3度も派遣>
 この100万円を安倍は、妻に命じた。妻はお付きの役人を外させて、直接、籠池に「安倍からです」といって手渡した。その後、しばらくして「内緒にして」と携帯電話で、公表しないように厳命してきた。これの携帯電話は、通話記録で判明する。
 昭恵の嘘つきは、全て官邸の指示で動いている。その責任者が官房長官ということになる。

 昭恵は前後3回も森友学園に出向いて、講演などをしている。その間、神道小学校の名誉校長を引き受けている。安倍の公務を妻に代行させている。
<5人の付き人>
 それゆえに、安倍妻付きの役人の部屋が官邸内に置かれている。
 これも驚愕すべき大事件である。官僚が安倍の手駒のようになって、犯罪に関与していることがわかる。小沢一郎によると、その原因は「内閣人事局」設置による霞が関支配である。
 出世が役人の最大の価値である。という情けない腐った官僚世界を証明していて、悲しい、本当に情けない。
 そうして5人もの役人が、私人である中年女性にかしずいている。5人にも官房機密費が流れていることになる。
<野党4党の党首会談で宝の山を奪え!>
 繰り返し、ジャーナリストの責任として、思うところを真正面からぶつけてきた。
 あとは野党次第である。与党内にも亀裂が走っている。野党は急ぎ党首会談を開いて、この途方もない宝の山を奪うことである。
2017年3月30日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


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