2018年08月08日

殺人病院は本当か(7)<本澤二郎の「日本の風景」(3058)

<東京医科大学裏口事件で判明した医師の倫理>
 8月7日東京医科大学の裏口調査委員会が、文科省局長の息子の裏口入学事件の調査結果を、記者会見で国民の前に明らかにした。国民向けの、失礼ながら、いい加減な調査に過ぎないが、それでも不合格者を合格にさせるカラクリの一面を暴いた。不正入学という汚名を抱えた医師は、この日本にゴマンといる。これは自民党本部職員や自民党議員・議員秘書にとって常識・当たり前のことである。医師の倫理のない医師らが、日本医師会・医療官僚に存在する限り、殺人病院はなくならない。


<不正入試・裏口は日常茶飯事=医療事故多発>
 もう数十年も前のことである。地元の開業医について、自民党実力者の秘書が「オヤジの医師は、うちの代議士と同じ国大を出ているが、息子はうちで裏口入学させた私大医学部出の医師、それもレントゲンの専門医。それでいて、父親の後を継ぐようだが、問題ではないだろうか」と耳打ちしてきた。それかあらぬか、さる友人が「妻が危うく殺されそうになった」と語っていた。

 別の開業医は、千葉県の国立大学卒業の医師であったが、息子は医師試験に合格しなかったのか、娘が継いだ。彼女は、いつも医療辞典のようなものをそばに置いて、治療していた。分からない患者を、すぐに大病院へと送り込んでいた。結局、父親が築いた病院施設を手離して、一人息子のために専業主婦になった。
 恐らく、彼女は医療事故に怯えながら、治療していたのかもしれない。自分に適性がないと悟っての、病院閉鎖に違いなかった。善良な医師だったのだ。

 一つだけ思い出がある。父親がやくざ代議士の支援者だった関係で、彼女も不正人脈を受け継いでしまったらしく、彼の選挙応援を依頼してきた。これには驚いた。むろん、やくざがらみの政治屋の応援など出来るわけがない。断るしかなかった。
 いま開業医廃業で、精神は安定、幸せになっているかもしれない。
<腐敗開業医と裏口・不正入試組?>
 永田町を徘徊していると、自民党秘書が様々なことを教えてくれるのだが、そのうちの一つが裏口入学である。
 裏口の裏口は、医学部である。人間の命を預かる医師が、不正入学というのも驚きだが、これは事実なのだ。多くは私立大学医学部が、その標的となる。
 開業医の子弟は、ほぼ100%医学部に殺到する。むろん、医学部の裏口の資金は大金である。開業医も十分に理解しており、そのための不正蓄財をすることになる。
 いまの日本に「赤ひげ」のような、人間性の塊のような医者はいない。宗教・教育とともに医療も、税制上の優遇措置を受けていて、それが不正蓄財を容易にさせている。ベンツに乗り回して、別荘と妾をもつ開業医が多い理由であろう。  
<医の倫理なし=反省謝罪なし=殺人病院の誕生!>
 問題は、裏口組全てが医療技術面で劣っているかというと、そうでもない。手術力と頭脳は別である。訓練すれば技能は上達する。
 息子の医療事故は、東大医学部卒の教授・助教授による重大ミスだった。臨床医としては、あまりにも低いレベルの帝京医師だった。

 医療技術面だと、米国や中国の医師の方が、はるかにレベルが高い。たくさんの患者を診ているためである。技能は経験に比例する。

 深刻なことは、医師の倫理が極めて低い、ここに重大な問題が存在している。反省と謝罪をしない病院と医師・看護師ばかりの日本なのだ。それゆえに、事故を繰り返す。あたかも歴史認識における、安倍・日本会議を連想させる。
 息子の命を奪った東芝病院は、8年後の今もそれがない。それゆえの殺人病院なのである。反省謝罪のない徳洲会病院を、中原義正は殺人病院と断罪している。同意できる。
<生体実験の731部隊軍医の後遺症も>
 もう今日ではよく知られているが、ハルビン731部隊の生体実験の軍医が、そろって戦後の日本医療の中枢を担ってきた。大学の教壇に立って、医師の卵を教育をしてきた。そこには医の倫理は皆無である。
 極刑にされるべき医師団が、戦後日本の医療を担ってきた日本である。医療事故を当たり前のように蓋をしてしまう、反省などしない、謝罪など論外と考える。これほど恐ろしいことはない。
<差別される女性受験者と女医の能力>
 東京医大での女性受験者への差別について、その理由が分からなかった。そのことを本日、中原が教えてくれた。「女医は血を見ることにかなりの抵抗があるため」というのだ。「外科志望の女医は少ない」というのである。
 納得である。彼の妻の疥癬を1か月半も見抜けなかったのは、四街道徳洲会病院の皮膚科の女医だった。「顕微鏡ですぐに確認できたが、それをしなかった」と指摘した。

 100歳で逝った母も、疥癬が命を縮めた原因だったが、中郷記念館の男性内科医も看護師もそれを認めなかった。息子にとって、最期の親不孝となってしまった。
<妻の肺腺癌を誤診した女医>
 東芝病院の正文窒息死事故の主治医も女医だったが、遺族の面会要請に対して、院長は断固として拒否してきた。担当看護師との面会も、である。この傲慢不遜の東芝は、紛れもなく殺人病院である。この汚名を、東芝が存在する限り、負うことになる。多少、名前を変えても無駄である。

 女医と言えば、正文の死亡事故とその後の刑事告訴などで心労を重ねた妻は、肺腺癌で哀れな最期を遂げてしまったが、当初彼女を診察した大井中央病院の女医は「咳喘息」と誤診してしまった。
 妻が精密検査を要請した時は、肺腺癌の末期だった。経験した限りでは、断定は禁物だが、女医の能力・適正に問題があるかもしれない。
<殺人病院はなくならない>
 根本は、人間は失敗をする動物である。その時は、潔く反省と謝罪をするしかない。厚労省や日本医師会が、こうした立場に立った時、日本から殺人病院は排除されるだろう。

 徳洲会も東芝病院も、病院責任者と事故当事者の真摯な対応にかかっている。医の倫理の確立という点で、文科省・厚労省・日本医師会も重大な責任がある。それに甘えてしまっている東芝病院と徳洲会、さらには裾野である医科大学の医師適格試験と教育内容にある。
 現状は、731を引きずっているような教育と病院から、完全に脱却しないかぎり、殺人病院は東芝や徳洲会で終わることはない。
2018年8月8日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
追記 すばらしい女医を見つけた。http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/488.html

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