一「データが消えた?」

智紀「」コクン

純「何の?」

智紀「スマホゲームの。『ブレイブ麻雀フロンティア』っていう」

純「有名なのかそれ?」

一「どメジャーだよ。国内外2000万人とかプレイヤーがいてさ。協力しながらRPGをやってくんだ」

智紀「それのデータがなぜか消えていた…」

純「どんぐらいやってたんだ?」

一「僕がランク50くらい。で、ともきーは390くらいだっけ?」

智紀「388…だったかな」

純「やりすぎだろ。それ全体で見てどんくらい?」

智紀「配信当初から始めてるから結構上位なはず」

純「もったいねえなあー。まあ過ぎたことだ、諦めようぜ」

智紀「諦めきれない」

純「…結構そういうとこあるよなお前。そもそもバックアップとか取ってそうな感じだけど」

智紀「たまたま最近取ってなかった…」

一「運営の人にメールした?『復旧できますか?』って」

智紀「一応」

一「返信は?」

智紀「こんな感じ」パッ

一「ええと…?『以下の事項を覚えている範囲で構いませんのですべて記入してください。アカウント名・登録メールアドレス・現ランク・点棒数・UR以上のキャラクターの名称・フレンド名・これまでに参加したイベント名・報酬名・課金したか否か……』」

純「そんなに思い出せるかよ」

一「他にもいろいろあるみたいだね。まあ2000万人もいると情報は絞りづらいし、これくらいは頑張って思い出してください、って感じかな」

純「そもそも点棒数って何だよ」

智紀「いろいろイベントをこなしたり、毎日ログインしてるともらえる。25000点ですごくいいガチャができる」

純「ああ、何かいいキャラが出るかもしれないってやつか」

一「あとは体力回復にも使えるね。体力のある間しか進められないから、リー棒使って回復させてイベントに挑んだりとかするのにも使うよ」

純「ふーん。ゲームするのも楽じゃねえな」

一「で、どのくらい書けた?」

智紀「…ランクとUR以上のキャラクター、デッキ編成は何とか」

一「フレンドは?」

智紀「…一は教えてもらえばいいからいいんだけど」

一「?」

智紀「フレンドは3人以上からじゃないと書けないらしい」

一「あらら」

純「それでどんな友達がいたのか思い出せないと」

智紀「そういうこと」

一「うーん…」

透華「話は聞かせてもらいましたわ!」ババン

純「ビックリさせんな!」

透華「ここは運営事務局にお金を払って」

純「出た金満イズム」

透華「誰が金満ですの!」

純「発想が既にやばいだろ」

透華「それじゃあハギヨシ!」パチン

一「……さすがに帰省先からは来れないと思うな」

透華「…」

純「誰でもいいから思い出せねえのか?麻雀要素あるなら全国行った奴とかやってんじゃねえの?」

透華「片っ端から聞いてみましょう!人脈ローラー作戦ですわ!」

智紀「麻雀やってる人ならやってる期待が持てる…。若いし」

一「ともきーも高校生だよ」




~千里山~

竜華「何か龍門渕さん?からメールが来てたんやけど。マーフロのアカウントで『闇夜にカラス』って人と友達な人いませんこと?って」

セーラ「スマホゲームのか。俺あんまりやらんからなあ」

浩子「その人…。あ、いますいます。ウチフレンドですわ」

竜華「アカウント名教えてって。何かデータ飛んでもうて友達情報が必要らしいんよ」

浩子「あー。バックアップ取り忘れですね、これだけのランカーなのに珍しい。『メガネ市場』です」






~清澄~

久「…ってことなんだけど」

和「私その方とお友だちですね。『のどっち』でやっていますのでそうお伝えください」





~臨海~

智葉「最近のゲームはよくわからんが、やってる奴いるか?」

ハオ「あ、私友達になってます!『帮手右腕』です」




~有珠山~

誓子「爽やってたわよね」

爽「おー何かそんな感じの人いたなあ…。あ、『闇夜にカラス』あった。私んのは『百獣のエース』、伝えてあげて」








~数日経って~

智紀「復旧した」パアァ

一「まさか高校麻雀界に10人もフレンドがいるとは」

智紀「特定もだいぶスムーズだったみたい」

純「友人様様だな」

透華「私の閃きあったればこそでは!?」

智紀「透華もありがとう…」ニコリ

透華「そうでしょうそうでしょう」

智紀「これからはキチンとバックアップしておこう」

一「僕もー」