かえんだん

タグ:天江衣

saki カケマックス のコピー


咲「お誕生日おめでとうございました、衣ちゃん」


衣「ちゃんではなくさん!」


咲「あ、衣さん」


衣「さらに付け加えるならば『衣お姉さん』!」


咲「え?」


衣「もう咲より2歳も年上なのだから至極当然だろう!」


咲「ふふ、そっか。衣お姉さんだね」


衣「…言い方が引っかかるが…」


咲「そうかな?」


衣「…まあそういうことだから、今日は思う存分頼っていいぞ!」


咲「うん」



咲「今年の誕生日はどうだった?」


衣「そうだな、斬新奇抜だった」


咲「去年とそんなに違ったの?」


衣「誕生歌を作ってもらった」


咲「誕生歌?」


衣「『ころたんイェイ~』という」


咲「歌というには少し短いような…」


衣「覚えやすくていいだろう」フフフ


咲「何の略なの?」


衣「うむ、これは透華の作詞なのだが…」


カクカクシカジカ


咲「…フルだといまいち」


衣「ね」


衣「咲の誕生日が来たら『さきたんイェイ~』だな!」


咲「あはは。かわいいね」


衣「透華に頼んで合唱団を手配してもらおう」


咲「そんな大がかりな誕生日会じゃなくていいよ!」



衣「あとはみんなと自作ケーキを仕上げた」


咲「面白そう」


衣「真っ白なスポンジにお菓子を次々刺していくんだ」


咲「私の誕生日はどうなるのかな」


衣「いつ?」


咲「10月の27日」


衣「もう来月じゃないか!」


咲「いやいや、まだ相当あるよ!」


衣「準備に抜かりがあっては恥だから今から熟考させてもらう」


咲「そこまで事前に言われちゃうと期待を通り越して申し訳なくなるよ…」


衣「驚天動地な誕生日にしよう」


咲「普通でいいかな!」




咲「今年の9月は暑くなくていいね」


衣「誕生日の日も良好な気候だったな」


咲「毎年まだ暑いくらいだよね、9月のはじめって」


衣「もう秋服を準備し始めたようだ、屋敷の者は」


咲「衣ちゃ…衣お姉さんはどんな服出す?」


衣「衣はまた去年と体躯が変わらなかった故去年から繰り越しだ…」


咲「あ…」


衣「それに衣自身は希望は特にないから」


咲「そうなの」


衣「200種類くらい選択肢があるから」


咲「……さすがお金持ちだね」


衣「違うぞ!?透華たちがあれもこれもと見境なく買ってくるから!」



咲「あ、私もささやかながらプレゼントを持って来たんだ」


衣「本当か!わーい!」


咲「オススメの小説をいくつか」パサッ


衣「そういえば読書家だと聞くな、咲は」


咲「衣お姉さんの前でそれは言えないよ…」


衣「なぜ?」


咲「だってこれだけ言葉を知ってる人に読書が好き、ってなかなか…」


衣「だが小説はあまり読まないな。漢文や古文が多いかな」


咲「かっこいい…」


衣「そ、そうか?ふふふ…」


衣「どんな本を買ってきてくれたんだろう」


咲「読書の秋はミステリーかなと思って、推理小説を多めに」


衣「秋の読書は素晴らしいな!」


咲「うん。読書の楽しさって、まだ私が知らない世界を切り開いてくところだと思うんだ」


衣「そうそう」


咲「何十年も生きてても読むことができない本があるっていうのもまたちょっと悔しかったり」


衣「とても生きてる間では読み果せないのだろうな」


咲「そんな中のオススメ、楽しんでくれるとうれしいな」


衣「うん!次会う時までに所感を述べられるようにしておこう!」


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ラクザン高校

1年 福路美穂子
  キセキの世代のオッドアイキャプテン。2重人格かもしれないPG。『目』を使った状況把握、先読みに長ける。



~12月・ウィンターカップ会場~

未春「いやあ来たねえ全国大会!ウィンターカップ!」

淡「まさかキリサキ第一を倒せた勢いそのままに勝ち上がってウィンターカップへの切符を勝ち取れるとはね!さすが私の監督力?」

華菜「カントク、誰に説明してるんだ…?」

煌「そういえば友香ちゃんは?」

桃子「帰国したのがさっきで、開会式は出られないんでー、とのことっす」ユラァ

煌「うわ!?いたんですね!」

華菜「あのバカ、間に合うように帰って来いよな…」

ピロリロ♪

桃子「ろ?」ポチポチ

桃子「すみません、ちょっと外します」

淡「ちょいちょい、あんまりフラフラされると困るんですけどー」

桃子「申し訳ないっす…。福路さんからの呼び出しで」

未春「福路って」

煌「キセキの世代のキャプテン、ですね…」

淡「…何だか深刻っぽいね。分かった!行ってきていいよ」

桃子「すぐ戻るっす」タタッ



~会場外~

衣「む?遅いぞももこ!」

まこ「そんなに遅れてもないじゃろ。ワシらが早いんじゃ」

豊音「スカイツリー、見えたー?」ヨイショ

マホ「うーん?どっちの方角でしたっけ?」カタグルマサレー

まこ「目立つからやめんしゃい」

桃子「…相変わらずっすねみんな」アハハ…

桃子「まほちゃん、その手に持ってるはさみは」

まこ「ラッキーアイテムじゃ」

衣「危ないからしまえ!」

まこ「嫌じゃ、ワシのかばんの中が傷つくじゃろ」

豊音「アハハ」

マホ「…呼び出した本人が一番最後みたいですね」

桃子「それも相変わらずっすかね」

??「ごめんなさい、待たせたわね」

マホ「全くですよ!美穂子ちゃん!」

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美穂子「衣、マホ、まこ、豊音、そして桃子。またこうして全員そろって会えたのは感慨深いわね」

美穂子「ただ…。関係のない人も混ざっているみたい」

桃子「?」クルッ

友香「釣れないんでー。仲良くしようよ」

桃子「友香ちゃん!」

友香「遅れてごめんね!」

美穂子「…まこ、はさみを貸してくれない?」

まこ「何に使うんじゃ」

美穂子「うふふ、ちょっとね。ありがとう」

美穂子「森垣友香さん、よね?」

ジャキッ

桃子「友香ちゃん!?」

美穂子「ごめんなさいね、ちょっとした身内話をしたいの…」

美穂子「そのプロ麻雀煎餅のカードあげるからお引き取り願える?」ポトッ

友香「え、あの」

美穂子「私カードは集めていないのだけど、ポテトチップスは欲しくて」

まこ「何に使うかと思えばカードの開封かい…。手で開けれるじゃろ」

美穂子「カードが折れちゃうでしょう」

友香「キャプテンっていうからどんな人かと思ったら…。ずれてるけどいい人、かな…?」

桃子「おおむねその評価で合ってるっす。体育館の掃除とか酷いときはドリンクとご飯の用意までやってくれてたっす」

友香「練習の合間で?」

桃子「練習の合間で」

豊音「あ、そういえばー、今日美穂子ちゃんどうやってメール打ったの?機械音痴克服したの?」

美穂子「…チームの子に頼んだわ///」

マホ「ですよねー」

衣「まあ使えなくても携帯電話は持っていてくれないと。居所が掴めんからな」

まこ「アンタには言われとうないな」

桃子「いい人なんすけど…。在学中何回も部室のテレビとDVDデッキを交換しなくちゃいけないほど機械壊しちゃうんす」

友香「なぜ触ろうと思うのか」




←第7話    第9話→

衣「ゆみー、カレーはまだか」

ゆみ「そう急かすな、煮込むのに時間がかかるんだから」

衣「むう」

咲「ルーだいぶ溶けてきましたよ」

華菜「そろそろ混ぜろよ」




衣「まだできぬのか」

咲「火が弱いんですかね…」

ゆみ「割と強めにしているのだが」

ぽpp


華菜「そろそろ爆ぜろよ」








衣「わーい、また衣の勝ちだー」

ゆみ「トランプくらいならと思ったんだがな…。強いな」

咲「衣ちゃん大富豪も強いんだね」

衣「ふふ、真の富豪故の強さだ」

華菜「そろそろ負けろよ」←交換有の大貧民

~インターハイ、控え室・トウオウ学園高校~


和「マホはおそらく衣のコピーするタイミングをうかがっています」

梢「キセキの世代のプレイヤーの技はコピーできないのでは?」

和「中学までは少なくともそうでした。ですが成長してできるようになっていてもおかしくありません」

浩子「そうなると天江と夢乃をマッチアップさせるのは難しいなあ」

浩子(天江が負ける何てことはありえへんが…。『天江がもう一人向こうにいる』のは避けたい)

衣「なぜ衣から逃げなければならない?模倣されてしまう前に試合を決するだけ点を取れば良いだろう」

和「な、何を言ってるんですか!」

衣「いくら模倣しようが最後に勝つのは衣だ」ゴッ





~控え室・カイジョウ高校~


恭子「ドリンクいるか?」

マホ「ありがとうございますー」

恭子「どうや、コピーできそうか?」

マホ「…もう少し時間かかるかもしれません。その間に点差が開いたら…」

恭子「アホか。お前はそんなこと心配せんでええわ、コピーに集中!」バシッ

マホ「痛いですー…」





淡「試合再開して結構経つけど、トウオウ有利は変わらないね」

桃子「ただカイジョウ、特にマホちゃんは機会を伺っているようにも見えるっす」

友香「機会?」

桃子「衣ちゃんのコピー」

煌「でもキセキの世代の技のコピーはできないと…」

桃子「ポテンシャルならあの子たちの中でナンバーワンっすから、不可能ではないはずっす」

友香「ただ後半戦始まってまともに衣ちゃんとやり合ってないんでー」

淡「自分の中のイメージとズレがあるんじゃないかな?だから修正に時間をかけて、1on1を避けてる」

竜華「でもこのままズルズル行ったら負けてまうで」


マホ(先輩たちが粘ってくれてる間に何とかしなくちゃ!今自分が何をすべきか?)

マホ「衣ちゃん!」

衣「?」

マホ「マホ、衣ちゃんのこと嫌いになります!」

衣「!?」

衣「衣、何か悪いことしたかな…」ジワ

マホ「あ、違くて、嫌いにはなるんですけど友達ですよ?」アセアセ

衣「???」

マホ「あの、憧れを捨てるというか、その、言葉の何とかってやつです!」アセアセ

衣「理解できないよ!」ウルウル

マホ「…やっぱり衣ちゃんの言語力欲しいですー」ウルウル


華菜「何か急に泣き出したし」

桃子「何やってんすかね…」



←第4話    第6話→

トウオウ学園高校

1年 天江衣

  キセキの世代No.1ポイントゲッター(月の満ち欠けでムラあり)。お子様と言われる

のが嫌い。

1年 古塚梢

  謝ってばっかりなSG。お茶もできる。

1年 原村和

  分析力に長けるマネージャー。テイコウ中出身。料理もできるしっかり者。

3年 船久保浩子

  相手の嫌がることをさせたら右に出る者はいない。ゲームメイク力が高いメガネっ娘。






まこ「む、電話か」ピッ


衣『まこか?今日の一戦は残念だったな』


まこ「…次はこうはいかん。お前さんも気ぃつけんさい」


衣『ふ…。まこは衣が負けることを危惧しているというのか?あり得んな』


衣『衣に勝てるのは衣だけだ』


まこ「わかっとるんか?相手は桃子じゃぞ?」


衣『ももことは既に袂を分かっている。勝負事となれば猶更だ』


まこ「そんなこと言うてまだ桃子からトムとジェリーのDVD借りっぱなしじゃろ」


衣『まだ見てないからいいの!』


和『あ、衣、こんなところに。練習に行きますよ』


衣『の、ののか!いや、衣はこれ以上練習したらうまくなりすぎて…』


和『私言いましたよね?次サボったらお小遣い没収って』


衣『いや、それはそうだけど』


和『龍門渕さんにも是非よろしくとお願いされていますから。さああと5秒以内に行きますよ』


衣『わ、分かった!許してくれ!』


まこ「和は相変わらず鬼嫁じゃのう」


和『まこ、今日の負けはあまり気にせず。いつも通り人事を尽くしてくださいね』


まこ「おう、ちっと元気出たわ!あんがとさん」ピッ









浩子「おう、戻ってきたか」


和「すみませんでした。始めましょうか」


衣「」ブスッ


梢「練習に出るのは当たり前ですから拗ねないでくだs…」


衣「こずえはわかってない!これ以上強くなったら勝負にならなくなるだろう!だから衣は」


浩子「次そんなアホなこと言うたらランドセル背負わせて商店街におつかいに出すからな」


衣「よーし練習頑張るぞ!勇往邁進っ!」


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