かえんだん

タグ:宮永咲

京太郎「咲的にはさ」

咲「うん?」

京太郎「最近の実写化ブームはどうなのよ?」

咲「漫画とかのってこと?別にいいと思うけどなぁ」

京太郎「あ、そう」

咲「私そもそも漫画もテレビも見ないし。京ちゃんと違って」

京太郎「暇があれば見ちゃうもんだろー。咲の場合は…小説になんのかこの場合」

咲「小説は、ドラマになることに抵抗ないよね」

京太郎「絵が付いてないからな」

咲「容疑者Xとか半沢直樹は逆に見てから原作買ったよ」

京太郎「見てんじゃん」

咲「……なんか有名だったし」

京太郎「え、じゃあさ、原作読んでて実写化したものもあるだろ?」

咲「結構あるね」

京太郎「そういうのは『うわ、想像してた人と違う!』ってなることねーの?」

咲「まあ、少しはあったかも?」

京太郎「それに怒ったりしないわけ?」

咲「しないよ!私の見方的に違和感感じたっていうだけだし、それにすそ野が広がるならいいと思うから」

京太郎「作品の?」

咲「うん」

京太郎「大人だなー咲は」

咲「ドラマではまってくれた人が原作も見て、って流れ、私は好きだし」

京太郎「俺絶対『ないない無理無理!』って思っちゃうわ」

咲「ビジュアル的にってこと?」

京太郎「それもあるけど、やっぱ漫画にしか出せない雰囲気とかってあんじゃん?『○○実写化!』ってなった時点で『いやいや』って思っちゃう」

咲「世界観を再現っていうのは漫画から実写だと難しいかもしれないね」

京太郎「まあリアルを実写化も難しいけどな」

咲「何それ?」

京太郎「選手の半生を描いた~、的なヤツにその選手使わずにイケメン俳優使ってみたりするみたいな」

咲「それ実写じゃないよ京ちゃん(笑) 再現でしょ」

京太郎「まあそういう言い方もあるな。どうよ、実写版咲は?」

咲「えー。私そんな立派な人生じゃないよ」

京太郎「浜辺美波ちゃんで咲の華麗な半生をさ」

咲「誰浜辺ちゃんって?」

京太郎「俺が次来るとにらんでいる若手女優だよ。朝ドラ出てたんだぜ?」

咲「へー。京ちゃんがそう言うなら相当に可愛い子なんだろうねー。私をやってもらうには忍びないよねー」

京太郎「何か棘あるな」

咲「京ちゃんはねー、誰かな………」

咲「…」

京太郎「思いつかないんかい」ペシッ

咲「痛っ」

京太郎「いるじゃん神木君とか菅田君とか」

咲「京ちゃんをやってもらうには忍びないよ」

京太郎「そっすか…」

和「こんにちは」

咲「あ、和ちゃん」

京太郎「…エトペン実写化するならリアルペンギンだな」

咲「抱えて麻雀できないでしょ!」

和「話の前後が見えませんが…たぶんどうでもよいお話でしたね?」

京太郎「どうでもよいお話とか言わないで」

京太郎「いや好きで裸足なわけじゃないですよ。水たまりにハマったんで」

久「それで窓際に干してあるわけ」

京太郎「そうです」

久「咲の真似かと思ったわ」

京太郎「靴下脱いだだけで強くなれたらみんなやってますって」

ガチャ

まこ「おう、来とったんか」

久「ん、おはよー」

まこ「しかし雨全然止まんのう」

京太郎「行きはもっと酷かったですからね」

まこ「わしのカバンもやられたわ」

久「ああ、あれね。でも降ってたら乾かないでしょ、あそこに置いといても」

まこ「気休めじゃ」

久「まこはカバンを水たまりに放り投げたの?」

まこ「通学中にそんな奇行に走りゃあせん。車の水はねをカバンでガードしたらああなったんじゃ」

久「あーそういうね」

京太郎「学校前のあのガッタガタの道路っすよね?」

まこ「ほうじゃ」

京太郎「あれ何とかならないですかねー…。穴に水たまってそこを車が走るもんだから水しぶきがこっち来るんですよね」

まこ「工事して欲しいのう。…こういうのは目安箱に入れてええんか?」

久「残念だけどウチ土木課じゃないのよ。市役所に行ってちょうだい」

京太郎「市役所受け付けてるんすか」

ガチャ

咲「こんにちは…」

久「はいこんにちはー。やる気満々じゃない?もう裸足なの?」

咲「いえあの、来るとき水たまりに」

京太郎「そのくだり俺が済ませたわ。ごめん」

咲「何、京ちゃんもハマったの?」

京太郎「俺は反対側から自転車来たから端に避けたらそこが水たまりだったんだ」

咲「…私大きめの水たまり飛び越すのに失敗してハマった」

まこ「いやかわして行けばよかったのに」

咲「その道しかなかったんですよ…。飛び越せるなんて思ってなかったんですけどつい」

久「そういう時『濡れてもいいから早く辿り着きたい』って思うのよね。分かる分かる」

咲「そうなんですよ。替えの靴下持ってきとくんだった…」

京太郎「あそこに干しとけば?俺のもあるぞ」

咲「…違うとこに干す」

京太郎「えっ」

咲「帰り間違えられそうだから」

京太郎「見りゃどっちが自分のなのか分かるわい」

ガチャ

優希「遅れたじぇ~」

和「」ペコリ

まこ「おう。…2人とも肩濡らしとる」

和「ゆーきが傘を壊すから私のと一緒に入りながら来たんですけど」

優希「のどちゃん持ってたの折り畳みだったから小さくて小さくてな」アハハ!

和「貸してもらった人の態度ですか!」プンプン

和「まったく、足元も濡れるし大変でした…」

久「…何みんな、雨が苦手なの?私も濡れてきた方がいいの?」

まこ「…ネタ被りしない方向じゃと全身ダイブかのう」

久「…さすがにハイリスクノーリターンだわ」

saki カケマックス のコピー


咲「お誕生日おめでとうございました、衣ちゃん」


衣「ちゃんではなくさん!」


咲「あ、衣さん」


衣「さらに付け加えるならば『衣お姉さん』!」


咲「え?」


衣「もう咲より2歳も年上なのだから至極当然だろう!」


咲「ふふ、そっか。衣お姉さんだね」


衣「…言い方が引っかかるが…」


咲「そうかな?」


衣「…まあそういうことだから、今日は思う存分頼っていいぞ!」


咲「うん」



咲「今年の誕生日はどうだった?」


衣「そうだな、斬新奇抜だった」


咲「去年とそんなに違ったの?」


衣「誕生歌を作ってもらった」


咲「誕生歌?」


衣「『ころたんイェイ~』という」


咲「歌というには少し短いような…」


衣「覚えやすくていいだろう」フフフ


咲「何の略なの?」


衣「うむ、これは透華の作詞なのだが…」


カクカクシカジカ


咲「…フルだといまいち」


衣「ね」


衣「咲の誕生日が来たら『さきたんイェイ~』だな!」


咲「あはは。かわいいね」


衣「透華に頼んで合唱団を手配してもらおう」


咲「そんな大がかりな誕生日会じゃなくていいよ!」



衣「あとはみんなと自作ケーキを仕上げた」


咲「面白そう」


衣「真っ白なスポンジにお菓子を次々刺していくんだ」


咲「私の誕生日はどうなるのかな」


衣「いつ?」


咲「10月の27日」


衣「もう来月じゃないか!」


咲「いやいや、まだ相当あるよ!」


衣「準備に抜かりがあっては恥だから今から熟考させてもらう」


咲「そこまで事前に言われちゃうと期待を通り越して申し訳なくなるよ…」


衣「驚天動地な誕生日にしよう」


咲「普通でいいかな!」




咲「今年の9月は暑くなくていいね」


衣「誕生日の日も良好な気候だったな」


咲「毎年まだ暑いくらいだよね、9月のはじめって」


衣「もう秋服を準備し始めたようだ、屋敷の者は」


咲「衣ちゃ…衣お姉さんはどんな服出す?」


衣「衣はまた去年と体躯が変わらなかった故去年から繰り越しだ…」


咲「あ…」


衣「それに衣自身は希望は特にないから」


咲「そうなの」


衣「200種類くらい選択肢があるから」


咲「……さすがお金持ちだね」


衣「違うぞ!?透華たちがあれもこれもと見境なく買ってくるから!」



咲「あ、私もささやかながらプレゼントを持って来たんだ」


衣「本当か!わーい!」


咲「オススメの小説をいくつか」パサッ


衣「そういえば読書家だと聞くな、咲は」


咲「衣お姉さんの前でそれは言えないよ…」


衣「なぜ?」


咲「だってこれだけ言葉を知ってる人に読書が好き、ってなかなか…」


衣「だが小説はあまり読まないな。漢文や古文が多いかな」


咲「かっこいい…」


衣「そ、そうか?ふふふ…」


衣「どんな本を買ってきてくれたんだろう」


咲「読書の秋はミステリーかなと思って、推理小説を多めに」


衣「秋の読書は素晴らしいな!」


咲「うん。読書の楽しさって、まだ私が知らない世界を切り開いてくところだと思うんだ」


衣「そうそう」


咲「何十年も生きてても読むことができない本があるっていうのもまたちょっと悔しかったり」


衣「とても生きてる間では読み果せないのだろうな」


咲「そんな中のオススメ、楽しんでくれるとうれしいな」


衣「うん!次会う時までに所感を述べられるようにしておこう!」


 jyushisirinoxygen.wix.com/saki-kakemax→その他カケマックス作品の一覧です

和「宮永さんっ!」

ザーッ

咲「…」スタスタ

和「あ、あれ…。宮永さんっっっ!!!!」

ザーッ

咲「…!」クルリ

ザーッ!!

和「3連続プラマイゼロ…。わざとですか?」

ザーッ!!

咲「…なにー?ちょっと聞こえない!」

和「3連続プラマイゼロ!!わざとですか!!??」

ザーッ!!

咲「転勤族がなにー!?」

和「いや、転勤族ではなく3連続です!!」

ザーッ!!!

咲「えーっ!?雨が強くて全然聞こえないよー」

和「3連続!!!!プラマイゼロ!!!!わざとですか!!!!????」

ザーッ!!!!

咲「3連続疑いテロ、サバトですか!?」

和「……も、もういいです!!また明日改めて聞きますー!!」タタッ

咲「…何が聞きたかったんだろう?」

ザーッ!!!!!

咲「…これ以上酷くなる前に帰らなきゃ」



和(私ったらあんな往来で大声出して恥ずかしい…///)

このページのトップヘ