かえんだん

タグ:新子憧

晴絵「街に銀行とか買い出しとか行くから、誰か付いてきてほしいんだけど」

穏乃「はいっ!行きますっ!」

晴絵「うん、シズは力あるしいいかもね。じゃあ行こうか」

穏乃「よろしくお願いします!」

4人「いってらっしゃーい」

………

晴絵「先に銀行寄って、その後諸々買い物に行くからね」

穏乃「分かりました!銀行は何かの振り込みですか?」

晴絵「まあそうだね。部費もおろしたいし」

穏乃「マネージャーみたいなこともするんですね先生」

晴絵「人いないから、大人は頑張らないと」

穏乃「さすがですね!」フムン

晴絵「っと、いうわけで着いたけど、どうする?車の中にいる?」

穏乃「いえ、ついてきます!」

………

……



晴絵「戻ったよー」

4人「おかえりなさーい」

穏乃「ただいま~」

4人「おかえr」

憧「…何で銀行の風船持って帰って来てんの」

玄「懐かしいねー」

穏乃「いやー見つけたら欲しくなっちゃって」

晴絵「受付の子に『ご自由にお持ちいただいていいですからね~』ってニッコリ笑顔で言われた時の私の気持ち」

灼「恥ずかし…」

穏乃「あはは、すいません」

穏乃「でもこれ、貰った時よりだいぶしぼんじゃった」

宥「売り物じゃないしねえ」

穏乃「それもですけど、ちょっといじくりすぎたかもしれません。乗ってる間ずっとバインバインして遊んでたんで」

灼「さすがに買い物に持ってっては」

穏乃「そりゃもう、荷物持ちでしたからさすがに!」

憧「その考えがなぜもらうときにもできなかったのか」

穏乃「童心に帰っちゃったもんだから」

憧「年中子どもでしょうが」

穏乃「何をー!」

玄「身長的には、灼ちゃんもセーフだよ?」

灼「…私、別に欲しがってないけど」

穏乃「週末暇?遊びに行こうよ」

憧「どこ行く?」

穏乃「街とか」

憧「遠出ねえ…」

憧「あ」

穏乃「何?」

憧「土日どっちも雨」

穏乃「マジかー…」

憧「やめる?」

穏乃「いやーでも行きたいなあ…」

憧「! そうだっ」

穏乃「ん?」

憧「宥姉連れてこ!」

穏乃「宥さんを?いいけど何で?」

憧「宥姉と出かけるときってあんま雨降ってるイメージないでしょ?」

穏乃「晴れ女ってこと?」

憧「そうそう!」

穏乃「なるほどー。普通に宥さんとも遊びたいし、いいよ!」

憧「おっけ」

………

宥「2人と遊びに~?」

憧「そう!暇?」

宥「うん。土日どっちかな?」

憧「どっちがいい?」

穏乃「じゃあ土曜日で!」

宥「うん、分かったよ。駅集合?」

憧「そうね。9時で!」

宥「頑張って起きるね~」

………

穏乃「曇ってるね。降る感じではないけど」

憧「街もこれくらいでもってくれてると助かるわ」

穏乃「何で?」

憧「あんま晴れすぎてても焼けちゃうでしょ?」

穏乃「気遣うねえ」

憧「アンタが気を遣わなさすぎなの!」

宥「あ、もう2人とも来てたんだね。ごめんね」トテトテ

穏乃「厚着!!!」

憧「知ってたけど!!!」

宥「ええ…? 今日はお昼暑いって聞いてるからちょっと薄着なんだけどな…」

穏乃「ブレないですね…」アハハ…

憧「じゃあ行きましょ、ちょうどロープウェイ来たみたいだし」

………

~市街~

穏乃「暑い」

憧「…そうね」

穏乃「雨どころか曇ってもないけど」

憧「ここまで晴れさせるなんてさすがというかなんというか」

宥「いい天気で良かったねぇ」ウフフ

穏乃「宥さんさすが晴れ女ですね!」

宥「え、私が?」

憧「宥姉と出かける時って雨降ってること少ないなと思って」

宥「うーん、確かにそうかも。晴れてると暖かくていいよねぇ。太陽に好かれてるのかな?」

穏乃「両想いですよ!」

宥「そっか!両想いか!えへへ」

憧「それなら納得いくわ…。お似合いのカップルよ…」

穏乃「私普段政治とか全然分からないけどさ」

憧「そうでしょうね」

穏乃「『山の日』っていうのはさ、いい仕事したと思うよ」

憧「どの立場の人なのよアンタ」

穏乃「常々思ってたんだよ、『海の日』があって『山の日』がないの、変だなってさ、小学生の時から思ってた」

玄「対になってないと、何か変だもんね」

憧「みんな通るもんじゃない?その疑問って」

穏乃「私の山愛、あ、山間じゃないよ?からしてみたら、たぶん他の子よりも重い疑問だったと思うよ!」

憧「それは確かに」

玄「シズちゃん以外の子からしてみたら、『8月祝日なかったけど、これでまた増えた!』っていうのが一番だろうね」

憧「そーは言ってもねえ、学生はどのみち8月休みだし」

玄「大人の人は嬉しいものかも」

憧「いやーでも真ん中にポツンとある休みってうまく使えないもんだって、お姉ちゃん言ってた」

玄「連休ではないもんね」

穏乃「休みかどうかはもうこの際いいよ!山に登ろうって日ができたことが素晴らしいんだ!」

憧「熱こもってるなぁ…」

穏乃「というわけで、山の日に山に行こう!」

憧「そう来ると思った…」

穏乃「どうですか玄さん!?山!」

玄「え! や、山かぁ…。うーん…」

憧「私は嫌よ」

穏乃「何で!?山の日なのに山行かないの!?」

憧「どう過ごしたっていいじゃん別に!春とか秋ならいいけど、こんな暑い中行ったら死んじゃうって!」

穏乃「生きて帰れるよ?ほら」

憧「私とシズじゃ比較にならないでしょ!」

穏乃「この時期の良さもあるんだけどなー…。こう、緑が生き生き元気な感じ!」

憧「たぶん足元しか見てないと思うわ…。疲れで」

穏乃「うー…くーろーさーん…」

玄「すぐ帰ってこれるならいいけど、ほら、旅館のこともあるし。お客さんも多いから…」

穏乃「それなら最短20分コースどうですか!?ちょっと崖を越えたりしますけど」

憧「修験者か!そんなの玄に薦めないの!」ポカッ

穏乃「やっぱり?」

玄「あはは…せっかくならゆっくり安全に帰りたいかも」

穏乃「そうですかー…。それじゃあ来年の山の日までにコースを考えときますよ!来年はぜひ空けておいてください!憧も!」

玄「予約されちゃうの!?」

玄(受験シーズンなんだけどな…)アハハ…

憧「何年経っても夏は行かない!!」

穏乃「せっかく山の日なのに~」

憧「そんな律儀にやってたら、勤労感謝の日にシズのお母さんに感謝してお店番代わらなきゃいけなくなるわよ?」

穏乃「そ、それは困る…。というかまた別物だよ!それとこれは!」

玄「海が大好きな人も、シズちゃんみたいに海の日は絶対海!ってなるのかな?」

穏乃「そりゃそうでしょう!広く見たら自然だし、私も海好きです」

憧「結局ただのアウトドア派みたいな」

穏乃「違うよ!山は別格だからね!」

玄「ま、まあシズちゃんのためみたいな日ができて、お休みにもなって良かったよね!」

~阿知賀~

和「穏乃、そのドレッシング取ってくれませんか?」

穏乃「はい」

和「ありがとうございます」

※よく振ってご利用ください

和「…」ジャボジャボ

ドバァ

穏乃「ああああ!何やってんの和ぁ!」

和「それはこっちのセリフですっ!」ベトベト

憧「あーあー…」

玄「拭くもの持ってくるね?」

和「何で蓋を開けたままにしておくんです!?」

穏乃「だ、だってどうせ使うし」

和「渡す時には閉めてください!」

憧「キレイな服なのにねー。ごまドレがぐちゃぐちゃ」

穏乃「ご、ごめんよ」

和「…仕方ないです。次気を付けてください」グスン






憧「あの服どうなった?」

和「…染み落としに出しています」

憧「親に何か言われた?」

和「怒られました」

憧「…ごめん」

和「憧が謝ることではないですよ」

ガチャッ

和「こんにち」

ゲシッ ドバドバ…

穏乃「ああああ!!!私のサイダー!!!」

和「……しーずーのー?」

穏乃「あ、あっ」

和「なぜ蓋のないペットボトルを、入ってすぐのところに置いておくんですか」

穏乃「のどか、か、顔怖いよ」

和「ちゃんとしてくださいっ!!」ドカーン

穏乃「ああああ!!!」ダッ

和「待ちなさいっ」ダッ

憧「…和がいるとツッコまなくていいから楽だなあ」

玄「こんにちは…床びしょびしょ!?」

憧「おはー」

玄「どうしたのこれ!」

憧「穏乃と和がちょっとね」

チョ、チョットハシルノハヤイデスヨ!

ゴ、ゴメン…






~長野~

和「優希、ドレッシングを下さい」

優希「おう!」

和「ありがとうございます」

和「…」クイッ

カチッ

和「ふう」ジャボジャボ

優希「あ、開けっ放しだったじぇ」

和「いえ、大丈夫ですよ」




和「」ガチャ

和「…」シタヲミヤル

蓋なしペットボトル「」

和「…危ない」

和「」つテーブルノウエニ

久「…あ、和来てたの。ってあれ、ここにあった午後ティーは」

和「蹴ってしまいそうだったのでここへ」

久「ああ、ごめんありがと」

和「いえ、大丈夫です」

穏乃「海人って言葉あるじゃん」

憧「沖縄でよく聞くやつね」

穏乃「あの理論で行くと私山人だと思うんだ」

憧「はぁ」

穏乃「何その反応」

憧「無関心を表現したの」

穏乃「ひっどい!」

憧「たぶん山人はもう他の誰かが使ってると思うよ」

穏乃「そっかー……。じゃあ森人でもいいや」

憧「こだわりないの!?」

穏乃「憧のも決めてあげるよ」

憧「えっ」

穏乃「実家神社だしー、神人とか」

憧「現人神!」ガーン

憧「女子高生がそんないい身分になれないって!」

穏乃「でも他に思い付かないからなあ」

憧「…没個性って言いたいわけ?」ムニーッ

穏乃「いひゃいいひゃい!ひょうやないっひぇ!」

ガチャ

灼「…何してるの」

穏乃「あ、灼さんは簡単ですよ!球人!」

灼「状況が読めな…。何のこと?」

憧「みんなに『海人』的な表現をあてはめてってるんです」

灼「あー。なるほどね」

灼「……球人は何か嫌だな」

穏乃「えー?でもボウリングですよね?」

灼「でもって何」

玄「私は?」ヒョコッ

穏乃「あ、こんにちは!」

憧「にゅっと出てきたわね」

玄「えへへ。私は何になる?」

穏乃「玄さんはー。竜人かな」

玄「どらんちゅ!」

灼「玄人とか考えちゃった」

憧「何かかわいくていいなあ。私神だったんだけど」

玄「竜と神どっちがいいんだろうね」

憧「竜人と神人、どっちが上か決めようか…?」ニヤリ

玄「何で?」

憧「神聖さ」

玄「基準が…(笑)」

ガチャ

宥「こんにちは~。何だか楽しそうだね」

灼「こんにちは」

穏乃「海人命名ゲームしてるんですよ!」

宥「海人…?」??

穏乃「今私は山人です」

憧「私神人」

玄「私は竜人!」

灼「…え、私のって球人で確定なの」

宥「…」

宥「何となく分かったかも」ニッコリ

穏乃「さすがです!」

憧「洞察力がすごいわ」

宥「それで、私はどんなのになるかなあ?」

憧「暖人でしょ」

玄「ぬくんちゅ!」

灼「かわい…」

穏乃「宥さんは暖人!」

宥「暖かくていいね」ウフフ

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