かえんだん

タグ:狩宿巴

小蒔「先日面白いものを拝見しまして」

春「はい」

小蒔「神セブンなる団体が存在するそうですね!」

巴「それは団体というかくくりというか…」

小蒔「知っていますよ。女の子のアイドルグループですよね!」

巴「あ、はい」

小蒔「中でも特にふぁんから人気のあるのがその神セブンの方々だとか」

春「そうみたいですね」

小蒔「どんなに神聖な方々なのでしょうか…!お会いしてみたいです!」

巴「いや、神聖かどうかは…。まあそれを差し置いてもたぶん会えないけど」

小蒔「そうなのですか」

巴「あんまり詳しくはないですけど、ああいうのはいつも熱心に応援している人しか会えないんですよ」

小蒔「それはそれは…」

小蒔「で、また話は変わるのですが」

春「はい」

小蒔「私たち霧島神境の女子って、ちょうど7人ですよね!」

春「そうですね」

小蒔「まさに『神セブン』!!」フフン

巴「…あー、正真正銘のですねー…」

小蒔「そこで今回は、アイドルの神セブンの方々もお持ちの『きゃっちふれーず』を考えてみました!」

巴「姫様と六女仙の?」

小蒔「そういうことです!アイドルですよ!」

春「キャッチフレーズだけでは何ともアイドルとは…」

小蒔「誰が1番とかはなしにして、学年順に行きますよ」ワクワク

巴「だいぶ言いたかったんですね?」

小蒔「霞ちゃん!『私は怒りません!優しさであなたを幸せに!永水女子3年、石戸霞です!』」

春「とにかく優しそうですね」

小蒔「実際優しいです」

巴「なーんか違うような気もするけど…」

小蒔「次、巴ちゃん!『フォローはお任せ!クールな仕事をお約束します、永水女子3年、狩宿巴です!』」

巴「プログラマーさんみたいな」

春「企業」

小蒔「次、初美ちゃん!『ダンスと運動大好き!でも1番は麻雀!永水女子3年、薄墨初美です!』」

春「このダンスって」

小蒔「ボゼのです!」

巴「ずいぶんな意訳ですね…」

小蒔「次、私!…は飛ばして」

巴「いやいやいや、聞かせてください?」

小蒔「自分で読み上げるのは恥ずかしいので…」

春「これ作るのは恥ずかしくなかったの」

巴「はるる言い過ぎ!」

小蒔「む、仕方ないですね。…『途中で寝てしまったらごめんなさい、助けてください。永水女子2年、神代小蒔です』」

巴「寝るの前提ですか!」

小蒔「何時間も歌って踊ってしていたら…ねえ?」エヘヘ

巴「ねえ、って」

春「というか歌って踊るんですね」マージャンスルダケカト

小蒔「そうですよ?アイドルですからねっ」

春「…」

小蒔「次はハルですよ!『黒糖大好き!途中で食べてしまっても許してね!永水女子1年、滝見春です!』」

春「そんなキャラじゃないです」

小蒔「そうでしょうか」

春「そうです」

巴「しかも途中で~のくだり引っ張られてますしね」

小蒔「ふふふ、ここはわざとですよ!『てっぱん』というものです」

巴「こなれているところもあるんですね…」

小蒔「次、明星ちゃん!『霞ちゃんは私のいとこ!そして、みんなの妹!永水女子中3年、石戸明星です!』」

春「…おー」

巴「急にぽくなった」

小蒔「みんなの妹というのはかわいいです」

小蒔「ラスト、湧ちゃん!『明星ちゃんとは仲良し!成長期真っ盛りです!永水女子中3年、十曽湧です!』」

巴「元気なテイストですね」

春「成長期なんですか?」

小蒔「中学3年生ですから」

巴「姫様くらいまでは大体成長期では…」

小蒔「と、いうわけで、7人そろって『霧島神境の神セブン』!です!」

小蒔「いかがでしょう!?」

巴「た、楽しかったですよ?アイドルになったみたいで」

春「でも全国では勝てないと思う」ポリポリ

小蒔「そんなっ」

春「巫女服でアイドルやってたらあざといとか思われそう…」

巴「そんなネガティブな」

春「だから、鹿児島ローカルならいいと思う。『○○島出身~』とか付けて」

小蒔「…おお!おお~!」アクシュ

春「わ」アクシュサレル

小蒔「一気に現実味を帯びました!さすがハルですね!」

巴「そうかな…」

小蒔「目指せ鹿児島のご当地アイドル、です!」ドーン

春「ふぁいとです」ポリポリ

小蒔「そうとなれば撮影の手配を」

巴「何を撮るんですか!?」

霞「初美ちゃん」

初美「なんでしょうかー」

霞「右腕のそこ、擦り傷できてるわ」

初美「え、あ、ほんとだ。いつの間に」

霞「痛くなかったの?」

初美「別に何とも。言われて気づきましたー」

霞「どこでやったのかしら?」

初美「うーん……。たぶんアレですね、草むら突っ切って近道した時だと思います」

霞「わんぱくね…」

初美「ちょっと急いでたのでー」



巴「ねえはっちゃん」

初美「はい」

巴「顔の傷、どうしたの?」

初美「へ?傷なんか付いてます?」

巴「ほら、鏡で見てみなよ」

初美「…あら」

巴「気付いてなかったんだ」

初美「こういう謎の傷よく負うんですよー」

巴「怖いよ!」

初美「今日は別に何かしたわけでもないし…何だろう…」

巴「寝てるときにどっかこすったとか」

初美「ですかねー…」

巴「とりあえず絆創膏いる?」

初美「いいですいいですー、そのうち治りますから」

巴「ワイルドだね」

初美「たぶん明日になったら別の傷ができてるし」

巴「…体は大事にしてね」



初美「頭打った…」タンコブ

小蒔「大丈夫ですか!?病院へ!?」

初美「だいじょーぶですよー!!病院は何か怖いので行きたくないですし、そこまでの怪我では」

春「毎週どっか怪我してる」

初美「そんな体弱くないんですけどねー…」

春「どんくさいんじゃ」

初美「何をー!」

小蒔「初美ちゃんは元気いっぱいですから、よく動く分そういう危険性も上がると思いますよ」

初美「そ、そういうことです!」

小蒔「怪我しないためには、お家でのんびりしているのがいいですよ」ゴロン

春「お菓子食べて、ゆるりと」モグモグ

初美「…動かなさすぎも体に悪いと思うけど……」

小蒔「ごちそうさまでした」

初美「誕生日のご飯は豪華でいいですねー」

明星「姫様もご満足いただけたようで」

小蒔「毎年大がかりにやっていただけてほんとにうれしいです!」

霞「それじゃあ催し物やりましょうか」

春「これ、割り箸」

小蒔「?? 何をやるんですか?」

湧「ずばり!王様ゲームならぬ『姫様ゲーム』です!」ドンッ

小蒔「姫様ゲーム…?」

巴「この割り箸をみんな一斉に引いて、赤く塗ってある割り箸を引いた人が『お姫様』ってことで、他の人に命令できるゲームなんです」

初美「命令は名指しじゃなくって番号で言ってもらうんですけどね」

春「違うのゲームの名前だけ」コレデス

小蒔「…なるほど。分かったような分からないような」

明星「言うより慣れろですよ!難しくないですしやってみましょう!」

霞「じゃあ私が割り箸持つわね」バラバラ

霞「はい、ここから引いてね」

巴「姫様、先にひいてもらって」

小蒔「あ、私まだ姫様じゃ」

巴「ああ、そ、そういうことではなくて」

春「ややこし…」

小蒔「ええと、これにします」

霞「みんなも決めて?」

……

霞「それじゃあ行くわね?せーの」

お姫様だーれだ!

小蒔「…あ、赤く塗ってあります!!」

湧「姫様がお姫様ですね」

小蒔「返り咲きですねっ」

初美「これで、姫様が他のメンバーに命令できるんですよー。さあ!」

小蒔「番号で言わなくちゃですよね…。そうですねえ…」

小蒔「2番の人が6番の人のいいところを発表しましょう!」

春(2番)「う」

巴(6番)「わ、私が言われるんだ…。恥ずかしいなぁ…」

霞「お姫様の命令は絶対!よ」ウフフ

春「…わかった。言う」コホン

春「…自分のことだけじゃなくて言われなくても周りのフォローに入ってくれるところ。そんけいです」

春「…//」ポリポリ

巴「あ、あはは、ありがとうはるる…///」

明星「と、こんなようなゲームです」

小蒔「ふむふむ。命令はこういうもので良かったのでしょうか」

湧「誰も傷つかないけどちょっと恥ずかしい具合が絶妙ですよ!」

巴「間をあけずに、どんどん行きましょうどんどん!」

霞「じゃあまた引いてもらえるー?」

……

霞「はい、じゃあ2回目ね。せーの」

お姫様だーれだ!

小蒔「…あれ、また私です」

春「わー」

巴「引き強いですね…」

小蒔「うーんと……。1番の人が6番の人の真似をしましょう!とか…」

霞(1番)「うっ…。6番って誰かしら」

初美(6番)「私ですよー」

霞「…やりづらい」

巴「いろいろかけ離れてますからね」

初美「ほら、私色々あるでしょ!見て見て!」

湧「…それじゃあ、モノマネどうぞ!」

霞『…およぎなら、おまかせですよー』パタパタ

霞「…似てなかったわね、ごめんね初美ちゃん」

初美「そんなおバカみたいな感じかな私」

霞「他意はないのよ他意は」アセアセ

明星「つ、次!次行きましょう!」

………

お姫様だーれだ!

小蒔「4番と5番の人が明日のご飯当番です!」

お姫様だーれだ!

小蒔「7番の人は宿題を手伝ってください…」

お姫様だーれだ!

小蒔「1番の人は、私の頭を撫でてください///」

………

霞「…なんというか」

初美「本物の姫様だとここまで引きが良くなるんですねー」

巴「結局誰もなれなかったねお姫様に」

小蒔「私、今日すごいですー!またお姫様です!」

小蒔「私も高校生じゃないですか」

霞「そうねえ」

小蒔「そろそろ自転車くらい乗れるようになった方がいいと思うのです」

4人「!?」

小蒔「学校の子はみんな乗れますし…」

巴「ど、どうしましょう」ヒソヒソ

春「もし練習中とか怪我でもしたら」ヒソヒソ

霞「大事よ」ヒソヒソ

初美「…何とか諦めてもらわないと…」ヒソヒソ

小蒔「あの」

初美「姫様!自転車に乗れるようになったとして、例えばどこに行くんですかー?」

小蒔「えっ そうですね……。学校?」

春「学校まで自転車だと、私たちみんなで行けない…」

小蒔「あ、確かにそうですね」

霞「やっぱり必要ないんじゃないかしr」

小蒔「それじゃあ街にお買い物に行くときに使います!」

巴「…電車でも何十分もかかるところですよ?」

小蒔「むむむ……」

霞「ほらやっぱり必要ないんじゃ」

小蒔「でも乗りたい…」

霞「うーん…」

初美「行きたいところがあるならワープしてしまえばいいんですよー。ほら」ブゥン

小蒔「そっか…。そうかもしれませんね」

春「こき使ってもらって構わないので」

初美「やるのは私ですからね!?」

巴「…興味が逸れたかな」ヒソヒソ

霞「危ないことはさせられないからね」ヒソヒソ

初美「絶対絶対お笑いが見たいですー!」

巴「漫才見たいよね!」

霞「お笑い番組は先週もずっと見てたでしょう?たまにはグルメな番組も見たいわ」

春「今日和菓子特集がある…」

初美「……この時期は毎回こうなりますねー…」

巴「仕方ないよ、居間に1つだけしかテレビないんだもん」

春「ワンセグで見れば?」

初美「使ったこともない!ちっちゃい画面で1人で見ててもつまんない!」ブー

霞「どちらかが録画して、後から見ればいいんじゃないかしら」

巴「それだったらなおさらグルメ番組を録画すればいいのでは?お笑い番組はライブ感ですよ。ね?」

初美「そーだそーだ」

霞「…余計な進言をしてしまったわ。春ちゃん何かない?」

春「…録画なら録画でも別にいいかも」

霞「あらあら!?」

初美「…仕方がないですね。この場で一番偉い人に決めてもらいましょう。姫様!」

小蒔「はぁい?」

巴(寝てましたね)

初美「姫様は今日の夜、何を見たいですか?テレビ!」

小蒔「今日の夜ですか…?………あ、そういえば」

春「ん」

小蒔「南極の動物たちっていう番組があるんでした。私、それが見たいです!」

初美「えっ」

霞「……新展開ね」

巴「…でも姫様がご覧になりたいのであれば…。ね?」

春「仕方ない…。どっちも録画しておけばいい」

初美「こうして録るだけ録ってみないままにしていくんですよー」

霞「私は見るわよ?お団子特集」

小蒔「しろくま~♪」

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