かえんだん

タグ:真屋由暉子

~割り箸~

揺杏「へー、ユキがコンビニ弁当なんて珍しいじゃん」

由暉子「時間がなかったんです」

揺杏「私は謎肉祭だよ~」ワクワク

由暉子「こないだもカップラーメンじゃなかったですか?」

揺杏「3日目かな」

由暉子「体壊しますよ?」パキッ

由暉子「…」

|¶ ←こんな感じに割れた

揺杏「さすがに明日は別なもん食べるよ」パキッ

||←きれいに割れた

由暉子「割り箸」

揺杏「ん?」

由暉子「きれいに割れるんですね」

揺杏「ユキがぶきっちょさんなんじゃないか?」

由暉子「む 私は普通ですよ」



~古紙縛り~

揺杏「ごみ多すぎね~?日頃から捨てないからさ~」

由暉子「それは5人誰もに言えますからやめましょう」

揺杏「そっすね…」

由暉子「新聞縛らないと、持ってってくれないんでしたっけ」つカミヒモ

揺杏「そう言ってたっけね」

由暉子「」チョキン

由暉子「」グルグル

由暉子「…」

由暉子(あれ、長さが足りない)

揺杏「あーあー、何で先に切っちゃったの!」

由暉子「でも切らないと縛りにくいですし…」

揺杏「ほいっと」グルグルチョキン

揺杏「で、ちょうちょ結び」ピッ

揺杏「ひもの塊からでもちゃんとできるんだよ?」

由暉子「…見事なお手前で」



~裁縫~

揺杏「…」ハリニイトトオス

由暉子「…」トオラナイ

揺杏「…」ハリニイトトオス

由暉子「…」トオラナイ

揺杏「…」ハリニイトトオス

由暉子「…」ヤッパトオラナイ

由暉子「先輩って」

揺杏「はいはい?」

由暉子「適当そうなのに何でそんな器用なんです」

揺杏「そ、そりゃ偏見だろ~!第一そんな器用じゃないし」

由暉子「器用な人は会話しながらでも針に糸を通せますし」

由暉子「不器用な人は集中してても入らないんですよ…」アキラメタ

揺杏「…何かゴメンな」

爽「揺杏はいいよな~、今年流行る前からルーティン持ってんだもんな」

揺杏「トイレで気合入れるやつな」

爽「五郎丸の先駆けだよな」

誓子「なんておこがましい発言」

由暉子「それにルーティンなんて昔からあるんじゃ」

爽「…昨日みんなの分も考えてきたから」シレッ

誓子「スルーしたわ」

由暉子「というよりルーティンいりませんけど」

爽「今より強くなりたくないの!?」

成香「やったから強くなるというものでもないのでは…」

爽「特に成香ちゃん、あなたはメンタルが課題なんだからもっとかなきゃダメよ」

成香「私ですか!?」

爽「決まった形で試合に臨めばメンタルも強くなるって。たぶん」

誓子「プロなら納得できるけど私たち高校生だし…」

成香「ちなみにどういった…?」

爽「対局前には必ずメロンパンを食す」ドン

成香「べ、別にメロンパン好きではないんですが…」

爽「いや、このあと練習で1局打って成香に勝たせてやるからさ、その前にメロンパン食べといて。勝った時のいいイメージをメロンパンに宿すんだ」

揺杏「ヤラセじゃねーか」

爽「でもできなくないだろー?」

成香「…まあ、確かに」

爽「次チカな」

誓子「いらないんだけど…」

爽「チカは会場手前までうさぎ跳びで向かう」

誓子「嫌!そして無理!」

爽「こうさ、これから困難に立ち向かうけど『跳ね返すぞ!』っていう意思を見せるわけ」

誓子「文化部が何でうさぎ跳びよ!運動部でもやってないわよ!」

爽「可能なら対局前は野菜スティックを食べてもらいたいぞ」

誓子「不可能」

由暉子「やたら食べさせますね」

爽「んで、揺杏には引き続きトイレ個室で咆哮してもらうとして」

揺杏「待て待て咆哮はしてない。静かに気を溜めんの」

爽「大差ないよ」

誓子「大差あるよ」

爽「ユキな」

由暉子「はい。衣装着て出てくのではダメなんでしょうか?」

爽「そりゃそれだけじゃ不十分さ。野球選手だってユニフォーム着て終わりじゃないだろ?」

揺杏「そーゆーことか?」

爽「ユキはアイドルだから前口上を文章化してみた」ペラ

由暉子「はぁ」

きゃるーん!!私、真屋由暉子!有珠山高校の1年生!(1回転してダブルピース)
普段は麻雀が大好きな女の子だけど、(背中で手を組んで恥じらうように)
今日はちょっと大胆になっちゃう♡(小ジャンプ)
な、ぜ、な、ら、大事な大事な場面だから!
変身、マジカル雀士ユキコちゃん!(4回転して決めポーズ→これはテキトーに決めて)


由暉子「」ポイッ

爽「ちょい、捨てんな!何がご不満か?」

由暉子「これを毎試合前にやれと」

爽「そう」

由暉子「覚えられませんしそんなに器用じゃないです」

爽「そっかー。もっと簡単にしないとか」

由暉子「まあ簡単にしてもやりませんが」

爽「せっかく考えたのに」チェッ

誓子「せっかくって」

成香「獅子原先輩のはないんですか?」

爽「おーあるよ。全員分だからね」

揺杏「へー。どんなん?」

爽「前の日ライオンキングを見て王になるイメージを膨らませる。当日は力水しか飲まないで、対局前にソーラン節を2分やる」

成香「ええっと」

揺杏「自分のキャラとゲン担ぎとルーティンとごっちゃになってんね」

由暉子「強くなりたいっていうのは何となく伝わります」

爽「これやってたの深夜2時とかだからもう覚えてないんだよね実際」ハハハ

誓子「じゃあルーティンはなしね。やりたかったら五郎丸さんの拝借すれば」

爽「チカちゃん冷たい~…一緒にやろうよ~」ゴロウマルポーズ

誓子「嫌!」

前回のあらすじ:ツムツム。



ー2階・教室ー

爽「おーい!!」

ー校門前ー

誓子「ん、爽?」クルリ

誓子「何ー!?」

爽「えー?チカじゃなくて、呼んだの○○さんだよ!」

誓子「は」

○○さん「なにー、獅子原さーん!?」

爽「ケータイ忘れてってるぞー!!」

○○さん「あっマジじゃん!ありがとー!取り行くわー!」

誓子「///」プルプル

………

………

………

ヅカヅカヅカ

ガラララッ

誓子「さーわーやー!」

爽「な、何だよぅ」

誓子「呼び止めるなら誰を呼んでるのか分かるようにしなさいよ!」

爽「あ、あれはだってチカがかんちが」

誓子「はいぃ?」

爽「いえ何でもありませんハイ」

誓子「赤っ恥よもう!」

爽「それだけチカの生活の中に私が大きなウェートを占めてるってことだな」アハハ

誓子「そんなわけないでしょ!」

爽「私のことばっか考えて電柱ぶつかんなよー」

誓子「アンタはホントに…」イラッ


~部室~

由暉子「放課後校門の近くで絶叫していたのって桧森先輩ですか?」

誓子「な、なぜそれを…。っていうか絶叫はしてない!」

成香「3階にも聞こえてきましたよ」

揺杏「な」

爽「声張り上げすぎなんだよな」

誓子「そこまで大声だった意識なかったわ…///」

揺杏「Twitterの代打くんの奴だろ~」

爽「そうそう」

爽「やっぱ掃除の時間は野球ごっこするに限るな!」

爽「ほら、揺杏ピッチャーやってよ!雑巾丸めて」ポイッ

揺杏「おーけー」

爽「タケダマサルだ(笑)」

爽「じゃあ私はオガサワラー」

揺杏「様になってんね~。いくぞー」ポイッ

爽「らあいっ」ブンッ

揺杏「マジで振り切るのやめてくんね!怖い!」

爽「飛んでくの雑巾だしいいでしょ」

揺杏「ホウキも飛んできそうなの!しかも毛先で雑巾打つって卑怯!」

爽「面の広い特注バットさ!さあもう一球!」

揺杏「第2球ー」ポイッ

爽「ほっ」パスッ

揺杏「当てた!」

ガチャ

誓子「」バフッ

爽「え゙っ」







由暉子「何してるんですか先輩たち」

爽「正座さ」

誓子「ホント信じられない!子どもじゃないんだから!」プンプン

由暉子「何で正座?」

成香「ちかちゃんの顔に雑巾をぶつけたらしいです」

由暉子「直接ですか」

揺杏「んなことしたら極刑だよ!野球ごっこしてたの、ホウキと雑巾で!」

爽「落下地点がちょうどチカの顔面だったのさ」

誓子「全くもう!」

成香「掃除道具で遊んだりしました?ユキちゃん」

由暉子「小学生の低学年のときはやりましたけど…」

爽「へー、意外」

由暉子「ホウキにまたがって魔法使い、とか」

揺杏「マジカル雀士ユキコちゃんか!アリじゃん!」

由暉子「なしです」

揺杏「衣装作るよ」

由暉子「…」←ちょっと気になる

誓子「…」←ちょっと気になる

成香「作れるのがすごいです」ワー

爽「必殺技は何だ?三角巾でペシってやるアレ?」

誓子「あのしなりで攻撃するやつね!」

由暉子「痛いのは嫌いです」

成香「しかも魔法少女なのに物理攻撃…」

爽「…ッもう限界!」ペタン

揺杏「…同じくギブー」ペタン

誓子「ちょっと!全然反省してないでしょう!?」

爽「揺杏ー」

揺杏「何~?」

爽「アレ貸してくんない?」

揺杏「はい」スッ

爽「サンキュー!」カチカチ

揺杏「後ろの消しゴム使うなよ~」

爽「ケチだな」

由暉子「……」



誓子「なるか!アレってどこにやったっけか」

成香「昨日までは棚の上に置いておいたはずですけど…」

誓子「その後よね」

成香「私が使った後は…」

誓子「あ、私だ」

成香「うーん…。あ、本棚にありますよ!」

誓子「ここにしまったんだ私。ありがと!」

成香「教則本ですし本棚が正しい配置ですよね」

由暉子「……」


由暉子(先輩ばかり『こそあど言葉』で通じ合えています。前々からつながりがあるからなのでしょうか)

由暉子(…うらやましい)



~後日~

由暉子「本内先輩」

成香「ユキちゃん、どうかしましたか?」

由暉子「アレが欲しいのですが…」

成香「アレ?」

由暉子「」ジッ

成香「うーん?…あ、アレですか…」

由暉子「」ジッ

成香「ええっとお…」キョロキョロ

由暉子「」ジッ

成香「」ウルウル

揺杏「おっす~……って何やってんの」

成香「ゆ、揺杏ちゃあん…」

由暉子「岩館先輩、アレが欲しいのですが」

揺杏「アレってどれさ」

由暉子「」ジッ

揺杏「うーん…。ごめん、分かんねえや。その名前分かる?」 

由暉子「」ガックリ

由暉子「……はたきです」

揺杏「はたきか!ユキその年ではたきが出てこないのはやばいって~。ちょっと待ってな」アハハ

成香「はたきでしたか…。ごめんなさい分からなくて…」

由暉子「いえ。ちょっとほこりが気になって」

由暉子(まだまだ一緒にいる時間が短かったようですね…) 

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