2011年03月21日

きびしい経済の見通し

ニュージーランド経済の見通しは、カンタベリーにおける2度の地震が甚大な損害を地域と国にもたらすことになったことから2013年まできびしいものとなるという。以下New Zealand Institute of Economic Research's Consensus Forecastからの報告から。

2011年3月四半期の経済成長は0.8%に止まり、2010年12月四半期の2.1%から大きく下回った。180人以上の犠牲者をだした2月の地震の被害は150億NZドルといわれ、これを加味した経済見通しは2012年度当初3.5%成長から2%に修正された。

2度も地震が起こったことからカンタベリーの復興は遅れるものと見られ2013年度の見通しはこれも3.9%成長から2.6%へと訂正された。

日本でも巨大地震が起こりまだ被害の全容がどのくらいのものか見当もつかないが経済成長の足をひっぱることは間違いなく数年間はニュージーランドと同じようにきびしい状態になることだろう。090820-u-1

リトルトン港のタイムボールも被害に遭った  

2011年02月28日

クライストチャーチ大地震再び

昨年9月に地震がクライストチャーチを襲い死者こそ出なかったが大きな被害がでたことは記憶にあたらしい。その後余震が続いていたが、まさか2度も起こるとは誰も想像していなかった。

2月22日(火)午後12時51分にマグネチュード6.3の地震がクライストチャーチで起こったと知ったとき前回よりマグネチュードが小さいので
たいしたことはないだろうとまず思った。

クライストチャーチに住んでいる息子の携帯に直ぐ様子を聞いてみたところ、「今度はかなりやばい、建物があちこちで倒れ火災も起こっている」と返ってきた。とにかく息子の関係者は全員無事であるということで安心したものの、大聖堂も崩れるという被害のニュースを知るにつれクライストチャーチが壊滅状態になっていることがわかった。

震源地が浅くまた近くであったことがマグネチュードの度合い以上の地震になってしまったらしい。測定によると阪神大震災並の揺れの強さであったらしい。このためテレビ局と語学学校があるビルが倒壊し多数の死傷者がでてしまった。今日現在147名の死者が確認され、行方不明者も
50名以上となっている。

とくに日本から語学研修に参加していた28名の安否が不明のままとなっている。天災であるため誰も責められないが、夢をもってニュージーランドにやってきた若者の命060405-ek-4がこんなことで散ってしまうとしたら本当に残念でならない。  

2011年02月09日

予想に反して悪化する失業率

失業率が2010年9月において6.4%であったが、12月において6.8%と悪化している。1年前は7%であって少しましだが、さほど変わらない。前回は雇用関係が改善され景気が良くなってゆくのではと思っていたが、考えが甘かったようだ。このことは経済の専門家にショックを与え、今後どのようになるか五里霧中といったところらしい。

具体的な数字を見ると、2010年12月の時点で差し引き11,000人の雇用が減ったのであるが、雇用の内容において正社員が増加し、パートが減少するということである。かくして失業者がこの四半期で8,000人増え158,000となり、そのうち男性が10,000人職を失い女性が2,000人職を得るという結果となっている。

実体経済のあとから数字が浮かび上がってくる失業率の変動は大変興味深いものがある。Lokun 196

  

2011年01月24日

2050年の経済大国

大手会計監査法人Pricewaterhouse Coopersが発表した「2050年の世界」から経済大国を見てみたい。

まずGDP(国内総生産)の比較から。
2050年の順位は以下の通りで()内は現在の順位である。
1(2)中国
2(4)インド
3(1)アメリカ
4(9)ブラジル
5(3)日本
6(6)ロシア
7(11)メキシコ
8(16)インドネシア
9(5)ドイツ
10(7)イギリス
21(17)オーストラリア
-(60)ニュージーランド

GDPは人口と大いに関係があるのでその数値をあげる。
2050年の順位は以下の通りで()内は現在の数値である。単位:百万人
1657(1173)インド
1304(1330)中国
439(310)アメリカ
313(243)インドネシア
261(201)ブラジル
148(112)メキシコ
109(139)ロシア
94(127)日本
72(82)ドイツ
71(62)イギリス
34 (22) オーストラリア
5 (4) ニュージーランド

アメリカ、中国、インドの上位争いが当分続くことは確かであるが、日本の影がどんどん薄くなってゆくのも時代の流れかも。080702-u-1  

2011年01月10日

新生児の名前

ニュージーランドでは新生児にどのような名前を付けたか昨年の記録を見てみることにする。男児ではLiamがトップで前回6位から急上昇している。Liamというとオアシスのヴォーカリスト、Liam Gallagherや映画「シンドラーのリスト」のLiam Neesonなどが思い浮かぶ。では男児トップ10をあげると、

1位 Liam 374人 
2位 James 333人
3位 Oliver 327人
4位 Jack 325人
5位 William 320人
6位 Joshua 298人
7位 Benjamin 286人
8位 Jacob 285人
9位 Samuel 282人
10位 Lucas 271人

となっている。Jackは前回トップであったが4位に下がっている。

女児ではSophieがトップであり、女優ソフィー・マルソーや哲学小説「ソフィーの世界」などをすぐ連想する。女の子らしく音の響きが良いから人気があるのかもしれない。さて女児のトップ10をあげよう。

1位 Sophie 377人
2位 Olivia 335人
3位 Ruby 322人
4位 Charlotte 305人
5位 Isabella 286人
6位 Lily 281人 
7位 Ella 277人
8位 Chloe 262人
9位 Emily 232人
10位 Emma 228人

どのような基準でこれらの名前が付けられたのか、われわれ日本人にはさっぱり分からない。最近の日本の子供の名前は妙に凝っていて理解不明なものがたくさんある。その点上に挙げた名前は伝統的なものばかりではある。080723-u-1



  

Posted by jmc_u at 12:04TrackBack(0)NZトリビア 

2010年12月22日

クリスマス・シーズン飲み過ぎないでね!

一年も早いもので今年も残すところ10日を切ってしまった。これからクリスマスがあり、年末のカウントダウンが控えている。この時期パーティなどで飲む機会が多くなりつい度を越して二日酔いでぐったりなどとよくあることだ。

ニュージーランドではビールが安いので良く飲まれるが、ワインも種類が豊富で決して高くはない。そこでワインの好みを調べてみると、男性が赤ワインを好む割合が36%と女性の24%を上回っている。白ワインについてみると、女性の50%が好み男性の31%を上回っている。

食事のときにワインを飲むという人は46%を占める。また、輸入もののワインを選ぶよりニュージーランド産のワインを飲むというひとは、66%にものぼるという。好みの種類別でいくと、Sauvignon Blanc, Chardonnay, Merlot, Pinot Noirの順となっている。061114-es-5

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さて、弊社も1月9日までサマーホリデーとなり、ブログもそれまでお休みさせていただきます。読者の皆様どうぞよい年末年始をお過ごしください。
*ブログ編集部一同*  

2010年12月03日

南島で炭鉱事故

11月19日に南島Greymouthから北東40キロにある炭鉱でガス爆発事故が起こったと臨時ニュースが入り野外の施設が焼け焦げている映像が飛び込んできた。坑内作業員29名が閉じ込められている模様であると報じられた。

チリで長期間閉じ込められて全員無事に救出されたニュースは世界的に有名になったが、ニュージーランドでもあのような救出劇が始まるのだろうかと先ず思った。
それから毎日トップニュースで29名の救出策が報道されたが、まだ坑内にガスが充満していて直ぐ救援隊が坑内に入ると二次災害になるということで躊躇していると来る日も来る日も報じられた。

最初に事故が起こってから4日後にも坑内でガス爆発が発生し、29名の生存はないと判断され、坑内作業員の家族や関係者にその旨が伝えられた。事故が起こってから主にオーストラリアの技術者が応援に駆けつけたり、アメリカから坑内探索ロボットを持ってきたりして待機していたが、結局残念な結果に終わってしまった。その後遺体の収容ということになるが、またしてもガス爆発が2回も起こり、危険で坑内に入れない状態になっている。

昨日12月2日にGreymouthで亡くなった29名の慰霊祭が首相や総督を初め全国から約1万人が参列して哀悼の意を捧げられた。いまのところ遺体がいつごろ収容されるのかまったく目途がたっていない。

筆者もニュージーランドにかれこれ20年暮らしているが、その間この炭鉱事故が一番大きな事件であり、その次は今年の9月に起こったクライストチャーチ大地震が2番目の大事件で、3番目は1990年にダニーデンの近郊で起こり「Out of Blue」という映画にもなったライフル銃で村民12名を殺した事件があげられる。つまり今年は大事件がふたつも重なった年として記憶に残ることだろう。Lokun 189  

2010年11月19日

インド人とGold

金1オンスがUS1,343ドルになり、この勢いだと年末にはUS1,500ドルになるのではないかと見られている。経済が不安定になると安全という見地から投資家が金買いに走るのはいつものことである。とくに2007年の金融危機から急激に金の人気が高まった。1999年から見ると金の価格が460%とすごいことになっている。

ところでみなさんインドでは金に対する思い入れが特別高いことを知っているかな?宝石類と一緒に使われる金の量がインドでは世界の4分の1というからすごい!
中国、アメリカ、中東をしのいでいる。

ヒンドゥーの神話によると、金は天地が創造された本源のものであり、マヌの法典にも特別な祝い事や出来事には金のアクセサリーを身に着けねばならないと命じている。結婚、誕生、誕生日祝いなどに。なかでも結婚において金を持参することが一番根強い慣習となっている。インドで作られる金や宝石の50%は結婚のときに使用されるということだ。

金の希少性はみなさんもご存知のとおりで、現在世界で埋蔵されている金は22,000トンといわれている。標準金の延べ棒はLondon Good Delivery Barといって400トロイ・オンスあるいは12.25kgである。

オリンピックの金メダルは1912年までは純金であったが、今はほんの6gの金が使われているだけである。また、毎年70トンの金が歯科医療で使用されている。ところで現在アメリカが一番金を貯蔵しており、次にドイツとIMFとなっている。
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ようやく夏らしくなってきた
  

2010年11月05日

ニュージーランドは住みよいところ

国際的なシンクタンクの調査によると、ニュージーランドが住み良い国世界ランクで第五位であるという。決め手となっている細目のうち教育水準が高いということと、市民的自由が行き渡っていることがあげられる。

世界110の国を対象に経済的要因と幸福度、生活の質、信頼関係、安全などの要因からの総合評価となっている。

それではトップ10の国は以下の通り。

1位 ノルウェー
 
2位 デンマーク

3位 フィンランド

4位 オーストラリア

5位 ニュージーランド

6位 スウェーデン

7位 カナダ

8位 スイス

9位 オランダ

10位 アメリカ

イギリスは13位になっている。


次にボトム5は

106位 ナイジェリア

107位 エチオピア

108位 中央アフリカ

109位 パキスタン

110位 ジンバブエ
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2010年10月22日

ニュージーランド人が好む海外旅行

より多くのニュージーランド人がイギリスやアメリカへホリデーとしての目的地にしている。旅行代理店によると両国に対してNZドルが強いということが大きいそうだ。

最近の実績によると30%も国外旅行者が増えているらしい。この8月だけでみるとアメリカには1800人増え、イギリスには1600人増えている。

なかでも特にニューヨークが人気があり、NZドルが強いこともあって、より長く滞在するとともに、よりレベルの高いホテルに宿泊するという傾向である。

オーストラリアについてみると、1年前では1NZドルがA81セントだったのがA76.3セントになりお得感が薄れてしまい、ひところのようにというわけにはいかなくなっている。

それに引き換え東ヨーロッパ諸国に対してNZドルは俄然強くなっており、旅行代理店もおすすめの地域としている。

ここでこの1年でNZドルがどれほど強くなっているのか、国別に見てみよう。

1.ハンガリー(forint) +12.19%

2.ベトナム(dong) +11.84%

3.クローチア(kuna) +9.08%

4.デンマーク(krone) +8.93%

5.ラトゥビア(lat) +8.50%

6.ユーロゾーン(euro) +8.06%

7.ルーマニア(leu) +8.05%

8.モロッコ(dirham) +7.81%

9.ブルガリア(lev) +7.46%

10.ノールウェイ(krone) +5.88%
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