野崎次郎のボケ作日記

日常生活と現代思想・文学。歴史=物語論

賀春 2015 「革命的な」「自己紹介」

 ご挨拶が遅れました。年末年始はコロンビアにいたためにご無礼をお許しください。今年こそはよい年でありますようにと言いたいところですが、どうも内外の様子を眺めてもあまり期待できそうもないです。せめて悠々自適な研究生活を満喫してこの1年を過ごせればと思っております。
 そんなわけで年末に日本にいなかったので年賀状も出せず失礼いたしました。大掃除もできず、今頃少しずつしている次第です。4月の引っ越し後の本棚、引き出しの整理も少しずつしています。
 そんななか「面白い」「自己紹介」の文章が偶然出てきたのでここに再掲しよう思います。2005年から5年契約で立命館大学外国語教育センター嘱託講師に採用されたときの「研究者データベース基本情報」の「紹介」欄に記載された文章です。もっとも「雇い止め」事件の時には「5年契約」が争点になり、「年契約の4回更新可能」という立命館の主張でした。ただしそれは全面的な争点とならず「セクハラ」がらみの問題にすり替わり、3年で「雇い止め」(解雇)されたわけですが。私は「日本革命」を奉ずる「清廉潔白な労働者」でなかったので立命館には似合わなかったということなのでしょう。

-----引用ここから
■研究主題
フランス・ファシズムと第3共和制
ファシズムをヨーロッパ文明の例外的な「間違い」としてではなく、フランス革命や啓蒙思想の必然的産物としてとらえるゼーフ・ステルネルの「フランス・ファシズム論」を検証する。

■紹介
部類の外国語好きから前例なき移民へ 
 街にとけ込み、校門のない大学にあこがれて、1970年、早稲田大学入学。しかし入学試験はキャンパスが文字通り機動隊に囲まれている中で行われた。試験場に入るには大学職員ではなく機動隊員に受験票を見せる必要があった。これが大学入学時の「原体験」になっているので、大学に籍を置いて「大学解体」や「反体制」を叫ぶ学生や教師たちを信ずることは今もできない。学部の卒業論文は『「マチュウ書試論」と〈転位)について』という題で吉本隆明論(教育学部国語国文学科)。「他者把握の困難」をテーマにし、それが「言語の問題」へと展開していった。早稲田の大学院の修士論文(フランス文学専攻)は、『セミオロジーとグラマトロジー』という題で、ジャック・デリダ論。博士課程になかなか入れず、二浪して入学。アルバイト(塾、出版社、翻訳など)をしながら、3年留年して6年まるまる在籍し、大きく世間から遅れた人生を歩んだ。1987年、博士課程満期退学後、早稲田大学文学部などで非常勤講師(フランス語)をつとめた後、1993年、関西に移住し、神戸女学院大学、立命館大学などでフランス語の非常勤講師をしながら糊口をしのぎ(あ、河合塾で古文も教えたっけ)、2005年から現職。他大学を含めて、「フランス文化史」(フランス・ファシズム論)、「比較文化」(ヨーロッパと移民)、「市民社会論」などの講義科目も担当。
----引用ここまで

今年もよろしくお願い申し上げます。

 

海外旅行中の選挙について

 衆議院が突然、解散された。政権維持のためにだけ現首相が解散権を行使するのは、憲法上問題があり、「大義なき解散」と言われても仕方ないと思うが、解散された以上、「集団的自衛権の行使容認」や「特定秘密保護法」「沖縄基地」「原発再稼働」「消費税」「教育改革」「年金資金の株式投下」などの大きな争点を巡った選挙となるのは明らかだろう。マスメディアは政府とともに争点隠しに邁進するだろうし、「民主党」も争点の明瞭化を避けるかもしれないが、これ以上安倍政権を継続させていては過去の「民主党政権」以上の悪政が続くことは間違いない。戦争で死ぬのは嫌だ。秘密におびえて生活するのは嫌だ。
 私は10月の末から海外に旅行中であるが、解散のニュースを聞き、安倍政権を引きずり下ろせるかもしれない絶好の機会に投票ができないということを、「海外投票」についてネットで調べていて知って愕然とした。私は現在「日本脱出」を模索中であるが、日本が嫌いになったわけではない。ただ現在の日本に絶望しているだけだ。日本を愛していることに変わりはない。現在の政権を変えられるかも知れない機会があれば、積極的に参加したいと思っている。そうなれば日本に居住続けることも選択肢のひとつになりうる。
 「不在者投票」や「期日前投票」は投票が選挙人名簿に登録されている市町村か国内の他の市町村に限られる。新しい住所地に転入してから三ヶ月経っていない場合は旧住所地での投票となる。ところが海外での「在外投票」は海外に三ヶ月以上居住していることが条件で、それに満たない場合はどうなるのか。登録申請は三ヶ月経っていなくてもできるが、登録されるには三ヶ月以上の居住が条件となる。
 三ヶ月に満たない場合は、日本の住居地での選挙となるが、選挙のために帰国するのは現実的でない。国内のいる選挙民には「不在者投票」や「期日前投票」という形で不在でも選挙権行使が保障されているが、海外にいる選挙民には、不在にすると選挙権行使が保障されない。今のようなインターネット時代であれば、選挙民名簿に登録されているか否かの確認はネットですぐに確認できるはずである。何のためのインターネットなのか。何のための在外公館なのか。憤りをどこに向けたらいいのか! 
 
 
 

コロンビア日記2014.11.17Laguna de Guatavita

 17日(月)は祝日で授業がない。下宿先のママさんのおいの運転で朝8時過ぎにママさんと三人で出発。エル・ドラード伝説の残る湖に向かう。2時間ほどかけて入り口に到着した。湖に行くには2時間ほど歩くという説明を受け、ママさんは「私は行かない」と言いだし、一瞬不安になったが、おいの君と二人で行くことになった。
 ガイド付きで説明を聞きながら歩いて行くのだが、道が整備されているとはいえ、急な道を上っていく、さらに海抜3000メートルだから、息は少し苦しくなった。しかし耐えた甲斐があった。
 パノラマ写真で撮った湖の全景。

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 眼下の風景。すばらしいの一言。

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 さらに30分ほど眼下に湖を見ながらゆっくり歩くと出口に向かう。出口には「カフェテリア」があり、チーズに野いちごと蜂蜜をかけたお菓子を食した。美味しい。

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 グアタビータの町のレストランで食べた pargo rojo という魚。赤鯛? 表面を固く焼きすぎているので食べづらかった。ビールはお気に入りの Club Colombian roja です。

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 帰り道に車中から撮ったボゴタの町の様子。

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コロンビア日記2014.11.14Air France

 一週間目の集中授業が終わり、大学内の売店を少し歩いてみたら、小さいのだけど書籍部などもあり哲学コーナーをのぞいたらミシェル・フーコーの本が多かった。なぜだろう、ここはカトリック系の大学なので神学系の本があるのは分かるがなぜフーコー? 興味深い。
 いつものようにママさんと授業終了後の2時にカフェテリアで待ち合わせている。ほぼ定刻にママさんも来たので、一緒に今日の目的地 Air France のボゴタ・オフィスに向かう。帰国便の予約変更のためだ。ママさんとその娘さんたちにクリスマスと年末をコロンビアで過ごすように強く勧められたので滞在延長することにした。予約変更はパリのオフィスまで国際電話しなければならないのかと気が重かったが、ボゴタにもオフィスがあるよと妹さんが教えてくれていたので、帰国日程を詰めた上で行くことにした。
 大学からさらに北の方に行くと Norte (北)と呼ばれる高級住宅街やブランドショップなどが並ぶ町並みが展開する。同じボゴタの町なのかと思えるほどのシックな感じのする界隈であるが、まだ様子もよく分からず iPhone は持って出たものの取り出すタイミングがつかめず写真は撮れなかった。
 エア・フラのオフィスは看板もなく、とあるビルの一角にある。受付できいたら、身分証明書の提出を求められた。さらに指紋も。指紋の登録が終わったらエントランスで指紋チェック。何なんだ、この厳重なチェックはと思いながらエレベーターに乗って4階まで行ったら、Air France / KLM のオフィスがあった。さらに受け付け。待つこと数分、早速案内されて、「フランス語話しますか」と聞いたら "English"とだけ言う。幸いママさんが当然スペイン語を話すので、英語を交ぜながら1月の8日ボゴタ発の便にようやく変更できた。
 懸案事項が解決したので、ほっとした気分で付近を歩いていたら、カフェがあったのでビールを飲んだ。サッカーで「アメリカ対コロンビア」の試合をテレビでやっていた。付近から人が集まり、おまわりさんも混じって観戦している。後半途中で同点に追いつくとアナウンサーも観客も乗りに乗りまくってきた。リードされていたときのしょぼんとした感じとはまるで違う。この乗りの良さは阪神ファンに似ている。結局、最後まだ見てしっかり勝ったがコロンビアファンになっている。

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 バスがなかなか来なかったが、夕食は家近くの日本食レストランに行くことにした。TERIYAKI という名前で美味しいという評判らしい。今日は冷えるので寿司はやめて鉄板焼きにした。とくに「焼きめし」というメニューが美味しかった。がりもたくさん食べたし、チリの赤ワインも美味しかった。
 ワインも含めて 148,593ペソ(約7500円)。スーパーなどで買う食材の安さに比べると高く思えるが、日本での値段に比べれば安いと言える。ともかく美味しかった、文句はない。ママさんはお箸をもらって帰ったようだ。箸の使い方を練習するという。

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トイレの扉がこんな感じ(^-^)

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コロンビア日記2014.11.13Universidad Javeriana

 スペイン語の集中コースの授業が始まって5日が経つ。授業はレベル1で、4名の小さなクラス。みんなよくしゃべるし、先生も情け容赦なくぺらぺらと早口でしゃべるので聞き取るのに必死。それなりに話に「介入」するすべもだんだんと身について、競争して話すようになっている(といいのだが…)。
 通学5日目で油断が出たのか、初めてiPhoneをもって外出したので嬉しくてなのか、バスでぼーっとしていて乗り過ごした。次の停留所から歩いて戻ったが20分も歩かされた。ぎりぎりに授業に間に合い、合間の休み時間に教室からボゴタの市内を望む写真を撮った。この大学は高台にある。

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 合間の休み時間にカフェテリアで並んでいるときに、「質問してもいいですか?」とアジア系の女子学生に話しかけられた。「いいですよ」とスペイン語で答えたが、質問の意味が聞き取れない(当たり前か?)。ぽかーんという顔をしていたら、"Do you speak English ?"と聞いてきたから、"Yes."と答えたら、"Are you a Japanese teacher ?" 聞いてきたら、"No."と答えた。
 しばらく話をして、盛んに日本語の単語を言ってくる。日本語の単語を発音して日本人に聞いてもらえるのが嬉しいようだ。話を聞いているとこの大学には日本語学科があるらしい。あまりに目を輝かしくて話しかけてくるので、まるで恋人に話しかけられているような錯覚に陥ったが、これを勘違いすると悲劇が始まる。注意、注意(笑)。
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