2025年1月1日
いわずもがな元日である。
初日の出を拝んで、
初詣に行って、
弟家族と新年のご挨拶をして、
ほっと一息ついて、
何か映画でもみようかと、
iPadで検索していてこの映画に辿り着いた。
日本のいちばん長い日
https://www.shochiku.co.jp/cinema/lineup/nihonichi/

夢中で見てしまったが
見終わってから考えた。
何故、この映画であったのだろう。
元日のめでたい日であるならば
もっと気軽に楽しめる映画でも
よかったのではないか。
ただ、思い当たる節もある。
年末に見た何かの番組で
昭和天皇役のオファーを
かなり悩んでお受けしたと
本木雅弘さんがおっしゃっていたことが
記憶に残っていた。
この映画のことかと思ったのがきっかけ。
そして、この映画の原作は
ノンフィクション書籍だということに
衝撃を受けた。
玉音放送を阻止しようとする
陸軍将校たちのクーデター。
であれば、戦時中には
軍需理事官を務めていた祖父も
この騒乱のどこかにいたのかもしれない。
伯父は満蒙開拓青少年義勇軍に志願して
16才で満州に渡っている。
きっとソ連軍侵攻の脅威にも
晒されていたことであろう。
彼の地で終戦を迎えたものの
帰国の船にたどり着くことはできなかった。
昨年3月に他界した父は
自らの兄を奪い、父の命を縮めた先の大戦を
最期まで受け入れることはできなかった。
映画のストーリーと
家族の物語が完全に交差した。
戦後70年の2015年に作られた映画に
戦後80年を数える2025年の元日に
出会ったことも必然であったのであろう。
争いは始めることよりも
終わらせることの方がはるかに難しい。
新たな年が穏やかで
平和な年となることを心から祈念する。
いわずもがな元日である。
初日の出を拝んで、
初詣に行って、
弟家族と新年のご挨拶をして、
ほっと一息ついて、
何か映画でもみようかと、
iPadで検索していてこの映画に辿り着いた。
日本のいちばん長い日
https://www.shochiku.co.jp/cinema/lineup/nihonichi/

夢中で見てしまったが
見終わってから考えた。
何故、この映画であったのだろう。
元日のめでたい日であるならば
もっと気軽に楽しめる映画でも
よかったのではないか。
ただ、思い当たる節もある。
年末に見た何かの番組で
昭和天皇役のオファーを
かなり悩んでお受けしたと
本木雅弘さんがおっしゃっていたことが
記憶に残っていた。
この映画のことかと思ったのがきっかけ。
そして、この映画の原作は
ノンフィクション書籍だということに
衝撃を受けた。
玉音放送を阻止しようとする
陸軍将校たちのクーデター。
であれば、戦時中には
軍需理事官を務めていた祖父も
この騒乱のどこかにいたのかもしれない。
伯父は満蒙開拓青少年義勇軍に志願して
16才で満州に渡っている。
きっとソ連軍侵攻の脅威にも
晒されていたことであろう。
彼の地で終戦を迎えたものの
帰国の船にたどり着くことはできなかった。
昨年3月に他界した父は
自らの兄を奪い、父の命を縮めた先の大戦を
最期まで受け入れることはできなかった。
映画のストーリーと
家族の物語が完全に交差した。
戦後70年の2015年に作られた映画に
戦後80年を数える2025年の元日に
出会ったことも必然であったのであろう。
争いは始めることよりも
終わらせることの方がはるかに難しい。
新たな年が穏やかで
平和な年となることを心から祈念する。