■はじめに
こちらの記事を見ている方は少なからず、ゲームプランニングに興味がある方だと思います。
私は4年以上、「家庭ゲーム機用」から「スマートフォンアプリ」まで様々なプロジェクトに携わってきました。
開発なども一部行いますが、区分的にはゲームプランナーという職種になります。
ゲーム以外でも関連するのですが、プロジェクトには必ず企画書というものがあります。
最近ではガチガチのを書かない現場も増えてきました。
ただ、それはガチガチのも書けるけど要点だけ洗いだした方が、チームメンバーに伝えやすいからという流れもあります。
今ではある程度、マシに企画書をかけるようになってきましたが、下のことを学生の時に知っておきたかったです。
日本で販売している、ゲームプランニングに関する書籍に関しては全て目を通しましたが、下記を読めば誰でもプランニングの先生になれます。
「企画書」と「仕様書」の違いといった基礎的なことや、「プランナーがなぜ必要なのか?」といった根本的なことまで記載してあります。
ここまでわかりやすく書いてある本も中々ありません。
■ 企画書に大事な3つの要素
企画書に大事なのはたった3つの要素だけなのです。
これが書いてあるだけで、チーム員にも内容が伝わり、面白いものが作れる確率があがります。
これが書いてあるだけで、チーム員にも内容が伝わり、面白いものが作れる確率があがります。
①企画の概要
一言で言うとどういったゲームなのか?ということです。
このゲームの売りが伝わるとベストです。
このゲームの売りが伝わるとベストです。
②ゲームのルール
「そのゲームはどうやって遊ぶのか?」、「勝敗はどうやって決まるのか?」 が必要です。
これが決まってものは企画とは言えません。
「そのゲームはどうやって遊ぶのか?」、「勝敗はどうやって決まるのか?」 が必要です。
これが決まってものは企画とは言えません。
③収益案(マネタイズ方法)について
制作して終わりというわけではありません。
リリースして、「どうやってお金を稼ぐのか?」「その後、どのような展開が望めるのか?」などの情報が必要です。
制作費が大体100万円かかるのに、50万しか利益が出ないのだと、そのプロジェクトはやる意味がありませんよね?
現場では人日(にんにち)、人月(にんげつ)という単位を使い見積もりを出します。
人日・・・1人日8時間
人月・・・1人月で20人日のこと
制作費が大体100万円かかるのに、50万しか利益が出ないのだと、そのプロジェクトはやる意味がありませんよね?
現場では人日(にんにち)、人月(にんげつ)という単位を使い見積もりを出します。
人日・・・1人日8時間
人月・・・1人月で20人日のこと
つまり160時間あるプロジェクトだと「1人月 or 20人日」ということになります。
会社によって人月の単価が変わりますが、まずは50〜60万で見るとよいでしょう。
■企画書に書くこと
・タイトル
・ターゲット層
・プラットフォーム
・概要(一言で言うと?)
・ルール(遊び方)
・システム
・フロー(流れ)
・コンセプト
・収益案
・今後の展開について
99%位、超高確率で黒歴史になります(笑)
コンテンツものなどは書きますが、企画書を読む人は小説が読みたいワケではありません。
まずはどういったゲームなのかを説明しましょう。
勿論ですが、全てを盛り込む必要はありません。
その企画にあったボリュームをつまみ、カスタマイズしていくべきです。
大事なのは読みやすいことです。
■ さいごに
まずは5枚程度の企画書を書いてみて、他人に見せてみるとよいでしょう。
もしオリジナリティがある企画が思い浮かばないなら、「じゃんけん」「トランプの7並べ」といった誰でも知ってる企画書を書いてみるべきです。
(誰もが「遊び方」を知らない前提で書きましょう。)
文字ばかりだと読みにくいですし、画像ばかりだと説明不足になるので、自分なりの丁度良いバランスを探してみましょう。
コメント