城北オラトリオ合唱団

「城北オラトリオ合唱団」は、1980年に私立城北学園高校のOBが中心となって発足した混声合唱団です。同12月22日、第一回演奏会。以降、幅広く参加者を募り、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーベン、ブラームスなど、オーケストラ伴奏の宗教曲を中心に活動。ほぼ一年に一度のペースで演奏会を開催しています。

6/30の練習

一週間ぶりに練習再開です。

 今回は、第2部のbehold the lamb of God…をやった後、第1部を最初からさらっていきました。最後に22曲目と23曲目を「ラ」で軽く流しました。


〇20曲目
 ・前回もあった随所に現れる16分音符、より短く歌っていきたい、
  というのが先生の希望だそうです。ただそうすると、beholdのbe-が
  軽くなってしまうから多分無理?とのこと。


 ・上にも述べましたが、beholdは深くうたう。be-が「びっ」とならぬよう。

 ・Sopの出だしのオクターブ、もっと上を狙って。

 ・18小節めからのSopが長く伸ばすところ、重たくならないように。

 ・22~26小節目あたりからのBas、Sopのレの音と絡むところ、
  ちゃんとSopと音を合わせるように。
  (他にもSopとBasが同じ音で絡むところがあるので注意)

 ・最後の音のソの音は3パート合わせること。

 ・worldのwは柔らかく。


メサイアの歌詞  ≪第1部 11~16曲め≫

今回で第1部の歌詞は最終回となります。


【テキスト】

(11)The people that walked in darkness have seen a great light.
  And they that dwell in the land of the shadow of death, upon them hath the light shined.


(12)For unto us a Child is born, unto us a Son is given, and the government shall be upon His shoulder.
And His Name shall be called "Wonderful Counsellor", "The Mighty God", "The Everlasting Father", "The Prince of Peace".


(13)田園交響曲(器楽のみ)


(14)There were shepherds abiding in the field, keeping watch over their flock by night.
  And lo, the angel of the Lord came upon them, and the glory of the Lord shone round about them, and they were sore afraid.
  And the angel said unto them, "Fear not, for behold, I bring you good tidings of great joy, which shall be to all people."
  For unto you is born this day in the city of Daved a Saviour, which Christ the Lord.
  And suddenly there was with the angel a multitude of the heavenly host praising God, and saying,


(15)"Glory to God in the highest, and peace on earth, good-will towards men."


(16)Rejoice greatly, O daughter of Zion. Shout, O daughter of Jerusalem.
Behold, thy King cometh unto thee; he is the righteous Saviour.


【試訳】


(11)闇の中を歩んでいた民は、巨大な光を見た。
  死の陰の地に住む者達の上に、光が輝いた。


(12)そうして、我らに一人の御子が生まれ、我らに一人の男の子が授かったのである。(世の)統治は彼の肩の上にかかることになるだろう。
 そして彼の名は「奇跡の助言者、強大なる神、永遠の父、平和の君」と呼ばれるだろう。 


(13)田園交響曲(器楽のみ)


(14)野には羊飼い達がいて、夜通し(羊の)群れの世話をしながら住んでいた。
 そして見よ、主の御使が彼らのもとにやって来て、主の栄光が彼らの周りで輝くと、彼らはひどく怖れた。
 すると御使は彼らに言った「恐れることはない。見よ、私は、全ての人々に向けた大層嬉しい知らせを、お前達に持ってきたのだから。
 つまり今日お前達のために、ダビデの町で救世主がお生まれになったのだよ。主キリストである」
 すると突然、天の大軍が現れ、天使とともに神を賛美し、そして言った。 


(15)「いと高き所(天)には神に栄光が、そして地には平和が、人々には善意が」


(16)見よ、汝の王がお前のもとにやって来ている。彼は正しい救い主なのだ。
  大いに喜べ、シオンの娘よ。歓呼せよ、おおエルサレムの娘よ。



【説明】


 11~12曲めは、イエスの生誕シーンです。


 前曲の「闇が地を覆い、ひどい暗黒が民を包むだろう」から設定が続いていて、11曲めで、その闇の中に現れた巨大な光が現れます。それは何か? 新約聖書によれば、イエス生誕の際に星が現れて幼子の上に留まった、という記述があります。つまりこの光は救世主誕生のサインなのかもしれません。そうして、12曲めの「一人の男の子が授かった」という詞に続いていきます。12曲めは第一部の山場となる曲です。


 13~15曲目は、救世主生誕後、天使と羊飼いのやりとりが描かれています。抽象的な歌詞のメサイアにあっては、珍しく具体的なやりとりの描写となっています。


 まず13曲目の田園交響曲は歌詞無しですが、イエスが生誕したエルサレム近郊の町ベツレヘム付近ののどかな風景を表現している、と見なすべきなのでしょう。その田園の地に羊飼い達がいて、そこに天使がやってきて、救世主の生誕を彼らに告げる。更には神の大軍が現れて、キリストを賛美する言葉が合唱で表現されている。ソプラノ⇒合唱の連携が大切な部分ですね。


 なお、「ダビデの町」というのは、ここではイエス生誕の地・ベツレヘムのこと。イスラエル国王ダビデの一族が住んでいた町と言われています。そしてダビデの末裔がイエス、という訳です。


 16曲めでは、羊飼いのみならず対象をイスラエルの民全体に広げ、喜ばしい状況を伝え、大いに喜べ!と叫んでいます。なお、シオンの娘、エルサレムの娘というのは、単に「妙齢の女性」だけでなく、エルサレムの民全体を指す熟語、と考えたほうがよいようです。


【補足】


Glory to Godの部分、これは通常のミサの
 Gloria in excelsis Deo,et in terra pax hominibus, bonae voluntatis
に当たります。


 しかし、これを訳すと「天のいと高きところには神に栄光、地には良き意思の人に平和あれ」となってしまい、上記の英語訳と違っています。どちらが正しいのか?は、多分、ギリシャ語の原文に遡らないと分からないですね。

 でも個人的には、英語訳のほうが好きですね。なんといっても、天・地・人の3要素が並んでいるのが美しい。更にメサイアにおいては、それら3要素に、個別のメロディーが割り当てられている。輝かしい天のメロディー、男声中心のどっしりとした地のメロディー、そして大勢の人が口々に話をしているかのような人のメロディー。奥が深い。


6/16の練習

 今回は、第1部をさらった後、第2部のbehold the lamb of God…を少しやり、その後、his yokeに戻り、練習を終えました。

〇3曲め
 ・And allはアンオーではない。


〇6曲め
 ★メリスマ、各小節の最後16分音符からフレーズが始まる感じで歌う(新たな注意!)
 ・冒頭のソプラノ、高いところ低いところのポジションに気をつける。
 ・バス28小節目のメリスマは適当にならないように。
 ・バス44小節目のマルカート。各音を抜く感じ。


〇19曲目
 ・各パート、テーマのかけあいをしっかりと。
 ・easyのea-は抜く。


〇20曲目
 ★随所に現れる16分音符、より短く歌う。
 ・thatのthaは舌を噛む。


◆その他
 ・入団者2名(ソプラノ、テノール)
 ・来週は練習休みなので間違って来ないように!
 ・次回は、第1部最終曲のHis yoke…から始め、いよいよ第2部に本格的突入のようです。



6/9の練習

 今週は遅くなってしまいましたが、6/9の練習について記します。

 練習の内容は、第一部の各曲を通して歌い、その後、第二部最初の曲 behold the Lamb of Godの音取りおよび歌詞付けです。

 第一部はこれまでの注意事項の復習を行いました。 例えば、以下のこと。

 ・God GloryのGの子音
 ・動詞の活用語尾の-edなどの-eを発音する。
 ・untoの発音
 ・冠詞the や前置詞は強く発音しない(ダという感じで)。theに続くLordは強調する。
 ・6曲目のAnd He shall purifyのアクセントの置き方
 ・6曲目のthe sons of Leviのシンコペーションの歌い方
 ・9曲めのsay unto the city of Judah behold your Godの歌い方
 ・yokeのoは、オウと発音(オーではない)

 第二部は
 ・全体的にマルカート気味に歌う。
 ・16分音符を8分音符に直している箇所があるので注意。
  (基本、thatの16分が8分になっています)
 ・関係代名詞のthatはハッキリと発音してよい(舌もかむ)。
 ・world のorはオー、beholdのoはオウという感じに発音。

【その他】
 ・見学者 ソプラノ・テノール各一名
 ・6/23は練習休みです(間違って来ないように)。
  しばらくは池袋での練習が続きます。


 私事で恐縮ですが、最近、東京西部の山間部で自転車を乗り回すのにハマってしまいました。峠を上るのは疲れるのですが、下りは最高です。久しぶりに運動っぽいことをやっています。

メサイアの歌詞  ≪第1部 7~10曲め≫

 順番が前後しましたが、今回は戻って、第1部の7~10曲め。
 1~3曲が苦境からの解放の預言、4~6曲めが救世主出現の預言。さて7曲めは?

【テキスト】


(7)Behold, a virgin shall conceive, and bear a son, and shall call his name Emmanuel, "God-with-us".


(8~9)O thou that tellest good tidings to Zion, get thee up into the high mountain;
   O thou that tellest good tidings to Jerusalem, lift up thy voice with strength;
   Lift it up, be not afraid; say unto the cities of Judah, "Behold your God!"
   Arise, shine, for thy light is come, and the glory of the Lord is risen upon thee.


(10)For behold, darkness shall cover the earth, and gross darkness the people:
   But the Lord shall arise upon thee, and His glory shall be seen upon thee.
   And the Gentiles shall come to thy light, and kings to the brightness of thy rising.


【試訳】


(7)見よ、一人の乙女が身ごもり男の子を産むだろう。そして彼の名はインマヌエル【神は我々と共に】と呼ばれるだろう。


(8~9)おお、福音をシオンに伝える者よ、高い山に登れ。
  おお、福音をエルサレムに伝える者よ、力強く声をあげよ。
  声をあげよ、恐れるな。ユダの町々に告げよ、「見よあなた達の神だ!」と。
  立ち上がれ!輝け! 汝の光がやってきて、主の栄光が汝の上に昇ってきているのだ。


(10)そして見よ、闇が地を覆い、ひどい暗黒が民を包むだろう。
 しかし、汝の上には主が現れ、また主の栄光が汝の上に見えるだろう。
 そして、諸民族は汝の光のもとに、王達は汝の日の出の輝きのもとにやって来るだろう。


【解説】
 6曲目までで、神により救世主がこの世に遣わされることが述べられましたが、彼が具体的にどのような形で遣わされるのかが7曲め。天から舞い降りてくるのでもなく、虚空からいきなりパッと現れるのでもなく、乙女の腹から赤子として産まれてくることが歌われています(ただしこの段階ではあくまで預言。実際に生まれるのは12曲目)。


 8曲目はアルトソロ、9曲目は合唱ですが、基本、同じ歌詞が用いられています。

 救世主が生まれてくるという預言を受けて、高い山から歓喜の声を挙げよ、という歌ですが、次の用語の意味も知っておいたほうがよいです。


  ・福音…神による救いに関する喜ばしい知らせ(この場合、救世主生誕の預言)


  ・ユダ…イスラエル王国が分裂してできた片割れの国([北]イスラエル王国、[南]ユダ王国)。
      北イスラエルは早々に滅びたので、南ユダが唯一のユダヤ人国家となった。


  ・エルサレム…ユダ王国の首都


  ・シオン…エルサレム神殿のある丘。転じてエルサレム全体のことをも指す。


 イスラエル人の正統国家である「ユダ王国」の首都であるシオン(=エルサレム)の山から、ユダの国全体に対して、恐れ憚ることなく喜びの声を挙げよ。救世主がやってくる、主の栄光がイスラエルの上に昇ってきたのだから、というような意味です。

 最初アルトソロだけで「力強く声を挙げよ」と歌っていますが、その後合唱となるのは、ユダの国全体がアルトの呼びかけに呼応し、Arise!とかBehold your God!と叫んでいる様を表現したのかもしれないですね(私個人の推測ですが)。


 10曲目になると曲は暗転しますが、意味としては前曲から続いています。前曲で述べられた「主の栄光」は、闇の世にあってもエルサレムのもとにあって、諸民族や王の集まる地となるだろう、ということが述べられています。


【補足】
 7曲目で生まれてきた男の子は「インマヌエル」と呼ばれるそうですが、何で「イエス」じゃないの?と、不信心な私は思ってしまいます。

 まあ、旧約聖書の記述を後でキリスト教が再解釈したものなのですから、このような食い違いが出てくるのも仕方無い。インターネットで検索すると、この部分の解釈の仕方が色々と出てきますが、敢えてここでは詳しく述べません。ただイエスキリストが、インマヌエルの意味(God with us)に合致した生涯を送ったのは間違いないです。


城北オラトリオ合唱団のホームページ
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今後、当合唱団の広報は、ホームページを中心に行っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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