城北オラトリオ合唱団

「城北オラトリオ合唱団」は、毎週火曜日、東京・池袋で活動している合唱団です。ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーベン、ブラームスなど、オーケストラ伴奏の宗教曲を中心に、ほぼ一年に一度のペースで演奏会を開催しています。

3/28~4/18の練習

お久しぶりです。

私事になりますが、引越しをしていたため、
練習を休んだり、出席していてもブログまでは手が回らなかったり、と
なかなか忙しい日々を送っていました。
まだ片付けが済んでいない段ボールに囲まれながら、これを書いています。


さてここ数回の練習内容ですが、まず戴冠ミサの音取りは全て完了しています。

また一部の曲にはfp(フォルテピアノ)が頻出しますが、
その歌い方のポイントは次の通りです。

 ・フォルテからピアノになるときはデミネンドで。
 ・ピアノであっても、フォルテのときのエネルギーは持続。
  (音が小さいからといって、エネルギーを感じさせないのはダメなのです)


○Credo
 ・冒頭と曲末のCredoの-re-は巻ける人は巻くこと。ただし巻きの音が長すぎて
  -e-の発音が遅れるのはよくない。
  また、巻けない人も、せめて-re-を-le-と発音するのはダメ。
 ・28小節目あたりの"Deum de Deo"はターラッ、ターラッというノリで。
  スラーに注意。
 ・41小節目、42小節目、Bassの出だしはしっかりと。
 ・65小節目、Crucifixusのfiで伸ばすところ、実は弦楽器がかっこよく
  伴奏している。聞くこと。
 ・114小節目、ソロが終わった後のSopranoとTenorが聞こえない。


○Sanctus
 ・Sanctus,sanctus,sanctus、連続するs、sは2つありながらもつなげること。
 ・Dominus DeusなどのDはしっかりと発音。
  (ちなみにDominusは"主"、Deusは"神"という意味)
 ・11小節目のBassのラ♭の音が下がりきれていない。
 ・23小節目3拍目Altoのシ♭の音をしっかりと。


○Benedistus
 ・in excelsisの-celsisの部分、シェッシッ に聞こえる。
  (シェルスィスと、音を延ばして語末の子音をしっかり歌うこと)。
 ・71小節目の-sisの切り方、指揮を見てしっかりと切りましょう・
 ・同じ話になりますが、曲末の-sisもsの子音が残りすぎる。


○Agnus Dei
 ・曲末のmを延ばしましょう。


演奏会では戴冠ミサの他、もう一曲歌うことになっています。
現在、選曲中みたいですが、どうなることやら…。


3/14、3/21の練習

3/14の分は私が来るのが遅かったのもあって更新をさぼってしまいました。

3/14、3/21と併せて、Credoの音取りまで終わっています。


Credoの注意事項


 ・エの発音が平べったくならないように。

 ・rの発音は、舌を巻いたほうがよいようです。

 ・71小節目のBassは、楽譜にあるのよりオクターブ下で歌って下さい。

 ・82小節目 Et iterumはリエゾンして、エティー…とします。

 ・91小節目、男声の出だしはハッキリと。

 ・ecclesiamのsiは少し濁って「ズィ」のようにする。

 ・118小節目のTenorのタイを意識して歌う。
  (他パートにも似たような部分があったと思います。
   この手のタイのことを繋留音といい、対位法で有名なテクニックです)

 ・128小節目のAltoはしっかりと欲しい。

 ・122小節目2拍目-rum、148小節目1拍目など、四分音符を保って歌う。
  (フレーズ区切りに来てブレスの仕方に気をつけないと、音が短く切れてしまう)


次回はSanctusの全曲を音取りする予定だそうです。



3/7の練習

今回は、Credoの前回以前の復習を主に、若干の音取り(72小節めまで)を行っています。

にしても風邪やインフルでダウンの人が多い。
ソプラノ以外は誰かしら風邪で休んでいました。


それはともかくとして…

・イやエの発音が平べった過ぎるそうです。
 もともと平べったいこれらの母音、気を抜くと余計に平べったくなり、
 かなり幼く聞こえるので注意といったところです。

 例えば、veroのve-とか、visibiliumの-vi-などです。


・40小節目以降、per quem omniaの-m o-あはリエゾンで。
 つまり、ペル クェモーニアで歌う、ということです。

・44小節目の1拍めでTenorが単独でQuiで出るところはハッキリと。



この曲の和声分析を少しやっていますが、結構、手こずります。
モーツアルトのミサ曲としては、かなり冒険的な和声が多いように思います。
(同じ時代に書かれたK337のCredoなどは単純明快な和声です)


ザルツブルク時代のミサ曲の中で、この曲だけが異例に評価が高いですが、
このような意欲的な試みが曲の響きに与える影響は、決して小さくはないのでしょう。


2/28の練習

今回はCredoの57小節目まで音をとりました。

特に大きな注意点は無かったと思いますが、次のことを心がけましょう。
 ・発音が平たくならないよう、口を縦に(オの形で)開くこと
 ・他のパートの音を聞くこと。


Credoは「私は信じる」という意味。クレジットカードの"credit"と同じ語源ですね。
Credoと歌ったあと、「私が信じている人・出来事」などが
延々と述べられている訳です。


今日は短いですが、ここまで。


2/14の練習


今回は、Gloriaの残り、およびCredoの23小節めまで音をとりました。

○全体的な話
 ・語尾の子音を早く発音し過ぎない。
  例えば、eleisonの-sonは、ソーン。ソンッではない。
  -usで終わる語は、ウース。ウスッではない。
  Amenも、メーン。メンッではない。


○Kyrie
 ・KyrieのKyは深く発音。

 ・25小節目のAltoの八分音符のe-は、言い直す。


〇Gloria
 ・gloria、gratias等のgは鼻濁音にしない。
 ・157~158小節め、Jesu, Jesuとある部分、カンマを意識しろ(言い直す)。
 ・167小節目 16分のinははねない。すなわち、イッではなく、イン。
 ・ラスト(195小節目以降)のバスは、深く響かせろ。


○Credo
 ・14小節目の4拍目、女声と男声でリズムが異なるので、しっかりと歌い分ける。
 ・5小節目以降のin unumはリエゾン。イヌーヌム。
  19小節目以降のet in unumもリエゾン。エーティーヌーヌム。
 ・21小節目Bassのfpのpは、2拍目と4拍目で。



★★★注意★★★

来週の練習はありません。間違って来ないで下さい!


ラテン語の発音について

 ローマ字はラテン語の表記のために考案されたシステムなので、
 ミサ曲のラテン語も基本、ローマ字として読めばよいです。
 古典ラテン語の教科書なんかでは、発音の解説はローマ字読みそのままですし。


 ただ、ローマ字の成立は紀元前なので、2000年以上の間に、
 口語の方がなまっていき、表記との齟齬が生じているのです。
 各国によってなまり方は違いますが、教会ラテン語の場合、
 ローマ教会の存在するイタリアでの読み方に準じることが多いです。


 注意すべき発音を思いつく限り挙げてみます。


 ・ae、oeは「エ」と読む(大昔はアエ、オエと読んでいたが廃れた)。

 ・ca、ci、cu、ce、coは、カ、「チ」、ク、「チェ」、コと読む。

 ・ga、gi、gu、ge、goは、ガ、「ジ」、グ、「ジェ」、ゴと読む。gは鼻濁音はNG。

 ・sca、sci、scu、sce、scoはスカ、「シ」、スク、「シェ」、スコと読む。

 ・sは基本、サ行で読む場合が、ザ行で読む場合がある
   ※mi-se-rereはゼ、Je-susはイェズス等。規則を知るよりも個別に覚える方が早い
   ※siは「シ」となりやすいので注意。「スィ」です。

 ・gna、gnu、などはニャ、ニュと読む。

 ・tiは、ある規則に従って、ティと読む場合とツィと読む場合がある。
   ※gra-ti-asはツィ。これも個別に覚える方が早い

 ・jはヤ行

 ・hは基本的に発音しない(ただし、pheなどはpeから発音が変わってフェと読む)

 ・qua、qui、que、quoはクァ、クィ、クェ、クォと読む。

 ・k,c,qはどれもカ行音だが、kは子音を奥から、qは子音を前方に出す。cはその中間。


 面倒臭そうに見えますが、中国語に比べれば全く大したことありません。
 歌詞は決まっているのですから、何度も歌ってるうちに慣れます。


 それより注意すべきなのは母音の発音です。実は自分も上手くありません。


 ラテン語は日本語と同じアイウエオの体系なので、日本語と全く同じアイウエオで
 歌っていると、どうも平べったく聞こえてしまう。
 丁度、日本人が日本語的な発音で英語を話しているような。
 それは、日本語の母音が、一般的な欧米語の母音よりも口が広いからです。
 
 まぁ、英語は通じさえすればよいのですが、ミサ曲を芸術として歌う場合は、
 なるべく近い発音で歌いたいものです。


 そこで、ラテン語の場合、口の開きを若干狭く、深い発音にするとよいです。
 発生練習のとき、オア、オイ、オウ、オエという発音で発声しています。
 それは、オの口の開きや発音の深さがラテン語にはちょうど良いからです。
 オの口の開きは縦長ですが、ア、イ、ウ、エもオみたいに
 縦の開きを感じながら発音しましょう。
 特にウは、ちょっと意識して口をすぼめるぐらいがいいのかもですね。


2/7の練習


今回は、Kyrieの復習、および、Gloriaの音取りをしました(154小節目まで)。

強弱記号について注意がありました。楽譜との差分を示すと…。

 ・Kyrie 22、23小節目のfpはロマン派以降的なfpではなく、デミネンドで。
 ・Gloria 78、96、135、139小節目はfで開始。
  同様に113~115小節目以降の各パートもfで。


言葉の発音についての注意もありましたが、これは私の方で大幅に補足し、
別記事として書きます。

次回の練習は芸術劇場の地下になります。
その次の2/21は休みですので、間違って来ないように。

1/31の練習

演奏会明け最初の練習です。
普段の日々が戻ってきた、という感じでしょうか。


いくらメサイアがよい曲だからといって長い期間歌い続けるのは、
少し苦痛なところもありますね。

だから戴冠ミサの新鮮なこと!


今日はKyrieを一通り終えました。


Kyrieは単純な曲です。音取りもあっという間に終わりました。

和声の交替するスパンが原則2~4小節単位と長いため、
合唱の各パートも、同じ音をかなり長く保持することになります。
メサイアみたいに、タカタカタカタカ…と16分音符で細かく刻む
のとは全く異なる発想です。
だからこそ、たまに現れる跳躍音程が引き立つ。


多分ですが、バロックが飽きられて古典期に移るとき(18世紀中盤)、
このように単純な動きをする音楽が、新鮮に感じられたのでしょう。


○合唱部分は一小節8つに振ります(8分音符1つが1拍扱い)。


○Kyrieの-eは、上からとらないと音程が下がります。


○eleisonの-leisonですが、レーイーソンではなく、レーーイソンです。
 (わかるかな? -i-は-sonにくっつけて発音です)
 ただし、24、25小節のように、-i-だけで8分音符一つが割り当てられて
 いる場合は、楽譜通りに歌います。


○27、29小節めのBass、3拍目のオクターブ下がるところは、しっかり刻む。



練習1時間の後、団員総会が行われ、会計報告等が行われました。
団長、副団長、会計の方、その他、普段の運営や演奏会へご尽力頂いた方、
本当にありがとうございました。


次回はGloriaをやるそうです。


あと、以前の演奏会で、戴冠を歌ったときの楽譜、
今回も使える場合とそうでない場合がありますので、
使いたいと思っている人は確認してください。

★ちなみに、私がクラッシクの合唱を始めたとき、最初に歌ったのが戴冠でした。
 大学一年のときで、もうだいぶ前になります。
 そのときの楽譜がまだありますが、かなりボロボロ、
 さすがにこれは使えないな、と思って、おとなしく新しい楽譜を受け取りました。









第34回演奏会の合唱部分抜粋をyoutubeに!!

昨日の演奏会、合唱部分の抜粋だけですが、youtubeにアップしましたよ。

 

なお、この録音は舞台袖での録音ですし、機材もipadだし、ファイルを圧縮しているので、
最適な音質ではありません。

全曲を、最適の場所・最適の機材・圧縮無しで録音したものについては、
演奏会CDがそのうち案内があると思います。

(このyotubeを聞いたから、演奏会CDは買わない、とは言わないでください)

第34回演奏会お疲れ様でした!

(会場がとれずに)二年越しに及んだメサイアの練習、とうとう昨日が本番でしたね。

今、私のipadで行った録音を聞いていますが、
「ウチってこんなにうまかったっけ?」
と感じでしまう程、よい演奏です。


合唱団の力だけでなく、指揮者の松井先生、練習ピアノを担当して下さった
半田先生・大園先生、私達のためにかけつけて下さったオケの皆様、
また当日の裏方の方々のお力あってのことだと思います。

本当にありがとうございました。


一週おいて、次回の練習は1月31日、いつも通りです。

「戴冠ミサ」をやるそうです。

もちろん、次回の演奏会は戴冠ミサだけでなく、もう一曲選定中です。


ゲネプロの様子

IMG_0137-s

本番前の(軽く)発声練習

IMG_0146-s


舞台登場前の緊張(?)の一瞬

IMG_0151-s

城北オラトリオ合唱団のホームページ
城北オラトリオ合唱団のホームページはこちら!
 ↓
城北オラトリオ合唱団のホームページ

合唱団の紹介、団員募集、活動予定などは、ホームページをご覧下さい!



練習日程表
練習日程は次のページをご覧ください
活動予定

にほんブログ村
  • ライブドアブログ