2011年04月04日
ローズルーム大阪
北新地の一流店で
更に磨きをかける
ローズルーム大阪
猪野 裕介さん(33才)
「鉄板焼はお客様一組に対して焼き手が一人。この距離の近さとパフォーマンスが、普通のレストランにはない魅力です」と話してくれた猪野さん。調理師専門学校を卒業後、一流ホテルにて5年間、和食を経験。その後、創作料理店を経て、前々から憧れていた鉄板焼の世界へ入った。
以前勤めていたのは、京都郊外のステーキハウス。オープニングスタッフとして開店に立会い、6年間みっちり修業を積んだ。「店長として店を切り盛りする中で、さらにサービスへの興味も深まりました」と、猛勉強の末ソムリエ資格を取得した。
しかし昨年、勤務先の店舗があえなく閉店。そして本誌の求人で出会ったのが、現在の職場、ローズルーム大阪だった。「やはり、自分の経験を生かせる職場で働きたいと思いました。北新地という立地で単価も高く、自分を高めるには最高の店。緊張しながらも、面接を申し込みました。」
面接は支配人である松井氏が担当。猪野さんの緊張をほぐすように、笑顔でフランクに対応してくれ「とてもリラックスして話すことができました」と、すぐに入店を決意。この1月から晴れて、ローズルーム大阪のスタッフとなった。
「まず、扱っている食材が素晴らしい。肉だけでなく、魚介や野菜まで厳選された逸品を使っています。」以前の勤務先はファミリー層が多く、ハンバーグやお子様ランチなども提供していたが、ここでは舌の肥えたアッパー層のお客が主流。求められるグレードもおのずと高くなり、一つひとつ応えていくことが勉強だと猪野さんは語る。「決して今までもサービスをおろそかにしていたというわけではないのですが、この店では一組のお客様に対して求められるサービスの濃さが、格段に違います」と、気を引き締める。
ソムリエとしても、とても恵まれた環境だ。セラーにはずらりと並んだワイン。「びっくりするような銘柄もあり、実際に扱えることがとても嬉しいです」と、松井支配人のアドバイスを受けながら、知識を深めている。「以前は自分が店長として指示を出す立場でしたが、今は学ぶことが多くてとても新鮮です。」 扱ったことのない素材であっても、先輩達が丁寧に教えてくれる。料理もサービスも、一流の技を会得する日々だ。
入店して約2ヶ月。ようやくお店にも慣れ、仕事の流れが見えてきたという猪野さん。お店のスタイルをしっかりと覚えた上で、今後はお客様が求めていることにいち早く気付き、自分のカラーも出していきたいとのこと。「このお店では、お客様が焼き手を指名することができます。自分も早く、指名を頂けるようになることが、目下の目標です!」。
[支配人 松井 慎治さん] より一言
鉄板焼の焼き手は、料理人でありながらサービスマン。常に2本のアンテナを立て、エンターテイナーでなければいけません。猪野君はソムリエの資格も持っており、サービスにも磨きをかけている人。当店は彼が活躍するにふさわしい場だと思います。
■ローズルーム大阪
電話:06-6345-7337
住所:大阪市北区曽根崎新地1-1-16
クリスタルコートビル2F
営業時間:17:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日:無休
交通:JR東西線「北新地駅」徒歩5分
各線「淀屋橋駅」徒歩10分
■リゾートトラスト株式会社
http://www.resorttrust.co.jp/