2013年01月23日

株式会社Kaya Group

開拓時代_ロゴ



手間を惜しまず、人を大切にし、
皆で穏やかな幸せを分かち合う。
古き良き日本文化を受け継いでいく

「海鮮居酒屋 三ノ宮産直市場」など、直営、FCを含めて8店舗を展開する株式会社Kaya Group。創業からわずか3年あまりという短期間で、お客様、取引先、そして従業員と、関わる人達から大きな信頼を集めている。
その原動力となる独自の思いについて、代表取締役社長の小山裕氏に伺った。

440kaya_main株式会社Kaya Group
代表取締役社長
小山 裕氏(38才)

高校を卒業後、大手メーカーに勤務。そのかたわら音楽活動を行い、2000年にプロデビュー。2003年から飲食業界に携わり、2009年、株式会社Kaya Group設立。現在も老人ホームなどへ慰問した際、演奏を行なっている。


きちんとした料理を適正価格で
提供することで、文化を継承
 大手飲食チェーンのFC加盟店で飲食業界のキャリアをスタートした小山氏。勤務するお店を前例のない大繁盛店へと導き、その手腕を買われて別業態の外食チェーンに転職。スーパーバイザーや新業態の立ち上げ責任者として活躍してきた。いわば小山氏は、FCやチェーン店を知り尽くした存在だ。しかし独立して自らの思いを託した株式会社KayaGroupは、それとはまったく逆の道を歩む。
 「この会社で実現したいことは、高度成長期のような、温かみと活気がある古き良き日本文化を次世代へと継承することです。そのためのアプローチとして、アメリカが発祥のチェーンストア理論はそぐわない。むしろ、昔の商店街のような姿こそ理想形です。」
 小山氏の考えはこうだ。例えば魚介類なら、冷凍品が世界各地から安く輸入されている。それをセントラルキッチンで加工し、店舗では盛り付け程度でお客様へ提供することができる。チェーンストア理論ではそれが効率的とされ、また、低価格で提供できることが顧客ニーズを満たしているとされる。しかし、その日の朝に水揚げされ、漁港や市場から直送された食材に比べて、味は敵いようがない。結果、魚嫌いの人が増える。それは外食産業にとって、将来の顧客を失うことを意味する。また、手間をかけない調理は、料理人から腕を磨く機会を奪ってしまう。そのため、長い歴史で培われた和食の技術が途絶えてしまい、世界が評価する日本の食文化を失うことに繋がる。
 「これは外食産業全体の問題なんです。短期的な利益を追うあまり、将来の財産を自ら捨ててしまっている。当社でやっていること全ては、そんな世の中の流れに風穴を開けるためのもの。飲食業を通して、素晴らしい日本文化や日本人の心を子供達にバトンタッチしたいんです。」
 だからこそ同社では、料理は全て各店舗で行う。調理スタッフはもちろんのこと、ホールスタッフもメニューや食材について深い知識を持ち、お客様へ説明をすることができる。手間がかかっている分、単価は高くなりがちだが値引きは行わない。それだけの価値がある「適正価格」だからだ。不景気と相まって低価格業態が全盛の現代だが、むしろ、同社の考えに共感してくれる人は多いという。それはお客様だけでなく、取引先や従業員も同じだ。創業わずか3年あまりで8店舗という結果は、その証しだといえる。

440kaya_sub人材育成の場として
新店舗・新業態を展開

 ここで1つの疑問が持ち上がる。同社が展開する8店舗のうち、FCが5店舗あるのだ。その事情の1つは、創業当初、同社のもとに「業績不振の店を手伝ってもらいたい」という依頼が数多く寄せられたこと。これに応えるかたちでコンサルティングなどを行った店舗が、FC加盟店というスタイルになったのだ。そしてもう1つの事情が、先に述べた同社への共感だ。
 「私達の思いに共感してくれ、ぜひ一緒にやりたいと言ってくれるお店が加盟店になっています。ですから、呼び方こそFCですが、いわゆるFC的な効率重視の運営は一切行なっていません。今後も、こちらから積極的に動いてFC店舗を増やそうという思いはありません。」
 また、直営店の多店舗化や新業態の開発についても独自の考えを貫く。同社にとって多店舗化は、人材育成の一環なのだ。頑張った人にふさわしいポジションを用意し、更なる成長を促すためには、新店舗という「舞台」が必要。その目的のために出店を行う。新業態も同様だ。
 「私達の原点にして追い求め続ける業態は、和食です。ただ、和食店で店長や料理長を務めるには、相当なレベルのスキルと知識が必要。そこまで達すにはかなりの時間がかかります。そこで、成長プロセスにあわせたステージとして、別業態を活用するのです。」
 同社の和食業態では、メニュー数が400に及ぶ。それらを全て理解しないことには、店長や料理長にはなれない。対する韓国料理業態では、メニュー数は約半分。開発を具体的に検討しているバル業態は、さらにその半分だ。バル、韓国料理、そして和食と段階的に成長できる舞台を整えようというのが、同社の新業態への考え方だ。

価値観を共有できる人と
ともに世界を目指していく

 同社の企業理念は、「いつまで経っても夢の大きな小さな会社である」という言葉で締めくくられている。大きな夢とは、日本文化を継承していくこと。では、小さな会社が意味することとは?
 「1つは、いわゆるFC的な手法を用いた規模拡大を目指さないことです。もう1つは、その結果でもあり理由でもあるのですが、価値観を共有した集団でいようという意味です。」
 価値観が入り乱れてしまうと、「大きな夢」の実現などおぼつかない。それならば、同じ価値観を持った「小さな会社」でいることが夢を実現する道だ、というのが同社の考え方だ。また、異なる価値観がぶつかり合うことが、あらゆる働きにくさ、生きにくさの根源だとも考えている。
 「どうせなら、楽しく、気持よく毎日を生きていきたいですよね。小さくても価値観を共有した集団であれば、それが可能になるんです。」
 同社が見つめる大きな夢。それは、世界へと日本文化を発信していくことでもある。「私達の思いに共感してくれる人と一緒に世界を目指したいです。技術や知識は学んで身につけることができます。大切なのは、他者を思いやり、感謝の気持ちを忘れないという心です。でもそれも、心がけ次第で変えていくことができる。私達と一緒に、日本人らしい幸せを実現し、それを未来へと受け継いで行きましょう。」


440kaya_gaikan■企業プロフィール
2009年設立。当初はコンサルティング業務を中心に活動し、FC店舗の企画や運営サポートを行う。2010年、初の直営店となる「三ノ宮産直市場」をオープン。現在、神戸、大阪、京都で合計8店舗を展開。デイサービスなどの介護事業も行なっている。




■株式会社Kaya Groupの展開ブランド
・海鮮居酒屋 三ノ宮産直市場 ・スンドゥブとサムギョプサルのお店 韓辛DELI
お問い合わせ:078-321-1065(本社)

「グルメキャリー2013年1月24日号」掲載





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編集:グルメキャリー   

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