2014年03月24日

トラオム株式会社 <開拓時代>

開拓時代_ロゴ




目標は店舗数・売上規模の倍増
新たな挑戦が幕を開ける

焼鳥チェーン「鳥貴族」有数のFC加盟企業として、関西はもとより関東でも積極的な店舗展開を行うトラオム株式会社。自社ブランドの直営店も含めると、店舗数は75にも及ぶ。そして見つめる、次なるステージへの飛躍。
代表取締役の堀江新一氏に、将来構想と実現への取り組みを伺った。

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トラオム株式会社
代表取締役
堀江 新一氏(44才)
パチンコ玉製造業で工場長などを務めた後、28才のときに独立。「鳥貴族 千躰店」をオープンする。自らを「戦略を考えることが好きな性格」と語り、中でも、「二者択一ではなく、両方のいいところを共存させる方法を考えることが好き」。現在は部下に権限を大幅に委譲し、「ものごとの優先順位付けと最終ジャッジが主な仕事」とのこと。


理念の浸透を根底に据えながら、
教育の拡充で成長を目指す
 全国に店舗を展開する「じゃんぼ焼鳥 鳥貴族」。その発展を語るうえで欠かせない存在が、トラオム株式会社だ。FC加盟店によって運営されている鳥貴族は160店あまり。その3分の1近くを同社の店舗がしめている。大阪・住吉区でオープンした1軒の焼鳥店は、創業から15年あまりを経て75店舗・売上高50億円という企業へ成長した。そして今、150店舗・売上高100億円という次なる目標を掲げている。
 「ちょうど現在の企業規模の2倍です。今年を含め、4年間での達成を目指しています。」この目標に向け、今年は12店舗を新規出店する予定だ。
 「ただ、現在の当社の姿そのままで目標が達成できるとは考えていません。店舗数が増えて企業規模が拡大しても、変わることなくお客様に100%満足いただける店作りをするためには、これまで以上の仕組みを整えていかなければなりません。そのための取り組みが今年は本格的にスタートします。」
 堀江氏が言う取り組みの代表例が、教育だ。外部の研修機関と提携し、社員が働きながら継続的にスキルアップを図ることのできる場を設けた。研修中に店舗の人材が手薄になっては本末転倒なので、それを補うための人員確保用の予算も組んだ。また、接客サービスの向上に向けて社内から選抜したメンバーを、「人財指導課」として独立させた。メンバーは店舗へ出向いて指導に専念できる体制を作ったのだ。その他にも、店長研修、衛生研修など、業務内容やテーマごとにさまざまな学びの場を設けた。そして、教育の根幹をなすのが理念研修だ。
 「私たちは、『身近な人を幸せにする』という理念を掲げています。身近な人とは、まずは自分自身のことであり、家族やともに働く仲間のことです。この輪が広がっていくことが、社会貢献につながると考えているのです。では、どうやって身近な人を幸せにするのか?それは、お客様に100%の喜びを提供し、それによって対価を頂くことです。私たちの仕事を評価し、満足して頂いたお客様からのお金ですから、私たち自身も喜んで受け取ることができます。そのお金を使って新たな店を作れば、喜んで頂けるお客様がさらに増える。そんなサイクルを作っていきたいのです。」
 規模の拡大に向かって、仕組みは確かに不可欠だ。しかし、あくまでも仕組みは目標達成の手段だ。仕組みがどれほど優れたものでも、そこに魂がこもっていなければ、無味乾燥なマニュアル化されたサービスや組織運営に陥る危険性がある。そのことを認識しているからこそ、同社は理念の浸透に何よりも注力しているのだ。

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本部とともに業態作りを行い、
「本部を伸ばす」加盟企業に
 成長へ向けて、同社ならではの取り組みも進められている。同社は、FC加盟企業として多数の店舗を運営する中で構築したノウハウを活かし、本部による店作りにも積極的に参画している。「メガフランチャイジー戦略」と呼ばれる取り組みだ。これを、近年新たに参画した業態へも広げているのだ。例えば海鮮業態では、本部が経営する直営店に対して同社が経験豊富なスタッフを派遣し、共同で店作りを行っている。FC加盟店としての費用を払いながら、ノウハウを提供しているのだ。
 「普通はロイヤルティを払う対価としてノウハウをもらうんですから、当社の取り組みは逆ですよね。でも、それでいいんです。世の中には、『もっと多くの人に楽しんでもらいたい』と思える魅力的なお店がたくさんあります。対する私たちには、多店舗展開に必要なオペレーションやコスト管理などのノウハウがあります。両者がタッグを組んで業態をブラッシュアップしていけば、それはお客様の幸せにつながる。その結果として、本部も私たちも発展できるのです。」
 つまりメガフランチャイジー戦略とは、可能性を秘めた業態を発掘し、成長をサポートする戦略とも言えるのだ。堀江氏も、「トラオムのFCは伸びる、トラオムはFCを伸ばせる」と認識され、ブランドとなっていくことを1つの将来像として描いている。

チャンスを創出し続けることで
社長を輩出していきたい
 飛躍に向けた新たな挑戦をスタートさせた同社。店舗数の増加にともなって、当然、人員の拡充が不可欠になる。
 「お客様に喜んでもらえることがうれしい、お客様の笑顔がうれしい。こう感じられることを、当社ではとても重要視しています。感じることは、自分自身の成長の出発点になるからです。」
 企業規模の拡大は、店長をはじめとした新たなポストが生まれることを意味する。チャンスの豊富さは、同社で働くうえでの大きな魅力となるだろう。また人財指導課と同じように、特定の業務に精通した人員を専任スタッフとして登用する取り組みも進んでいる。マネジメント業務でステップアップするだけでなく、「好き」や「得意」を足がかりとしたスペシャリストとしてキャリアを積み重ねていく道も拓けているのだ。
 堀江氏はかつて、「自社から1000万円プレーヤーを誕生させたい」という夢を抱いていた。この夢は現実のものとなり、現在、3人の該当者が存在している。そして今、「社長を輩出したい」という次の夢を描くようになった。
 「のれん分けのような独立支援や、グループ会社化を行って子会社の経営を任せるなど、方法は模索中です。ただ、1人でも多くの社長を輩出していきたいのです。そのチャンスが実際に存在し、スタッフ全員が夢を持って日々の仕事に取り組める会社であり続けることこそ、私の役割だと考えています。」



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■企業プロフィール
1998年、大阪市住吉区に「鳥貴族 千躰店」をオープン。2002年に有限会社トラオムを設立し、2008年には株式会社化。2010年の「鳥貴族 八王子北口店」を皮切りに、関東での出店にも積極的に取り組んでいる。

■トラオム株式会社の展開ブランド
・鳥貴族 ・にっぱち居酒屋 どやどや 
・八代目どやどや ・近江牛ホルモン 二代目次郎 
・イタリアンバル&窯焼きピザ FIVE ・浪花屋 鳥造 
・漁港直送海鮮七輪焼 わい家 ・とらてん 
・海鮮れすとらん 魚輝水産 ・自家製生パスタ専門店 竹井屋 
・魚問屋うおとら ・魚の上よし

お問い合わせ:06-7494-5995(本社)


「グルメキャリー2014年3月13日号」掲載




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