2015年04月13日

トラオム株式会社 【開拓時代】

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成長と共に企業の土台も整備
柔軟な発想で
働きやすい環境作りを目指す


自社業態の開発とFC加盟企業としての展開を2本柱に過去最高益を目指し、成長を続けるトラオム株式会社。
ライフスタイルに合わせて選択できるリージョナル社員制度や、企業内でのキャリアアップ、様々なスタイルの独立制度など多様な戦略をお伺いした。

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トラオム株式会社
取締役
野村 栄一氏(45才)

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PROFILE ●Nomura Eiichi●氏
独立してバーを経営。その後、31才のときにトラオム株式会社に入社。「鳥貴族」の店長などを経て取締役に就任。新業態の開発や人材育成などの業務を担当する。2年前に管理部を統括したことで、会社の成長はその骨組み作りが重要と認識。働きやすい環境作りに奔走している。



FC店から自社開発まで
多様さが成長のカギ

 「私の今年のテーマは、自分が目指すべきもの、志とは何かを探すこと。ビジョンを明確にする1年にしたいです」と語るのは、トラオム株式会社 取締役・野村栄一氏だ。
 同社は、焼鳥チェーン「鳥貴族」のFC加盟企業として1998年に創業し急成長。現在は、自社業態の居酒屋「どやどや」を始め、FC加盟で運営する海鮮レストランの「魚輝水産」、餃子の「杏厨 AN'S KITCHEN」など人気店を多数運営している。
 「これまで、多くのお客様に喜んでいただき成長できたのは、スタッフと心をひとつにしてきたからです。ただ、関西・関東で85店舗に拡大しており、今後は働きやすい環境づくり、強い組織づくりの両輪で進めていく必要があると考えています。」
 そのためには、常に何のためにやるのか、なぜそうするべきなのか、目的を共有し目指していかなければならないという。
 その同社が、近年掲げているテーマは次の5つだ。
1)理念の浸透
2)教育の徹底
3)生産性の向上
4)過去最高益
5)会社のステージアップ
 上位3つは、これまでの取り組みを定着させるべくさらに深めていく段階だ。例えば、生産性の向上では、昨年前半の展開で多少反省が残ったという。「店舗数が伸びたことで、各自がオールマイティに担当するだけでは効率化をはかれないとわかりました。そのため、本部の管理面を強化し専門のスタッフを配置したのです。」この取り組みで、後半に業績は回復。専門スキルを持つ人材の適切なアドバイスにより、サービスの質を向上させかつ無駄のない店舗運営が可能になったという。


新しい働き方を発案し
過去最高益を目指す

 教育の徹底で代表的なものとしては、『グローイング・アカデミー』という外部研修機関で学ぶ制度がある。
 ここでは、知識の吸収だけでなく、他社の人材との交流で、柔軟な発想を身につけていく狙いがある。「店長やマネージャーは多忙でついつい日常に追われがち。時間を生み出すのは大変ですが、受講後はみな学ぶ機会があって刺激になったと言います。」確実に成長している姿に、野村氏も手応えを感じているという。
 今年は、これまでの数多くの取り組みが実を結び、テーマである過去最高益を生み出しステージアップをはかると意気込む同社。
 「FC加盟企業として、『トラオムと組んでよかった』と本部に言われるようさらに努力していきます。同様に自社業態の開発も重要で、3月には自家製生パスタ自家製ソーセージ店『竹井屋』を増店。自社業態の真価が問われるところです。大勢のお客様に足を運んでいただけるように様々な工夫をしています。」
 一方で、野村氏をはじめ経営幹部は将来的に上場企業の条件を満たす会社になるには、どうあるべきか試行錯誤を重ねている。
 「規模が大きくなり企業としての社会的責任が増大しています。世の中の模範となるにはどうすればよいのか、皆で学んでいるところです。」売上や利益目標だけでなく、コンプライアンスの問題や、労務管理など取り組む課題は多い。
 例えば、労務関係の整備では、一日の労働時間を短縮できないか模索中。9時間、10時間という拘束時間で、公休を増やしたり有給休暇の取得を促進するなどが検討されている。「どのような仕組みが最適か、シミュレーションを重ねているところです。」また、すでに週休二日制で拘束時間が短い『リージョナル社員制度』を導入。ライフスタイルの変化で働き方を選びたい女性や、体力面に自信がないという人にも魅力的な仕組みだ。「お客様と触れ合うことで充実感を得られる飲食店が好き、と言う人は多いのです。でも、企業がその要望に応えきれていないのが実情。優先して働く環境を整えていきたいですね。」
 時代の変化に合わせて、柔軟に対応するのが同社の特徴のようだ。


独立支援など
キャリアアップ方法は多彩


 様々な取り組みを行うために、社員比率をあげていこうとしている同社にとって、今後必要となるのはどういった資質をもった人材なのだろうか。
 「会社は、スピードアップして目標に向かっていますが、理念の共有ができる人であればこれから学ぶという未経験の方でも全く問題ありません。例えば、あいさつがきちんとできる、嘘をつかないといった当たり前のことができる人なら、スキルは入社後に身につきます。」
 何よりも、素直に物事を吸収することが大切だと野村氏は話す。
 「将来、独立開業を目指す人も、もちろん歓迎です。実はそのための土台として、独自ブランドの業態開発があるのです。」同社から独立していくのなら必ず成功してほしいと強く言いきる。そのため、商売のノウハウ、資金面など様々なバックアップを惜しまない。また、事業を譲渡するという形で独立する方法も。「独立者が、多店舗展開する際にまた一緒に組んでいければ同社にもメリットは大きいですから。」
 野村氏は、これとは別に社内でキャリアを積む仕組みづくりも行っている。「例えば、洋食から和食へ移って技術を磨きたいと考えた場合、同社なら店舗数も多く業態も多様なため、転職ではなく店舗異動で可能です。また、店長からマネージャー、本部スタッフなど、キャリアップ方法も多彩です。」
 同社の高い目標を達成するには、人の成長があればこそだと考える野村氏は、飲食業界に興味があるなら食わず嫌いではなく、ぜひチャレンジしてみてほしいと言う。
 野村氏個人の夢である「志」を見つける1年はスタートしたばかり。新しい人材と一緒に、この業界で何かを見つけたいと語ってくれた。




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■CORPORATE PROFILE

1998年、大阪市住吉区に「鳥貴族 千躰店」をオープン。2002年に有限会社トラオムを設立し、2008年には株式会社化。2010年の「鳥貴族 八王子北口店」を皮切りに、関東でも積極的に出店。業態は多様で、自社業態の16店舗を含め、店舗数は現在85店舗にのぼる。

〈 トラオム株式会社の展開ブランド 〉
・じゃんぼ焼き鳥 鳥貴族
・にっぱち居酒屋 どやどや
・三百圓均一 八代目 どやどや 
・近江牛ホルモン 二代目次郎
・イタリアンバル&窯焼ピザ FIVE
・浪花屋 鳥造
・浜焼き わい家 
・沼津発漁師天ぷら とらてん
・海鮮れすとらん 魚輝水産
・自家製生パスタ自家製ソーセージ 竹井屋 
・魚の上よし
・杏厨 AN’S KITCHEN
・北陸富山回転寿司 かいおう


お問い合わせ:06-7494-5995(本社)


「グルメキャリー2015年3月26日号」掲載



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