2016年02月29日

B-RIGHT株式会社【リーダー、語る】

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「焼肉 華ぱやん」を大阪市東三国と吹田市江坂に展開するB-RIGHT(ブライト)株式会社。
代表取締役の松本佳代氏がお店を率いるようになって5年が経った今、3店舗目と新業態が視野に入ってきた。
その足取りと今後の展開を伺った。

経営を引き継いで5年。
頼もしい人材力を背景に、
新業態で飛躍を目指す


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B-RIGHT株式会社
代表取締役
松本 佳代氏(34才)


 “家族”であるスタッフを支える
社長の仕事は、まかない作り


 華ぱやんの1号店である東三国店がオープンしたのは2008年。それは、松本氏の夫が長年温めていた夢の実現だった。松本氏の実家が食肉卸業を営んでいることもあり、仕入れに強みがある華ぱやんは、上質の肉がリーズナブルな価格で楽しめるお店として評判に。オープンから3年後の2011年には江坂に2号店を構えることが決まった。しかしこのとき、夫ががんで他界してしまう。2つのお店の経営は松本氏に委ねられることになった。
 「接客業の経験はありましたが、経営の経験はゼロ。ただ、家にいても悩みで押しつぶされそうだったので、お店に出てスタッフやお客様と接していることにしたんです。その方が気持ちが楽だったからですが、周りの方の支えがあったからこそ、今の私があるように思います。」
 この経験は松本氏の店作りや会社経営に大きな影響を与えている。店作りにおける基本方針は「自分がしてもらったら嬉しいことを、周りの人にしよう」だ。
 「赤ちゃん連れで来店されたお客様に、『座布団をもう一枚用意しましょうか?』『毛布はいりませんか?』と対応しているスタッフがいました。誰に言われたわけでもないのに、そういう行動ができるんです。とても頼もしかったです。」
 会社経営においては、「スタッフは家族である」という方針が貫かれている。「社員もアルバイトスタッフもみんな、ご縁があって一緒に過ごす限りは、元気で楽しく毎日を送ってもらいたい。体調のことやプライベートな悩み事など、支えてあげられることは何でも支えてあげたいんです。」
 松本氏は自身の役割を「まかないを作ること」と言って笑う。元気で楽しく毎日を過ごす出発点として、スタッフの食事を受け持とうという考えだ。もちろん、まかないだけでなく「元気で楽しく」を実現するための様々な施策を打っている。法人化したこともその一環で、組織を盤石なものにすることで安心して働ける環境作りを目指した。既に住宅手当や家族手当が導入されており、今は週休2日制の導入に向けて動いている。
 「お客様は、焼肉店に元気やパワーを期待している部分があるはずです。それに応えるためには、スタッフが明るく元気であることが必須条件。そのことを考えると、経営者である私の役割は自ずと決まってきます。それが、経験ゼロから試行錯誤を経てたどり着いた、私なりの答えです。」
 
定食店のように気軽に
利用できる業態で多店舗化を


 経営を引き継いで5年。最近では松本氏以上にスタッフがお店や会社のことを熱く語るようになり、「感謝してもしきれません」と松本氏は言う。その思いに経営者として応えるためにも、会社を次のステージに進めていきたいと考えている。すなわち、3店目以降の店舗展開だ。
 「ちょうど1年後、2017年の2月頃を目指して新店舗のオープンを計画しています。新たな店舗は、既存店とは違う業態でチャレンジしたい。そして、一気に3店舗ほどを出店する計画です。」
 松本氏の構想はこうだ。まず、業態は現在の焼肉店よりももっと気軽なスタイルにする。松本氏の言葉を借りるなら、「塩タンと一品料理だけでご飯をかき込んで、パッと出て行くようなお店」。街の食堂、あるいは定食店といったイメージだ。メニュー数は絞り込むことで店舗運営を効率化する。さらにセントラルキッチンに相当する施設を新設することで、現場での負担を減らす。こうすることで飲食業界が避けて通れない人材確保・人材育成に関する悩みを解決し、速いペースで多店舗化を目指している。
 「リーズナブルで美味しいことは当然の条件だと考えています。むしろ大切なのは、お店に勢いがあること。スタッフがいつも元気で明るくお客様を迎えることで、お客様に『家に帰ってきた』という気持ちになっていただきたいのです。シンプルで飾らないスタイルだからこそ、『我が家』という感覚を大事にしたい。それが、リピート率の向上につながると考えています。」


夢を見つけられる
きっかけを提供したい


 新業態を立ち上げ、同社の成長をさらに加速させていくためには人材の拡充は欠かせない。現在は約20人のスタッフがいるが、「考えていることをすべて実現するには、倍ぐらいの人数がいてほしい」と松本氏は語る。期待しているのは、「元気で勢いのある人」。それは新業態の姿だけでなく、同社そのものの姿とも重なり合う人材像だ。
 「業態の立ち上げや出店という、今の当社ならではの仕事がたくさんあります。また、スタッフをまとめ、お店や会社を引っ張っていく仕事を任せたいと考えています。これらの仕事は、例えば『肉を捌く』という決まった1つのことを突き詰めていく仕事とは対局にあるかもしれません。業務の幅に決まりがなく、新しい仕事がどんどん生まれてくるからです。そのことを楽しめるような人に期待しています。」
 最後に松本氏は、自分自身の経験を踏まえながら読者にメッセージを送ってくれた。
 「今、世の中では、『夢を持っていないことはダメなことだ』という風潮があるように思います。でも、最初からみんなが夢を持っていたかというと、そんなことはない。私も、経営を引き継いだときは無我夢中で、夢や目標なんて語れる余裕はありませんでした。ただ、それでも日々を一生懸命過ごしていれば、何か見えてくるものがある。夢と呼べるようなものがおぼろげに見えてくる。それが、この5年間で私が感じたことです。だから今、『自分には夢がないから』と後ろ向きな気持ちになっている人にも、安心してもらいたい。そして、良かったら私たちと一緒に仕事をしてもらいたい。共に過ごす中で、将来に対する何らかのヒントを得てもらえるように思います。」




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2008年 華ぱやん1号店を東三国にオープンし、創業。
2011年 華ぱやん2号点を江坂にオープン。同年、夫ががんで死去。経営を引き継ぐ。
2015年 B-RIGHT(ブライト)株式会社を設立。




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焼肉 華ぱやん
江坂店

地下鉄「江坂駅」を降りてすぐの場所に立地。黒毛和牛は雌未経産にこだわって使用。焼肉メニューに加えて、シャトーブリアンなどのステーキメニューが人気を集めている。


 

COMPANY DATA
B-RIGHT株式会社
電話:06-4866-5199
住所:吹田市江坂町1-23-37グゥ江坂ビル1F


展開ブランド
焼肉 華ぱやん


「グルメキャリー2016年2月25日号」掲載


 

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