2017年05月24日

神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ【私がこの業態を選んだ理由(フレンチ・ビストロ)】


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  フレンチ・ビストロ


大らかさとストイックさ
すべてを併せ持つ兄貴的存在

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神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ
料理長
中村 亮之さん(36才)

Profile ●なかむら あきゆき●さん
北海道出身。高校卒業後、単身来阪。調理師専門学校を卒業後、「ウェスティンホテル大阪」に入社。宴会部門とカフェレストランに計5年間在籍する。その後、町場のフレンチレストランなど数軒で経験を積み、2009年「神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ」に入社。宴会部門、ガーデンカフェを経て2015年より現職。

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 若い頃から西洋料理に興味を抱き、専門学校時代はイタリアンレストランでアルバイトをしていたという中村さん。進路を選ぶ際は「さまざまな料理のジャンルに触れてみたい!」とホテルを希望。ウェスティンホテル大阪の宴会調理部門からキャリアをスタートさせた。「多い日には一日10件の宴会を手がける部門。最初の頃は毎日の仕事を終えるのがやっとでした。今、どんなことがあっても戸惑わずにいられるのは、この時代があったからこそです。」と当時を振り返る。

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 町場のレストランを経て、再びホテルの世界に戻ったのは8年前。現在の総料理長から声がかかったのがきっかけだ。「実は前職の先輩。『遊びに来ないか?』と誘われ、気軽な気持ちで訪ねてみたら面接の場が設けられていて驚きました(笑)」と、2009年より「神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ」で働き始める。年令も経験も重ね、駆け出しの頃とは違った視点でホテルの料理を見ることができるようになったという。
 その後「神戸グリル」に配属。自ら極めようと決意したフレンチの世界で活躍する場を得られた中村さん。フランスでの経験を持つ当時の料理長の下、クラッシックからモダンまで、多くのエッセンスを学んだ。そして2年前、34才の若さで料理長に抜擢される。「自分のやりたいこと、できること、スタッフのスキルを一度すべて整理しました。独りよがりな料理はしたくない。自分の料理のコンセプトを伝えた上で、皆に試食をしてもらい広く意見を募るようにしています。」

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 結果、スタッフとのコミュニケーションが円滑になり、皆が進んで料理やサービスを勉強するようになった。就任から3年目を迎え、チームとしてのまとまりを実感しつつあるという。「そんな今だからこそ、原点回帰してさらなるクオリティーを追求していきたいと考えています。それに伴い、新たな人材も募集しています。料理が大好きで、積極的に学ぶ姿勢を持つ方と共に働きたいですね。」



〈 フレンチ・ビストロ 〉業態のココが魅力!!
POINT 01
一皿の中にさまざまな調理法が存在しており、絵画的な美しさがあります。25才の時に初めて本格的なフレンチレストランで働き、「自分のジャンルとして極めていきたい」と感じるようになりました。フレンチの繊細さは我々日本人の感覚にも似ているところがあると思います。現在、和の食材や技術がフランスで受け入れられている理由も、そういった共通点にあるのではないでしょうか。
POINT 02
料理人という仕事は自分次第でスキルアップができ、チャンスがたくさんある技術職。当店でもゼロからスタートした女性スタッフが入社1年で急成長を遂げ、現在19才と若手ながらすでに鉄板焼の部門で大活躍をしています。フレンチはもちろん、鉄板焼の経験もできる環境はホテルならではです。


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神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ
ダイニング 神戸グリル

電話:078-857-7040
住所:神戸市東灘区向洋町中2-13
営業時間:11:30〜14:30(L.O.)、
     17:30〜21:00(L.O.) 無休
交通:六甲ライナー「アイランドセンター駅」直結

「グルメキャリー2017年5月25日号」掲載



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