June 14, 2021

「アメリカン・ユートピア」を観る

 ちょっと最近アウトプットばかりで色々と枯渇気味なので、インプットのために結構映画を観てるんだけれど、やっと行ってきました、デヴィッド・バーン×スパイク・リーの「アメリカン・ユートピア」。

IMG_4633

 デヴィッド・バーンはニューヨークのニューウェイヴバンド、トーキング・ヘッズの元ヴォーカリスト、スパイク・リーはニューヨークの黒人の映画監督。同じニューヨーカーだけど、なんだか接点があるような気がしなかったんだけど、とにかく僕は昔からトーキング・ヘッズの大ファン。思えば、出会いは80年代中頃の深夜のTBSのテレビ番組、ピーター・バラカンがやってた「ポッパーズMTV」。ちょうどライヴアルバム「ストップ・メイキング・センス」がリリースされた時でトーキング・ヘッズの特集をやってたんだよね。



当時はバーンの痙攣パフォーマンスが日本でも話題になってて、CMにも出てたんだよね^^



すぐ大ファンになったんだけど、バンドはだんだんメンバー間が不仲になって解散しちゃった。でも、バーンのソロは今でもわりとちゃんと追いかけてるのだよ。
かたやスパイク・リーは特別に好きな監督ではないけど、「マルコムX」や「ブラッククランズマン」は好きな映画だし、とにかく楽しみに行ってきたよ。

いやぁ、もう最高でした。「アメリカン・ユートピア」は何年か前にバーンがリリースしたアルバムで、これがまたとても良いんだけど、ツアーをさらに進化させてニューヨークのブロードウェイ・ミュージカルにして、それをスパイク・リーが撮っちゃったわけです。

 バーンはトーキング・ヘッズの時からなんだか風変わりなルックスで、音楽的にもニューウェイヴとは言っても一筋縄ではいかない感じだけど、ちゃんとキャッチーでポップ。歌詞も文学的なんだけどわかりづらいわけでもない。それで、兎に角あらゆる部分でセンスがある人なんだよね。ミュージカルって言っても、演奏とバーンの語りのみの構成でわかりやすい。で、この演奏陣が素晴らしい。ジェンダーや多様性を大いに意識したメンバー構成、全員が踊りながら生演奏。ドラムはいないけど数人のパーカッショニストがいるので完全にバンドサウンド。ケーブル類は一切なくて、モニターも全員がイヤモニなのでステージにセットは何もなくて、そこでコーラスも含めた10〜15人が踊りながら演奏!よくもあんなものを誰ともぶつからずに最高な演奏ができるな、いや、待てよ、これは演奏してなくて実はあてぶりなのでは?と途中から思い始めたところで、バーンが「ちゃんと演奏してる」みたいな話をして、それを証明するような演奏を始めたりして、まぁ、とにかく、そのアイデアの豊富さと表現力、体力に驚かされました。

 トーキング・ヘッズの曲も惜しみなくたくさんやった。過去の自分のバンドの曲をやるのって色々と思うところもあるのかもしれないけど、ここまでやったら誰にも文句言われないでしょう。ホント最高。そして、デヴィッド・バーンってあまりポリティカルな発言はしないタイプだと思ってたんだけど、中盤で選挙の話なんかしてて、ちょっとビックリした。「この会場に選挙権登録の申込書があるからまだの人は登録するように」なんてこと言ってた。それだけ当時のトランプは酷いって思ってたんだろうね。

 そしてそして、スパイク・リーもいい絵を撮ってるぞ。ステージ真上からの俯瞰の絵が特に効果的。寄りで演者の正面で撮ってるものもあったから、実はお客さんなしで映画用に撮ってる絵もありそうだったけど、それはエンターテインメントとして当然だし、いやぁ最高でしょう。それでも、デヴィッド・バーンとスパイク・リーの接点についてはずーっと「???」だったんだけど、後半にジャネール・モネイのカヴァーを演って「なるほど」と思ってしまった。

 前述の「ストップ・メイキング・センス」もライヴがジョナサン・デミ監督で撮られて映画になってて、これがエンターテインメントとしてアイデア満載で当時はものすごい衝撃を受けたけど、今回もそれと同じような衝撃でした。すごい。最後の普通に会場から自転車で家に帰るとか、またこれサイコー。もう1回観たいくらいだ。映画観てパンフレット買ったのいつ以来だろうか、覚えてない。いやぁ、いいもの観た。みんな観て。



 帰宅して、楽しみにしてたそのパンフレットを開いたらピーター・バラカンのコラムが載ってた。良い日。

IMG_4634
johmichio at 18:25|この記事のURLComments(0)

January 14, 2021

グレン・ミラー物語

さぁて、今日は何を観ようかなぁってAmazonPrimeVideoをチロチロ観てたら「ああ、こういう大昔の音楽モノって観たことないからちょっと観てみよう、つまらなかったら途中でやめりゃいいし」って観始めたら、意外と(失礼!)面白くて最後までいけました^^

ザックリ言うと、スウィング・ジャズのグレン・ミラーのサクセス・ストーリーなんだけれど、今でもよくあるバンドのサクセス・ストーリー映画と共通するところが結構あって、70年近く前の映画でこういう物語構成って確立してたんだなって感心してしまった。奥さん役のジューン・アリソンって女優さんがハスキーヴォイスで素敵。「ムーンライト・セレナーデ」や「イン・ザ・ムード」等、誰でも知ってる名曲が流れて楽しいです。大昔の映画にありがちなストーリー上の唐突感もないよ。

【ストーリー】
質屋通い生活のグレン・ミラーがアレンジャーとして成功していくが、絶頂期に軍に入隊して慰問楽団を率いて演奏を始める。。。

1954年(米国)Amazon Prime Videoにて

8255A402-A05C-4B46-8761-7579F9ADDC16
johmichio at 12:00|この記事のURLComments(0)

January 13, 2021

はじまりへの旅

いろんな人に薦められていた「はじまりへの旅」を観ましたよ。ぶっ飛んだお父さんが子供たちと森の中で暮らしてんだけど、子供たちもぶっ飛んでて面白いです。学校行ってないし^^テンポもいいし感情移入しやすかった。最後もちょうどいい感じの結末^^
こんな森の生活って憧れがないわけじゃ無いけれど、俺には実際は1週間が限界かな^^

【ストーリー】
母なしで森の中で暮らしてた一家に母の死の知らせが。。。

2016年(米国)Amazon Prime Videoにて
★★★★

5F06EC0A-E2D1-482C-9C5E-9A63E7728287
johmichio at 12:09|この記事のURLComments(0)

January 11, 2021

誰も知らない

是枝監督の「誰も知らない」を観ましたよ。昨日は希望と絶望の両方を描いてほしいみたいな生意気なことを書きましたが、いやぁ、これは絶望率がかなり高いです。。。

ネグレクトがテーマとなっているけど、YOUが演じる駄目ママっぷりが観てて本当にイラつくほどのハマり役した。
今まで観た是枝作品と共通してるんだけど、あまり作り話感がなくて(これは実話に基づく話でもあるけど)ドキュメント感がすごいです。すごくリアル。本当に自分家の隣の家で起きてそうな出来事のよう。

リアルすぎて悲しいのに何故か涙は出ませんでした。この監督、好きだなぁ。

【ストーリー】
子供4人をほっぽり出して出て行った母。残された4人は。。。

2004年(日本)Amazon Prime Videoにて
★★★★★

5F5D99BB-ECB2-481F-ABDD-65DBFBD352C5
johmichio at 23:31|この記事のURLComments(0)

January 10, 2021

最強のふたり

希望ばかり描く映画はウソくさいし、絶望ばかりだと気が滅入る。両方ちゃんと描いてくれる映画が好きなのです。

「最強のふたり」と初めて鑑賞。これは文句のつけようの無い傑作だ。始まって20分で「こりゃ傑作の予感がビリビリくるぜ!」ってなって、実際それ以上の素晴らしい作品だ。フランス映画なんだけど、変に小洒落たところもなく物語として完璧。出てくるキャストもそれぞれ素敵なキャラクターだけど、なんと言っても、タイトルのこの2人が最高、特に表情!ホンットに良い。「今までなんで観てなかったんだ!」と地団駄を踏んで後悔する有様だ!結末も最高だな。ああ、なんだかアース、ウィンド&ファイヤー聴きたくなってきた。
観てない人に迷わず勧められるぞ。AmazonプライムヴィデオにもNetflixにもあるよ^^

【ストーリー】
書かないでおこう^^

2011年(フランス)Netflixにて
★★★★★

255AB216-5937-4178-87D5-90DED7DE8840




johmichio at 23:23|この記事のURLComments(0)

January 09, 2021

スリー・ビルボード

これまた買ったまま観てなかった「スリー・ビルボード」を観たぞ。前半から見応えあるサスペンスでテンポのあるストーリー展開で面白いですよ。主演のフランシス・マクドーマンドが素晴らしくって、ウッディ・ハレルソンもいい役^^エンディングはあっと驚くものじゃなくって、若干物足りない感じもあるけれど、最後の台詞は救いがあって良かった^^観て損は無い作品ですよ。

【ストーリー】
娘が殺されたっていうのに全然警察の捜査が進まなくってイラついて、町の看板に警察批判の広告を載せたら大変なことに〜!

2017年(米国)Blu-ray Discにて
★★★★

image0
johmichio at 21:00|この記事のURLComments(0)

January 08, 2021

パラサイト 半地下の家族 モノクロVer.

通常ヴァージョンは1年くらい前に劇場で観たんだけど、改めてモノクロヴァージョンを観てみました。何か新たな発見があるかなって思ったんだけど、無いかな^^
というか、カラーで良いでしょう。パク家のリヴィングから見た中庭の美しさ、ジャージャーラーメンの調理シーン、中庭での凄惨なシーン、どれもカラーの方が良い。
でも素晴らしい映画であることには変わらない。根底には「ジョーカー」「万引き家族」「わたしは、ダニエル・ブレイク」と同様なメッセージがある。反格差社会。

【ストーリー】
金持ち一家に貧乏な家族が一人ずつ就職(パラサイト)していく〜。

2019年(韓国)NETFLIXにて
★★★★★

4D3042F4-CADB-4763-8244-7754737E8D3F
johmichio at 18:00|この記事のURLComments(0)

January 07, 2021

ターミナル

「ターミナル」を観ましたよ。今更感あるけど、友人に「意外と面白いよ」と聞いたので。実際に意外に面白かったです。実話に基づいた話らしいんだけど、よくぞ、ただの空港で暮らさなきゃいけなくなったおじさんの話をここまでエンターテインメント映画に仕上げたなぁと感心してしまった。相当脚色はしているんだろうけど、さすがはスピルバーグ。トム・ハンクスってこういうヘンテコリンな役もちゃーんと出来るからすごいね。あと、キャサリン・ゼタ・ジョーンズの顔と名前が初めて一致。

【ストーリー】
ニューヨークのJFK国際空港に降り立ってゲートを出ようとしたおじさん。ところが、祖国でクーデターが起きて入国も帰国も出来ず、空港で暮らすことに〜。

2004年(米国)NETFLIXにて
★★★

75AFA2F5-637B-41C1-BB9E-6CBE3E47F878
johmichio at 22:45|この記事のURLComments(0)

January 06, 2021

ゼロ・グラビティ

さて前から買ってたのに観てなかった「ゼロ・グラビティ」を観たぞ。これは素晴らしい。何がすごいかって出演者が主演のサンドラ・ブロックと助演のジョージ・クルーニーの2人だけ(死体とか声だけとかは他にもいるけれど)。舞台はエンディング以外は宇宙空間と宇宙ステーションのみ。ストーリーはシンプルで90分でスパッと終わる。サンドラ・ブロックを初めて良いなあって思ったよ。オススメです。

【ストーリー】
宇宙船外活動中にトラブルで宇宙空間に放り出される2人!助かるのか助からないのか助からないのか助かるのか〜。

2013年(米国・英国)Blu-ray Discにて
★★★★★

E7287287-5450-415D-A187-653F4AE964D5
johmichio at 22:30|この記事のURLComments(0)

January 05, 2021

市民ケーン

1年以上ウェブログに手をつけていませんでした。すみません。。。


2年ぶりの年末年始映画10本(年末は観られなかったけど)。初回は映画史上最高傑作とも言われている「市民ケーン」を初めて鑑賞。何しろ80年前の映画なんで(もちろんモノクロ)わかりづらいかなぁってある程度覚悟してたんだけど、そうでもありませんでした。若干登場人物の分かり難さはあるんだけど。
新聞王ケーンが亡くなるシーンから始まって、遡るようにケーンの生涯を描く内容。80年前にこういう手法で展開させるっていうのは、相当画期的だったのでは?もう、それだけでちょっと感動しちゃうね。エンディングもすこ〜し物足りないけれど、全体的なアイディアが◯なので気になりませんでした。

【ストーリー】
新聞王チャールズ・フォスター・ケーンが「ROSEBUD...」と呟いて謎の死を遂げる。記者が取材をして証言者の証言でケーンの波乱万丈な生涯が浮かび上がる〜。

1941年(米国)Amazon Prime Videoにて
★★★★

8DE6A6B3-6184-4683-8760-9399B232DE5C
johmichio at 23:35|この記事のURLComments(0)
Profile

ジョウミチヲ

Archives