■ 【No. 2500 アリババ、携帯ブラウザのUC優視を完全子会社化、合弁会社も設立】

■ 今日のニュース:中国のアリババ、携帯ブラウザ大手UC優視を完全子会社化へ

・中国の電子商取引大手アリババ・グループは、携帯ブラウザ大手・UC優視(UCウェブ)の未保有分株式を取得し、完全子会社化する。アリババはすでにUC優視に約66%出資している。
・アリババは「中国インターネット分野では、過去最大の合併」とコメントした。昨年、百度がアプリ開発会社の91無線(91ワイヤレス)を19億ドルで買収したが、今回はそれを上回るという。アリババの声明によると、UC優視と「UC優視モバイルビジネスグループ」を設立する。
・UC優視の兪永福・最高経営責任者(CEO)が同ビジネスグループの会長となり、アリババの「戦略決定委員会」に加わる。

■ Skipper Johnのコメント
中国モバイルブラウザ大手のUC優視(UCウェブ)は、ガラケー時代から携帯端末上でのウェブ閲覧ブラウザでシェアを伸ばしてきました。

UC優視の兪永福董事長は、UC優視のブラウザが全世界で5億人以上のユーザがいて、毎月の検索回数は60億回を超えると述べています。また、モバイルでの検索回数はPCからのそれに近づきつつあり、近々PCからの検索数を超えるとのこと。
UC优视联合阿里巴巴发布"神马"搜索引

アリババはすでにUC優視の66%ほどの株式を保有しています。また、こちらのニュースでは、14年5月にアリババとUC優視(UCウェブ)で合弁会社を設立し、スマホユーザー向けに新たな検索サービス「神馬(Shenma)」を提供する計画を伝えています。神馬の総裁にはUC優視のCTOである梁健が就任しました。これにより、両社で更にモバイル検索エンジンの普及を加速する目的です。
アリババとUC優視、モバイル検索で合弁設立へ

今日のニュースでは、アリババがUS優視の残りの株式を全て取得し、完全子会社化すると伝えています。また、UC優視の兪永福・最高経営責任者(CEO)がUC優視モバイルビジネスグループの会長となり、かつアリババグループの最高意志決定機関である「戦略決定委員会」に加わります。

UC優視の兪永福CEOのインタビューによると、アリババグループの戦略決定委員会は8人で構成されていて、兪永福は8番目のメンバーとのこと。兪永福によれば、「私はUCとしてアリババにいちいち報告する義務は無い。ただアリババの戦略決定委員会に報告する。これは、UCの未来戦略は私の管轄事項で、UCの継続した戦略実行は変わらない。」としています。
俞永福详解阿里UC合并内幕:释放员工压力

また兪永福は、UCが10年の歴史のあるベンチャー企業であり、すでにストックオプション等でUC株を保有している従業員が持ち分を売れずに退職できない状況があったとしています。今回、UCがアリババ傘下に入ることでUCの株式が買い上げられるので、従業員がまとまったお金を手にできます。

アリババは14年秋以降の米国上場を控えていますが、昨日も米国でのネット小売ビジネス展開を公表、上場前でもアグレッシブにチャレンジしています。


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