気が向かなかったので半年以上放置してしまったのですが、少しだけ続きを書こうと思います。


2 ヘビータンカーとしてのキャリアのはじまり

こんな過疎ブログの過去の記事をご覧になられた方がいらっしゃるならなんとなくわかるかもしれませんが、私は重戦車乗りです。得意な車両に乗ればそれなりの戦績は出せるようにはなりましたが、もちろん初めからそうだったわけではありません。私にとっての最初の重戦車。思い返せばそれはフランスティア4HT、B1ということになるでしょうか。本当はこの戦車のことをつらつら前の記事のように書いていこうとも思ったのですが、なにぶん遥か昔のことなのと、もはやティア4なんていうティア帯でプレイすることがほぼなくなってしまったことからB1のことを思い出せませんでした(ごめんねB1・・・)。朧げに残っている記憶は、重戦車という割には意外と足が速く、装甲もそれなり、しかし肝心の火力がやや控えめといった感じでしょうか。当時と今とでは環境も変わっているでしょうから、今再び乗るとどのような感想を抱くかは未知数ですが、私が「重戦車!」という車種に対して期待していた性能でなかったのは確かです。当時の私はペラペラ日本中戦車に搭乗し、ソビエトHTの強力無比な火力にただただ吹き飛ばされるばかりという高度な自傷行為を繰り返していたため、「HT=火力!」というなんともまあ脳筋なイメージを持っていたのです。今一つ自分の想像とは違った趣のHT、B1でしたが、その先に待っている本格的(?)な重戦車のことを考えるとワクワクを抑えきれなかったことを覚えています。

そして何度もガレージに死に戻りし、やっとたどり着いた重戦車、BDRG1B!
20190622
この車両が私に重戦車の楽しさ、爽快感を教えてくれたといっても過言ではないでしょう。今になってその性能を見てみると、ティア5ではきわめて強力といってよい単発240ダメージの砲、そう悪くない機動性、俯角も8度と十分、ヘルスも700とライバルと比べて高めの数値となっており、HTに求められる性能をおよそカバーしています。ただ、当時気に入っていたぽてっとしたかわいらしいキューポラはハルダウン時にバカスカ抜かれてしまうので、ハルダウンはいまいち有利という訳でもないですね。まあ当時はそもそも自分がどこを撃たれてダメージをもらったのかなんて考える脳みそはありませんでしたから()、そのふんわりとしたフォルムの戦車に乗っているだけで幸せでした。およそ戦略というものを持ち合わせておらず、できることは突撃だけという今考えるととんでもない地雷プレイヤーでしたが、敵戦車を貫通できたときは本当にうれしかったです(それが今となっては貫通させて当たり前、逆に弾かれると舌打ちが出てしまうくらいにイラっとしてしまうように・・・どうしてこうなった・・・)。
そんなこんなで私はチヌとBDRを交互に乗り進め、主戦場をティア6へ移していくこととなりました。正直、チトは少しチヌがシャープな感じになったなぁ程度で大した感慨はなかったのですが、このチトくんが後に私にとって初めてのMバッジをもたらした車両となりました。その試合がどのようなものだったかは今でも覚えています。あれはたしか聖なる谷(現在は削除)での戦闘でしたが、戦闘の中盤以降戦線が崩れて乱戦になった際、何故か敵車両が私以外の味方車両ばかり撃つので、隣で棒立ちして死ぬまでひたすら敵を撃ち続けてキルを稼ぎ、最終的に敗北しましたが、Mバッジになった、という内容だったと思います(完全なまぐれ。碌な取り方じゃない)
そして一方のフランスHTルートはというと、ついに真打ARL44を手に入れることになりました。タイムリーな話題だと、劇場版ガールズアンドパンツァーのBC自由学園が使用する重戦車としても知られることとなったこの車両、その車体や砲塔がシャープな形状の素晴らしい見た目で、なおかつ砲性能も通常弾貫通212mmというティア6にしては破格のものを持っていたので(まあ玄人ならフル金運用で105mm砲を選択するところでしょうが)、事前にwikiで予習してワクワクしていたのです。そして経験値とクレジットを貯めていざ購入!
・・・したのですが
201906223
・・・何だお前!?
そこには私が想像していたシャープでクールなARLは存在せず、車体の上にはどこからどうみても家、コンテナ、としか形容できない理解不能の巨大ボックスが設置されていました。

そうなのです。当時はプレビューモードなんていう便利なものはありませんでしたから、私は車両アイコンから、ARL44は最終状態の外観を最初から備えた戦車なのだと勝手に思い込んでいましたが、当時の初期砲塔はとにかくデカい箱に、適当に砲を突き刺したアヴァンギャルドなフォルムだったのです(現在その砲塔は削除されています)。興味がある人はwot wikiを見てみると当時の貴重な資料を閲覧することができます。
軽いショックを受けた私はしばらく狼狽えましたが、冷静に経験値をためて本来あるべき姿のARLを手に入れます。ARLはHTでありながら軽快に移動することができる優秀な機動力を持っていましたし、攻撃性能も申し分無く、ここでも私は重戦車という車種の持つ魅力に囚われていきました。

少しずつHT乗りとしての基本の「き」を覚えていきながら、着実に私は重戦車乗りとしてのキャリアをスタートさせたのでした(とはいってもWN8換算でおよそ500未満の世界での出来事)。
しかし同時に私は戦場で恐ろしい怪物達に出会いました。ティア6からは避けては通れない、ティア8のIS-3やT32という鋼鉄の壁、一撃で750ダメージを叩き出すISU-152という巨砲、240ダメージを6発吐いてくるAMX1390という高機動ダメージディーラー(当時はまだ軽戦車がティア8までしか存在していませんでした)。ティア5辺りでそれぞれの車種の特色が現れ始め、ティア8ともなるとその役職、性能は殊更に特化し、際立ちます。そんな怪物達にこてんぱんに打ちのめされながらも、私は狂ったように戦車に乗り続けました。

休日に10時間プレイするのはザラ、平日も帰宅してから深夜1時くらいまで4時間程は乗っていたと思います。とにかく当時は戦車に乗るのが楽しくて楽しくて、勝っても負けても新たな発見があり、新たな戦車との出会いがありました。重戦車乗りとして確実に敵の装甲を貫通するため、知識を貪欲に吸収していたと思います。暇さえあればブックマークしているwikiのページを眺めて勝てなかった車両のスペックシートに目を通し、装甲厚や弱点を研究していました。また、wikiでかっこいい戦車や乗ってみたい戦車のページを読んで想像に胸を躍らせていました。装甲を貫通させるためにどこを撃てばよかったのか、傾斜角度はどのくらいか、偏差射撃はどうすれば当てやすいのか・・・本当に一日中戦車のことを考えていました。休日ひたすら戦車を乗り続けて月曜日外に出て道路を走る車を見たとき、「あれ?砲塔は?」と思ってしまうくらいにはハマっていました。戦車中毒。ゲーム脳。もう病気でしたね。駅に行くまでに2,3体倒せばいいや!のドラクエ脳に近い物があったと思います。

許す限りの自由時間を全て戦車に投入した甲斐あってか、私は他国TDルートの開発にも着手し、ついには進めてきたフランスHTルートのAMX50100を手に入れるに至りました。この車両はご存じ機動力に優れた単発300ダメージ6連装のオートローダー。上級者が扱えばとてつもない火力を発揮する非常に強力な車両です。しかしその一方で装甲は貧弱そのもの。迂闊に射線に出れば瞬く間に撃破されてしまうため、HTというカテゴリーにありながら、異質とも言える立ち回りが要求される極めてデリケートで難しい車両でもあったのです。もちろん当時の私にそのような車両を使いこなせるはずもなく、ここにきて私は大きな壁にぶち当たりました。また、当時存在は明らかになっていたものの、その取得条件は伏せられていた優等マークというシステムの存在にも気が付き、私の戦車ライフは大きな転換点を迎えることになります。うまくAMX50100を使いこなせないことから、HTらしい性能をもつHTに乗ってみようと考えた私は、第2の重戦車ルート開拓を決意します。そこで遂に運命の戦車と出会うことになったのですが、その戦車とは・・・

(気が向いたら)つづく。