メモラビリア5563


シルベスター・スタローンのメモラビリアブログ 特別企画
オリジナルストーリー
『ロッキー5』トミー・ガン物語
-ROCKY V:TOMMY THE MACHINE GUN STORY-

Tommy Gunn Story



この物語は『ロッキー5 最後のドラマ』が小説化されていないため、当ブログがオリジナルとして仕上げた小説です。トミー・ガンを中心とした物語に仕上げています。それではどうぞお楽しみくださいませ。

Episode #18
【アポロの最期】

ラスベガスのMGMグランドホテルでアポロ・クリードVSイワン・ドラゴの試合が開催されることになった。この試合は契約チャンネル放送となるため、トミーはスポーツバーに出向き、そこで試合観戦することにした。

かつてトミーは9歳に時に、アポロ・クリードが無名のボクサー、ロッキー・バルボアと戦った時のことを思い出していた。あの時、チャンピオンだったアポロは初代大統領のワシントンになり切って入場行進しただけでなく、ボクシングのパンツも星条旗デザインのものを履いていた。それが今日また再現されたのである。アポロはボクシングの試合とは思えないド派手な演出で入場行進し、ショーとしてジェームス・ブラウンがステージで歌うというこれは音楽コンサートかと錯覚するようなものであった。

ロッキーがセコンドとしてリングにあがる姿をトミーは初めて見ることになり、このときトミーは何かを感じ始めていた。オレもいつの日かロッキーにセコンドをやってもらって世界選手権を戦ってみたいという気持ちが芽生えた。

試合のゴングがなった。アポロはドラゴをリングの中心に釘付けにして、軽いフットワークでリングを回りはじめた。現役からしばらく遠ざかっていたアポロだったため、足がもたつく場面もあった。アポロの攻撃は対戦者のドラゴにはなかなか効果が出ていないようだった。そしてトミーも油断して見ていると、試合局面ががらりと変わった。ドラゴのパンチを受けたアポロが想像以上の距離まで後退していた。一発殴られてしまったアポロはそのダメージが大きかったのか、反撃しようとしてもかつてのアポロとは違った。ドラゴの圧倒的なパンチを浴び続けたアポロは2ラウンド中にマットに沈み、ロッキーの腕の中で息を引き取ったのである。トミーもスポーツバーでアポロを応援していた客も騒然となった。

次回に続く

本日のメモラビリアは、ロードショー誌1991年1月号の『ロッキー5』特集の2ページ目「再びリングにあがるのか」です。