2017年09月10日

 ドン・エリオットは、”私の大のお気に入り”ではない。にも拘らず、20枚近くのアルバムがあるのは、どうした事か。サイドメンに、必ず”お気に入り”が入っているのだ。

1.Phil Urso,Danny Bank
2.Joe Puma
3.Hal McKusick,Barry Galbrath
4.Al Cohn,Hal McKusick,Barry Galbrath
5.Ellis Larkins
6.Mundell Lowe
8.Bob Corwin,Vinnie Burke
9.Bob Corwin
10.Sol Schilinger,Joe Puma,Vinnie Burke
11.Bob Corwin
12.Bill Evans
13.Barry Galbrath,Bill Crow
14.Bill Evans
15.Hal McKusick
16.Billy Byers,Hal McKusick,Mundell Lowe
17.Bill Evans,Hal MuKusick,Barry Galbrath
18Hal McKusick,Doug Watkins,Bob Cowin

 斯くの如しである。
 
 ドン・エリオットが操るのは、Mellophone,Trumpet,Vibraphone,Marimba,Bongo,そして、Vocal,Voiceにピアノ、アコーデオンまで弾くらしい。決して、素人の余興などではなく、全て文句なしの技である。
 この辺が、逆に私の”お気に入り”にならないところでもあるのだが。

1.rec.Nov. 19, 1952 &Nov. 20, 1953
"The Versatile"  Savoy MG 9033(10')
001002003








 A-1.tp-vib-tp/ A-2.mell/ A-3.tp-vib-mell-vib
  B-1.mell-vib-tp/ B-2.mell-vo/ B-3.mell-tp-vib
 1953年11月の録音で、既に、多重録音されているのには驚く。

2.rec. 1954
"The Don Elliott Quintet"  RCA Victor LJM1007
004005007








006








A-1. mell/ A-2.mell-tp-mell/ A-3.vo/ A-4.tp/ A-5.tp/ A6.vib
B-1.mell/ B-2.vo/ B-3.mell/ B-4.vib/ B-5.Bongo/ B-6.mell
 B-5のbongoが意外に良い。

3.rec.Jan.19&Feb.22, 1955
"Mellophone" Bethlehem BCP12
008009010








 全曲メロフォーン。オクテット全員のソロが楽しめる。但し、B-5のみ、ボンゴも叩いている。
 Ike Horowitzは、Al Cohnの、ベツレヘム向け変名。


4. rec. same above 
"Sings"  Bethlehem BCP15
011012013








 全曲ヴォーカル。


5. rec.Feb. 8, 1955
"Doubles In Jazz" Don Elliott Quartet/Sam Most Sextet
Vanguard VRS8522
014015016








A-1.vib/ A-2.mell-tp/ A-3.mell/ A-4.mell/ A-5.tp-vib-mell-tp
 A面がドン・エリオット・カルテット。
 ピアノのエリス・ラーキンス、ベースのアーロン・ベルとの共演は、このアルバムのみか?


6. rec.March 16&17, 1955
"Double Trumpet Doings" Jazzland JLP15 (CD:OJCCD-1925-2 released:1999)
[orig. "New Counterpoint For Six Valves" Riverside 12-218]
017018








 全曲トランペット。
 カンドリ・ブラザースを連想させる、2トランペット・アルバム。
 カンドリ・ブラザースのファースト・アルバムが1957年だった事を思えば、このアルバムは1955年録音なので、先を行っていたことになる。アレンジは、ディック・ハイマン。私には、この2トランペット、どちらが、どちらか判別出来ない。


7. rec. Nov.7,1955  Coral CRL57035,Brunsuick BL54027
 未聴。

8. rec. Jan. 17&23, 1956
"The Voice Of Marty Bell / The Quartet Of Don Elliott"
Riverside RLP12-206
019020021








 A-3,5 B-3,5 でヴォーカルが抜け、ドン・エリオットのカルテット演奏。B-1はボンゴ、B-4はトランペット。他はヴィブラフォン。


9. rec. June, 1956 
"The Bob Corwin Quartet Featuring The Trumpet Of Don Elliott"
Riverside 12-220
022023024








 パシフィック・ジャズのチェット・ベイカー・カルテットを連想させる。
 やっぱり、私は、このアルバムが一番好きだ。(2011年6月4日のブログ"Bob CorwinのPiano trio"参照ください。)


10. rec.June 29 & 30, 1956
"The Musical Offering By The Don Elliott Sextette" ABC-106
025026027








 アレンジがクインシー・ジョーンズ。A-1,A-3,B-3 がvib.他は、全部メロフォーン。このアルバム、ジャケットのSide1,Side2が、逆になっている。
B-5メロフォーンの奏でる"Cry Me A River"は、良い。
B-6ソル・シリンジャーのバリトン・ソロが貴重。


11. rec.Aug. 16, 1956 "At The Modern Jazz Room" ABC-142
028029030








 A-1.tp/ A-2.vib-bongo/ A3.tp/ A-4.vib/ B-1.mell/ B-2.vo-tp/ B-3.tp/ B-4.vib
 ライブ・レコーディング、このアルバムのボブ・コーウィンのピアノは、トリスターノの影響が濃厚。
 A-3 ”ロマンチックじゃない?”での、イントロ部は、正に、チェット・ベイカーの同曲を、思い出させる。
 B-2のヴォーカル・スキャットは、サラ・ボーンのモノマネまで出てくる。
 このアルバムに収録されている曲は、リバーサイドのボブ・コーウィンのアルバムに収録されている曲と半分は同じである。
 A-3とB-1は、メロフォーンのマウス・ピースでトランペットを吹いているらしい。
 それにしても、B-1の最後でトランペットの音に、ヴィブラフォンの音が被さって聴こえるのは、どうしているのだろう。


12. rec.1956 and 1957  "Tenderly" Bill Evans/Don Elliott
Milestone MCD-9317-2 (CD:released 2001)
031032








 コネチカットのドン・エリオットのスタジオでプライベート録音された音源が、2001年リリースされた。
 ドン・エリオットはヴィブラフォンとパーカッション、ヴォイスでビル・エバンスとデュオ。


13. rec. 1957  "The Voices Of Don Elliott" ABD-190
033034035








 これぞ傑作と言わざるを得ない。リズム・セクションはギター(バリー・ガルブレイス)、ベース(ビル・クロウ)、ドラム(ジミー・キャンベルとソル・ガビン)に、フィル・ムーアのピアノで後は、ドン・エリオットが、Voice5回、楽器3回重ね録音。こんなのは初めてだ。よく(よくぞ)、こんなアルバム創ったものだ。


14. rec.July 6, 1957  "At Newport" Verve MGV8237
036037038








 B-4.mell-vib/ B-6.mell
 ドン・エリオットのグループは、B面4~6。
 ここでの聴き所は、ビル・エバンス。特に、B-5"I Love You"は、ドン・エリオットが抜け、ビル・エバンス・トリオで演奏。この曲は、"New Jazz Conceptions"(Riverside)でも演奏していた、コール・ポーター作曲の、私の大のお気に入り曲である。


15.rec. Nov. 26 & Dec. 23, 1957 "Jamaica Jazz" ABC-228
039040041








A-1.bongo/ A-2.vib/ A-3.tp/ A-4.marimba/ B-1.mell/ B-2.mell/ B-3.tp-marimba/ B-4.marimba
 このアルバムで、4曲にポール・チェンバースが入っている事、キャンディドのコンガとドン・エリオットのボンゴ対決、そして、アレンジがギル・エバンス、辺りが聴き所。


16. rec. 1957 "Music For The Sensational Sixties" Design DL69
042043044








 A-1.vo-tp/ A-2.vo/ A-3.tp-vib/ A-4.vo/ A-5.bongo/ B-1.vo(scat)-mell/ B-2.vo-mell/ B-3.vo(scat)-tp/ B-4.tp-vo/ B-5.mell
 アレンジャーはビリー・バイヤス。
 このアルバムは、イェプセンのディスコグラフィーから外されている。ストリングスは入っているが、特にポピュラー的な創り方をしている訳でもでもないが。
 ハル・マキュージックは、バス・クラリネットでのみ参加。
 A-5は、ドン・エリオットのボンゴとハル・マキュージックのバス・クラによる、ベース付きデュエット。


17. rec. Feb. 10 & 11, 1958  "The Mello Sound" Decca DL9208
045046047








 このアルバムの、聴き所は、やはりビル・エバンス。
 2016年5月28日のブログ"My Favorite LP Cover/Decca Series J9200" を参照ください。


18. rec.May 16, 1958 "Down Beat Jazz Concert" Dot DLP9003
048049050








 A-3"When Your Lover Has Gone" がドン・エリオット・クインテット。
 ライブ向け演出は、モノマネ・スキャットとハル・マキュージックのバス・クラとのデュオ。
 11."At The Modern Jazz Room" との共通点(お客さんを喜ばせる)多々あり、この辺りが、私が好きになれない部分。

Is Don Elliott a genius?





jojo1950 at 17:38コメント(0) 

2017年09月01日

 たまには、こんなピアノ・トリオ・アルバムも、いいなとレコード棚から引っ張り出して聴いてみた。ほとんどが、久し振りに聴くアルバムだ。


[Roosevelt Wardell]

"The Revelation" Riverside RLP350
rec.Oct. 5, 1960, Los Angeles.
013014015








 ユニークなスタイルの、ルーズベルト・ウォーデル。リバーサイドに、リーダー・アルバム1枚で、他には、聴けないかと思っていたが、2008年にリリースされた、アップタウン・レコードのCD”フラッシュバック・シリーズ”の、デュプリー・ボルトン"Fireball"に2曲、セクステットの一員として参加。サイドマンとしてのピアノ・ソロも聴ける。ここでも、彼のスタイルは変わらない。(このCDは、ドロ・コーカーの参加セッションもあり、2014年9月14日のブログでも紹介している。)

019020








Dupree Bolton
"Fireball" Uptown UPCD27.56 (released:2008)
rec.June 30, 1963, Los Angeles


[Evans Bradshaw]

"Pieces Of Eighty-Eight" Riverside RLP1136(STEREO)
                                                        RLP 12-296(MONO)
rec.Jan. 27,1959, NYC 
010011012








 このアルバムは、モノとステレオがあり、レコード番号、ジャケットの色違い等、使い回しではなく、別作りとなっている。私のはステレオ盤。モノラル盤は、STEREOの文字が無く、赤が緑、茶が青になっている。
 私は、持っていないが、エバンス・ブラッドショウは、リバーサイドに、もう1枚"Look Out For Evans Bradshaw!" Riverside 12-263, rec.June 9,1958, NYC.があり、こちらは、モノラル盤のみ。


[John Wright]
"South Side Soul" Prestige 7190
rec. Aug. 30, 1960, NJ
001002003









"Nice 'N' Tasty" Prestige(Status) 7197
rec. Nov. 8, 1960, NJ
004005006









"Mr. Soul" Prestige 7233
rec. April 10, 1960, NJ
007008009








 プレスティッジには、この3枚以外に、テナーが入った、1961年6月録音のアルバムと、New Jazz レーベルに、1961年12月録音のトリオ・アルバムがある。
 ジョン・ライトのアルバムで、私が一番好きなアルバムは、"Nice 'N' Tasty"である。
 40年以上前、当時、心斎橋筋にあった「阪根楽器」(大阪の廃盤ブームの最初の専門店だった)の渡辺さんから、「レッド・ガーランド風の良いピアニストだよ」と、薦められ"Nice 'N' Tasty"を購入したのが、ジョン・ライトを知った最初であった。(当時は、ディスコグラフィやプレスティッジ・ブックなども無く、現物確認で購入する良い時代だった。)
 ところが、このオリジナル盤、掛ける度に、レコード盤が削られ、針にこびりつく現象が起こり、掛け終わる度に、レコード針クリーナーで、針のクリーニングが必要となり、その後、処分した事を憶えている。
 同じ現象は、ステイタス盤レッド・ガーランドの"ROJO"(7193) にもあり、共に、かなりの重量盤だったと記憶している。この現象は、プレスティッジだけで、ブルーノート、リバーサイド盤では皆無だったと思う。


[Herman Foster]

"The Explosive Piano Of" Epic BA17016
rec. May 19,1961. NYC
016017018








 このジャケットは良い。40年位前ジャケ買いし、内容にも惚れたアルバム。
 何と魅力的なピアノだろう。私の大のお気に入りである。
 この後、1963年アーゴ、そして1984年タイムレス・レーベルのピアノ・トリオ・アルバムがある。

021022








CD:2LP in 1CD Collectables COL-CD-7415 SONY A 53132 (released:2002)

上記アルバムと、エピックの、もう1枚のアルバム"Have You Heard" Epic LA-16010(BA-17010 ST)rec.Sep. 19, 1960, NYC を、CDに、まとめた超徳用盤。


jojo1950 at 11:50コメント(0) 

2017年08月15日

 私が勝手に決めている、現代ジャズ・アルト三人娘は、矢野沙織、纐纈歩美、寺久保エレナ。
 
 矢野沙織は、2016年5月”高槻ジャズ・ストリートで、纐纈歩美は、2016年5月神戸”グッドマン”と、12月大阪”ロイヤル・ホース”で生演奏に接したが、8月10日、大阪”ロイヤル・ホース”で念願の、寺久保エレナのライブを楽しむことが出来た。

 私は、この三人娘のリーダー・アルバムは、すべてデビュー時から、購入している。
 
 1986年10月27日生まれの矢野沙織は、2003年3月23日初レコーディング。
 アルバムは、"YANO SAORI"(SAVOY COCB-53061)。

 1988年生まれの纐纈歩美は、2010年2月17日初レコーディング。
 アルバムは、”ストラッティン”。

 そして、1992年4月30日生まれ、寺久保エレナの初リーダー・アルバムのレコーディングは、2010年3月28日。
 アルバムは”ノース・バード”。

 この三人娘、三人とも間違いなく、ジャズ・プレイヤーである。そして、アルト・サックスに徹していて、フルート、テナー、ソプラノ、クラリネットなどに、手を出していないところが、私が大いに気に入っている点でもある。
 私の感覚としては、矢野沙織はキャノンボール、寺久保エレナはフィル・ウッズ、纐纈歩美はアート・ペッパーを感じるが、どうだろう。

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 今回、”ロイヤル・ホース”では、”ALTO MADNESS" ビンセント・ハーリング/寺久保エレナと銘打っていたが、実質、小林陽一(ds)リーダーのバンド"Good Fellows"の、新作PRツアーで、"Take The Yellow Train"(Monky's Records MKY-0010)から、エリック・アレキサンダーが抜けたメンバーでのライブであった。

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"Take The Yellow Train" Monky's Records MKY-0010
rec.Dec.9th, 2016

*寺久保エレナ リーダー・アルバム

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"North Bird" King Record KICJ 585
rec.March 28,29, 2010


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"New York Attitude" King Record KICJ 615
rec.April 18,19, 2011


007008








"Burkina" Eighty Eight EECD-8803
rec.April 21,22, 2013


009010








"A Time For Love" Cellar Live CL080815
rec.Aug. 16, 2015

*ビンセント・ヘリング・アルバム

011013








012








"Friendly Fire" Eric Alexander & Vincent Herring
High Note HCD 7232
rec.Aug. 19&20, 2011


014015








"Night and Day" Vincent Herring  Smoke Sessions Records SSR-1504
rec.Aug. 22, 2014


サイン貰いました。


jojo1950 at 15:38コメント(0) 
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