ペトロワダウン、ロディックダウン、サフィンも負けた。やっぱり1回戦でシードダウンが起こった。ようやくローランギャロスの第一週らしくなってきたといえるのか。でもね、ペトロワもロディックも怪我による敗退だからね、クレーコートの大会だったって事は理由になっていない。気の毒といえば気の毒だ。特にペトロワは第三シード、直前の3大会連続優勝をして全仏に乗り込んできただけに失望は大きい。彼女がようやく世界にその力を示すことのできる良い機会だったのに。今年後半の活躍に期待しよう。
ペトロワの相手は森上だった。WOWOWで放送されていたが、精悍な表情に鋭い眼光、相変わらずクレバーで強気だ。そして強い。高い打点から角度の付いたクロスを切り返すショットが冴え渡っていた。No3のペトロワとはいえ、左足に負傷を抱え十分に走れない選手がしのげる相手ではなかった。
伊達引退後、長らく日本のトップランカーは杉山・浅越の二枚看板だったが、徐々に中村と森上に引き継がれていくことだろう。偶然にも二人は左右ともに両手打ちの選手であるが、印象は結構異なる。
中村はワングリップだ。グリップチェンジをしない。日本のジュニアには男女問わずこのワングリップ両サイド両手打ちが意外と多い。ただ、中村は右も左も左手が下で右手が上、通常の右利き両手打ちバックハンドのグリップとは逆である。直線的なフットワークで打点にできるだけ早く近づき、ライジングで打つ。両足を踏ん張って、上半身をトルクフルにぶんぶん回して、速いスピードのスイングでハードヒットを繰り返す。アップテンポのラリーに相手を巻き込み、これでもかこれでもかとハードヒットを相手コートに叩き込む。駆け引きなど関係ない、打ち合いを挑み打ち勝つことこそが彼女のテニスだ。
森上は左右でグリップを変える、右で打つときは右手が上、左で打つときは左手が上、つまり森上のストロークにはバックハンドがない、右も左もフォアハンドの両手打ちだ。一つ下の世代の森田の左と右も同様である。フットワークが曲線的で、ボールのコースに対して後ろから円を描いて入り込む。そのコースに後ろから入り込む過程でグリップチェンジをしている。深いボールに対して下がりながらグリップチェンジをしている彼女の一連の動きはスムーズだ。テイクバックがコンパクトで体重移動をしっかりと使う。ゆったりとしたスイングだが体重の乗ったハードヒットは強力である。球種も多彩で、高い打点のハードヒットだけでなく、スライスにムーンボール、ロブにドロップショットと緩急をおり混ぜた攻めを見せる。
「日本人女子選手の中でもっともクレーにフィットしているのは私だ」と森上は語っているらしいが、これは当たっている。彼女のプレースタイルはクレーに適している。ペトロワの負傷が大きく作用した勝利ではあるが、「偶然を味方につける」のも強さである。このチャンスを大いに生かしてほしいものだ。
ペトロワの相手は森上だった。WOWOWで放送されていたが、精悍な表情に鋭い眼光、相変わらずクレバーで強気だ。そして強い。高い打点から角度の付いたクロスを切り返すショットが冴え渡っていた。No3のペトロワとはいえ、左足に負傷を抱え十分に走れない選手がしのげる相手ではなかった。
伊達引退後、長らく日本のトップランカーは杉山・浅越の二枚看板だったが、徐々に中村と森上に引き継がれていくことだろう。偶然にも二人は左右ともに両手打ちの選手であるが、印象は結構異なる。
中村はワングリップだ。グリップチェンジをしない。日本のジュニアには男女問わずこのワングリップ両サイド両手打ちが意外と多い。ただ、中村は右も左も左手が下で右手が上、通常の右利き両手打ちバックハンドのグリップとは逆である。直線的なフットワークで打点にできるだけ早く近づき、ライジングで打つ。両足を踏ん張って、上半身をトルクフルにぶんぶん回して、速いスピードのスイングでハードヒットを繰り返す。アップテンポのラリーに相手を巻き込み、これでもかこれでもかとハードヒットを相手コートに叩き込む。駆け引きなど関係ない、打ち合いを挑み打ち勝つことこそが彼女のテニスだ。
森上は左右でグリップを変える、右で打つときは右手が上、左で打つときは左手が上、つまり森上のストロークにはバックハンドがない、右も左もフォアハンドの両手打ちだ。一つ下の世代の森田の左と右も同様である。フットワークが曲線的で、ボールのコースに対して後ろから円を描いて入り込む。そのコースに後ろから入り込む過程でグリップチェンジをしている。深いボールに対して下がりながらグリップチェンジをしている彼女の一連の動きはスムーズだ。テイクバックがコンパクトで体重移動をしっかりと使う。ゆったりとしたスイングだが体重の乗ったハードヒットは強力である。球種も多彩で、高い打点のハードヒットだけでなく、スライスにムーンボール、ロブにドロップショットと緩急をおり混ぜた攻めを見せる。
「日本人女子選手の中でもっともクレーにフィットしているのは私だ」と森上は語っているらしいが、これは当たっている。彼女のプレースタイルはクレーに適している。ペトロワの負傷が大きく作用した勝利ではあるが、「偶然を味方につける」のも強さである。このチャンスを大いに生かしてほしいものだ。
別館の「講堂」のほうもテニス初級+の僕にはとても参考になる内容です。
「夢殿」も内容がとても興味深く読んでいて楽しいです。
さて、森上選手にとっては本当にうれしい勝利でしたね。
>もっともクレーに適した大和撫子
この言葉は端的に森上選手を表す良い表現だと思います。
ペトロワに勝ったことでこの先ドロー的には準々決勝でエナンに当たるまでは何とかなるのでは?
と個人的に甘い期待を抱いております。
とにかくがんばって欲しいものですね。