ライブスコアを見ると6-7でナダルがいきなり第一セットを落としていた。苦手のサーフェイスでTB末に落とした。これは尾を引くなと思っていたら第二セット3-6で落とした。「第二シードダウン」と言う見出しで、翌日のブログ記事の内容を考え始めた。ちょっと忙しくなってパソコンの画面から離れた。戻るとセットオールになっていた。第三セット7-6でTBの末奪い返すと第四セットも7-5で最後の1ブレークでとりきった。「ひょうっとすると・・・・・」と思っていたら6-4でファイナルもナダルが取った。2セットダウンからの大逆転。ナダルよ、やっぱりお前は心臓に悪いことをするやつだ。お前の熱狂的なファン達は寿命が何度も縮んでいることだろうよ。

クレースペシャリストのガウディオが負けている。ロブレドもジュコビッチに負けた。ナダルも危なかった。けど、ナダルやロブレドはガウディオなどよりは芝を苦手にしていないと思う。彼らはカウンターショットが得意だからだ。カウンターは低い打点でライジングショットを打つ。これは芝でもハードでも十分有効な技術だ。サーフェイスの違いはボールがバウンドした後に現れる。故にライジングでボールを処置できる選手はそれほどサーフェイスの違いを不得手にすることなく対応できる。苦手なサーフェイスはライジングで捌いてサーフェイスの特徴を消してしまえばよいからだ。アガシが生涯グランドスラムを達成出来たのも、フェデラーやナルバンディアンがサーフェイスを選ばないオールラウンダーであるのもそこに理由の一つがあると思っている。クレーコートスペシャリストも同じで、大きなテイクバックからボールを落として打つことしか出来ないタイプはハードや芝では対応しにくい。だがライジングでも打てるタイプは結構クレー以外でも対応しやすいと考える。コートカバーにおける粘りとかスライドフットワークとかムーボールで相手をコートの外に追い出すとか、それ以外の主要な得意技が封じ込められることに変りはなく、それ故に苦労することにも変りはない。だがかつてファン・カルロス・フェレーロは全仏を征してクレーキングになっただけでなく、全米でも一度、マスターズカップでも二度、決勝に進む見事な活躍を見せてくれた。同じ可能性はナダルにも備えられていることだろう。あるいはフェレーロおも越える才能が。

だがまだ現時点ではその才能は開花していないようだ。このウィンブルドン、男子トップ8ランカーのうち、やはりベスト8進出に一番困難を伴うのはナダルだろう。現時点では。それでも二回戦を突破した。次はいよいよアガシとの対決である。勝敗の行方にかかわらず,彼の成長の糧となるような好勝負を期待したい。

ところでそのアガシ戦を中継していたNHK総合さん。途中で番組を中断して日米首脳会談会見を生中継しましたね。あれ、番組を中断してまで生中継しなくてはならない内容の会見でしたか?