父親が突然死んだ。葬式を出す。がそれだけではすまない。母親を既になくており、祖父・祖母も当然いない。如空は長男だ。一家の筆頭になってしまった。喪主というヤツをやらなければならない。嫁さんや兄弟達の協力を得ながらも、決めなければならない膨大な作業の前に、その消化に没頭してしまい、父の突然の死を実感する間もなかった。
葬式だけではすまない。死後父の残したモノを整理・処分し、財産は相続手続きをしなくてはならない。これがまた、とてつもなく膨大な作業だった。しかも、調べてみると以前亡くなった母や祖母などの遺産相続も完全に終了していない部分があることが判明、これらを処理するのに膨大なエネルギーが費やされた。相続税を支払わなければならないほど財産が残っていたわけではない。だが小額で細かく分散されていて、それを一つ一つ見つけ出して処理していくことに時間がかかった。また両親共にモノを捨てずにとっておくタイプだったので、自宅には膨大なモノが溢れかえっていた。これをまた一つ一つ確認しながら処分していく。これにも時間がかかった。
喪主だったもので取引先や職場に無理を言って丸四日休んだ。サラリーマンで言うところの「忌引き」というヤツである。しかし、たかが四日で処理が終わるような作業量ではなかった。その後もほとんど仕事以外の時間をこの父親の死後処理に費やして、師走は過ぎ去り、あっという間に今年もあと数日というとこまで来てしまった。
しかも、忌引きで休み、その後復帰した職場では止まっていた物件がなんとこの四日間の間に突然動き出した。なんてこった。おかげで職場でもてんてこ舞いである。「不景気なにの忙しいそうで如空さんがうらやましいねぇ。」なんという声をかけられて「いつでも代わってあげますよ!」と切り返しながら大車輪で仕事をこなしていった。
という訳で、この12月はテニスどころではなかった。仕事が忙しい上に、仕事が終わって帰宅しても遺産処理の書類仕事に追われ、週末は実家に帰って家処理に追われていた。おかげでATPツアーファイナルは録画したが、内容をすぐにチェックすることが出来なかった。それでもツアーはほとんど11月に終わったので、助かった。問題は如空自身がテニスできないことだ。12月にエントリーしていた大会は全てキャンセル、週末も時間が取れずにレッスンを欠席した。来年は少しは落ち着いてテニスできるようになるかな。
テニスをしていないし、ツアーもオフなので、ブログも更新せずに12月が終わろうとしている。しかし、毎年恒例の10大ニュースだけはしておきたいがね・・・・もう間にあわないなぁ。来年に持ち越すかね