電脳網庭球寺 僧房

テニスの修行僧如空の修行の日々とテニス観戦記を綴る

テニス:観戦

2010春の祭典第二弾マイアミ大会

テニスワールドツアー春の祭典第二弾ソニー・エリクソン・オープン、マイアミ大会が開催される。アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ・キービスケーンで行われるこの大会は男女同時開催、開催期間二週間、男女シングルス98ドロー、先週のインディアンウェルズ大会と共に「第五のグランドスラム」と呼ばれるテニスツアーの「春の祭典」である。

男子はマスターズ1000シリーズの2010年第二戦となる。このアウトドアハードコート大会の第一シードはフェデラー、以下ジョコビッチ、マレー、ナダル、ソダーリング、ロディック、チリッチ、ツォンガ、ゴンサレス、ヴェルダスコ、リュビチッチ、フェレーロ、ユーズニー、モンフィス、フェレール、ベルディッヒ、アイズナー、ロブレド、シモン、クエリー、モナコ、メルツァー、カルロビッチ、バグダティス、モンタネス、ベルチッチ、コールシュライバー、ロペス、トロイッキ、ティプサレビッチ、ベネトーとシード勢が続く。デルポトロとダビデンコは不在、モンフィスは欠場になったらしいが、それ以外のトップランカーがほぼ勢ぞろいした。さて、注目はATPツアー2010の現時点でエントリーランキングベスト4にしてトップ4シード、GAORAのATPツアー中継のオープニングで今年も画面一面で紹介される四人、四強、四天王、四大巨匠、トップ4、ファンタスティック4、呼び方はいろいろあるだろうがつまりフェデラー、ジョコビッチ、マレー、ナダルの四人である。春の祭典第一弾インディアンウェルズ大会では四人とも決勝に進出できなかった。ベスト4にナダルが一人入ったのみ。第二弾のマイアミでも同じ結果になると、ツアーは一気に混戦化する。それを望むものもいるだろうが、上位4名は混戦化など望んでいないはずだ。マイアミの後には欧州赤土戦線、ヨーロッパクレーのシーズンが始まる。その突入時点で現状を維持できているか、それとも混戦化したうえで波乱のクレーシーズンに入るか。ここは2010年の大きな山場だ。その過程に注目していこう。

女子はWTAツアープレミアム、アウトドアハードコート大会の第一シードはなんとNo3のクズネツォワ、以下ウォズニアッキ、V・ウィリアムズ、アザレンカ、ディメンティワ、ラドワンスカ、ヤンコビッチ、リー、ストーサー、ペネッタ、ズボナレワ、ウィックマイヤー、バルトリ、クライシュテルス、スキアボーネ、ペトロワ、ペア?、レザイ、ハンチェコワ、チェン、A・ボンダレンコ、パベルチェンコバ、リシキ、クレイバノワ、イヴァノビッチ、チブルコバ、サバイ、ヴェッジーナ、マーチンサンチェス、メディナガルゲス、オズニアック、キリレンコとシード材が続く。エントリーランキングNo1Sウィリアムズ、No2サフィーナがそろって欠場である。春の祭典にしては役者が不足しているか。しかし全豪ファイナリストにして元No1のエナンが今回もまたノーシードでエントリーしている。しかもまたディメンティワの山である。デメちゃんはこの厄介なノーシードを今度こそ突破してもらいたいものだが結果は如何に。

さてGAORAではこのマイアミ大会をとも決勝・準決勝名生中継である。来週の週末を楽しみに待つとしよう。

2010インディアンウェルズ雑感


テニスワールドツアー春の祭典第一弾インディアンウェルズ大会は男女同時開催である。女子決勝はグランドスラムと同様に土曜日に行われるものと勝手に思っていたが、実際は男子と同じ日曜日に行われていた。女子の決勝は第二シードウォズニアッキ対第八シードヤンコビッチである。結果は62 64 のストレートでヤンコビッチの勝利、今季初優勝、生涯ツアー12勝目を挙げた。元No1ヤンコビッチの久しぶりの優勝で幕を閉じ、大会としてはいい終わり方だったのではないか。ウォズニアッキとヤンコビッチはSFでそれぞれラドワンスカとストーサーを破って決勝に進んでいるのだが、このSFの結果が逆転してラドワンスカ対ストーサーという女子単決勝であったなら、それはそれで如空としては興味のある対戦ではあるのだが、春の祭典としては地味な決勝戦になってしまったことだろう。

さて女子単決勝が行われたと思っていた土曜日には男女のダブルスの決勝戦が行われていた。そこでナダルとロペスのペアが男子複の優勝をしている。ナダルはリュビチッチとあの長いフルセットマッチのあとにダブルスに出場して優勝しているのだ。なんとも恐ろしいスタミナだ。逆にシングルスでも勝ち進んでいたらシングルスの決勝戦では元気に動けたのだろうか?動けたんだろうな、ナダルのことだからたぶん。ナダルってこの大会だけでなく、よくダブルスにも出場しているが、どんなプレーをしているのだろう。やはりサーブ&ボレーからガンガンネットに出るのだろうか。一度見てみたい。

ところでロディックはこのところまた無精ひげを生やしているが、あの顔ってアメリカの俳優ブライアン・オースティン・グリーンに似ているな。この前ターミネーターのサラ・コナー・クルニコルズのデレク・リース役を見ていて思った。オースティン・グリーンさんはあのビバリーヒルズ高校/青春白書のディビット・シルバー役の男の子だったひとだよ、ほれケリーの義理の弟で飛び級する子、最終回でドナと結婚する・・・・ってテニスとは関係ないか。

決勝戦のその後

バンクーバーオリンピックもそうだが、日本から見て地球の裏側で行われていることって、翌日の昼まで結果が分からないこともある。というわけで昨日の記事で結果がまだ不明だったATP三大会の決勝戦の行方を簡単に。

アメリカ・サンジョゼでのSAPオープン決勝はロディック対ヴェルダスコ、勝ったのはヴェルダスコでスコアは36 64 64 と見事な逆転勝ち、しまった内容のゲームだったようだ。ヴェルダスコは地道に実績を上げつつある。これからもじわじわとランキングを上げてくるのだろうか。

オランダ・ロッテルダムのABNアムロ世界テニストーナメント決勝はソダーリング対ユーズニー、勝ったのはソダーリング、スコアは64 20 でユーズニーの途中棄権となった。ユーズニーはジャパンオープンで見てから密かに応援していただけに残念だ。ソダーリングは今季初優勝、キャリア通算では5勝目だそうだ。ヴェルダスコと同様、こちらもジワリと上位陣に迫ってくるように思える。

ブラジル・コスタドサウイペのブラジルオープン決勝はフェレーロ対クボット、勝ったのはフェレーロ、スコアは61 60 フェレーロの圧勝である。他にトップ選手が出場していなかったとはいえ、この春の南米クレーシーズンでフェレーロのようなベテランが活躍して結果を出してくれたのはうれしい。今季初優勝でキャリア通算では13勝目となる。この大会の期間中にフェレーロも30歳になったそうだ。フェレーロももうそんな歳か。あの2000年全仏準決勝対クエルテン戦で鮮やかに世界トップの場面に登場したシーンが昨日のことのように思われる。もう残された時間は少ないのだろうか。クレーでまた活躍する場面をもっと見てみたい。
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