こんばんは!
2017年度DFPLを務めさせていただきます,新4年の藤井春帆です.


 まずはじめに,2016年度のHUMBLERSを支えてくださった方々に深く御礼申し上げます.練習に来てくださったリゾスポの方々,平田先生,寄付金をくださったり,応援にきてくださったOBOGの方々,米澤さん,応援団の皆様,保護者の皆様…あげたらきりがないほど,今年のチームはたくさんの方の応援のおかげで全学一勝を成し遂げることができました.本当にありがとうございました.


 本当であれば,今年どうやってチームを引っ張っていきたいかをどんと書きたかったのですが…
DFPLとしてこの挨拶を書かせていただくにあたり,どうしても書き出しに全学準決勝・関学戦での敗北となってしまうのは,確実に実力が上のOFに対して受け身になってしまうことが避けられないDFというポジションに必要であり,苦しくも向き合わなければならないところですのでお付き合いください.



 2016年度,私たちは”ボールを奪い,運ぶDF”を目標に練習してきました.


 しかし,一か月前の準決勝,私たちは関西学院大学を相手に引いて守ることを選びました.まず,攻めるには技術が足りなかったからです.そこで,一人が抜かれさえしなければ,崩されずに人数をかけることができると考えたからです.


 試合は,引いて,引いて,何のプレッシャーも与えられないまま,シュートを打たれてしまいました.練習してきたダブルも,突破されてしまいました.


 今日,昨年度のチームの一年間を振り返る大反省会で,あいみさんが「東北地区を抜けたら,DFは守るものではなく奪うもの.これが当たり前であり,私たちもそのレベルに達さなければならない」とおっしゃっていました.
 ボールを奪って運ぶために一年間やってきた私たちのDFは,全国ではまだまだ脆かったということです.

 私たちは,今年”関西突破”を目標に掲げました.
「守る」ではなく,「奪う」DFになるためにどう努力していけばいいのか.
何もできなかった,糸口が見いだせなかったあの試合の直後は,乗り越えられない壁のように感じましたが,
今思うのは,私たちは伸びることができるチームです.求めるステージに上がることができるチームです.ということです.
見ることもつらかった試合のビデオを見直していると,これならできる,これはまだできないからこれを練習したい…と考えられることがたくさんありますし,部員一人ひとりからそれを実践させてもらえるような大きな覚悟を感じます.


 
 ここまで,今年悔しかったこと,乗り越えなければならない壁の高さを書いてきましたが,昨年度のDFの成長はめまぐるしいものだったと思います.この強さは,13の先輩方とコーチが残してくれた財産です.本当にありがとうございました.
 それでも届かなかった悔しさを晴らし,関西突破という結果をもって恩返しをしたいと思います.






 最後に,私個人のことについて,おそらく心配してくださっている方も多いと思うので少し書かせていただきます.
 私は,昨年度を知っている方はお分かりか思いますが,ほかのPLに比べたら頼りないかもしれません.しかし,私がこのチームのDFを引っ張っていく気持ちの強さはだれにも負けません.
新主将の言葉を借りれば,「みんなの1年を預かる」ことの覚悟はできています.矛盾しているかもしれませんが,責任の重さはひしひしと感じつつも,のしかかるプレッシャーは去年ほど感じません.もうあとがないからかもしれません.こういう立場だがらこそ,今から失敗を恐れずに「自分の最大限」を広げていきたいと思います.
 私のそういった姿勢につられて,後輩たちがチャレンジする度胸をもってくれたらいいなと思っています.



 これから1年間,どうぞよろしくお願いします.


第25期 DFPL
藤井春帆