海と犬と湖と

横浜でヨット生活を送っています。クルーザー歴は3年になりましたが相変わらず貧乏船主です。果たしていつまで乗れるやら… クルーはシェルティ(♀)の愚犬リル。 いつも二人で東京湾に浮かんでます。 アーサー・ランサムの影響を多分に受けてます。

稀勢の里、初優勝。白鳳にも勝って横綱昇進確実となった。
良かったねえ、日本相撲協会がモンゴル相撲協会になるんじゃないかと思ったよ。若乃花以来の日本人横綱だって?今の中学生なんか知らないよねえ。
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 マジで?

今日は暖かいし、風も昨日よりは吹いてないし、快晴。
でも、さすがに昨日の冷えがこたえて、とてもマリーナに行く気がしなかった。
船検中間検査の申請書を書いたり、確定申告の準備をしたりしていたが、固まった肩が凝るばかり。
息子がリルを連れて実家に薬を届けに行ったから、家内はダラダラと数字パズルをやっていた。肩は凝るのに懲りない遊び。
珍しく昨日タカハシが手紙を送ってきた。中には私をスマホで撮った数枚の写真が入っていたのでお礼の電話。
膝のことを心配してくれたが、15段以上の階段に上らなければ大丈夫だと応えておいた。
なんていうか、もう痛いものだということで自分自身は納得してるんだが…
必要ならステッキを持って歩くのも悪くない、などと考えている始末である。
実はホームズやポアロが持ち歩くステッキにはとても興味がある。あの時代、なんでみんなステッキを持っていたんだろう?

昼に帰ってきた息子だが提出レポートの作成で、この三日ほど籠城。
午後から家内と買い物に行く。久しぶりの長散歩にスイッチが入ったリルはやたらと煩く、息子の邪魔になるので、一緒に連れていく。
「雪対策カジュアル靴」なんていうのがあったから、買ってみる。ちょうどカジュアル靴が痛んできたしね。
最近はビジネス靴なんて見もしない。葬式の時に黒靴があれば十分だよなあ。
ヨット用のデイバッグも新調。年寄りは機能重視で何より両手が使えるものがいい。

家に帰ってリルと散歩。
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 やっぱり風強いよ。

一週間ほど通ってなかった尾根道の反対側にはまた住居の取り壊しが。
ここは母屋の他に木造アパートもあったから敷地が150坪ほどある。
主は老後を賃貸収入でカバーしていたんだろうな。この広さだと低層マンションが建つからやっぱり人口増かな?
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それにしても唐突な感じがする。母屋にはついこの間まで灯が点いていたような気がするんだが…
それにアパートの住人はどうしたんだろう?
高齢の主が入院して余命宣告でもされていたのかな?年末までに契約を解除して立ち退きを要求されていたのかもしれない。

ふと亡き友、ノブシロを思い出した。
統合失調症で定職にはつけず、小名浜でアパート経営と土地の貸借で生活していた。
彼の家とアパート等土地建物の権利は実の次兄に相続され、そのまま残っている。
彼は親戚筋の養子になったが病気が病気故、子もなければ結婚もしなかった。相続権は実母と二人の実兄が得ることになったが、我が子を養子に出して寂しく死なせた高齢の実母にはそんなものをもらおうなどと思えなかっただろうし、医師である長兄は自らが紹介した病院で亡くなったことを痛恨に思っただろう。
ノブシロ自身が嫌っていた変わり者の次兄が全部引き継ぐことになった。
移り住んだ次兄は近所の評判も良くない。少なくとも今の状況は彼の遺志ではない。
こういう厄介な問題が必ず人の死でもたらされる。遺書はやっぱり必要だなあ。
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  やっぱり、風強いよ~

部屋が暖かったのでついつい薄着で散歩に出てきてしまった。
こんなことをしてるから風邪ひくんだよなあ。
さっさと帰ろう。


2017.1.22 家内とリルとで買い物に行きましたあ。






昨夜トランプ氏の大統領就任演説をテレビで見ていたのでちょっと寝不足~
見るんじゃなかったな、やっぱり。
front of Statue

Jollyhot
にはライフラインネットがある。
バウからスタンまでライフラインとガンネルを結ぶ網なのだが、フネの走行性とはまったく関係ないし、これがあるとレースには邪魔になるばかりか、乗り降りもちょっと不自由だ。IDカードをひっかけてチャポンと落としたこともある。
このネットを使うならジブとライフラインの干渉を防ぐとか、スピンの収納時にクルーが安全だからとかで通常はバウからミッドシップにかけて着ける。
バウからスタンまでの全面張りは主にリルの落下防止の安全策だ。YBMで全面張りしているのは私しかいない。

今日は赤旗が出るほどの強風だが、10℃を多少上回るというので古くなったネットの取替に行く。
と言っても、これは実に厄介な作業で、一人ではできないので家内の助勢を頼む。
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 現場監督するんだよ。

久しぶりに家内が一緒なので、リルは大はしゃぎ。
先頭に立って、いかにも自分が群れを率いてるようだ。こら、ギャンギャン喚くな!

今あるネットは前オーナーがプロにやらせたもので、私はこのネットがあったからこのフネを購入したのだ。
ネット張りのプロっているのか?
まずは右舷のネットの取り外しから。
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これが実にしっかり留めてあって、カッターナイフでロープを切らないとなかなか外せない。
切りながら細かな補強がしてあるのに気づく。
ライフラインとネットはロープをジグザグに巻き通してあるだけかと思ったら、30~50cm間隔で糸が巻いてある。
これは通常の糸ではなく、柔らかい釣り糸のようだ。0.5号くらいか?
それに加えて、スタンション周りではヒッチ(ロープ止め)を使い、仮にロープのどこかが切れても全体が抜け落ちない工夫がなされている。
ムー、これは職人技だなあ。
ここまでやるとなると、到底1日では終わらない。

とにかく、右舷のネットとロープを取り外し、海王さんで買ったネットを結束バンドで仮止めしてみる。
これが一人じゃできないところ。
ロープ状になったネットを広げながら、スタンパルピットからある程度のテンションをかけてライフラインにロープを巻いていかなければならない。
ネットは張りが強すぎても弱すぎてもダメなので、ここが匙加減。
ネットがなくなって、ライフラインだけのデッキで作業するには風が強すぎる。うっかりすると頭から落ちそうだ。

二人で黙々と作業を続けていく。斜めになっているパルピット部分はネットをカット。
何といっても寒いし、肩が凝る。
ライフラインとガンネルに取り付けが終わったらすでに13時半。
よーし、ご飯にしよう。
家内とリルがマックに行っている間、パルピット部分のロープ止めをする。
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  ゴハン、ゴハン。

外は10m/s以上の北風が吹いているから、キャビンに入るだけでも暖かい。
熱い紅茶も嬉しい。
食べ終わってからチェックと、カットしたネットの端の処理。
ナイロンロープだから、火を使って丸める。
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 手前は今までのネット。

新しいネットは5.5cm角の網目だが、古いネットは3cm角。
目の細かさが倍違うわけで、これはマリンショップでは取り扱ってない。子供用のネットでは10cm角の網目だ。
前のオーナーは小型犬を乗せていたんだろうか?
リルはというと、ライフラインにロープを巻き終わり、家内がネット下部をガンネルに巻き始めていくとデッキに上がって、興味深そうにずっと監督していたので大丈夫だ。順応性は高い。

全部終えたのが15時半。
と言っても、右舷だけ。こんなに時間がかかるとは思わなかった。
体も芯から冷え切った。
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でも、まだ半分あるよー

やっぱりもう少し風のない暖かい日にやろう。
それほど急ぐものじゃないしね。現状でも半年くらいは十分持ちこたえられる。

ついでに退屈そうなリルとマリーナ散歩。
ああ、寒かった。膝も痛いよ~
家内に感謝。どうも、お疲れ様でした。
無言…


2017.1.21 右舷ライフラインネットを張り替えましたあ。



今月は若くして亡くなった友達の23回忌になる。
なんと早いものか。
彼の遺影は若いまま、嬉しそうに微笑んでいる。
1124フェリーよりカモメ

彼の死後、残された奥さんと小学生の一人息子のために、しばらく財産管理をしていた時期がある。
今でも、「家計状況を調査するぞ」などと冗談で言っているが、もうそんな必要もない。
一人息子だったコータローも一人前になって、結婚し家を出、一昨年子供が生まれた。
オタマ(奥さんのニックネーム)は管理栄養士の仕事を全うして定年退職。今も保育園で栄養士の仕事をしてる。
毎年年末にフグの干物を送ってくるが、もういい加減に送らんでいいと言っても、送ってくるのである。
明るく裏表のない人だが、金銭的にどんぶり勘定なので、たまに「家計を調べに行くぞ」と言っては脅している。
それでももう10年以上会ったことがない。

「私、70歳になったら死ぬからね」

元旦に冗談のように言ったれど、あながち本音かもしれない。
「これ以上、お婆さんになったら、あっち(天国)で不釣り合いになっちゃうでしょ」と話していたことがあった。
「早く会いたいんだよー」
オタマは我が友人を心から愛している。

私の友人が亡くなった時、後を追わないように、彼女の友達が毎日のように彼女の家に行き、知り合いから親戚、コータローの学校関係者まで絶えず彼女から目を離さないでいた。
亡くなった友人は生前オタマにたくさん課題をかして、余計な事を考えないようにさせていた。
もちろん息子コータローのことや財産のことも私に託した。
「二人が胸張って生きていけるようにしてほしい」
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あれから23年。オタマも親としての役目を終えた。仕事も全うした。マンションのローンも終わったし、老後を生活レベルを落とすことなく生きていける財産もある。
よく頑張ったな、オタマ。

今”仕方なく働いている”栄養士の仕事も体力的きつくなったから来年には辞めたいという。
「70歳までに、お金は全部使い切るからね」
「ああ、いいよ。でも、オタマだと70歳になる前に全部なくなりそうだから、時々チェックに行く」
「ダメー、絶対ダメ!」

好きなように生きればいいよ。やりたいことをすればいい。
お金使い果たしたらコータローがなんとかしてくれるよ、きっと。
自分が親になって、オタマの有難さが分かるようになるさ。
女手一つでよく耐えて来たよ、君は。
70歳?こっちだって生きてるかどうかわかんないよ。
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本日は籠城。
息子も学校なし。
曇ってやたら寒いので、リルとゴロゴロ。
まあ、臨時休業だな。
incar
 遊ばないの?


2017.1.20 暦通りの大寒でリルと炬燵でゴロゴロしてましたあ。



昨夜は帰りが遅かったが、ボランティアの運営を巡って議論していたので、テンション高くてなかなか冷めやらず、
上手く寝付けなかった。
その分朝が遅くて、息子が朝食を食べ終わったころ目が覚めた。
うへ、調子悪い。

それでも陽が差し始めると、体が動き出そうとするから、どうせゴロゴロするならとリルを連れてマリーナへ。
昨日バイクで帰るときに冷えたのか、巨漢の元院長の施術が合わなかったか、どうも膝が思わしくない。
機走も厳しそうなのでオニギリ買うのはやめた。
いざフネに来てみると、キャビンでゴロゴロして本でも読んでいようという気が青空と青い海に追い払われる。
今日は船内でできるエンジンオイルの交換でもしよう。
マックをテイクアウトして、早めのお昼。
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 歯磨きガムもあるんだよ。

オイル交換すると、手がどうしてもオイル臭くなるから、作業する前に食べないとね。
でも、オイルはあるがオイルチェンジャーがない。
海王さんに貸してもらおうと電話したら、神戸に行く新幹線の中。商売繁盛でいいね。
仕方ないのでウェストハウスに行って借りてくる。
ウェストハウスで借りると、オイル交換はオイルピット内でやってくれと言われる。
船内機の構造上、どうやってもオイルは海に流れ出ないんだけどなあ。まあ、一応規則は規則。
で、ピットまで移動して係留。
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  どこ行くのよ~

ヨットのオイル交換は通常、車のような下抜きはできない。
オイルゲージに管を突っ込んで、オイルチェンジャーで圧搾と浸透圧を利用してオイルを抜き出す。
従って、フラッシングなどもできないから鉄粉やヘドロ化した劣化オイルは若干残る。
一応交換目安は100時間ということになっているけれど、オイルの劣化は早いから一応6~8か月で替えるようにしている。要は粘度の問題。
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シュポシュポと自転車の空気入れのように空気を圧搾すると、廃油はチェンジャーの中に落ちてくる。
3分に一度くらい、またシュポシュポする。
1GMの場合、だいたい1.5リットルくらいで抜け切る。一番奥のクラッチオイルはだいたい1/4リットルほど。
本来は純正クラッチオイルなんだろうけど、まあ、モーターボートじゃないからそれほどクラッチを使うこともないのでエンジンオイルをそのまま入れている。
チェンジャーの横筋が1リットルの目盛りになっているから、そろそろかなあと分かる。
ゲージに突っ込んだ管を抜き出すときには要注意。最後ぴょんと跳ねて顔にかかったりする。

次は新しいオイルの注入。手前の黄色いキャップを取って、そこから流し込むだけ。
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ゲージの半分も入っていれば十分。
ゲージ目いっぱい入れるとヒールした際に噴きこぼれることがある。
今回はエレメント交換なし。エレメント交換目安は250時間ということになっているが、私の場合1年に1度だけ交換してる。

後は廃油の処理。
YBMはヤードの屋内整備場右端に緑色の廃油捨て箱がある。
チェンジャーを傾けてその中に捨てるのだが、冬場は結構時間がかかる。
今日は1時間以上傾けておいたが、下の方に溜まったドロドロのオイルは冷たい外気に触れてどうしても落ち切らなかった。
その間にフネを移動して自バースへ戻る。
なんか音が軽いねえ。

お向かいのオーナーが、冷却水ブザーが鳴ってお困りのご様子。
私がSOLT-OFFでガスケットの塩出しをしていたのを知っているので、いろいろと訊かれた。
でも、この時期に冷却水異常ランプが点くっていうのは、相当塩がこびりついてるんじゃないかなあ。ガスケット交換した方がいいと思うけど、あれはなかなか素人にはできないからねえ。
でなければ、水温センサーがダメになってるか。一つ一つつぶしていくのは大変だあ。
昨年ずいぶんてこずったからなあ。

チェンジャーをウェストハウスに返し、結局マリーナを出たのは4時近く。
体も冷えてきたので、まっすぐ家に帰る。
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  まだご本をよんでもらってないよ~

キャビンでゴロゴロするはずだったんだけど…


2017.1.19 エンジンオイルの交換をしましたあ。




うわあ、もう時間がない。
これからボランティア。
我がボランティア団体も運営上の問題を抱えており、今日は長いミーティングが組まれているので帰りがかなり遅くなりそう。
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今日も整骨院に行く。
担当してくれたのは、他院から応援で来た元院長。
この人、プロレスラーのような巨漢で、その体を思い切り乗せてくるものだから背骨が折れるかと思った。
今週まで午前中のみ応援らしいので、できるだけ午後に行くことにしよう。
高齢のお婆さんなら間違いなく即死だろう。

帰りがけ、この間まで更地だったところに2軒の家が建てられているのを知った。
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元々、一軒家だったのだがそこは都会の住宅事情。
敷地を分割して2軒建つ。
少子化が叫ばれる中、東京や横浜は人口の社会増が続いている。
密集地域の破格な高層マンションよりは安い戸建ての方がサラリーマン所帯に人気がある。
固定資産税や住宅控除などの優遇がある「小規模住宅」は200㎡以下。つまり60坪の敷地が要件となる。
この地域で60坪の敷地と言うのはバブル期に開発された新興住宅街かもともとの地主以外には、その広さを持ちえない。大型クルーザーのオーナーなら話は別だが、一般サラリーマンには手が出ない。
60坪の家は高齢化が進んで、持ち主が亡くなると相続税の関係で遺産分けのために売りに出されることが多い。
で、敷地は二分され30坪の土地に建蔽率100%の家が建つようになったりする。(この辺は50%)
今までは独居老人が一人住んでいたところに二家族最低四人の人口が増えるということになる。
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戸建て住宅はその時々の流行りがあるので、一見しただけでそれが築何年ごろのものか分かる。
バブルから30年近く経ち、その頃の中堅世代はもう後期高齢に片足を入れているから、こういう狭小化現象はこれからも続いていくだろう。
「サザエさん」の家は都心ではなくなりつつある。




毎日が休みみたいなものだけど、毎日いろんなことがあって休まらない日が続いている。
このブログに書くのは一日のほんの一部の出来事で、実はたくさんの行動や発見や課題に埋もれてしまうことがある。
「よく毎日書けるな」と感心されたりするけれど、誰だって何事もない日などはないだろう。私にとっては書ききれないことの方が多い。
”ブログネタ”などとはちゃんちゃらおかしい。
でも、やっぱり定休は欲しい。頭を空っぽにして俗世とは無縁で人とも会わなければ、責任も生活も負わないような休日が欲しい。
そんな夢のような空間と時間を提供してくれるのが海であり、ヨットだったりするのだ。
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  まだ寒いよ。

本日はマリーナも定休。最高気温は11℃。快晴。
サポーターとコルセットなしでの運動はまだきついが、あればあったで動きにくいから機走で出港。
今日は北東の風で三角波が立つ。
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5、6m/sの風だが、体感的に冷たく感じる。空気が乾燥しているからだろう。
マリーナが休みの日だと大型のモータークルーザーはお出ましにならない。
幾隻かのヨットも浮かんでいるが、無理な走りは皆避ける。
だから、冬の海は静かでまた清冽なのだ。
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ほんの少し沖に出るだけで、そこはもう極上の空間。
のんびり、ゆっくり風と波の音を聞きながら、浮かぶに任せて越し方の1シーンを甦らせたりする。
振り返え見すれば、富士や丹沢の冬景色。
「田子の浦ゆ...」ってな感じだ。
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自由と解放の実感は陸から1km先に存在する。

まあ、三角波がちょっと飛沫を上げてくるので、リルは得意の惰眠を貪れないが。
それでも膝元の定位置で、ゆるっと寛いではいる。
小さいころからカヌーやボートに乗せてきたから、ヨットの居心地の良さは十分理解してるし、船酔いなどすることはない。
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沖に出てオニギリの一つも食べようかと思っていたが、減速しても冷たい波しぶきが飛んでくるので、帰港してからお昼にすることにした。
2時間ほど機走で揺られて自バースへ戻ったが、眼鏡に塩がたくさんこびりついていた。

マットやキャビンシートでコクピットを居心地よくしてからゴハン。
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 ちゃんと眼鏡も拭いてたよ。

係留してるものの、フネで日差しを浴びながら食べるオニギリはまた格別。
食後もコクピットで横になり、リルを抱き枕にしてランサムの本を読む。
こんな日はフネ洗いをさぼることにしている。
読み聞かせをしてるとリルはだんだん瞼が重くなるな。
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  ちゃんと聞いてるよ。

ツバメ号の伝書バト」は私が初めてランサムに出会った本で、ヨットのことは書かれていなかったが、目から鱗の出会いであり、私の人生に大きく影響を与えた本でもある。
訳者神宮氏も格別にこの本を気に入ってる。英国児童文学賞である第1回カーネギー賞を受賞した本でもある。
また、私がサーガ中一番好きな巻でもある。
この本に出会わなければ、相当な悪ガキになっており、今頃は国際指名手配でもされかねない人物になっていただろう。
さすがに最後は寒くて車に逃げ込んだが、今日はいい休日になった。


2017.1.17 短い時間だったけど、リルと機走してゆっくりできましたあ。


とうとう今朝は氷点下になった。
リルは昨日の疲れが残っているのか、睡眠不足か朝から陽だまりで熟睡。
写真を撮っても薄目をわずかに開くだけ。
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実家に行こうと用意してると、気配に気が付いてやってきた。
「留守番しててもいいよ」と言うと、ギャンギャン吠えるので結局一緒に行くことになる。

実家では父が古い石油ストーブを分解して、油漏れを直そうとしていた。
もう結構古いものだし、電池着火もできない上に、トレーに油が染み出すからと1年ほど前に新しい石油ストーブを買ったのだったが、まだ後生大事に持っていたのか。
新しいものも古いものも同じメーカーで操作に違いない。油量ダイヤルを回して着火ボタンを押すだけだ。
父が仕方なく分解掃除させらているのは、母のせいだ。新しいものはボタン一つ覚えられない。
組み立て始めた父はビスの大きさが良く見えないようで、何だか苛立っていた。
しょうがないからドライバーを奪って全部組み立てる。
油漏れは分解掃除してもダメだ。たいがいこの手の単純な物はもっと簡単な原因による。
灯油タンクのパッキンを調べていると、押し出し口に丸まった紙が挟まっているのを発見。
注意書きの紙切れだった。
それを取り除いて父に見せると、唖然としていた。父は元石油エンジニアである。
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落ち着いたところで、一昨日来た従妹の事を聞く。親戚の中では小さいころ一番親しかった子だ。
母の話は過去をあちこち彷徨うので、参考程度にとどめる。
父の話では、従妹の娘が結婚して横浜に移ってきたので家族で様子を見に行った後に寄ってくれたそうだ。
従妹の旦那と、伯母さんも一緒だったという。
「え?伯母さんは再婚したんじゃないの?」
「そうよ、あの人は1年も経たないうちに再婚してどこかへ行ったのよ」と母。
「メグ(従妹)と一緒にくらしてるんだそうだ」と父。
む?話が嚙み合わない。
父の話では、伯父が亡くなった後伯母さんは長男とメグと一緒に暮らしていたが、長男は出向で京都に行くことになり、メグは結婚してそのままの家で伯母さんと同居していたとのこと。
「引っ越したんじゃないの?」
「ずっと元の家に住んでるよ。メグは毎年年賀状を寄越すから」
えーっ!無縁になったんじゃないの!?
よくぞ30数年、母の虚言を信じてきたものだ。
私も伯父が大好きだったので、よく信州に出かけては懐かしがってその家の前を車で通ったものだ。
一昨年の夏は、父も母も懐かしいだろうと思って、信州旅行の帰りわざわざ高速を降りて、伯父さんの家の周りを車で走ったのだった。
みんなそこに住んでるなら立ち寄ったものを...
確かあの時も母は、
「兄さんが生きてたらねえ。挨拶の一つもしていくんだけど」とか言ってた。むー、まんまと騙された。
伯母さんが手土産に持ってきたリンゴジュースを1本もらって帰る。

整骨院に行きそびれたので、午後の部に回る。
ストーブ直しと親戚の話ばかりで退屈していたリルと取りあえず散歩。
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 全然面白くなかった。

どうせこの後整骨院へ行くのだからと、駅近くまで歩き4階建てくらいの公園展望台に足を引き摺りながら上ってみる。
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富士にかかる雲は寒そうだし、丹沢は冷たい山塊になっていた。
今日は最高気温9℃。
見晴らしがいいところは風も冷たい。リルはさっそくベンチでネムネム。
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こんな冴えた昼下がりは、遠く房総まで見える。
上ったのはいいが、降りる時は膝の痛みが倍化。
手摺を使ってゆっくり下りる私のペースにリルは寄り添う。

整骨院の担当は院長で決まり。
的確なポイントをしっかりと押してくる。院長は無口なので、余計痛く感じるな。
賢く冷徹な宗門奉行は、決して余計な事を話さず、こちらの痛いツボをついては労りの言葉をかける。
「痛いでしょう。すぐ楽になりますよ、また今週来てみてください」
遠藤周作の「沈黙」が映画化されたそうだが、この院長を是非キャストで使ってほしかった。


2017.1.16 実家に行ってストーブ直しましたあ。






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