神戸のスミノクラ氏別宅を出た朝は晴れ間さえかすかに見えていたが、神戸北から中国道に入った頃から降り始め、どんどん強くなった。

















奥深い中国山地を走る頃には、バケツをひっくり返したような豪雨に見舞われ、断続的に横なぐりとなり、生きた心地がしなかった私の横でスミノクラ氏は「砂の器」のDVDを見ていた。
時々、話しかけられるものの、こちらに余裕がないものだから、返事も虚ろ。




















それでも宍道湖を右に見て、昼食をとる頃には小止みになって、一安心。
本日の目的地、出雲大社が近づいてくるとまた豪雨。
とうとう神の怒りを買ったか?
お前たちのような不信心者は、この地に入るべからず!
そう言われてるようだった。
が、それでも進軍を止めない我々に呆れかえったか、何も考えていない我々の無我を認めたか、大社大門に着くと小止みになった。




















大社は荘厳で、霊験あらたか。
どことなく神秘的でさえあるのに全てを受け入れる深さをたたえている。 
こんな日には誰も来てないんじゃないかと思ったら大間違い。
団体様がウヨウヨいる。
ムー、さすが大国主。
一回りして、こうべを垂れつつ歩く。
お隣の古代歴史博物館にもよる。
ここは必見だね。 




















スミノクラ氏も痛く感銘を受けたようだ。
私も知的好奇心が満たされたいへん満足。
早めにホテルに入り、グター。
夕食をホテルで取りながら、スミノクラ氏とたくさんお話ししましたあ。
でも、ちょっと疲れたあ。 
明日も早いので、もう寝ます。