園芸無法地帯〜場・外・乱・闘〜

 園芸・植物専門のライターです。『趣味の園芸』の山野草部分の補足やまじめなものの他、ネタやメタ発言を含みます(笑)  流行だの、ミョ〜に偏った価値観などに惑わされずに 、純粋に植物が好きな人が【植物自身の美】を愛でて【培う楽しみ】を得たいものであります。 ツイッター:https://twitter.com/#!/Kouji_Gardening フリッカー:http://www.flickr.com/photos/koujituji/

イベントのお知らせ

 来る6月15日に【墨東園芸散歩〜江戸庶民、花を楽しむ〜】というイベントをおこないます。
 江戸時代の園芸文化と民間庭園の歴史と発達、そして人々がそれらをどう楽しんだかを、近世から近代の園芸史研究の第一人者・平野恵先生をお迎えするトークイベントです。植物の説明はわたくし、辻がおこないます。進行は主催のみちくさ部・清衛門でお送りします。
 話だけではなかなか理解が及びませんから、実際に江戸時代からの民間庭園である堀切菖蒲園と向島百花園を巡ります。最後は百花園の御成屋敷でお茶菓子を摘みつつ、江戸園芸について熱く語ります。
 堀切菖蒲園入り口に12:50集合、13:00開演を予定しています。有料のイベントで、3500円頂戴しますが、移動費・入園料・お菓子代などもろもろ全部込みですし、平野先生のお話と言うだけでもお代以上の価値があります。
 堀切菖蒲園のハナショウブもちょうど見頃ですし、百花園も緑したたる良い季節です。是非、皆様お誘い合わせの上、お越しくださいませ。
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 歴史的には、百花園ができた1805年はカラタチバナのブームが起こってから10年ほど経った頃です。園芸植物のマニアック傾向が強まり、これ以降江戸時代の園芸は質的に大きく変化してゆく時代でした。また多くの民間庭園が造営された時代でもあります。
 この時代に光を当てた企画は今まで無かったと思います。どのような内容のお話が聞けるか、私自身も楽しみです。

 本イベントはすみだ川アートプロジェクト(SRAP)の一環としておこなわれます。こちら http://ab-srap.com/?p=5387 からご予約のメールをなさることをお勧めします。

新刊紹介 多肉植物ハンディ図鑑(主婦の友社)

 昨年、突然にTillandsia の写真持ってない?と知り合いの編集者から訊かれ、うちにある種ので良ければ…と(無論ちゃんとお仕事として)写真を撮影して送りました。
 わたくしはそれ以上関わらなかったので具体的にどんな本になるかまったく知らなかったのですが、このたび想像以上にきれいな本が送られてきたのが本書です。
 多肉植物をいくつか育てている or これから育てようと言う方が最初に手に取る本として手頃な内容です。フルカラーでいろいろな種類が載っていますから、パラパラとめくって眺めるだけでも楽しいものです。価格も手頃で、これだけ種類が載っているのですから、コストパフォーマンスも良いと思います。
 こういった総説的な本ゆえの軽さは初心者向け書籍の宿命ですから、そこら辺をあげつらっても意味はありますまい。元よりそう言うガッツリ書かれた本は初心者には理解が及びませんし、そもそも長らく国内では出版されていません。
 いろいろ載っている中から自分の環境と好みに合致していそうなものをピックアップしてひとそろい挑戦してみて、その中から自分の所で上手くいくものに特化してゆけば良いのですから初心者にはこういう内容の方が良いのです。

 わたくしが送った写真を数点、取り上げたいと思います。

 Tillandsia vernicosa Baker ‘Purple giant’ は購入してまだ日が浅いのですが、思いがけずデビューを果たしました(笑)大変立派なクランプなので今年は開花すると思います。花が咲いたら改めてご紹介しましょう。



 Tillandsia Houston ‘Cotton candy’ は我が家で3年ぐらい経っています。こちらは我が家では開花していませんが、成長は旺盛でどんどん大きくなっています。ピンクの花苞を持つ美しい花が咲くのですが…今年あたり咲いてくれると嬉しいのですね。



 Tillandsia bandensis Baker も購入してあまり間が無いのですが、こちらもデビューと相成りました。ちょうどこれを固定するのに都合の良いの穴が空いた流木があったので、そこに差し込んであります。うす青い花がたくさん咲くはずで、我が家での開花に期待をしています。



 Tillandsia fuchsii W.Till form. fuchsii はよく販売されている f. gracilis W. Till の分類上の基準品種です。どこが違うかと言うと、葉が太くてちょっと短かめなあたりなのですが。撮影時は購入直後ぐらいで、現在は花芽が伸びつつあります。間もなく開花するでしょう。グラシリスの方もほぼ同時に開花すると思われるので、比較も楽しみなところです。

 これ以外にもわたくしのFlickrアカウントhttps://www.flickr.com/photos/koujituji/with/16059388101/に載せてありますので、ご覧いただければと思います。

明けましておめでとうございます!

Barometz
 皆様、明けましておめでとうございます。今年はもうちょっと頻繁に更新できように努力致します。

夏の高山にて

 今年もまた、相変わらず非常に暑い日々が続く夏です。今年は去年より思い切った遮光をしたおかげか、若干植物の状態がマシなように思えます。冷房設備を入れられない我が家では、こういった小手先の技術でどうにかできない植物は枯れるしか無いのですが…。
 少しでも涼を感じられるように、高山の植物を少し紹介してみます。気分だけでも幾分マシになるでしょうか?


 ハッポウウスユキソウ Leontopodium japonicum Miq. f. happoense Hid.Takah. ex T.Shimizu はウスユキソウの品種で葉が細いものです。葉が細いタイプの植物は少数だとただ貧弱なだけですが、このような大株になると繊細さを極めて見事なものになります。下界ではこの種のものはせっせと株分けと植えかえをしないと蒸れて死ぬので再現は難しいのですけれど。後ろに咲いている黄色い花はキバナノカワラマツバの高山型です。


 クモマミミナグサ Cerastium schizopetalum Maxim. var. bifidum Takeda ex M.Mizush. も繊細な草で優雅な植物です。この類はヨーロッパやコーカサスに園芸的に優れているものがあるので、あまり国産の種は顧みられませんが良いものです。過去の栽培記録からすると手抜きできそうにないので大変そうですが。


 ムシトリスミレ Pinguicula vulgaris L. var. macroceras (Pall. ex Link) Herder は高山に生える数少ない食虫植物です。ここでは何ヶ所かで見られました。運良くまだ咲いているものがあり、こんな白っぽい花だっけ?と思いながら撮影しましたが、やはり二色咲きの変異個体でした。


 チングルマ Sieversia pentapetala (L.) Greene は登山をする人なら誰でもよく知る高山植物です。ここでは雪田そばの流れのそばできれいに咲いていました。直径1mはある『大木』です。ここまで育つのに何年かかったのでしょう。またタネから育てたくなりました。


 ユキワリソウ Primula farinosa L. subsp. modesta (Bisset et S.Moore) Pax も知名度の高い植物です。雪田近くの流れに沿って綺麗に並んで咲いていました。一塊の濃色個体があったのですが位置が悪くて撮影できず。ここでは実生苗がたくさん見られましたので、そのうちもっと密なお花畑になるでしょう。

山里に遺るもの

 また、だいぶブログをほっとらかしにしてしまいました。

 ときどき地方へ旅すると、その土地で現在ではなかなか見ることの出来ない古い栽培品種が今も栽培されていて、その美しさを再認識させられる事があります。そんな植物を2つほど。

 春にすみれの観察会で行った山里で、思いがけず珍しい植物がたくさん植えられていました。レンギョウ Forsythia suspensa (Thunb.) Vahl です。
 

 レンギョウなんてどこにでも…と思う方は探してみてください。地域によるかも知れませんが、真のレンギョウはなかなかお目にかかれない事に気が付くはずです。植えられているのはたいていシナレンギョウ Forsythia viridissima Lindl. か、その変種のチョウセンレンギョウ var. koreana Rehder 、そうでなければ交配種の Forsythia × intermedia です。これらは濃い黄色の花が多数開花し、枝が立ち性なので遠目にもそれと分かります。
 レンギョウは別名の一つにツルレンギョウと言う呼び名があるくらい、枝が長く伸びて垂れ下がります。学名もこの性質を表しています。そして少し花つきが少なく色もやや薄い温和な印象があります。ここでは短く刈り込まれ低い生け垣にされていたのでしたが、一部長く伸びた枝がありそれと気づけたのでした。この土地では、地元の変成岩を積んで作った石垣の上に補強を兼ねてかレンギョウの生垣がずっと続き、あたりを優しい黄色の光で包んでいるのでした。今の時代にレンギョウがこんな風に美しく、たくさん栽培されている土地があるとは思いもしませんでしたので、嬉しい出会いでした。


 昨年の夏にバイカモを見に行った里でも素敵な発見がありました。こちらで見つけたのはトウギボウシ Hosta sieboldiana (Lodd.) Engl. var. sieboldiana です。ギボウシの大型品種の偉大な祖です。この植物が無ければ、シェードガーデンは淋しいものになっていたでしょう。
 目的地に向かう途上で、ある民家のお庭に見事な大株が植えられていてちょうど花が見頃になっていました。トウギボウシも、最近はいろいろな大型の改良種が普及しているので顧みられる事も無く栽培されているのを見るのは稀です。なかば他の草に埋もれていましたが、ユウスゲらしきキスゲ属ともに嫌みや媚びへつらいを感じさせない自然さな優雅さにすっかり見入ってしまいました。
 我が家にもこれに似た‘長大銀葉’を植えていますが、まだまだこのような株になるには時間がかかるようです。‘長大銀葉’もあまり見かけない古い栽培品種ですが。

 この他にも、ある海に近い土地では地元の農家の庭に古いポリアンサス系のプリムラがいっぱい咲いているのを見ましたし、歴史ある住宅地や古い庭園では思いがけず歴史的な栽培品種や古渡りの園芸植物を見る事がしばしばあります。
 建物と違って、こういう植物にはあまり関心を払う方が少なく、日本は非常に立ち後れています。古い建築物をきれいに直す事は各地でおこなわれていますが、そのとき周辺に植えられているのが適当な常緑の高木やオオムラサキなどでお茶を濁しているのを見ると悲しくなります。
 それだけでなく、遺伝子資源の確保の上でも。野生種のそれと同じぐらい既に利用されているものの喪失を防ぐ事も重要です。少しでも目を向けてくれる人が増えたら失う事が少なくなると思うのです。

カタクリの野生


 カタクリ Erythronium japonicum Decne. は人気のある山草なので、どこでも割合と大事にされている。北国では人里近くにも少なくないので時として栗園などで大群生して、意図的に植えたのでもないだろうが、さりとて野生とも言い兼ねる状態で見られることもしばしばだ。
 すみれ観察で訪れた山には、里からだいぶ離れた落葉樹林下にカタクリの群生があった。ここのは人の営みとはほとんど無縁で生きて来た個体群だろう。群落の規模は大きくないが花色に幅があって見ているだけで面白い。



 青みの抜けたピンクの花を咲かせる個体がいくつかあり、その中でもこの株は光を受けてひときわ美しかった。



 薄いのだけでなく、色が濃いめの個体も。地域によってはこれぐらいのものが普通の土地もあるとは思うが。



 色が薄いだけでなく、少しぼかしになっているように感じられる個体もあった。

 カタクリなど春植物型の球根類の栽培は長らく難しいとされてきたが、生育期間中にブドウ糖溶液を与える方法で安定した開花と繁殖が望めることが分かるようになって久しい。コバイモ類ではこれまで希少だった白花個体の繁殖品も高価ながらも販売が見られるようになった。カタクリも開花まで長くかかるが、実生によってコンスタントに変異体が得られるようだし、きちんと狙ってゆけば骨折り損にはならないだろう。
 ヨーロッパ産の Erythronium dens-canis L. では栽培品種も少なくない。参照:http://apps.rhs.org.uk/rhsplantfinder/plantfinder2.asp?crit=Erythronium+and+denscanis&Genus=Erythronium 園芸化をはかってゆきたい美しい国産の球根植物だ。



里のすみれ・お山のすみれ 番外編


 この間言ったお山で見た、すみれ以外の山草を紹介します。まずはヒトリシズカ Chloranthus japonicus Siebold 。かわいい時期はごく短いのですが、花後の葉組も綺麗です。



 そして、ここでは何とヒトリシズカの青軸までありました!青軸個体を野生で見られるとは思いもよらず。ヒトリシズカやフタリシズカは閉鎖花による実生が生えるので、多産する場合もあるらしいですが。私は初めてです。



 フタバアオイ Asarum caulescens Maxim. も杉林の下に生えていました。まだ蕾です。



 ヨゴレネコノメ Chrysosplenium macrostemon Maxim. var. atrandrum H.Hara は花盛り。うまく写っていませんが、葉の模様は汚れと言うよりジャワ更紗を思わせます。この谷には他にもネコノメソウの仲間がもう1〜2種ありましたが、近づけないので確認できず。



 山を登っていくと、源流部には春植物の数々が花を咲いていました。ここではアズマイチゲ Anemone raddeana Regel が所々で白い花を咲かせていました。ちょっと花の密度はイマイチでしたけれども。



 ただここでは長年野生を見たかった植物を見つけられたので、感激して少々落ち着きを失ってしまいました。ミツバコンロンソウ Cardamine anemonoides O.E.Schulz がそれで、高さ5cm有るか無しかの小さな草です。ミツバコンロンソウはタネツケバナの仲間ですが、春植物です。この種のものにはもっと鑑賞価値の高い種があるので、わざわざ作るようなものではありませんし、そもそも作り良さそうにも思えませんが、カルダミネ好きとしては一度見ておかないと気が済まなかった種類です。



 同じく小さな春植物のサバノオ Dichocarpum dicarpon (Miq.) W.T.Wang et P.K.Hsiao の野生もここで見ることが出来ました。これも野生で見ておきたかった植物です。地味で、特に鑑賞価値が高いと言うわけでは無いのですが、何となく心に訴えかけられるものがある植物です。大きさはミツバコンロンソウとほぼ同じです。一緒に写っているヒナスミレの葉や花と大きさを比べてください。



 下山途中で綺麗に茂ったセントウソウ Chamaele decumbens (Thunb.) Makino を見つけました。珍しい植物ではなく、山では比較的普通に見ることの出来る植物ですが、細かい、繊細さを極める姿は春の楽しみの1つです。




里のすみれ・お山のすみれ 2


 まず見られたのはヒナスミレ Viola tokubuchiana Makino var. takedana (Makino) F.Maek. です。この土地では驚いたことに民家の庭先にすら生えていました。山の中では道端から林床まで、色々な所に見られました。花が咲いていなかったので撮影しませんでしたが、葉脈に沿って網目模様の入るフイリヒナスミレ f. variegata (Nakai) F.Maek. も少しだけありました。



 ナガバノスミレサイシン Viola bissetii Maxim. は高尾山でも登山道沿いに多数見られ珍しいすみれではありませんが、ここでは薄い色のシロバナスミレサイシン f. albiflora Nakai ex F.Maek. が多く見られました。むしろ標準型の方が少ないくらい。



 ここではヒナスミレとナガバノスミレサイシンとが混生して同時に開花していました。そのため両者の雑種が至る所で見つかりました。とは言え、同行した専門家に言われないと気がつかなかったでしょう。ヒナスミレっぽいのですが、言われてみれば距が太めです。



 こんな立派な株もありました。


 貧弱な株しか見つからなかったのですが、アケボノスミレなど、今まで写真でしか見たことの無かったすみれも見ることが出来て楽しい一日となりました。
 次回は、今回見ることの出来たすみれ以外の山草を紹介したいと思います。



里のすみれ・お山のすみれ

 昨日、某すみれ愛好家団体の観察会に参加しました。久しぶりの山で、初めて行く場所なのでしっかり装備して向かいましたが、思ったほどではなかったので気軽にいろいろ見せてもらいました。
 このところすみれネタが続いていますが、この時期だけですのでご容赦ください。

 
 ヒメスミレ Viola inconspicua Blume subsp. nagasakiensis (W.Becker) J.C.Wang et T.C.Huang は人里のすみれ。ときどき、植木鉢の中などに勝手に生えてくる小さなすみれです。山の中では見ません。高さは5cmくらい。上は小さいのですが、根が非常に長くて太く再生力も強いので、無慈悲にむしられてもまた生えてくる逞しい種類です。この辺りにはノジスミレ V. yedoensis Makino やコスミレ V. japonica Langsd. ex DC. も見られました。




 タチツボスミレ V. grypoceras A.Gray var. grypoceras はどこにでもあって、美しいすみれです。私は花後の葉だけの姿もけっこう好きです。色変わりなどを探しましたが、この辺りでは見つかりませんでした。



 アオイスミレ V. hondoensis W.Becker et H.Boissieu は春早くに咲くので花が見られるとは思っていませんでした。ほんのわずかとはいえ、まだ見られる状態の株があったのは幸運だったと思います。これでもう少し花型が良ければいいのですが、へちゃむくれた形はこの種の宿命なので仕方ありません。



 しばらく登ると、所々でエイザンスミレ V. eizanensis (Makino) Makino が見られ、このようなヒトリシズカ Chloranthus japonicus Siebold と競演も見られました。素晴らしいコンビネーションで、ちょっとマネしようと思います。

 続きはまた明日。



展示会のすみれ

世田谷区立 桜丘すみれば自然庭園で開催されていた【日本のすみれ】展は無事に会期を終了することができました。ご来場いただいた多くの方に感謝申し上げます。
 すみれ展にお出でになれなかった方のために、すみれ展で展示されていたすみれを紹介したいと思います。当番の日に合間を見て撮影したので、3点だけですが…。

 まずは主に本州の日本海側に分布するナガハシスミレ(テングスミレ)Viola rostrata Pursh var. japonica (W.Becker et H.Boissieu) Ohwi です。種としては北米東部にも分布します。ナガハシは『長嘴』で、後ろに長く延びた距を嘴に見立てての命名です。ただ表記のために口で言っても知らないと理解が難しく、距を天狗の鼻に見立てたテングスミレのほうが直感的に理解できますね。



 キソスミレ Viola × kisoana Nakai は、スミレV. mandshurica W.Becker と ゲンジスミレ V. variegata Fisch. ex Ging. var. nipponica Makino との間にできた雑種です。珍しいものの、さらに珍しい純白個体です。最近多少の市販があるようなので殖やした人がいるのか、人工交配で作り出されたものかもしれません。



 アマミスミレ Viola amamiana Hatus. は元々が珍しい種類です。その名のとおり奄美大島のほか、沖縄本島北部の渓流沿いの湿った岩などに生えています。大変小さな植物で、本体の大きさは高さ1cm余り、株の直径2cmほどしかありません。花の直径も1cm足らずです。
 絶滅危惧種ですが最近は繁殖が進み、たくさんではありませんが市販品も流通しています。ただものの性質上、あんまり寒いのは嫌いですし、あんまり暑いのもダメ、高湿度を要求し安定した環境が必要で、きちんとお迎えする支度を整えることが必要な植物です。
 我が家にもいて株は増えてマット状に広がって良い具合なのですが、まだ花が咲きません。どうも、ちょっとばかり光量が足りないようです。



 会場になった桜丘すみれば自然庭園にはたくさんのタチツボスミレ Viola grypoceras A.Gray var. grypoceras が咲いて、木の下をうすい紫色に染めていました。展示会は終わりましたが、タチツボスミレは今しばらく楽しめると思います。


スミレハンドブック
山田 隆彦
文一総合出版
2010-03-09

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