2017年04月24日

塾の功罪と地域の意識

業務多忙につき、更新もままならない状況にありました。
あれやこれや、本業が忙しい。
ありがたいことです。
感謝&感謝。

さて、今回は合格先生の記事から。
う~ん、たしかに一理あるなぁ…。
私自身、「入塾基準なし」に生きた塾講師人生でありましたが、その「功罪」というものは、たしかに存在しますね。

同じように、大手一斉指導学習塾の専任講師でありましたが、合格先生は「入塾基準あり」の塾で、私は「入塾基準なし」の塾で、それぞれ仕事をしてきました。
なので結構、考え方の相違というものがあります(笑)。
で、今現在、思うところです。

勉強それ自体より、ずっと大切なこと。
まず、勉強の仕方を教えること。


今はそうしたスタンスに変わりました。

●「塾の功罪」と「地域の意識」
http://www002.upp.so-net.ne.jp/singakukouza/jijimonndai.html#Anchor-10771

《引用開始》
保護者の意識を変えたのは学習塾

 これ、かなり昔の話。以前は、釧路湖陵の理数科というと、帯広から受験した子もいたんだそうです。帯広の高校に行くより、釧路の湖陵の方がいい、という話だったんですね。オホーツク学区では、以前は網走南が丘が地域の一番の高校で、北見の方では、北斗よりも柏陽の方が上だった時期もあって、高校の序列が混沌としていたときもあったわけです。
 ところが、これが逆転するんですよ。今は、帯広の方が上。網走より北見北斗の方が上だったりします。何でこんなことが起きたか、という話です。

 よく、漁師町と農家町では、農家の方が勉強に対してしっかりした意識を持っているなんていう話をする人がいますが、そんなバカげた話はありません。だったら、最初から、帯広や北見の方が学力が高かったはずなんです。この転機はいつか、という話なんですが、実は、帯広・北見は学習塾が出来て、地域の意識が変わったんです。

 どういうことかというと、当時の塾は「入塾制限」がありました。通知表結果が低く集団の授業についていけない子、宿題をきちんとやらない子、授業中の姿勢が悪い子、これ、すべて「お断り」だったんです。結果、親の方の意識として「あんた、これだったら、塾にすら行けないよ」。これが大きかった。すなわち、親の方が「子供の勉強について、再教育させられた」んです。塾に行こうと思ったら、子供がきちんと勉強できる状態でなければならなかったんですね。だから、全体的に「家庭でもきちんとした勉強についての約束などを行っていった」わけです。

 じゃあ、釧路はどうだったか。残念な事に入塾基準のない塾が地域の1位でした。宿題もありませんでした。結果、中学校に入っても満足に勉強せず「入試が近くなったら、塾に行かせればいいや」という感覚の親を育ててしまったんです。子供も子供で、宿題も満足に出ないわけですから、塾に行ってボーっと話を聞いてきて、それでお終い。それが勉強。そういう感覚にしてしまったんです。
 塾としては「誰でも分け隔てなく入塾させます」と言うと、一見、良さそうじゃないですか。ところが「親の再教育」という視点で見ると、これが「悪」だったんです。

 結果、ここから逆転現象が始まります。釧路は帯広にどんどん追い上げられ、蓋を開けてみれば、今年ついに、帯広南商業のボーダーより、北陽のボーダーの方が低くなってしまった。これじゃ、どうしようもないでしょ。北陽に受かっても、帯広で市内に通おうと思ったら、工業か農業に行くしかない、という子供達がいる、ということです。

 まだ札幌や道外では、私立中学受験などがあって、きちんと勉強しなければならない、という意識を持っている人が結構多い。それが釧路ではまだまだ。宿題すら満足にやらない子がたくさんいます。
 ですから、親の「子供の勉強についての再教育」をどのように行っていくか、ということが喫緊の課題なんです。「早寝・早起き・朝ご飯」程度じゃ、解決しないんですよ。
《引用終了》

《追記(2017.04.25)》
どんなにできなくても、ウチはお断りなどしません。
勝負!
勝負!
常に勝負あるのみです。

加えての素行不良。
ウェルカム、上等です(笑)。



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2017年04月08日

塾業界が嫌いです

塾人の私は、塾業界が嫌いです(笑)。

何が嫌いかって、常識のなさです。
あ、言っちゃった。
社会人としての基礎・基本が、まるでなっちゃいない。
そうした人間が多いんです。
だから嫌い。

広告代理店に勤務する後輩が言っていました。
「こんにちは!」と挨拶をして職員室に入るも、こちらを一瞥して挨拶は返ってこない。
そんな連中ばかりの某塾。
「腹立ちますよ!先輩!」と言っていましたが、まさにそんな感じですね。
そんなもん、ダメに決まっているだろーが。
社会人として完全にアウト。
論外ってやつですね。

ちゃんと、自分から挨拶しろってーの。
お客さんがきたなら、お迎えしろってーの。

保護者にはお迎えとお見送り。
塾生に対してもそう。
物理的に手が離せないときがあるのは分かるけれど、だったら声かけだけでもしろってーの。
「俺は先生だから…」といった生意気な態度。
もうもうもう、ハリセンで引っ叩いてやりたくなる(苦笑)。

おまけに、整理整頓も掃除もまるでなっちゃいない。
一般社会の一般常識で見たならば、社会人としての基礎・基本がまるでダメダメ。

塾生が集まらない。
そう嘆く以前、一般社会の一般常識をちゃんと身につけなさい。
そう言いたくなります。

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減る一方の学習塾

年度の切り替えで、忙殺されていました。
なにやらかにやらで忙しい。
ありがたいことです。

さて、今日の話題です。
年度の切り替わり時期にあって、我が釧路において多くの学習塾(教室)が廃業・閉鎖しています。
ここしばらくの間でいくつもの教室が閉じられ、業界の人間として驚いている次第です。
老舗の個人塾は、消滅したかの感があります。

お隣の帯広市と比べると、圧倒的に少ないんです、学習塾の数が。
半分以下ですね。
公文式等も含めたなら、おそらく3分の1といったところでしょう。
アパートの一室で開業できる。
独立起業が容易ということもあり、新規参入組も多い業界ではありますが、廃業率もまた圧倒的に高いんですね。
ここ10年を見渡して、「残った」学習塾は楽に片手で数えられるほど。
15年スパンで見たなら、ほぼ全滅状態…。
企業の体をなしているところは、大手も含め、これまた片手で数えられるだけ。

業界の人間として実に残念です。
通塾が、地域の子ども達の基礎学力を下支えしている。
塾人として確信していることでありますが、地域からその学習塾がどんどんどんどん無くなっていく。
残念でなりません。
石にかじりついてでも、がんばって欲しい。
そう思うのですが…。

他人の心配をしていないで、自分の心配をしなさい。

そう言われそうですが(苦笑)、我が釧根の同業他社には、もっともっとがんばっていただきたいものです。
もちろん、ウチもがんばります。

地域の子ども達の学力を高めること。
学習指導を通じて、子ども達の能力を引き出すこと。


それが使命です。

《追記》
通塾率が低いんです。
その低い通塾率の中、児童生徒数は半減の一途。

ですから、塾で食おうと考えるのは、よほどの変わり者か状況を知らない人。
でも、嫌いじゃないですね、変人は(笑)。



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2017年03月28日

言葉は重要(子ども達は敏感ですよ!)

合格先生と話していて、そりゃダメでしょーが、と強く思ったことがあります。
宿題や課題を出す際のこと。

釧路全体で学力向上に取り組んでいるから。

そう児童・生徒に言う先生が、まだいらっしゃるみたいです。
だから、(仕方なく)出しますよ、と。
それ、ちょっとどうかな、って思いますね。
見方を変えると、こういうことですね。

自分としては、別にやりたくなんかないけれど、上(管理職・教育行政)がそう言うので(仕方なく)出している。

上に言われた。
だから、仕方なくやっているんです。
個人的には、そこまでやる必要はないと思っているけれど…。

そのニュアンス、子どもに敏感に伝わっているって思うんだなぁ。
この先生、本当はやりたくないんだ…。
って。

釧路全体で言われている、学力向上。
先生も、本当に本当に大事なことだと思います。


そう言い続けること。
まずは、そこからだって思いますね。
先生が自分の言葉で、その重要性を児童生徒に語ること。
それをしなければ、そりゃ、子ども達に伝わるはずもありません。

それが、まだイマイチ。
ここ、意外な盲点かも知れませんね。
言葉は重要です。

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根拠に欠ける「目標値」とやら(釧路市標準学力検査結果から)

例によって「目標値」なるものの意味、根拠がまるで分かりません。なぜどうして、「全国平均」といった数値を用いないのでしょうかね。根拠が不明なものを「目標値」に定めるなどとは、それ自体、意味のないものと私は考えますがね。というわけで、釧路市標準学力検査結果です。

●釧路市教育委員会
平成28年度 釧路市標準学力検査 ~結果と指導改善のポイント~
http://www.city.kushiro.lg.jp/common/000101459.pdf

小学校3年生。
「親切」(しんせつ)を漢字で書く。その目標値45.0%
63÷9(余りなし)の計算。その目標値90.0%
おいおいおい、9×7の逆、つまりは単なる九九でしょうが。90.0%って、おいおい。

小学校4年生。
「笛」(ふえ)を漢字で書く。その目標値75.0%
72÷13(余りあり)の計算。その目標値75.0%
5余り7を導ける子が75.0%って、おいおい。

小学校5年生。
「投票」(とうひょう)を漢字で書く。その目標値35.0%
37.9×2.06の計算。その目標値65.0%
「投票」が35.0%って、なぜどうしてなのさ。

小学校6年生。
「額」(がく)を漢字で書く。その目標値55.0%
4/7×2/5の計算。その目標値90.0%
「額」が55.0%ですか、トホホ。

さて、昨日(2017.03.27)の釧路新聞です。その、根拠に欠ける「目標値」を集計したものですね、結果とやらは。「小学国語目標上回る」って、どうなんでしょうね(苦笑)。ただ、確実に言えるのは、これですね。全国学テの結果が、毎度、如実に語っていますので。

我が釧路の子ども達は、算数・数学ができない。

まずもって、まだ(演習の)量が足らない。より正確に言うと、授業内で消化させるべき量がまだまだ。以前よりはだいぶ改善されたものの、本来、授業で消化するべきものを家庭学習に回している感は、やはり否めませんね。

お次。教科書をトレースするばかっりだと、ダメですよ。算数・数学の教科書って薄いですよね。あれ、なぜ薄いかというと、実はコストの問題なわけですよ。本当はあれに色々な問題を網羅したいものの、コストつまりはページ数の制限があって厚くはできない。

ええ、理科や算数・数学の教科書って、あれはつまりミニマム・スタンダードなわけですね。薄っぺらな教科書をそのまんまトレースしてなぞって授業をやったとて、だからダメなんです。どんどんどんどん広げること、つまりは教科書内容を膨らませて、類問の演習にこそ重きを置かなくては。

国語は頭打ち。
算数・数学は相変わらず低空飛行のまま。


改善策は簡単ですよ。国語。作文に力を注ぎましょう。夏冬休みの読書感想文に絵日記ですが、我が釧路ではもはや絶滅したかの感があります。小学校の宿題なんかだと、絵日記が2~3枚程度。それに加えて「一行日記」なるものが主流みたいですね。普段の授業でもまた、作文・感想文は二の次・三の次。書くこと、まとめること。そりゃ、ダメでしょうよ。

読書量を増やしたなら国語力は上がるはず。間違いじゃないでしょうけれど、我が釧根の子ども達は作文、つまりは文書を綴る力に大きく劣っているのが現実です。書かせないから書かなくなる。書かないから理解が進まない。ごめんなさいね、そういうことだと思っています。

算数・数学。スピードが遅すぎ。だから演習の絶対量が大きく不足してしまい、教える方も教わる方も、教科書に書いてあること「だけ」が学習内容のすべてであって、それ「だけ」ができればいいものだと「勘違い」してしまっている。ゆっくり・ていねいに、分かりやすく、というやつにやられてしまっていて、しかしやられてしまっていることに気づかない。

算数・数学の向上のためには、算数・数学検定の積極受験を、市として奨励する方が手っ取り早いって思いますね。(当該学年の)問題を見て、「あっ、これ、学校の授業だけでは受かんないなぁ…」そう思う子が多いでしょうから。まだまだ道半ば。がんばっていただきたいものです。

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2017年03月23日

変わる受験事情(釧路地区)

昨日(2017.03.22)、公立高校の2次募集状況が発表になりました。

驚きました…。
湖陵・江南・北陽、3校のうち2校は、十中八九は2次募集が発生するかと思いきや、それはなし。
(当然ながら、明輝・東・工業・商業は2次募集なし)

対する釧路高専。
定員割れの2次募集。

こうした傾向、今までになかったことです。
釧路高専は、推薦合格者が確定した後、学力試験での選抜を行います。
そして、合格となるのは定員のおよそ2倍。
合格後の入学の意向を確認し、それを加味して合格者数を決めているらしいですが、そんな中、予想外の定員割れ。

こういうことになります。
公立高校と釧路高専の併願者、その過半数が前者への進学を希望した。
湖陵であれば、当日欠席者と入学辞退者がおよそ何名程度。
そうした「相場」がありましたが、それが見事にひっくり返ってしまったことになります。

関係者と情報交換をしたのですが、どうやら最近の就職事情の影響がありそうです。
ここのところ、売手市場が続いています。
どこの企業も人手不足で、新規高卒生の就職内定率は劇的に改善しています。
その煽りを受ける形で、(合格はしたものの)高専入学の辞退者が増加したのではないか…。

読めなくなってきました。
現在では釧路高専は、学生の半数以上が管外からの進学者で占められています。
(管内進学者よりも、管外進学者の方が、総じて学力は高いものになっています)
この地方の子ども達の基礎学力、とりわけ数学の学力。
それがまるで伸びてこない。
伸びないどころか、反対に下がっている。

そのことと無関係ではないと考えます。
数学(学力試験)で最低でも6割得点できなければ、高専という選択肢は出てくるはずもありませんから…。

jounetsu_kuukan at 10:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 教育問題 | 雑感

2017年03月18日

学び続けること(それは義務・責務である)

およそ人様の子どもに、ものを教えさせていただくことを生業にする者。
そうした人間の、義務・責務。

学び続けること。

つくづくそう思います。

おそれ【畏れ】
敬い、かしこまる気持ち。
畏怖(いふ)・畏敬(いけい)の念。

い【畏】
うやまい、かしこまる。

謙虚にして、しかしどこまでも大胆不敵であれ。
再びモード・チェンジ。
ありがとうございます。


jounetsu_kuukan at 21:54|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 雑感 

長い長い一日(変わる高校入試事情)

昨日は、公立高校入試合格発表日。
長い長い一日でした。

我が釧路地区。
東、工業、商業は、近年稀に見る激戦区でした。
頑張ったものの、残念ながら届かなかった…。
塾人として。
嬉しい反面、しかし悲しいという、長い長い一日が終わりました。
さて、今年度入試に見られた「傾向」を記しておこうと思います。

当日欠席者が大幅に減っている模様です。
従来、釧路高専との併願者で同校への進学を決めている生徒は、当日欠席となったものです。
同校の面接日と公立高校入試日が重なったためです。
しかし現在では、「完全併願」が可能です。
つまり、公立高校・高専の双方の合格を確認し、その後にどうするかを決められるということ。

もっとも、推薦入試で釧路高専に合格している生徒は当日欠席となるでしょうし、私立高校進学組もまた同様でしょうけれど、それにしても当日欠席者が減っている模様です。
湖陵・江南・北陽の合格者数が、定員とイコールとなっていることでもそれが分かります。
(つまり、当日欠席者が以前に比べて大きく減っているということです)
高専への入学誓約の届出は、公立高校入試合格発表日(昨日)の午後3時まで。
公立高校へのそれも同様。

すなわち、ここ一両日中に(公立高校への)入学辞退者の数が確定し、次に繰上げ合格、そして2次募集人数が決まることになります。

一度落ちて、その後に繰上げ合格。

そのケースが今後、増えていくのだろうと思われます。
来週、3月21日(火)が、追加合格者の発表。
3月22日(水)が、2次募集の発表です。

もう一点。
内申点ですね、内申点、すなわち内申ランク。
今回の不合格者は、内申点によるところが極めて大きい。
倍率が高まったなら、内申点が低い生徒、具体的にはHランク以下はほとんど望み薄(オール3でGランク、オール2でJランクです)。
Iランク、Jランクであれば、悲しいかな、絶望的…。
自己最高点を記録。
しかし、それでも内申ランクが災いして不合格に…。

塾生全員の合格を心から願うも、それは果たせず。
嬉しい反面、実に悲しい。
そんな長い一日が終わりました。
ありがとうございました。

《追記》
不登校で評価ができず、オール1。 
それでも、当日点はそこそこ得点できる。
しかし悲しいかな、そういう子は極めて高い確率で弾かれてしまう…。

この理不尽な現実。
何とかしたいものです。 



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2017年03月16日

生活残業36.4%

民間調査会社が「残業に関するアンケート調査」を実施しました(ネットサーチ、20歳~59歳の公務員・会社員1万145人を対象に調査)。

これによると、「残業する要因」の問いでは、「残業費をもらって生活費を増やしたいから」(34.6%)、「担当業務でより多く成果を出したいから」(29.2%)、「上司からの指示」(28.9%)、「自分の能力不足によるもの」(28.9%)というものでした。

また、「残業が多すぎるか」との問いでは、「多すぎる」が77.9%、「残業ゼロで終わるように企業・団体の幹部が仕事のやり方を考えるべきだ」には、72.3%が賛成しました。一方で、「社会人として成長するためには、残業が必要なときもある」にも52.5%が賛成しています。


色々な読み方があるでしょうけれど、私が着目したのは【生活残業36.4%】です。これ、つまりは積極的に残業を求めているということですね。良し悪しは別にして、そうした人が実に3人に1人以上。昨今の時間外労働上限設定(36協定)の議論を見ていて思うのは、こうした一定のニーズが置き去りにされているということでもあります。

私の社会人経験においても、(傍から見る限りにおいて)「する必要のない残業」を、あたかも水飴を水で薄めるかのごとく引き伸ばしてやっている。そういう人をそれなりに目にした(現在もそう)というのが正直なところです。効率追求に程遠い。塾業界なんかはまぁ、その最たるものかも知れません(笑)。

労務管理という観点から見た場合、こうした部分、はっきり言って多くは「企業文化」由来ですね。経営陣が残業を極力させない、そう決めているところは当然ながら残業は少なく、明に暗に昔のモーレツ社員のような社員を求めているようなところは、これまた長時間残業が常態化しています。

社会保険労務士なものですから、時短、残業削減のアドバイザーでもありますが、まずは経営陣からして「残業をしない・させない」と決意することからですね。忙しくて休憩時間を確保することもままならない。残業もまたどうしても生じてしまう。それに引きずられる形で、帰ることができない(帰りにくい)社員も出てくる。

ならば改善。工夫です。休憩時間を輪番制にする。残業もまた同様。個人ではなくチームで仕事を処理する体制を構築する。いざとなったら、例えば午後8時をもって強制消灯とか。いえ、3Kで名高い塾業界の中にも、そうした取り組みをしているところもあったりするんですね。

いずれにせよ、「残業は美徳」といった古い価値観を捨て去ることことからでしょう。とは言うものの、「休みが多くて、残業がなくて、それでいて給料が高いところに就職したい」とか言っている若い人(特に新卒者)を見ると、思わず苦笑してしまうわけですが。所定時間内に、仕事をやってやってやりまくる。それでなんとか残業に食い込まない。定時で終了。そして満足感。それが本来の姿ですよね…。

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2017年03月14日

残業時間削減もごもっともですが…

法定労働時間の変遷。

・昭和22年 週48時間制
・昭和63年 週46時間制(週40時間を目標化。猶予措置:週48時間制)
・平成 3年 週44時間制(猶予措置:週46時間制。特例措置:6週48時間制)
・平成 6年 週40時間制(猶予措置:週44時間制。特例措置:週46時間制)
・平成 9年 週40時間制全面実施(特例措置:週46時間制)
・平成13年 週40時間制(特例措置:週44時間制)

さて、私が子どもの頃は週48時間制でした。
そして現在は、週40時間制。

1年間は52週ですから、
52÷12×40≒173.33時間
現在、月の所定労働時間を173時間とする企業も多いですが、その根拠です。

さて、昔のように週48時間ならば、
52÷12×48≒207.99時間
四捨五入して208時間ということになります。
月にして35時間、年にして420時間の差になります。

昨今、いわゆる残業時間(法定外労働時間)の上限が議論になっており、今朝の新聞によると月に100時間未満がそれになりそうだとのことです。

1ヶ月に45時間、1年に360時間。
それが時間外労働の限度(36協定)ですが、実は抜け道があり、「特別条項付36協定」というものを締結したならば、事実上は青天井。
そこに歯止めをかけるということですから、これはなかなかの英断だとは思います。

がしかし。
かつての(労基法上の上限)年間所定労働時間を2496時間(208×12)とするならば、現在のそれは2076時間(173×12)。
昔を100としたならば、現在はおよそ83.2といったものです。
単純に16.8%の労働力カット。

暴論と言われるかも知れませんが…。
例えば、法定労働時間を44時間に戻すといったこと、できないものでしょうか。
例によって、中小企業のみそれを導入できるようにすればいい。
44時間ならば、月の所定労働時間は191時間。
最低賃金(北海道/時給)の786円を乗じたならば、150,126円が(月給の)最低賃金。
ならば、155,000円とか160,000円とかで求人をかける企業が増えることでしょう。

日米経済摩擦があり、とりわけアメリカの外圧に屈し、週40時間労働制を導入。
しかし、長時間労働の常態化はなかなか改善されません。
他方、この売り手市場で企業は人を確保できず。
人が集まらない。
だから、長時間の時間外労働がなかなか解消されない。
だから、その捌け口を非正規労働者に頼ろうとする。
その悪循環。

かつて、働き蜂と揶揄された日本人。
しかし現在では年間総労働時間は、アメリカより少ない。
ニュージーランドよりも少ない。
なんとなんと、あの働かないので有名な(笑)イタリアより少ない。

もうそろそろ、労働政策のあり方を根底から見直すべきだと私は思うのですが…。

●厚生労働省
一人当たり平均年間総労働時間
http://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/databook/2015/06/p199-200_t6-1.pdf

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2017年03月11日

脳内シュミレーション

教える側のセンス。センスというか「常識」ですけれども、それが年を追うごとに劣化している気がしています。ごめんなさいね、特に中学校にそれを強く感じます。

指導する側は、生徒の間違えるパターン、理解できない事項をきちんと把握していなければなりません。ここの部分、これこれこういう風に間違えることが多い。あそこのあの部分は、理解させることがなかなか難しい。教科によりけり、場所によりけりで、例えば漢字の書き間違いなども、教科によってその範疇に含まれるでしょう。で、そうしたことは「あたりまえに学習指導に織り込み済み」、のはず。

敵(笑)の多くは、大体ここができない。なので、ここはこれこれこいうった具合に持っていって、正しく理解させ…。手順ですね、手順。間違えのパターンを知っていて、そこをどう乗り越えさせるか、まぁ、登山のガイドさんみたいなものでしょうかね。想定問答の繰り返し。脳内シュミレーションですよ、すなわち。

結局、教え方が上手な(と生徒が判断する)人って、そうした「引き出し」をちゃんと持っているってことですね。換言するなら、相手の思考パターンをきちんと把握できているということ。そこから組み立てる。つまりは配慮ですね、配慮。子どもにものを教える仕事を、何年やっても、一向に上手くならない人がいます。その場合、超高確率で理由はこう。

相手の立場になってものを考えていない。
伝える手順が、まるでなっていない。
それ以前、配慮がない。
だから、何年やろうが下手なまま。

基本がまるでできていないわけですね。で、それができない理由を、「1クラスの人数が多いからだ」とか、「雑務が多すぎるからだ」といったことにすり替えようとする。「教材研究をする時間がない…」といういい訳もまたその最たるもので、上記、基本が備わっていたならば、教材研究だって最小限の労力で事足りるはずです。

ここはこう教える。

脳内シュミレーションを日々繰り返していたなら、その必勝の方程式が見えてくるはずです。でもしかし、学校ばかりでなく塾もまた「劣化」してきていることではあります。鍛えられなかった者が、人様の子どもを鍛えようとしたならば、まずは自分を鍛えることから。そういうことなのでしょうね…。

奥が深い学習指導を、通り一遍のものと捉えている。インスタントなものと捉えている。アンテナの感度、極めて低し。まるで配慮が足りない。だからいつまで経っても授業が下手なまま。実に嘆かわしい限りです。塾もまた…。合格先生の記事をどうぞ。

●「指導内容の無理解」と「ぬるい教え方」
http://www002.upp.so-net.ne.jp/singakukouza/jijimonndai.html#Anchor-10759



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2017年03月10日

高校入試に見る学力上位生枯渇化現象

先ほどの資料、十勝・釧路分を掲載します。

釧路湖陵(普通)のボーダーは、帯広三条を下回っています。
釧路江南のボーダーは、帯広緑陽を下回っています。(帯広南商業と同程度)
釧路北陽のボーダーは、帯広工業と同程度です。


上位生の枯渇が明確に読め取れるでしょう。

この学年。
小6時点では(全国学テ結果)釧路の方が、帯広より平均点が上でした。
入試事情(帯広は釧路より格段に厳しい)が左右していることは理解できます。
通塾率の差もまた、大きなファクターでしょう。

しかし、何をどうしたなら逆転され、そしてここまで差が開いてしまうのでしょう…。

北陽以上の学力がなければ、帯広ならば市内公立高校(全日制)への進学はできない。
江南以上の学力がなければ、帯広ならば市内公立校普通科(全日制)への進学はできない。

数字が示す、心が締めつけられる悲しい現実です。

現在見られる、釧路と帯広の経済力の差。
遠因はここにもある。
いや、これこそが大きい。
そう言い切りましょう。

《追記》
名門、根室高校もまた、ひどいことになっています。
(なぜ裁量問題なのか、理解に苦しみます…)

お気づきの方も多いかと思います。
ここに出てこない、釧路・根室管内の公立高校。
ええ、大幅定員割れのため、全員入学が確定。
そういう理由です。

無題










































無題2



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2017年度公立高校入試 ~道コン事務局予想最低点~

道コン事務局より、ボーダー(予想最低点)が発表になりました。

●北海道学力コンクール
入試予想最低点一覧
http://www.do-con.com/data/pdf/2017saiteiten.pdf

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2017年03月08日

精度の高い合否ボーダーはこちら

例年、この時期にはアクセスカウンターが跳ね上がります。

受験を終え、ボーダーを調べている際に弊ブログへお越しくださるケースが多い。
みなさん、本当のボーダーを知りたいわけですから。

ところが、道内の各塾が出している合否ボーダー。
あれ、はっきり言って実にテキトーです。
それもそのはず。
その正体。
ざっくりした経験値ですから(苦笑)。

まずもって、昨日(2017.03.07)の入試問題。
例年と比べて、難しいのか易しいのか。
つまりは平均点を(仮にでも)算出しなければ、ボーダー云々ってな話にもなりません。
(理科・社会は例年よりも難しめ。平均点は下がるはずです)
(英語・数学の標準問題もだいぶまともな問題になりました。つまりこちらも平均点が下がります)

というわけで、結論。
こちら、北海道学力コンクール事務局発表の合否ボーダー。
毎年、我々をして唸ります。
はっきり言って、すごく高精度です。

これまたはっきり言っちゃいます。
各塾のものなど、まったくあてになりませんよ。
そりゃそうです。
全塾生の自己採点結果を集計し、それを相関図にプロットしてみなければ何も見えてきませんから。
そのためには、その高校の受験者シェアが自塾で最低3割程度は必要でしょう。
かつて、入試ボーダー予想を担当していた私が言うのですから、間違いありません。

また、高校の偏差値が下がれば下がるほどボーダーは読みにくくなります。
ってか、外しまくりの最たるもの(笑)。
理由は簡単。
下に行けば行くほど、通塾率はどんどん下がるものだから。
だから、サンプルは限られた数になる。

さて、今年は3月10日(金)に同社独自のボーダーが掲載されるとのことです。
道コン参加塾が、一斉に同社に自己採点結果を送るわけです。
もちろん、弊社もおよそ70名分を送信済みです。

ご訪問いただいた方への、私からのささやかなお礼であります。

●北海道学力コンクール
http://www.do-con.com/

jounetsu_kuukan at 15:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 教育問題 

「勉強する」ってどんなイメージ?

自分が勉強をしている様子。

ちょっとそのシーンを思い浮かべてください。これ、人によりけりだとは思いますが、おおむねこんな感じではないでしょうか。 ~自宅の自分の机。そこで問題集やらに向かって取り組んでいる。分からない箇所は、参考書なりを引っ張り出して自分で調べている~ とまあ、こんな感じではないでしょうか。

場所は自宅ではないかも知れませんね、職場であったり図書館であったり、はたまた今の時代ならばミスドかも(笑)。我々世代であれば、ほとんどはそういったイメージではないでしょうか。ところが、若い人達や子ども達に尋ねると、「おや?」と思うことがあります。

学校で、授業を受けている様子。
塾で、授業を受けている様子。


そのイメージがイコール、勉強している様子。そう答えるケースが意外に多いんです。これ、ちょっと「危ない」。いや、かなり「危ない」って思うのです。受け身ですね、受け身。依存ですね、依存。自力ではないんですね、他力なんです。

私塾の経営者として、子どものお父さん・お母さんに問いたいのは、「どちらを選択しますか?」という部分であったりします。子どもの勉強を考えた場合、「勉強して欲しい」と願うのは親心でしょうけれど、それ、高い確率で、親が思い描く「勉強をしている様子」と、我が子が思い描くそれとの間に、齟齬があるように感じています。

というわけで、ちょっとばかり宣伝させてください。我が子を塾に通わせようと思う。その際、我が子にどちらであって欲しいと思うのか…。私なら、断然に前者です。人の話・説明を聞き、それを理解すること。それは単に授業や講義を受けているだけであって、勉強とは自分で取り組むもの、自力でおこなうもの。すなわち、まったくの別物。

いえね、けっして安くはない月謝を払い続けてですね、それなのに《勉強の仕方》がカケラも身につかないって、それってものすごく《損》なことだって思うものですから。ただし、前者を重視したならば、トップスピードに関しては後者にやや劣る場合が多いかも知れませんね。後者を重視したならば、トップスピードは叩き出せるけれど、かといって自力がつく保証はない。ないばかりか、つかないことも多い。

プチ宣伝でした(笑)。

でもね、本当に思うんです。たかが中学校の定期テストに全力入魂。まさに瞬間的なドーピング。そのために定期テストの過去問を使い回すという行為。私なら、《自力》と《勉強の仕方》にこそ力点を置きますね。塾のPR宣伝真っ只中の季節、失礼しました。(^∀^)

jounetsu_kuukan at 14:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 教育問題 

増やしなさい、授業時間を!

釧路はちょっと変わっています。何がって、塾業界の「慣わし」がです。補習、青天井方式なんですね。

これ、はっきり言って他の地域にはほとんど見られません。平常授業を消化し、概ね定期試験2週間前から対策授業に入る。補習なるものは試験直前の土曜日か日曜に、総仕上げとして、1教科に対して1回程度実施するもの。大体、こんな感じですね。

がしかし、釧路スタンダード。補習の数が平常授業並み!これ、はっきり言って異常です(笑)。でも、ごめんなさい。専任講師時代は、私はその中でも飛びぬけた「補習大魔王」でありました(反省)。当時、私が勤務していた塾では1コマ90分授業でしたが、多い月では40コマとか50コマ、最多は60コマとか補習をしておりました。60コマだと90時間の残業(サービス残業。笑)ということですね。

で、はっきり言っちゃいます。下手な鉄砲撃ちゃ当たる、ってなことです。それだけ時間と労力を費やしたなら、上がらない方がおかしい(苦笑)ってな寸法ですな。でもしかし、今は深く反省しています…。たしかに点数を取らせることはできる。しかし言い換えたなら、それはドーピングです。肝心の「勉強の仕方」を教えてはいないわけですから、学力の伸びは単に一過性のものでしかないからです。

さて、本日の問題提起です。それを差し引いてもなお、やっぱり時数確保でしょう!という主張です。矛盾しているかも知れませんが、低学力層に、まず最初に講じるべき策。それしかありません。すなわち、増コマです。どんなにすばらしい授業をしたとしても無理ですよ。救えるはずもなし。期間にして長くても3ヶ月程度、一定期間、集中的に伴走してあげること。つまりは個別(少人数)補習ですね。それしかありません。

授業レベルを下げ(失礼)、誰にも分かる簡単な内容に始終する。それならば下位層の子も「ついてこられる」だろう。その状態が、まさに現状なんですね。市教委もまた、「分かる授業」をおこなうように強力にプッシュしているし、規定時間の範疇だと、それが最良の手段。とまあ、そういった解釈&運用なのでしょうね、きっと。

ところがしかし、それをやったことによって、ものすごい勢いで上位生が枯渇してきている。そりゃ、そうでしょうよ、内容があまりに易しすぎるんだから。正解はこうなんですよ、誰がどう考えてもね(笑)。そもそも、規定時間の中で対応しようという考えからして、大きな大きな大間違いなんです。普通のレベルで、普通の進度で授業を進めればいいんです。ただ、それだと下位層が「お客さん」になってしまう。

ならば、「お客さん」になってしまった生徒、なりそうな生徒を集めて追加授業(つまりは補習)をやってあげればいいんです。なんのことはない。ただそれだけのことなんですね。「分かりやすい授業」とやらをやればやるほど、ドツボにはまるかのように、どんどん(とりわけ数学)の学力が落ち込むのって、そうしたメカニズムですよ。ちょっと考えたなら、それこそ賢い小学生にだって分かる理屈です。

言われてやるのは真っ平ごめん。それが部外者ならばなおのこと。絶対に絶対にやるもんか!えーい、死んでもやるもんか!とまぁ、そういうことなのかも知れませんけれど、それしかありませんよ。それに、そうして意固地になっていたって、道教委の命令によって、やがてはそうなっちゃうんですからね(爆)。というわけで、ニムオロ塾さんのブログ記事をどうぞ。

なんのことはない。授業時間を増やせばいい。たったそれだけのこと。授業技術云々はその後のことです。

●ニムオロ塾
#3519 数学の授業時間数を増やせ!:B中学校とC中学校2年生学力テストデータ比較 Mar.8, 2017
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-03-07

jounetsu_kuukan at 13:56|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 教育問題 

2017年03月06日

合否ボーダーはこちらへ(2017年度北海道公立高校入試)

毎年、同じようなことを書いております(笑)。

公立高校受験終了直後に放送される、どこぞの塾の解答速報とボーダー予想。
あれを見て、顔面蒼白になってコメントをお寄せいただくことが多いのですが、はっきり言っちゃいましょう。

あれ、思いっきりいいかげんですよ。
そもそも、実質定員割れなのにボーダーって話もなかろうに。
全入ですよ、全入。
それにはっきり言って、毎度ボーダーとやらが異常に高すぎる。
よくもまぁ、あれで苦情が殺到しないもんだ(苦笑)。

シェアですよ、シェア。
その高校の受験者における占有率、それが一定値を超えていなければ、数字なんか弾きようもない。
ということはつまり、こういうこと。
ざっくりテキトーな経験値。
特に釧路地区なんか、当たったためしなんかなし(笑)。

はい、毎年同じことを言っておりますが。
ここ、北海道学力コンクール事務局から後日、極めて精度の高い合否ボーダーが発表になります。
それをご覧になるのが、よろしいかと思います。

でもしかし、罪だねぇ、あのボーダー予想は。
だって、ほとんど当たらないんだもん。

●北海道学力コンクール
http://www.do-con.com/

●合否ボーダーはこちらへ(2015年度北海道公立高校入試)
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/7828247.html

jounetsu_kuukan at 13:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑感 

いよいよ明日は高校入試

受験に失敗しようが、人生は変わらない。
先日、受験生にこんな話しをしました。

20年以上前のこと。当時勤務していた学習塾で教えていた女子生徒、Sさん。志望校は北陽高校。しかし、まったく学力点が足りていない。今より入試事情がずっと厳しく、当時は175点-Gランク(165点-Fランク)が北陽のボーダー。ランクはボーダー上。ところが学力点がまったく足りておらず、それなのに危機感ゼロ。まるで勉強をしないばかりか、はっきり言って態度もまたよろしくない…。

「まず、無理だぞ」と、本気を出して打ち込むか、でなければ志望校変更を強く勧めるも、聞く耳なし。「なに言っているの。私、絶対に受かるから!」とまるで根拠のない自信。そして、案の定、受験に失敗。その後、彼女は当時あったW予備校へ通うことになり、私はテキストを渡して、定期的に添削指導をした。1年後。150点に届かなかった学力点が230点オーバー。そして晴れて合格。笑顔で結果報告に来てくれた彼女は、こう言った。

私、落ちて本当に良かったと今では思っている。
間違ってあのまま合格してしまったなら、相変わらず世の中をなめたままだったと思う。
1年間、本当に貴重な経験をさせてもらった。
これからは心を入れ替えてがんばります。
ありがとう。


3年後。たしか学校推薦で道内の大学か短大へ進学したと記憶しています。高校入試を控えた受験生に対して言うべきことではないのかも知れませんが、受験に失敗しようが、人生は変わらない。それを転じて福となせばいい。そうした想いを込めて語ったつもりです。

さて、いよいよ明日は公立高校入試。1年で一番長い日です。力を出し切り、塾生全員が目標を突破することを切に願うのみです。

jounetsu_kuukan at 12:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑感 

2017年03月03日

感染性胃腸炎・インフルエンザと学級・学年閉鎖

バレンタインデーを過ぎたあたりから、感染性胃腸炎が猛威を振るっているようです。

胃腸炎と言うと軽く聞こえますね。感染性胃腸炎と言うとちょっと重く聞こえますが、その正体はノロウイルス(ロタウイルス)。老人施設でノロウイルス感染が広がり、死亡者も出た。記憶に新しいところではありますが、一時期、大きく報道されたものです。実は数年前、私も子どもからもらい、罹ったことがあります。その際には一家全滅(苦笑)。ものすごいですね、あの感染力は。

市内・管内では現在、その感染性胃腸炎(ノロウイルス)の流行で学級閉鎖が相次いでいます。そして時期を同じくしてインフルエンザが。どこどこ中学校の何年生が学年(学級)閉鎖になった。そうした情報が連日、生徒・保護者を通じて伝わってきています。毎度、季節のものとはいえ、この時期、とりわけ受験生の罹患が心配です。

さて、感染性胃腸炎とインフルエンザのダブルパンチ。続々と出てくる学級閉鎖・学年閉鎖。心配なのは子ども達の健康面は当然のこととして、学校の授業進度です。折りしも中1・2生は学年末試験の実施期間。はたして、授業進度は大丈夫なのだろうか…。

一昨年、中標津町や別海町では何度も大雪に見舞われ、休校が繰り返されました。そしてその後にインフルエンザ。実にお気の毒でしたが、土曜登校を設けてなんとかやりくりして、それで授業時数を確保して見事に消化していました。

対する釧路。休校もほとんどなかったものの、両町の中学校よりも進度が遅い。大雪やインフルエンザで、突発的な休校、学級・学年閉鎖が連発したならどうするのだろうか…。そう心配になったものでした。で、今年。まさに学級・学年閉鎖が連発状態。

調べてみたところ、学級・学年閉鎖の明確な基準というものはなく、最終的には(学校医の意見を聞いて)学校長が判断するということになっているそうです。なるほどなるほど…。ある情報が伝わってきました。某中学校。1年生と2年生は学年閉鎖。しかしなぜか3年生だけはそれをせず。それもまた校長判断とのことなのでしょう。で、私は毎度こう思うわけです。

そんなもん、1月中の教科書を全終了させておけば、慌てる必要も何もないだろうに、と。「家庭学習を計画的に進めなさい」とか生徒には言っておきながら、いざ学校の側はどうかといえば、毎年必ず流行するインフルエンザ、それによって生じるであろう学級・学年閉鎖、それを見込んでいないかの進度・進捗状況。もうそろそろ、そこもちゃんとしませんか。

明白にして想定の範囲内。分かりきったことなんだからさ。個人ならいざ知らず、チーム・組織による運営ならば、分かりきったリスクのヘッジもまた、あらかじめ計画に織り込むことが当然のこと。そう言いたくなります。

家庭学習を計画的に進めなさい。
計画性をもって勉強をしなさい。


などとは、口が裂けても言えないって、私は思うんだなぁ。感染性胃腸炎の流行。インフルエンザの流行。あたりまえに予見されているわけだから、「織り込み済み」でなければおかしいですね。危機管理の一環でもありましょう。予備時間を含め、日本で一番授業数が確保されているのは、ここ北海道なのですからね。

《追記》
ボンズらが通う学校・幼稚園でも、大変なことになっている模様(本日現在)です。うはー、臨戦態勢だな、こりゃ…。

jounetsu_kuukan at 12:46|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 教育問題 

算数・数学と国力

理数教育を、マクロな視点で考えてみましょう。

数学は、科学技術の礎(いしずえ)です。
そしてそれは、経済力へとつながり、国力へとつながります。
大げさな表現ではなく、事実です。
ゆとりと決別し、ですから国は理数重視路線へと舵取りを変えたわけですね。
ゆとりを続けてしまったなら、礎が崩壊してしまう。
それに気づいたから。

個人個人の、数学が得意だとか不得意だとか、それは関係ないですね(笑)。
国民全体として、理数教育の水準はどうなのか、という問題です。
ところが、こんなことを平気で言う大人が多いですね。

数学なんか分からなくても、足し算引き算ができれば生きていける。
私は文系なので、数学は分かりません。


たしかにそうかも知れませんね。
でも、あなたにはそうであっても、日本全体で見たなら、それはまさに負け(逃げ)の発想。

方程式が解けなくても、財を成した成功者はいくらでもいる。
数学が苦手な幹部社員も、いくらでもいるでしょう。
でも、数学は苦手であっても数字には強い。
それが現実ですね。

ですからどうぞ、子ども達には(数学を)「捨てるな」と言って欲しい。
いえね、捨てちゃってもいいんですよ。
人間、普通はどこかで勉強(学問)を捨てるものですよね。
じゃなければ、全員が全員、学者になっちゃいます(笑)。
だったら、学者ばかりで経済が回らなくなっちゃう。

算数・数学ができなくて、何が悪い!

いえ、いいんですよ、別にそれで。
ちゃんと働いて、ちゃんと食えている。
すばらしいことです。
あなたにとっては、まったくもってノー・プロブレム。

でもね、どんどんと視野を広げ、マクロな視点で日本経済を見渡した場合はどうですかね。
義務教育にある間はですから、算数・数学を捨てないで欲しい。
捨てるんなら、その後に思いっきり、潔く捨ててしまえばいい。
そう思います。

周りがみんなできないんだし、まあ、できなくてもしゃーないか。
算数・数学が苦手でも、まあ、なんとかなるべ。


ええ、なんとかなるでしょうね。
しかしその間、新興国がどんどんどん距離を縮めてきているんですね。
地域の経済もまた、同じことが言える。
私はそう思います。

jounetsu_kuukan at 10:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 教育問題