「予算」とおっしゃいますが…14管内別偏差値換算表(中学3年生)

2013年11月08日

偏差値で見る学力格差

子ども達が勉強勉強と追い立てられ、偏差値教育に逆行することになる。

道教委が推し進める学力向上策を、そうして否定する闇の勢力がありますが。笑わせるなと言いたいものです。そもそも我が北海道の小中学校現場には、偏差値という概念が無いんです。高校(中堅校以上)は大学入試模試を外すことができないのでその概念をお持ちですが、小中学校には無いんです。ええ、今に始まったことではなく昔から無いんです。

お疑いならば、中学校の進路指導担当者にこう質問してみて下さい。「○○高校の偏差値はどれだけですか?」十中八九、答えらません。偏差値での進路指導が存在していないのですから。でもそれはけっして学校のせいではありません。進路指導のツールたる文協テスト。あれって、偏差値が出ないんですから。(ただ販売しているだけのテスト)そもそも北海道には偏差値教育なるものは存在しなかった。その存在しなかったものに逆行するなどとは、何をほざいているのか?

我々塾人は基本的に点数はあてにしません。ただ、北海道公立高校入試程度のレベルであれば、偏差値を用いるまでもなく経験則から進路指導が可能といった側面があるのは事実です。同じ点数であっても問題が易しく平均点が高ければ偏差値は下がり、その逆ならば偏差値は上がるわけですから。ちなみに、偏差値による(高校・北海道の場合)受験指導は、まず「生徒を落としてしまうこと」がありません。ところが、自校の平均点や順位を元にしたそれでは、往々にして「生徒を(大量に)落としてしまう」になります。

さて、偏差値不存在の北海道の弊害の例を。小学校。我が子のテストの点数は80点。自分に子どもの頃と比較して、「まあ良いのだろう」と判断する。中学校。我が子の定期テストの点数は300点(60点平均)。同様に、「まあ普通なのだろう」と判断する。ところが、それが目くらましなんです。なぜなら、その試験問題自体が強烈に簡単なものだから。こいうことです。学力は、点数ではなくて偏差値を見てみなければ分からない。でも、北海道にはそうした文化が根付いていない。だから学校(小中学校)は数字を語れない。語れないものだから触れようとしない。だから逃げようとする。(これは学校のせいではありません。本道の学校文化の問題です)

そういったわけで、学力の向上は偏差値の推移を見なければ語れないものなんです、本来は。ただ、たしかな指導力をお持ちの方は、経験則からそれが分かる。ところが今では、そうした経験則をお持ちの方が激減してしまっているということです。さて、本題です。道教委による全国学力・学習状況調査結果詳細データを用いて、ニムオロ塾のebisuさんが偏差値に換算してくれました。結果、驚愕の事実が…。日頃から偏差値を扱い慣れている方にとっては、この数字の意味するところに愕然とするものでしょう。(母集団の数自体が少ないので偏差は大きくなりますが、それにしても驚きの数値です)

●ニムオロ塾
⑧H25 学力テスト 都道府県別偏差値(小・中対比) 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-3

<小中対比 偏差値順位表>

 



 

小学校

中学校

1

1

秋田県

81.6

74.8

2

2

福井県

70.9

72.3

3

3

石川県

67.6

62.2

34

4

岐阜県

44.1

59.8

9

5

富山県

57.0

59.6

39

6

群馬県

41.7

56.2

43

7

静岡県

39.8

55.9

4

8

青森県

64.8

55.3

13

9

山口県

53.7

55.2

8

10

東京都

57.5

55.2

15

11

鳥取県

53.2

55.1

5

12

広島県

61.6

54.3

18

13

奈良県

51.5

54.2

6

14

香川県

60.7

53.9

30

15

愛知県

46.9

53.5

17

16

茨城県

51.8

53.3

19

17

兵庫県

51.3

53.3

25

18

山形県

48.7

53.2

7

19

京都府

59.9

51.6

27

20

神奈川県

47.7

51.6

14

21

愛媛県

53.7

51.5

35

22

栃木県

43.8

51.1

44

23

島根県

38.3

50.8

37

24

宮城県

42.6

50.2

20

25

熊本県

50.5

50.0

26

26

埼玉県

47.9

49.9

29

27

徳島県

47.5

49.1

22

28

千葉県

49.8

49.0

28

29

宮崎県

47.5

48.1

41

30

山梨県

41.4

47.8

38

31

長崎県

42.3

47.6

40

32

岡山県

41.7

46.5

46

33

滋賀県

36.3

46.5

10

34

新潟県

56.6

46.4

11

35

岩手県

54.2

45.7

16

36

長野県

52.5

45.3

45

37

北海道

36.4

45.1

24

38

大分県

49.3

44.8

33

39

福島県

44.9

44.4

23

40

福岡県

49.6

44.4

42

41

三重県

40.2

43.6

36

42

和歌山県

43.8

42.5

31

43

佐賀県

46.2

42.4

21

44

鹿児島県

50.3

40.9

32

45

大阪府

45.2

36.9

12

46

高知県

53.9

34.5

47

47

沖縄県

32.0

14.4


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jounetsu_kuukan at 10:54│Comments(2)TrackBack(0) 教育問題 | 雑感

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2. Posted by ZAPPER   2013年11月11日 09:16
ebisuさん
アルカイダな鳩山さんが文科大臣だった時に文協テストが生き残ったのは、単に偏差値が出ないレベルの低い化石のようなテストからだったからと言えそうです。
偏差値という概念の不在。
偏差値にしていただいたおかげで、惨状がくっきりと見えてきました。
日高の小学生は一段と悲惨ですね。
多くの子が小2あたりでつまづいていることが予見されます。
1. Posted by ebisu   2013年11月10日 23:52
弊ブログの偏差値データを取り上げてくれてありがとうございます。

中学校で普段やっている文協学力テストは偏差値情報のないのが致命的です。
根室は高校が2校しかないので、中学校の進路指導は偏差値がなくても不都合がありませんが、生徒達は高校生にならないと全国レベルの物差しで自分の学力を測れません。
それが大学入試に向けての勉強のスタートを遅らせ、都会に比べて決定的に不利になっています。

なんとかしたいですね。
根室はとっくに実質25人学級ですから、教員の増配よりも、こういうところに予算を投入してほしいですね。

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