「サムライごはん」de自衛自炊

忙しい人こそ自炊しましょう!料理嫌いのための高栄養で無添加な「ケ」の食の技術を研究するブログです。悪食による人格崩壊から辛くも生還したカラスヒコの経験に基づく学生・単身赴任者・シングルマザー向け貧乏自炊教室にお付き合いくだされ!

2010年12月

怪しいなら買わない食べない

 「地産地消がいい」と言いながら中国野菜ばかり買う人、「健康志向」と言いながら砂糖や添加物まみれの加工食品マニア。そういうゆるさが命取りですね。安さ・便利さ・簡単さに対して自分を律しながら、皆が怪しいものは買わない・食べない・作らないに徹すれば「安心・安全」などすぐ手に入ります。

■中国の横暴より日本の無自覚
 今年は9月に尖閣列島の衝突事件があったせいか、中国が怖いとか中国人が嫌いとかいう人が急に増えてきたように感じられました。

 おととしの冷凍ギョーザ事件や北京オリンピックの聖火リレー騒動、去年のウイグル騒乱などのネガティブな印象や記憶が積み重なっているのかもしれません。
 さらに経済発展による大国化、軍備増強、資源買い占めなどの目立った動きが多いからでしょう。

 片や日本は坂道を転げ落ちるばかりで持ち直す気配すらありません。日中の立場の逆転や、飲み込まれてしまうという被害者意識、過去の歴史の復讐をされているのではという疑心暗鬼も大いにあるのでしょうね。

 でも、中国が怖いからといって、またアメリカに何とかしてくれとすがるようでは全く進歩がありません。逆に世界中の嘲笑を浴びるだけです。
 いまの私たちは、自分たちがどうしたいのかを自分の頭で考えることが一番大事です。

 他国の力を借りるとしても、それはすがり付くのではなくうまく利用したり、対等に取引をしたり、上手に漁夫の利を得たりする。
 要するに、中小国家として独立して生きる政治学を身に付けなければならないのです。

 変な例ですが誤解を恐れずにいえば、隣の北朝鮮という国はいろいろひどい国ですが、生き残るためには何でもやるという覚悟だけは私たちの国より数段上ですね。
 日本はアメリカというヒーローに何十年も囲われているうちに、自分では何一つ決められなくなってしまったパンパン(←こういう言葉を使っちゃいけないのでしょうけれど)みたいなもの。衰えて貢げなくなったら捨てられることがわかっていない。

 まあ、天下国家のことは政治家やマスコミに好きなようにやってもらうことにして、カラスヒコは添加国家のお話をどうしてもしたいのです。
 中国産の危険な食品が日本に大量に入ってくるのが問題視されますが、それは結局みんなが買って食べるからです。

■食品公害で泣くのは私たち
 物事をちゃんと考えられなくなっている私たちは、口では「地産地消がいい」と言いながら、実際の消費行動では中国野菜ばかり買っています。
 「健康志向」と言いながら、砂糖や添加物だらけの加工食品が売れ続けている状況も変わらないどころか、ますますひどくなり、例えば普通のスーパーで本物のみりんを探すのは今ではかなり難しくなっています。本物が売れないからカットされてしまうのです。

 中国で誰かが食品に毒物を入れれば、それは犯罪ですから、発覚すれば遅かれ早かれ中国でも官憲が動きます。むしろ、カラスヒコがとても心配なのは日本の状況です。
 毒には指定されていないけれども食品成分でもないものを企業が開発してどんどん添加する。それを国もあっさり認可する。流通もマスコミも総がかりでマーケットを広げていくわけです。

 開発者や許認可省庁の担当者が法を犯しているわけではありません。どこにも責任者がいないまま、やがて10年とか、もっと時が過ぎてから「公害」として社会を大規模に壊していくのです。
 泣くのは、「そんなこと知りませんでした」という私たちだけ。この国に昔からはびこっている無責任な集団的意思決定のパターンです。

 犯罪者はいなくても卑怯な人、あるいは思考停止してしまう人が多いのだとカラスヒコは思います。
 「これは体に悪い」と思っても上司には言わない開発者、出荷した製品を自分では食べない生産者、上からの圧力に屈して認可手続きする官僚なども多いはず。『食品の裏側』の安部司さんのような内部告発者は例外中の例外なのでしょうね。

 さて、カラスヒコは明日から田舎に引っ込んで老母と楽しく親子ボケ漫談をしてきます。3、4日間書き込みを休みますが、その間何を食べるのやら、来年早々にご報告します。

 では、よいお年を。

のりがあるから和食を選んだ

 和食ベースの自炊なら、焼きのりは最高の常備食。買い置きが利く上、ヨウ素やマグネシウムなど微量元素がたやすく摂れるからです。洋食・中華ではのりに代わる食材がありません。ただし、味付けのりには化学調味料や砂糖が添加されているので要警戒。スーパーではのりの半数が味付け系ですよ。

■常備食グループの総合力
 のり和食ベースの自炊に欠かせないのが焼きのりです。
 カラスヒコの場合はしょうゆを使わずに、のりでちりめんじゃこふりかけをごはんと一緒に箸で包んで頬張ります。

 のりの磯の香りとちりめんに染みた軽いしょうゆ味と塩味で豆ごはんをかみしめるおいしさは素晴らしい。大げさではなく、しみじみと幸福感を毎朝味わえますよ。

 のりにはタンパク質やビタミンA、B1、B2、Cなどが豊富ですが、特に自衛自炊という観点から重要なのはヨウ素、マグネシウム、鉄、亜鉛などの微量元素がしっかり摂れることです。
 まさに安くておいしい天然サプリのような食材ですね。

 カラスヒコは「のりが嫌い」という人にあまり会ったことはありません。みんな好きなのに、主食としてのごはんを食べる機会が減ったことから、のり離れを起こしてしまいがちなのです。

 ごはんという主食は、コメそのものの栄養価が高いのはもちろんですが、のりや梅干し、煮干しなどごはんを取り巻く常備菜グループの総合力がすごいのだと思います。
 パン食、特に精製小麦の白パン主体の食事では、タンパク質や油脂ばかりで微量元素があまり摂れない状態が毎日続くことになります。

■海藻たっぷりの和食自炊
 ところで、のりの栄養価を健康に生かそうと思うなら、味付けのりではなく必ず「焼きのり」を選ぶのがポイントです。
 味付けのりの味とは調味料(アミノ酸等)で、さらに植物油や砂糖、アイテムによってはタンパク酵素分解物といったうれしくないものも使われています。

 カラスヒコの自宅近くのイトーヨーカドーでは、のり全25アイテムのうち約半数が味付けのり。最近人気の高い韓国のりも大半が化学調味料だらけのスナック菓子のような味ですから、わざわざ買ってまで食べることはありません。

 さて、カラスヒコが健康を取り戻す目的で自炊を始めたとき、ベースに和食を選んだ理由の一つがのりの存在でした。
 洋食(イタリアン)、中華、和食の3択で悩んでいたのですが、海藻をたっぷり簡単に摂れるのが和食で、のり、ワカメ、そしてだしに使う昆布などが安くいつでも手に入ることが決め手になりました。

 のりは朝ごはんやおにぎりにはもちろん、夜のニャンコめしやざるそばには必ず刻みのりをかけ、昆布やワカメも毎日食べるわけです。
 つまり、海藻のビタミン、ミネラルについては、いちいち別メニューとして考えなくてもいいという手抜きメリットも大きいです。プレッシャーが減りますね。

 それから、のり汁もカラスヒコのお勧めです。みそ汁の具がないとき、焼きのりを適当にちぎって散らします。これが最高においしい。飲んで帰ってきたとき、寝る前にのり汁だけを作るのが大好きです。

 ではまた。

覇気ある年寄りは和食習慣

 独居の親が調理をしなくなれば弁当宅配サービスをあてがうしか選択肢がありません。けれども、調理意欲を失うこと自体、親本人の悪い食習慣が原因である場合が多いのです。せめて自分の老後がそうならぬよう、親よりも昔の食習慣に回帰する必要があります。目標は昭和30年代の質素な和食です。

■親孝行か親不孝か
 独居の老父にやむなく宅配弁当をあてがう50代男性の記事を見つけました(日本経済新聞12月22日)。弁当宅配

 「家族一緒に暮らす責務があるのに果たせない」。この人は父が栄養失調になるのを見かねて、ヘルパー派遣と昼・夜2回の宅配弁当を頼んだそうです。
 宅配会社の従業員が直接手渡ししてくれるので、様子が変だとすぐ息子に電話が入る「見守り」も兼ねているから安心だと。

 カラスヒコの場合は老母ですが、ケアマネジャーさんからこの仕組みの導入を盛んに勧められて迷っています。
 本人の調理意欲がどんどん減退しているので、最終的には受けざるを得ないことはわかっているのですが、いまひとつ納得できないのです。

 それは、弁当が届くようになると本人の「仕事」が何もなくなるからです。いまは、ヘルパーさんにせかされて嫌々ながら食事の支度や後片づけをしています。買い物にも出かけなくてはいけません。
 それらが一切なくなると、表現は悪いのかもしれませんが、あとは坂道を転げ落ちるだけになるのではという心配からです。

 本人は「もう歳だから楽なほうがいいよ」と言うかもしれません。でも、「そうかい。なら弁当を頼んであげるよ」というのが子として正しい選択とはなかなか思えない。カラスヒコは親不孝息子ですね、たぶん。

■見守りサービス付き弁当
 ところで、年寄りがみんな覇気を失うわけではありません。元気で高らかに笑い、よく動き回る年寄りもたくさんいます。
 散歩が大好きで、買い物先でよその人と和やかに談笑して、それが張り合いになっている年寄りをカラスヒコは何人も知っています。

 この「個体差」はいったい何なのでしょう。少し乱暴な推察ですが、それは食べてきたものの違いだと思います。
 エネルギッシュな年寄りたちは、ほぼ例外なく伝統的な和食中心の食生活をしています。コメを中心に、みそ汁や小魚や大根おろしなど、昭和30年代そのままの食事をずっと続けてきた人たちです。

 そうでない人が、カラスヒコの母のように意欲がなえてボーッとしたような生活に陥っていくのだとしたら、工場の量産弁当をあてがうのは状況をさらに悪化させるだけではないのか。

 先の記事によれば、弁当1食の値段は577円とあります。配達コストも考えると原価はおそらく半分以下でしょうから200円代。売価が200円代の激安弁当よりはだいぶましでしょうが、無添加ではあり得ないはず。安心できるのは見守り効果だけかもです。

 しかし、一緒にいてやれない親不孝者にとって、ほかに選択肢がありません。せめて自分の老後がそうならないように、日々の「サムライごはん」に磨きをかけていくことにします。

 科学的に証明されることはこれからもないかもしれませんが、経験知として昔の食事を食べていれば天寿を全うするまで楽しく元気に暮らせるはずだと盲信しているカラスヒコです。

 ではまた。

お菓子が主食の子どもたち

 幕内秀夫著『1食100円「病気にならない」食事』によれば、平均家計支出の中でお菓子の出費はすでにコメの2倍以上になっていると。まるでグリム童話のようなお菓子の家で生まれ育った幸福な子どもたちは若くして糖尿病や乳がんにならないか非常に心配。童話では確か怖い魔女が現れて・・・・。

■お菓子の出費がコメの2倍
幕内秀夫 今年8月に出た幕内秀夫さんの著書『1食100円「病気にならない」食事』(講談社+α新書)をいまやっと読み始めたところです。

 前半部分に衝撃的なデータが引用されていました。1世帯の平均年間支出の金額で、お菓子の支出額がコメの倍以上なのです。
 コメの消費量がどんどん下がっているのはカラスヒコもよく知っていましたが、お菓子の半分とは知りませなんだ。

 これは西日本新聞社の出版物からの出典で、お菓子がコメを抜いたのは1987年。なんと今から23年も前です。そして年々差が開いていまや2倍なのだそうな。
 パンや麺類の消費量も、ここに数字はありませんが相当な金額になるはずですから、それを含めると、コメはとっくの昔に日本家庭の主食の座を転げ落ちていたことになります。

 数字の遊び的な言い方をすれば、いま23歳以下の人はお菓子が主食で、ごはんはデザートかおやつということになりますね。
 幕内秀夫さんは、いま30歳代の乳がん患者が急増している事実が、まさにこの主食の荒廃と関係があるのではないかと心配しています。

■日本人はラッキーなのに
 この国で健康をキープして生きるにはコメを主食にするのが一番いいと、カラスヒコも自らを被験者にした人体実験で嫌というほど思い知りました。

 毎度ご紹介している「豆ごはん」のように、できれば玄米主体のコメと豆類の食べ合わせがおそらく最高なのです。
 これはなにもカラスヒコが発見したわけではなく、江戸時代ころから日本人の食文化というか集合知のようなものになっていて、貧しくても飢饉でもそれなりに健康な暮らしを保ってきた食事なのです。

 稲作はアジア各地で行われていますが、コメを煮たり蒸したりするのではなく、「炊く」という文化を古くから大規模に継承してきたのは日本人だけらしく、カラスヒコはそれがとてもラッキーだったと思っています。
 なぜなら、電気の時代になったいま、ボタン1つで高栄養な主食が小学生でもおいしく炊けるからです。

 それなのに、その幸運を受け継がずに甘い菓子、菓子パン、栄養調整食品、ケーキ、ゼリー飲料・・・・などに飛びついて自ら壊れていく人が多いことがなんとも残念でなりません。

 この国の人はCMやマスコミを素直に信じ過ぎるのでしょうね。
 自分の周囲で、乳がんや糖尿病や、うつや認知症がこれだけ急増していつ自分の身に降りかかるかもわからないのに、テレビや新聞が騒がなければ他人事のように思って原因を探ろうともしません。

 まるで童話のようなお菓子の国に生まれ育った子どもたちに、玄米や煮干しを食べさせるにはどうしたらいいのかをマスコミ以外の場所で激論しなければと痛切に感じます。
 幕内さんの本、時間のある方はぜひ読んでみてください。

 ではまた。

密封容器で冷蔵庫内が整然

 ラストロウェアなど密封容器におひたしやショウガの梅酢漬けなど常備菜をストックしましょう。半透明の容器を冷蔵庫内に整然と積み上げれば在庫管理も簡単。まとめ作りは1食当たりの調理時間を減らす有効な手段です。毎朝みそ汁を作る7、8分の間に無添加の自製総菜をそろえることが目標です。

■1食当たりの調理時間を減らす
 「サムライごはん」は忙しい人の自炊スタイルですから、調理の手間を省くことが大きなテーマになります。
 とは言っても、加工食品や半調理品を使って1回ごとの調理時間を省くのではなく、まとめ作りを多用します。

 例えばキュウリやキャベツなど数種の野菜で浅漬けを作れば、洗って、切って、塩を振ってという手順で20分ぐらいかかります。
 けれども、それを6回で食べれば、1回当たりの調理時間は3分少々で済むという考え方です。

 ちりめんじゃこのふりかけも、ショウガの梅酢漬けも、小松菜などのおひたしも、まとめ作りのアイテムが増えるほど、冷蔵庫から出して皿に盛るだけの手間で食事が充実します。
密封容器
 そこで活躍するのが、写真のような密封容器です。シリコン製のタッパーウェア、ラストロウェアなどがブランド品ですが、ジップロックなどプラスチック製の安いコンテナ類も最近は多種類が出回っています。これらを大・中・小のサイズごとにまとめて買っておくと大変便利です。

 例えば、同じサイズのものをたくさんそろえておけば、冷蔵庫の中に整然と積み上げられます。
 無駄な空間がなく棚の手前だけで必要量を縦にストックできますから、奥に入れて見えなくなって腐らせるという心配がありません。

 また、容器は透明か半透明ですから、容器の中の減り具合も一目瞭然。在庫管理が簡単で買い忘れも減らせますよ。

■趣味やグルメでない自炊
 密封容器をうまく使えば、忙しい日はみそ汁を作る7、8分の間に、タイマーで炊き上がっている豆ごはんを盛り、常備菜のおかず数品を並べるだけで朝食の準備が整うことになります。
 しかもそれは無添加で、最小限度の加工しかしていない栄養価の高い食事なのです。

 カラスヒコが「サムライごはん」として復活させたい自炊とはグルメではなく、趣味として調理を楽しむことでもなく、家族のコミュニケーション手段ですらありません。
 例えていえば、野生の動物が自分の食べるべき餌を本能的に探し出して無心で食べ尽くすようなもの。文化的でもなく、ロマンのかけらもありませんね。

 でも、です。そうでもしないことには、現代の食事の中身が危険過ぎると思うのです。「油・糖・添」を避けるには自炊するしか選択肢がなくなっていて、にもかかわらず誰もが多忙で、よほど開き直らない限り、「油・糖・添」だらけの外食・中食・加工食品に追い込まれていきます。

 きょうのニュースによれば、家庭用パン焼き機「ゴパン」の人気が沸騰して三洋電機では予約受付すらも中止したそうです。
 コメでパンを焼いて食べること自体は構わないと思うのですが、マーガリンを塗ったり、おかずが畜産加工品や加工スープ、葉野菜のサラダにドレッシングなどの構成では健康の危機は回避できないはず。
 みんなそういうことには興味がないのだろうかと、ちょっと驚いているカラスヒコです。

 ではまた。

レシピより「食べ方」を覚える

 健康のために自炊をするなら、料理学校に通って基礎から学ぶ必要はないとカラスヒコは思います。いきなりイワシを買ってきて焼いてみて、失敗して覚えるほうが断然早く身に付きます。料理本メニューには載らないような質素で自分独自の「食べ方」を開発するのが「サムライごはん」の目指すところです。

■イメージと失敗で勘を養う
 冬場は酒蒸し野菜の酒蒸しが特においしいですね。白菜やモヤシをベースにして、パプリカなど緑黄色野菜やキノコ類も加えておけば栄養のラインナップが整います(詳細はこちらから)。

 あとは青菜系のおひたしや納豆に混ぜるネギ、みそ汁の具として切干大根などを組み合わせれば、8、9種類の野菜が無添加で毎日摂れます。これは自炊のだいご味。外食・中食ではこうはいきません。

 野菜を洗って、切って、ちょっと加熱。調理とは結局これだけの作業で十分なのだと、食べながらしみじみ納得しますよ。時間も技術も大していりません。

 「私は料理は全くできないから、まず料理学校で基礎を習いたい」という人がたくさんいます。
 それは構わないのですが、カラスヒコはむしろ、いきなり食材を買ってきて何か作ってみることをお勧めします。例えば大根と向き合って、どう食べるかを自分で決めるのです。

 浅漬けにしてもいいし、大根おろしを作る、あるいはみそ汁の具にしようか。作り方が分からなくても頭の中でイメージしてやってみる。
 塩を何グラムかければいいかと考えずに、目見当で振りかけて味を見ましょう。失敗を恐れないことです。失敗すれば必ず勘が身に付き、その勘はあらゆる調理シーンで応用できる一生ものの資源になります。

■自炊独自のメニュー体系
 魚も、まず買ってきて適当に焼いてみましょう。太めのイワシを丸ごと焼くときに、表面を焦がさずに中まで火を通すには弱火で時間をかければいいなどということは、1度失敗すればもう一生忘れません。

 料理学校では決まった材料、決まった工程でつつがなくメニューが完成して失敗させてもらえない。つまり、先生のパフォーマンスを生徒がまねるという学習になり、自分で悩み考えるという一番大事な工程が抜けているのです。
 たまに、先生が材料をどさっと与えて、「好きな物を勝手に作れ、ただし時間は30分」などとやったほうがよほど実のある実習になるのではないかと思うのですが。

 料理のプロを目指す人や、趣味として料理道を極めたい人は基礎から幅広く学ぶべきでしょう。
 でも、私たちのように「取りあえず健康に生きるための最低限の食事」が目標なら、料理学校やマニュアル本とは全く違う自炊向きのメニューの体系を、自分が失敗しながらつくり上げたほうが早いのです。

 「豆ごはん」のような手抜き主食でも、下手な本格調理よりよほどおいしくて栄養に満ちたメニューなのですが、そういうものはたくさんあるのだろうと思います。
 「サムライごはん」もたたき台の1つとして、十人十色のオリジナルな「食べ方」を研究開発していきましょう。

 ではまた。

味覚障害を避ける昔の食事

 カラスヒコの父も母も老後は味覚障害になりました。父はとんでもなく濃い味を求め、母は取りあえず空腹が満たされれば何でもいいような食事になり、体や頭はどんどん衰えていきました。味覚障害にならぬよう質素な食事を守り、薬品をなるべく遠ざけましょう。インプットを昔と同じ物質だけに絞るのです。

■高血圧で味覚障害の父
 カラスヒコの父は数年前に亡くなりました。パン食主義の肉食肥満タイプで、エネルギーばりばりの行動派だったのですが、ある日突然脳梗塞で倒れ、2年ほど入退院を繰り返した揚げ句、最後は心筋梗塞で逝きました。

 もともと洋食グルメ派で、こってりしたおいしいものには目がなかったのですが、倒れる数年前には完全に味覚障害になっていたようです。
 父が味付けした鍋料理は恐ろしくしょっぱかったですし、すき焼きは甘過ぎてとても一緒に食べられるものではありませんでした。

 それを指摘するとぶりぶり怒り出すので、たまにしか田舎に帰れない引け目もあり、一応おいしそうな顔をして付き合う孝朝食7行息子をやっていました。
 カラスヒコが写真のような温野菜サラダやちりめんじゃこふりかけなどを作ってやっても、「味がない、病院食と同じだ」などと吐き捨てて、当て付けがましくしょうゆをどぼどぼかけて食べていましたよ。まったく憎たらしいおやじでしたね。

 さて、そのおやじは血圧が200mmHgもあって、腎臓も壊れて皮膚病まで併発していたのですが、ほぼ同じ食生活を何十年も続けてきたはずの母が先日血圧を測ってもらったところ、141-80とほぼ正常値に近かったのでかえって驚いてしまいました。

■食事への興味を失う母
 母は父ほど油ぎとぎとの料理は食べず、豚肉と豆腐を炒めてゴーヤーのないチャンプルーのようなものをよく作るのですが、決して薄味ではありません。
 みそ汁も、○んだしを使い、みそをたっぷり入れて強烈にしょっぱいのです。

 そして大好きなヤマザキの菓子パンを食べます。いくら言っても菓子パンはやめませんね。
 血圧こそ、いまは大したことはありませんが、味覚障害である点は父と大差ないのでしょう。

 「1人で食べるとおいしくない」が父が逝ったあとの母の口癖です。
 本人は寂しいと思っているのかもしれませんが、実際には味覚が壊れているのです。だから、だんだん調理を面倒くさがります。

 いまはヘルパーさんにせかされて、おそらく女としての見えもあって仕方なく台所に立っていますが、ヘルパーさんの来ない日は何もしないで菓子パンばかり食べているらしいのです。
 いずれヘルパーさんの人手が足りなくなれば、宅配弁当をあてがわれてしまうのでしょうね。

 カラスヒコがそばにいてやれればいいのですが、仕事があるから田舎に戻るわけにもいかず、母を呼び寄せたくても本人が頑として応じません。ちょっと手詰まりになってきました。

 昔の大家族のような環境が、老人の見守り、食文化の伝承、子どものしつけ・教育、いろんな面でよかったのでしょうが、もうそこには戻れません。
 結局私たちは、一人一人が自分の健康に努めて、他人への負担を減らすような生活をするしかありません。

 きょうは愚痴でした。ではまた。

『宇宙戦争』は無菌族の自滅

 口蹄疫や豚・鶏インフルエンザなどが流行すると感染ルートを特定して責任者を処罰しますが、家畜の抵抗力の弱さや感染が広がりやすい密飼い環境はあまり問題になりません。自然環境から隔離されればひ弱になるのは当然で、私たちは肉が硬くても自然環境で育った家畜を選んで食べるべきなのです。

■家畜はなぜひ弱になった?
宇宙戦争 先日、H・G・ウェルズ原作の『宇宙戦争』の映画版を2本、久しぶりに見直しました。

 昔初めて見たときは、侵略者たちが地球の細菌のためにあっさり滅び去るのがあっけなくて、ストーリーとしてやや物足りなく思いましたが、今回はドキリとしました。

 今の地球人、つまり私たちは自滅する宇宙人たちと同じことをやっているのではないかと思ったからです。

 例えば、口蹄疫とか、豚や鶏のインフルエンザなどが最近はよく流行し、その対応として、感染ルートを特定して管理責任者を処罰するわけですが、それでいいのかという問題。

 ウイルスの侵入が原因なのは間違いないとしても、感染すると即発病する家畜たちの抵抗力の弱さや、感染が短期間に何万頭にも波及する密飼い環境の問題が大きく取り上げられることはありません。

 もともと太陽光を浴びながら自然の牧草などを食べて育つウシなどに、抗生物質やホルモン剤を添加した飼料を与えて異常発育させ、効率化のために密閉空間に閉じ込めているのですから、どんな動物だってひ弱になるはずです。

 ウイルスが悪いというよりは、自然界にいくらでもいるウイルスと共生できず、無菌に近い環境でないと生きられない家畜をつくり出したことが問題の本質に思えてきます。

 『宇宙戦争』に続篇があるとしたら、宇宙人は地球の細菌に抵抗力のある軍隊を育成して送り込んでくるでしょう。逆に、単にリーダーの首をすげ替え、シールドを強化して再来する宇宙人なら大した脅威にはならんでしょうね。

■文明の温室から飛び出そう!
 無菌環境で育った動物がいかに弱いか、それを100年前に見抜いていたのがH・G・ウェルズでした。私たちは今、その教訓を全然生かせていないのです。

 植物でも同様です。窒素、リン酸、カリという化学肥料の3要素がありますが、3要素だけで植物が育つからと、それ以外の微量栄養素を切り捨てた農業がいまの主流です。
 野菜や果物の生産は効率化されましたが栄養価が下がり、害虫に侵されやすくなって農薬散布が欠かせなくなりました。

 農薬を使わないことがウリの植物工場では、「温室育ち」どころか滅菌クリーンルームで発芽し、紫外線も雨風も、気温の変化などの外的刺激を受けないまま促成栽培される野菜。ヒトでいえば、生まれてからずっと保育器の中で点滴で育つようなもの。病気に弱くなるわけです。

 「サムライごはん」とは、そういう純粋培養された虚弱で病的な動植物を敬遠して、非効率でも厳しい自然に身をさらして生き抜いてきた生命体を食べるイデオロギーです。
 硬くて噛み切るのに苦労する肉や、苦みのある野菜、骨ごと食べる煮干しや丸干し、そして未精製の黒っぽい穀物こそが健康に暮らすための本物の食材だと思うからです。

 自炊を武器にして、ますます無菌度を強める温室から飛び出さないと、『宇宙戦争』の宇宙人の二の舞ですよ。

 ではまた。

※『宇宙戦争』 The War of the World/1952年/アメリカ/カラー/85分/バイロン・ハスキン監督
※『宇宙戦争』 War of the Worlds/2005年/アメリカ/カラー/116分/スティーブン・スピルバーグ監督

中年太りは玄米と豆で防ぐ

 子どもの体力・運動能力低下は受験で体育教育が減るカリキュラムの問題?それはすり替えでしょう。主因は食べ物の劣化です。硬くて食べにくい玄米や豆、魚の頭、根菜などを食べないとますますひ弱になるばかり。そしてサプリや薬品のヘビーユーザーに追い込まれていく。だまされるな、子どもたち!

■未精製穀物なら太らない
 若いころはよく風邪をひいて熱が出たこともあったカラスヒコでしたが、最近は全然風邪を受け付けなくなりました。予防注射もマスクもしませんが、もう10年以上風邪とは縁がありません。
 原因は、おそらく主食を未精製穀物中心にしたせいだと思います。ほかに変化した要因が思い浮かばないからです。

 乾布摩擦のようなマニアックなことはしていませんし、週2、3回のジョギングは欠かしませんが、運動習慣が風邪と直接関係があるとは思えません。トップクラスのアスリートにもよく風邪をひく人がいますし。

 カラスヒコが本格的に自炊を始めてからも、主食はしばらく白米でした。それが玄米と白米を混ぜ炊きし、一緒に大豆の煮豆を食べるようになったのが約10年前から。最近では豆を数種類一緒に炊き込む「豆ごはん」が主体です。

 「豆ごはん」に変えてから、すぐ感じたのはお通じがすごくよくなること、風邪をひかなくなること、そして太らないことでした。
 中年になると太って下腹が出てくるのは当たり前のようにいわれますが、それはたぶんうそです。

 カラスヒコは1986年に上海に旅行したことがあります。改革開放路線が始まったばかりのまだ貧しいころの中国です。
 上海バンドの公園に毎朝現地の中高年男女数百人が集まって太極拳をするのを見ましたが、みんなスリムな引き締まった肢体をしているのに驚きました。日本でラジオ体操に集まる中高年たちの7割ぐらいは肥満体でしたから。

■カリキュラムより主食の問題
 当時の中国人たちは貧しいからというよりも、昔の食習慣を守っていたからだと今は確信しています。
 おそらく、経済発展が精製穀物を広めるのでしょう。柔らかくて白くて、口当たりが良く消化しやすい。その分ビタミンやミネラルが乏しく、糖質ばかり吸収することになるから太るのです。

 子どもの体力や運動能力が落ちていることが問題になっています。
 たいていは受験勉強のために体育教育が十分にできないなどカリキュラムの問題にすり替わってしまうのですが、これもたぶん食べ物の劣化が主因だとカラスヒコはにらんでいます。

 まあ、加工食品大手などはマスコミのスポンサー企業ですから、マスコミがその点を突くことはこれからもないでしょう。
 私たちはマスコミからの問題提起や情報提供にはもう頼れないことを覚悟すべきです。自力で食べ物と向き合い、何を食べるかを決めていくしかありません。

 でもそれは、野生の動物ならみんながしている当たり前のこと。人間だけが、ここ数十年の経済発展で失った能力なのです。まだまだ十分取り戻せるはずで、そのきっかけは未精製穀物の復活からです。

 ではまた。

サバ水煮缶詰と大根の相性

 サバ水煮缶詰の多くは成分が「サバ・食塩」で健康的。大根の浅漬けとの相性が抜群です。しかし同じメーカーでもサバみそ煮になると「調味料(アミノ酸等)」「増粘剤(グアーガム)」などがしばしば添加されますから要チェックです。200円台以下の缶詰ではたいていそう。価格には深い意味があるのです。

■サバみそ煮缶はほぼ高添加
 セブンプレミアムのサバ水煮缶は98円。原材料は「サバ・食塩」のみと大変ヘルシーでしたが、同じ値段のみそ煮缶は添加物だらけでした。

 他社のサバ缶もいろいろ調べてみると、だいたい以下の傾向になっています。
 まず水煮は無添加。そして、しょうゆ煮は「調味料(アミノ酸)」で味付けされ、さらにみそ煮になると、これに増粘剤も加わるのです。
 つまり、塩味の水煮から味がこってり系に濃くなるにしたがって添加物がどんどん増えていくわけです。

 本物のみそを使うと煮る時間もコストもかかるので、メーカーは化学調味料でみそ煮風の味を付け、「グアーガム」でとろみを出すわけですから、これは本来食べるに値しない代物です(木の屋石巻水産など一部のメーカーは除く)。

 ただ、高添加の缶詰も食べ慣れていると非常にうまいと感じます。カラスヒコも昔ハマっていました。サバみそ缶1個で丼飯1杯がペロリと食べられるのですね。
 あのころはポテトチップスなど調味料(アミノ酸等)をまぶしたスナック菓子類もおいしくてバリバリ食べていましたから、かなり味覚が狂っていたのだと、いまは激省しています。

■壊された味覚を治していくサバ大根
 同じサバ缶なら、やはりシンプルな水煮を食べましょう。写真のように、常備菜として作り置きしてある大根の浅漬けを添えると相性は抜群です。
 飲み屋でしめサバを頼むと、生の大根の薄切りが付いてきますが、あれと似た感覚です。

 水煮は初めは味が物足りないと感じるかもしれませんが、それは缶詰をおかずにして、ごはんをもりもり食べようと思うからです。
 ごはんは梅干しやのり、ちりめんじゃこや納豆などの常備菜で食べて、おかずは魚も野菜類も薄味にして、それだけでも食べられるのが本来の和食の姿だと思うのです。

 野菜の煮物などが、最近のスーパーの総菜のように強烈に甘じょっぱい味に変容してしまったのは、私たちの2世代ぐらい前からです。
 何にでも砂糖としょうゆを大量に入れて、その濃い味を薄めるために白米をかき込むような食事の仕方になってしまったのです。

 私たちは、そうやって壊された味覚を自力で治していきましょう。
 玄米や豆類を食べる習慣をつけるとだんだん復活してくるから不思議です。サバの水煮と大根の浅漬けがしみじみおいしくなってきますよ。

 ちなみに、サバ缶は1人なら半分食べて、残りはシリコン製のふた付容器で冷蔵保管すれば2日ぐらいは大丈夫。少し高くても無添加の缶詰を選び、体に入る添加物の量を減らしていきましょう。

 ではまた。
プロフィール

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    ■「サムライごはん」とは・・・
     超多忙で料理が嫌いな人が、健康を自衛するためにつくる「最短時間で、栄養十分、かつ無添加」な食事。いまの時代を生き抜くために、男女を問わず一人一人が身に付けるべき「武芸」のようなもの。外食や加工食品がまだほとんどなかった1955年以前の日本の家庭食がモデルです。
    ■「自衛自炊」とは・・・
     趣味やライフスタイル的自炊ではなく、将来病気にならないための先行投資、あるいは保険目的の調理技術です。「忙しい」という理由で食事を外注せず、自炊スキルを身に付けて、自分と子どもの健康を守るのが狙いです。
    ■外食メニューをまねない自炊
     料理本に載っているのはたいてい外食メニューのつくり方です。それを覚えても、味でもコストでも外食にはかないません。「サムライごはん」では、見た目は地味でも、栄養価が高く無添加な、自炊ならではのメニューを研究していきます。
    ■油・糖・添(ゆとうてん)を締め出す自炊
     「サムライごはん」は、余分な油脂・糖分・添加物を極力排除した食事を目指します。 そのために加工食品や調理済み総菜を使わず、生の素材を最少限度の加工で食べることが目標。 成分表示をしっかり見ながら、油・糖・添を慎重に避けていきます。
    ■サトチュー(砂糖中毒)との戦い
     動脈硬化や高血圧などで健康を損ねる人の多くは砂糖を摂り過ぎています。菓子や清涼飲料水ばかりではなく、現代では総菜や加工食品などご飯のおかずにまで砂糖がこっそり使われているからです。サトチューとの戦いも「サムライごはん」の主要なテーマです(▶100918)。
    ■「豆ごはん」は最強の主食
     玄米と等量の白米、そして5種類の豆(大豆、青大豆、ガルバンゾー、金時豆、黒豆)を一緒に炊く「サムライごはん」の主食です。これに押麦、アマランサスも加えると栄養バランスが完璧に近くなります。冷めてから食べても非常においしく、おにぎりにも最適です(▶130409)。
    ■「ニャンコめし」は夕食の定番
     「サムライごはん」夕食の定番。煮干しでだしを取ってみそを溶き、朝の残りの豆ごはんを入れます。煮立ったら生卵を落として火を止め、ふたをして3分蒸らせば出来上がり。煮干しも具としていただく高栄養・無添加で、すぐにできる晩ご飯です。鍋料理の締めの雑炊のようなおいしさです(▶100226)。
    ■日替わりから週替わりへ
     野菜メニューは日替わりでは続きません。浅漬け、ワイン蒸しなどまとめ作りのメニューを取り入れて、週替わりのローテーションに切り替えましょう。材料を無駄なく食べ切り、買い物頻度も減らせる自衛自炊ならではのテクニックです(▶111118)。
    ■おにぎりは自分で握る
     豆ごはんおにぎりを自製する習慣をつけましょう。ランチを無添加で切り抜ける数少ない選択肢だからです。手を濡らして握ればくっ付かず、熱くもありません。コンビニで買うおにぎりは添加物と油脂まみれ。老若男女にかかわらず、おにぎりは自製あるのみ(▶100821)。
    ■我流みそ汁だしのススメ
     昆布と削り節を3分間煮出せば、誰にでもうまいだしが取れます。安易に化学調味料に依存せず、我流の本物だしを研究すべき。それをサボった1、2世代上の年寄りたちが、いま生活習慣病で薬漬けになっている実態をしっかり見ていきましょう(▶100926)。
    ■二十歳を過ぎたらニキビじゃない
     ニキビ世代をとっくに過ぎているのに吹き出物が止まらないのは、体が拒否するものを食べ続けている証拠。油・糖・添を摂り過ぎていないか、食生活を見直すきっかけにしましょう(▶111126)。
    ■エコ&粗野な食習慣へ
     だしを取った後の昆布や削り節は捨てずに、常備菜に加工して食べ切ります。煮干もみそ汁の具としてバリバリ食べる。そんなエコで粗野な食習慣に回帰するのも「サムライごはん」のスタンスです(▶120722)。
    ■「ご飯は太る」は本当か?
     コメ離れが進んでいますが、カラスヒコは「ご飯は太る」という通説はウソだと思っています。むしろ実態は、パン食による油脂、タンパク、精製穀物の過剰、さらに甘い飲料、間食が原因なのでしょう。「サムライごはん」では、玄米や豆類主食への回帰によってビタミン、ミネラルを確保し、スリムで健康的な肉体を取り戻していきます(▶100527)。
    ■残業食をコントロールしよう
     残業時間中にスナック菓子などで中途半端に空腹を満たす習慣は危険。油・糖・添まみれなのはもちろん、寝る前のドカ食いを招く原因にも。むしろクラコットやドライフルーツなど、きれいな食材をしっかり取るのがお薦めです(▶110609)。
    ■失敗しないゆで卵
     殻がつるりんと気持ち良くむけて、半熟・全熟を自在にコントロールできるようになれば、ゆで卵は頼れる常備菜になります。ポイントは湯が沸騰してから卵を入れ、再沸騰してからのゆで時間。意外に簡単です(▶110130)。
    ■学生・単赴・シンママにチャンス!
     「サムライごはん」の質実剛健な味が家族の反発を招くこともあります。いまや化学調味料や添加物を気にしない人がマジョリティーな時代ですから。むしろ一人暮らしの単身赴任者や、舌が染まっていない幼子を持つシングルマザーにこそ、いろんなトライ&エラーができるチャンスがあります。学生も社会に出る前に自炊技術を身に付けたほうが勝ち(▶120305)。
    ■「ワイン蒸し」で野菜たっぷり自炊
     「あなたは野菜不足」とCMに脅かされてサプリに飛びつく人が多過ぎます。ワイン蒸しや酒蒸しは、数種類の野菜を毎日飽きずに食べ続けられる自炊独自の加工ワザ。油脂も添加物も使わない簡単野菜メニューで武装しましょう(▶120922)。
    ■糖尿病を知り、真剣に予防しよう
     糖尿病や腎不全は「不治の病」です。新しい薬品や治療法が開発されても、高いお金と引き換えに苦痛を和らげる程度。だから発病しないように若いうちから食生活を立て直すのが唯一の正解です。できなければ自己責任で、メディカル資本にたかられる「いいお客さま」になってしまいます(▶111107)。
    ■外食は低加工なそば or 海鮮系を
     朝夕の食事を「サムライ化」すれば、ランチは少々ジャンクなメニューでも大丈夫。でも、可能な限りはそば系・海鮮系など加工度の低い献立を選ぶのが正解。日々の「油・糖・添」締め出しこそ確実な生命保険なのです(▶100326)。
    ■浅漬けが自炊を軌道に
    白菜、キュウリ、大根、パプリカなどを適当に切り、塩をまぶしてタッパーに入れておくだけで自製の浅漬けができます。翌日から5~6日間食べられる常備菜ですから野菜不足はほぼ解消。面倒に思えた自炊が一気に軌道に乗ってきます(▶120608)。
    ■ピクレで自製漬け物を
    乳酸発酵する本物の漬け物を自分で漬けるなど、多くの人にとって想像を絶する事態でしょうが、実は簡単。「ピクレ」があれば、冷蔵庫の中で勝手に発酵してくれるからです。化学物質にまみれた出来合いの漬け物におさらばできます(▶120805)。
    ■ヒジキはそばつゆで煮る
    カルシウム豊富なヒジキを切干大根、こうや豆腐、干しシイタケと一緒にそばつゆで煮てしまう。甘じょっぱくしない、本来の素朴な煮物が素人の手抜きレシピで作れることに驚きます。上の世代が放棄してきた健食習慣を取り戻しましょう(▶121204)。
    ■乾物をだし汁で戻す手抜き
    車麩、こうや豆腐、湯がき大根など乾物は水で戻さず、いきなりだし汁に浸します。戻し工程と味付けをいっぺんに行う手抜きワザ。素朴な味わいの常備菜になります。だし汁が食材に吸われて減ったら、ひたひたまで注ぎ足すのがポイントです(▶130412)。
    ■瞬間加熱の温野菜サラダ
    ブロッコリー、アスパラ、パプリカ、きぬさやなどを100℃のお湯で3~5秒。少量ずつ加熱して網ジャクシでさっと取り出すのがコツ。丸元淑生さん式の温野菜サラダは目からウロコです。自炊が俄然充実してきます(▶ 100307)。
    ■夜食なら粉吹きイモ
    夜におなかが減ったら、即席麺やコンビニおにぎりを食べるより自分でイモをゆでましょう。ジャガイモやサツマイモのおいしさを再発見して感激します。未精製の炭水化物で太らず、もちろん添加物もゼロ(▶ 100104)。
    ■ニンジンの合理的摂取法
    石原結實さん式ジュースなら朝にニンジン、リンゴ、レモンが各1個ずつ摂れてしまいます。そのためだけに1万円以上のジューサーを買う価値もあるでしょう。これを飲む習慣ができれば、合成着色飲料とは永遠におさらばできるからです(▶ 100407)。
    ■ラタトゥイユで自炊に自信
    まさか自分にこんな料理が作れるとは!驚きと感動で自炊に弾みがつく丸元淑生さんのレシピです。野菜6種のシンプルな無水蒸しなのに素人でも絶妙の味が出せて病みつきになります。ポイントはトマトと玉ネギの比率だけ(▶ 101008)。
    ■小型密封容器をそろえよう
    おかかやショウガ酢漬けなどの常備菜を小型の密封容器で冷蔵庫内に整然と積み上げるのが「サムライごはん」の大事なノウハウ。容器は都度バラバラと買い足さず、スタックできる同型をまとめ買いしましょう(▶ 101224)。
    ■自炊 vs 外食、どっちが安い?
     実際の支出額はおそらく同程度で、それなら手間なしの外食が合理的と考えがち。しかし、金額当たりの栄養価に大差があり、外食ライフでは将来の健康崩壊リスクが高まります。自炊食の原価計算から中長期の健康戦略が見えてきます(▶120627)。
    ■ダイエットで感じた10のこと
     本物のダイエットなら、減量よりもまず肌の色つやが良くなり、原因不明のかゆみや爪の黒ずみなどが消えていきます。見た目のスリミング効果はおまけで、当然リバウンドも来ません。体の排せつ力を高める食べ方を研究しましょう(▶120926)。
    ■豆類はペットボトルで管理
     豆類は袋から出し、ペットボトルに移して「見える化」しましょう。作業フローがシンプルになり、在庫量も一目で分かります。調理テクの上達やレパートリー拡大より、整理力と段取り改善でスピードアップを図るのが「サムごは」的アプローチ(▶130915)。
    ■野菜はバスケット管理する
     みそ汁用、サラダ用など用途別バスケットに分類して冷蔵。バスケット単位で取り出し、使う分だけを切り出して再格納します。数種類の野菜を毎日コンスタントに食べるにはこの手が一番。使いかけ野菜を冷蔵庫の奥で腐らせる心配もありません(▶100924)。
    ■「糖質制限」はいいとこ取りで
     速攻スリミングには効果的。でも全面的な糖質制限では穀物の豊富なミネラルを摂り損ないます。朝だけとか隔日とか、自分の調子よさの範囲で慎重に採り入れましょう。ハムやベーコンの添加物や、肉や卵を焼くときの精製油脂にも要警戒(▶140805)。
    ■洋食派はパンよりシリアル主食
     ミューズリー+オートミールの「未精製」穀物に小麦ふすまを振りかけるなど、シリアルのカスタム化にトライ。パン主食では難しい油・糖・添フリー&高ミネラルな洋食体系を設計します。「朝食=パン」の固定観念を疑いましょう(▶141101)。
    ■昆布は1回分サイズにカット
     昆布を買ってきたら、全部をみそ汁一杯分サイズに切り分けて密封容器で保管します。「調味料(アミノ酸等)」ではなく本物昆布使用にこだわりつつ、調理アクティビティー削減を狙います。合成だしでは必要なミネラルが不足するからです(▶121208)。
    ■包丁研ぎは我流で覚える
     調理人のような華麗な包丁さばきなど自炊には不要です。我流でも日々使えば、大根皮むきやネギ刻みは身に付くもの。砥石は「中砥」一種類の我流使いで包丁の切れ味が十分に戻ります。プロのまねをせず、不格好でも自分ワザを磨くことが大事(▶120124)。
    ■包丁使いの自主トレ入門
     手先超ブキなカラスヒコでも、リンゴの皮むきが支障なくできるようになりました。リンゴ皮の裏側から、包丁の刃を親指のはらに押し付けるように果肉をそぐのがコツ。遅くてもきれいにむくことに集中すれば、だんだん早くなってきます(▶150123)。
    ■丸元淑生式「蒸しリンゴ」のうまさ!
     皮をむいたリンゴを適当にスライスして、ビタクラフト鍋で弱火蒸しするだけで、シュガーレス極甘ヘルシーデザートの出来上がり。小分け冷蔵して毎日食べられるフルーツ系常備菜です。無糖ヨーグルトにトッピングするのもおしゃれ(▶100114)。
    ■「油糖抜き」スクランブルエッグ
     肉野菜ワイン蒸しを作った後、蒸し汁を有効活用します。生卵を落として混ぜて弱火蒸し。卵そのものの粗野で力強い味に驚きます。自炊のスクランブルエッグでは、砂糖を加えて精製油脂で焼く外食レシピの常識を疑ってかかるのが正解(▶150623)。
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