「サムライごはん」de自衛自炊

忙しい人こそ自炊しましょう!料理嫌いのための高栄養で無添加な「ケ」の食の技術を研究するブログです。悪食による人格崩壊から辛くも生還したカラスヒコの経験に基づく学生・単身赴任者・シングルマザー向け貧乏自炊教室にお付き合いくだされ!

2012年09月

秋田スーパー巡りと琉球黒糖

 先日秋田市へ行き、駅のレンタサイクル(無料!)を借りて市内のスーパー7店舗を回ってきました。伊徳はうわさ通りのいいお店。鮮度がよく演出も華やか。タカヤナギでは、無添加系の地元食品メーカーをしっかりアピールしていたことに好感でした。

■伊徳とタカヤナギに好印象
 きれいな秋晴れ、気温24℃、微風。自転車でほぼ平坦な秋田市内を走り回るには最適なお天気でした。東京や仙台に比べて道が広いからか、クルマが少ないからか、41号バイパスも、千秋公園付近の中心街も、56号天王線も、とても気持ち良く走れました。

 品ぞろえの少ない安売りスーパーや、通路にべたべた商品を並べたお行儀の悪い激安店を3店舗ほど回ってややうんざりした後、いとく秋田東店1209写真の伊徳秋田東店にたどり着いて感激しました。特に生鮮三品は商品のグレードも鮮度も、品ぞろえも演出力も素晴らしいお店。

 平日の午後2時ころなのに、かなりの客入り。地域一番店として人気があるのでしょう。品ぞろえはヨークベニマルに近いとみたのですが、オリーブ油にしても、みそにしても、ベニマルよりもう1グレード上の商品までそろえていて、その分ゴージャスな感じがしました。

 ただ、決してお高く止まったスーパーではなく、100円くらいの乾物ミックス、例えば大根、芽ひじき、ニンジン、茎ワカメのパックなど素朴な天然商品もかなり扱っていました。だし汁でちょっと煮込むだけでおいしい常備菜になりそう。いくつか買ってきたので、近々ご紹介します。

 タカヤナギ(グランマート)手形店では、「美味安心」というシリーズの無添加レトルトカレーやパスタソース、マヨネーズなどを目立つように陳列していたのが印象的。これは、『食品の裏側』の安部司さんも推奨しているブランドのようです。仙台でも探してみなくては。

 ほかにも、ブランド名はメモできませんでしたが、地元秋田産大豆にこだわった無添加のしょうゆがありました。100cc少々の小さな瓶入りで278円というやや高めの値付け。タカヤナギは地場の職人的な中小メーカー品育成に力を入れているお店のようです。

 伊徳、タカヤナギとも従業員を多めに配置して、密度の高い売場の商品補充や面ぞろえ(前出し)をきちんとやっているようですから、客としてはとても買いやすいお店でした。ただ、そのぶん販管費率も高そうなので、郊外のイオンや周辺の激安系スーパー、総菜の品ぞろえを増やしているコンビニなどとの競合が、今後は厳しくなりそうです。

■恐るべし、琉球黒糖
 さて夜は、同市在住の旧友を呼び出して、JR秋田駅前の安居酒屋で一献。昔話に花を咲かせて楽しく、心置きなく暴飲暴食しました。そして次の日、「暴飲暴食の翌日は必ず朝昼抜き」という、石原結實さんの教えを実行してみました。黒糖@ジュピター秋田駅117円朝はローソンで買ったトマトジュースのみ。

 昼にはウーロン茶を飲んだのですが、何か糖分を摂らなくてはと、秋田駅ビル・トピコ内の輸入食品店ジュピターで買ったのがこれ、琉球黒糖㈱の「琉球黒糖」。これが大正解でした。

 成分は粗糖、黒糖(沖縄県産)、水あめ、糖蜜。写真のように、3㌢角くらいのチョコレートかカレールウのような形に押し固めてあります。未精製の糖分にいろんなビタミンも含まれているらしく、なんとも懐かしい天然系の甘さです。

 口に含んで、噛むとすぐに粉々になってしまうのですが、舌の上や下でころがすようにしながら噛まずに、ゆっくり、じらすように溶かしていきました。30分ほど置いて2枚食べ、口の中の甘さをコーヒーで洗い流しました。

 やがて体がじわっと、ゆるく発汗してくるのを感じました。エアコンの効いた帰りの新幹線の中で、もちろん運動もせず、ただ本を読んでいただけなのにです。石原さんが言うように、プチ断食効果で体温が上がって白血球が活発化し、体内の余分な脂肪や老廃物をむしゃむしゃと食べ始めたに違いありません。

 午後2時半に仙台に着き、夜6時にざるそばを作って食べるまで何も食べませんでしたが、空腹感はそれほど覚えず、むしろ、二日酔いの日に独特な気持ち悪さを全然感じない一日でした。むむむ、「石原式」恐るべしです。

 琉球黒糖の袋にはジップロックが付いていますが、「本品は吸湿性が高いため、開封後はなるべく早く」食べろと。そして、「チャックをきっちり閉じて冷蔵庫保管」がお勧めと書いてあります。やはり自然食品とはそういうものなのでしょう。

 コンビニにも黒糖系のあめやキャンディーが必ず2、3品は置いてありますが、どれにも精製砂糖または人工甘味料、調味料(アミノ酸等)、香料などが使われているのが分かります。こういうものは常温に放置しても、いつまでも変化しないようです。

 ではまた。

ゴボウみそ汁の無機質な滋味

 ゴボウ1本はスーパーで200円くらい。長さが90㌢くらいあるのを8~10等分して、みそ汁1杯分に切り分けて常備食材に。タッパーに入れて冷蔵しておけば、3週間たっても腐りません。定期的なゴボウのみそ汁はおいしくて、免疫力も高まるそうな。

■味がないのに「おいしい」
 今年の夏はゴボウのみそ汁 (2)みそ汁を2、3日に1度は欠かさず、すっかりハマっていたカラスヒコでした。写真はゴボウと切干大根、干しワカメのみそ汁。

 ゴボウは1、2㍉の厚さに薄切りして、だし汁で1、2分煮て、少しやわらかくしたほうがうまいです。そのあと切干とワカメを入れてみそを溶きます。

 円柱状のゴボウをスパスパと薄切りにするだけですから、真ん中あたりは幅の広い長方形になりますが、見てくれは気にしません。薄く切れば熱は通るので、いちいち細切りして形を統一する手間は省いてしまいます。

 ゴボウって、味がないのになぜかおいしいと感じます。南雲吉則さんが言うには、ゴボウにはサポニンというポリフェノールの一種が含まれているので防菌効果が高い。つまり免疫力がアップするのだと。さらに、イヌリンというムコ多糖類の作用で悪玉コレステロールが分解するとのこと。

 要するに、舌が特別な味を感じなくても、体が欲する成分ならおいしいと感じるのでしょう。「おいしい」という言葉は、味を意味するとは限らないのだと、ゴボウをみそ汁で食べてカラスヒコは知りました。煮物の場合、ゴボウは煮汁が染みて味がありますし、きんぴらゴボウではゴマ油としょうゆ、砂糖、唐辛子の甘辛い味でいただきます。

 それに対してみそ汁は、ゴボウを、本来の無機質でそっけない味でいただく珍しい食べ方かもしれません。味がないという点ではコンニャクや豆腐、タケノコやふのりなどもそれに近いでしょう。私たちの体は、それらの歯触りや食感を通して、ちゃんとおいしいと感じられるように高度にチューニングされているのだと思います。

 だから、「健康体であれば、自分がおいしいと感じ、食べたいと思うものだけを食べていても、きちんとバランスの良い栄養が摂れる」と言っていたのは、確か丸元淑生さん。

■ボタンを押せば餌が出る
 さて、ゴボウはゴボウ (3)皮に栄養があります。だから、皮をむかずに全部食べるのはもちろんですが、衛生観念が強過ぎて、ごしごしとタワシのようなもので強くこすってしまうと、皮は簡単にむけてしまいます。蛇口から水を流しながら、スポンジタワシのやわらかい面で泥だけを流すような、やさしい洗い方にしましょう。

 ゴボウが泥付きで売っているのは、皮表面の鮮度を維持するのが目的ですから、洗わないまま冷蔵保管して、食べる分だけをそのときに洗うほうが、栄養価的には絶対にお得です。

 カラスヒコが今気にしているのは、こういう自宅での食材加工を私たちがどんどん手放していることです。例えばセブンイレブンに行けば、ゴボウサラダが、セブンプレミアムの真空パックで売っています。封を切るだけで、皮をむいた白いゴボウをアミノ酸とマヨネーズで和えたものがすぐ食べられるというので、主婦層にも受けています。

 ファミリーマートは、自販機だけの無人コンビニを3年間に3倍に増やして1500カ所にするそうです(日本経済新聞9月19日)。パスタやチャーハンもカップ入りの自販機対応に変身して、チンした状態で出てくるとのこと。もはや、食べる人が自分で食材を加工するチャンスがなくなりつつあります。

 「中食時代」を迎えて、私たちは、食事の手間を格安料金で代行してもらうのと引き換えに、素材の産地もグレードも、調理法も添加物も分からないものを食べるリスクに身をさらすことになります。たぶん、ゴボウという作物は消滅するのではないかと心配しています。

 ポリフェノールやムコ多糖類の不足を気にする人は、別売りのサプリメントがありますから、どうぞそちらで摂ってくださいと。ボタンを押せば餌が出てくる魔法の機械は、昔の人が夢に見たものなのでしょう。でも、洗濯機や掃除機など人畜無害な機械とは違って、素材も他人任せの「自動調理機」はあまり体に良さそうではありません。

 ではまた。

ダイエットで感じた10のこと

 ダイエット開始から約4カ月。5㌔落として標準体重の65㌔にほぼ到達。やせて軽くなったほかにも、細かい改善点がたくさんありました。食事の油・糖・添を抑えるのはもちろん、量的な食べ過ぎにも要警戒。今日はダイエットで気付いた10のこと。

■体の排泄力が高まる
 基本的にはもともと健康体なのですが、脇腹にやや脂肪が付いているのがずっと気になっていたカラスヒコ。それまでは、「標準体重」という言葉は気にしていませんでしたが、いろんな計算方法のどれを取っても標準をオーバーしていることに気が付きました。それがチャレンジのきっかけ。

 標準体重の計算式各種と、ダイエットに取り組む前のカラスヒコのポジションはこちらをご参照ください。減量した今でも標準体重の意味はよく分からないのですが、でも、脇腹の脂肪が消えてズボンのベルト穴は2つも詰まりました。しかも、筋肉は落ちていないのですから、やはり標準体重のほうが妥当なのでしょう。

 さらに、スリミング効果以外にも、体に細かい変化がいろいろありました。例えば、①寝つき・目覚めが良くなった ②睡眠が深くて疲れが取れる感じ ③夜トイレに起きなくなった ④寝汗が減った ⑤お通じが規則正しくなって量が増えた ⑥汗のにおいが強まった ⑦顔や腕のシミが薄くなった ⑧原因不明のかゆみが減った ⑨手指爪の波打ちが消えた ⑩足指爪内側の黒ずみが消えた etc.

 これって、もしかして血行が良くなって、体内の老廃物がスムーズに燃焼または排泄される体になったということなのかも。だとすれば、やせた、ウエストが締まったなど外見的なことよりも、ずっと重要な変化かもしれません。脇腹うんぬんよりも、本来この10のことがダイエットの目的であるべきでしょう。

 今回のカラスヒコのダイエットは、主食の豆ごはんとみそ汁の削減でした。朝夕に各1合、つまり丼に大盛り状態で食べていたのを、朝と夕の合計で1合にしました。みそ汁もほぼ半量に。

 昼はたいてい外食ですが、以前は何でも大盛りを頼んでいたのを普通盛りに。つまり、1日を通してみると6割くらいの量に落としました。ただし、おかずは変化なし。炭水化物とタンパク質を減らして、ビタミン、ミネラルはそのままです。

■少食化はかなり有効
 意外なことに、あの大食いカラスヒコが空腹感にもだえ苦しんだのは最初の3日間くらい。禁煙で3カ月間のた打ち回ったのに比べれば、あっけないほど簡単に慣れてしまいました。今でも、もっと食べたいと気持ちでは思うのですが、べつにつらくはありません。やはり満腹感とは、心の飢えだったのか。

 ここで思い当たるのは、先日ご報告した、『食べない健康法』(石原結實著)です。カラスヒコは、以前からときどき「石原式」の1日1.5食やプチ断食をまねしているのですが、食べる量を減らすと舌苔(ぜったい)が増えたり、汗や尿のにおいが強まる、要するに排泄機能が高まることを実感していました。

 もう一つ思い出すのは、『誤診』という、メリル・ストリープ主演の映画です。ケトン式てんかん治療法(炭水化物制限)の宣伝映画のような面もあって賛否両論はあるのですが、食を減らしてインスリン分泌を抑える健康回復法という点で共通性がありそうです。

 映画自体は大した出来ではありませんが、母(ストリープ)がてんかんの息子を病院へ連れて行くと、いたずらに薬漬けにされて悪化し、たまりかねた母は図書館などの文献で優れた医師を探すというストーリーがとても現代的で印象に残った作品。

 石原さんの伊豆のサナトリウムで糖尿病の治療を受ける患者や、ケトン式のてんかん患者ではなくても、私たちはそもそも食べ過ぎているのかなと、今回のダイエットを通じてカラスヒコは感じました。

 空腹を感じているときのほうが集中力が上がり、いらいらせず、筋肉的にも精神的にもパワーが出ることがよく分かりました(最初の3日間くらいは違いますが)。栄養のバランスを崩さずに、糖質とタンパクを削るのが、どうやら正解のようなのです。

 そおにぎり (3)こで今日は石原式。朝食を意図的に抜いて、ニンジンとリンゴのジュースだけ。写真は昼食。おにぎり1個とトマトジュースのみです。豆ごはん1合を炊いて、3分の1でおにぎりを作りました。午前中から仙台市内をあちこち歩き回って、勾当台公園のベンチでこれを食べ、午後も2、3カ所回りました。

 さすがに腹ペコでしたがパワーは落ちず、気力も充実した1日でした。夕食に残りの3分の2合とみそ汁、焼きザケ、納豆+卵、浅漬け。ときどき、こういう石原式を取り入れた食べ方をするのが有効と感じているカラスヒコです。

 ではまた。

※『誤診』 ・・・First Do No Harm/1997年/アメリカ/カラー/95分/ジム・エイブラハムズ監督

電動アシスト自転車の後向き

 電動アシスト自転車は、足腰の弱ったシニアか、幼児を乗せる母親用の介助器具かと思っていたら、今は若い男性の通勤や中高校生の通学用にも売れているそうな。自ら筋力を落とし、代謝を下げる人たちは、将来は車いす生活に憧れているのでしょうか。

■「とにかく楽だから」
 電動アシスト自電動アシスト転車の価格は、大手3社の主力モデルで10~14万円台ですが、最近では家電量販店ラオックスや、サイクルベースあさひなど大手販売店のPB品に6~8万円台が登場して、一気に市場が広がってきたという記事(日本経済新聞9月21日)です。

 自転車が売れるのはいいことなのですが、「とにかく楽だから、親に買ってもらう友達も多い」という、東京・大田区の女子高生(17)のコメントを読んで、あまりのストレートさに、カラスヒコはあきれてしまいました。買ってやる親も親ですが。

 目先の楽さ、今そこにある気持ち良さを簡単に選んでしまって、大丈夫なのでしょうか。この子たちは、近距離の買い物にまでクルマを利用し過ぎて足腰を弱らせてしまった高齢者たちの失敗から何も学んでいないような。

 むしろ、若いうちに、お金を払ってでも代謝のいい筋肉質の体を作り、日々の運動でそれをキープしていくのがとても大事なことだと思うのです。毎日の通学で自然に運動習慣が身に付けられる自転車は、その格好のツールだったはず。

 通勤用にアシスト車を使う30~40代の男性も同じでしょう。自転車は、デスクワークによる運動不足を解消するポータブル型自分専用フィットネスマシンであり、同時にクルマの排気ガス削減や都市部の渋滞緩和にも貢献する、知的で社会的にも志の高い乗り物でした。

 だから、自転車通勤はカッコ良かったのです。ファッショナブルなトレンドを、エコでヘルシーな知性が支えていました。『自転車ツーキニスト』(疋田智著/光文社知恵の森文庫2003年)が出たときには夢中で読み、夜間の安全な走り方や着替えの持ち方など、いろんなアイデアをいただきました。

 カラスヒコも昔6年間ほど、雨降り以外はほぼ毎日、片道18㌔㍍をロードレーサーで通勤しました。九段坂の登りなど、うんざりする「難所」もありましたが、筋肉や心肺を少しいじめることで、確実に生気がみなぎる気持ち良さを体感しました。

 もちろん自転車通勤は、クルマ天国の都市では非常に危険でもあります。目は、路側帯に違法駐車するクルマの急なドア開けや、ネコや子どもの飛び出しを警戒し、同時に耳と第6感は、右後方から接近して自分の右腕から30㌢の至近距離をかすめていく横柄なクルマの気配に注意力を集中します。

■デンマークの非退化モデル
 でも、そんな感覚を研ぎ澄ませる緊張感の連続が、長時間の会議やパソコン仕事でこわばった体の凝りをほぐしてくれました。精神疲労には癒やしよりもエクササイズや神経の集中のほうがよく効くのが分かります。しっかりと汗を出すことで、逆に疲れを翌日に引きずらない実感もありました。

 さて、話を戻します。もちろん、アシスト車に乗れば、即足腰が弱まるというつもりはありません。けれども、私たちは油断させられているとは思わないでしょうか。苦しいことと楽なこと、2つの選択肢を提示されて、いつも当然のように楽を選ぶことができる、この気持ち良過ぎる社会が少し怪しいとは思いませんか。

 クルマもエアコンも、発熱肌着もキャスター付きキャリーバッグも、どれもこれも筋力や骨格や皮膚感覚にとって楽な文明の利器ばかり。だんだん自然環境では生きられない体質に、つまり、ヤワで虚弱な生き物に退化させられている危機感をカラスヒコは抱いています。

 それが文明の進歩・発展だという人もいますが、例えば、デンマークのコペンハーゲン市では今年4月に「サイクルハイウェー」、つまり自転車用高速道路が開通したそうです。時速20㌔㍍で巡航すれば信号がずっと緑で通過できたり、各所に空気入れが設置されていたり、サドルに乗ったまま信号待ちできるように足置き場も用意されているのだと(同紙8月19日)。

 同市では、このハイウェーを300㌔㍍整備する計画で、2015年には通勤・通学の自転車利用率を50%にまで高める目標を掲げているそうです。もちろん、ノンアシスト車の話です。目的は市民の健康促進効果による医療費削減だといいますから。

 そうなのです。私たちも自分の将来の健康に、もっと先行投資をしなければとカラスヒコは考えます。不摂生な食事と運動不足で体を壊した先行世代の医療費や介護保険費を負担させられているにもかかわらず、自分たちは何も手を打たず、結果的に自らの代謝力を落とし、国の医療費垂れ流しを推進しているかたち。

 目先の楽を選び、体の不調を健康食品やサプリ、医薬品で解決する習慣を続けていれば、究極の楽のゴールとして、寝たきり生活に行き着いてしまうでしょう。自分でこぐから自転車で、アシスト車は2輪の電動車いす。

 ではまた。

大根・ニンジンのそばつゆ煮

 無添加のそばつゆが余ったら、大根やニンジンで煮物を作ります。30分ほどかかるので、掃除・洗濯など他の家事をしながら煮ます。一緒に入れた生シイタケと車麩にもいい味が染みました。冷めてもおいしく、4回分ぐらいの常備菜になりそう。

■まちまち煮上がりでOK
 つゆが余ったらというそばつゆ煮より、わざと余らせて作りたいほどおいしい自製の煮物です。休みの日など時間に余裕のあるときに限られますが、これを作っておけば、つゆを無駄にしなくて済み、冷めてもうまい常備菜になります。

 無添加のそばつゆは、最近はスーパーでよく見かけるようになりましたが、500㍉㍑のボトル入りの場合だと、1人や2人ではなかなか使い切れません。保存料を使っていませんから、賞味期限は開封後3日間と表示されている場合もあり、結構なプレッシャーになりますね。

 まあ、冷蔵庫に保管しておけば5日間くらいは大丈夫だとしても、そばばかり食べているわけにもいきませんので、煮物だしとして転用しましょう。
 そばつゆは、みりんや砂糖で調味してあるので、もともと根菜を煮るのに向いているのです。詳しい作り方はこちらをご参照ください。

 さて、ここで、大根やニンジンは煮上がりの頃合いが非常に難しいのではないかと尻込みする必要はありません。基本は、「竹串がスッ通る」煮上がりなのですが、多少煮え過ぎて崩れかけても、逆に中心部が半生でコリコリする歯触りが残っても、「失敗した」と思わないことが大事なのです。

 大根は生のまま、しめサバに添えて食べますし、ニンジンも生でサラダに入れたり、ジューサーで搾って飲んだり、カレーの場合は歯応えがないほど煮込んでもおいしくいただけます。煮上がりがまちまちでも構わないのです。

 同様に、そばつゆの量にも、あまりこだわる必要はありません。野菜を鍋に入れ、つゆの量は、「ひたひたよりやや少なめ」あたりが適量とはいえ、それより多くても少なくても大丈夫。
 多くて、やや甘じょっぱく煮上がったときには、ご飯と一緒に食べればよいですし、少なくて水を足した場合なら、むしろ大根やニンジンそのものの味がストレートに出る薄味の煮物になります。これはこれで、とてもおいしい。

■「おいしい」のストライクゾーン
 そう考えれば、煮物も難しくはないのです。上のそばつゆ煮の場合なら、例えば大根がやわらかくなる前に、つゆが想定外に蒸発して大根が露出し、このままではちゃんと煮えないと思ったときには水を足せばいい。それでは薄まり過ぎだと感じたら、しょうゆとみりんを目分量で加えればいいのです。

 そのときの注意点はただ一つ。瓶から直接どぼどぼ入れないこと。入れ過ぎると取り返しのつかない味になりますから、必ずスプーンかお玉じゃくしに取って少量ずつ、味や色を見ながら入れていく。
 そうやって自分の目や舌で味を調味していけば、煮え具合や味の濃さは、かなりばらついていても大丈夫なことが分かってきます。「おいしい」のストライクゾーンは案外広い。

 つまり、「失敗」はなくなり、「その日の味」にまとまるのです。大根が何㌘、水何cc、しょうゆ小さじ何杯などというデジタルなレシピとは関係のないところで、おいしさが決まることが理解できます。

 プロがお金を取って客に出す煮物ではありませんから、絶妙の逸品に仕上げる必要は全くありません。多少ばらついた煮上がりでも、味がその日によって違っても、大根やニンジンの味が生きて、そばつゆの風味が染みていれば、私たち素人のケの食事は全然オッケーなのです。

 どうも私たちは、料理というと、華やかなイメージに流されがちです。男性なら、例えば酒のさかなにふろふき大根を作るのが、男のロマンのような雰囲気で料理雑誌に載り、大根を5㌢厚の円柱に切って1時間も煮るような。女性なら見栄えのいいカラフルなサラダや、本格派のシチューをとろとろ煮ることに愛情を込めるような「空気」があります。

 ハレの料理や趣味の献立はそれでいいとしても、それとは別に、もっと日常のベーシックな、健康を維持してバリバリ働くための料理法をしっかりと身に付けていきたいと思います。そばつゆ煮を作ると、自炊に自信が湧いてきますよ。その前にそばを作る場合はこちらから。

 ではまた。

『食べない健康法』の説得力

 石原結實さんの『食べない健康法』(PHP文庫)に激しく納得。少食状態で私たちの白血球が飢え、老廃物を食べて血液を浄化してくれる。安易に小腹を満たさないことがとても大事ですね。ニンジン・リンゴジュースなどの具体策も満載。石原ワールドの集大成!

■西洋医学をバッサリ
 やはり、あま食べない健康法りにも簡単にいろんな物が食べられる今の食環境が原因なのでしょう。「終戦(1945年)後、数百人しかいなかった糖尿病患者は、いまや予備軍も含め2200万人以上。高脂血症の人も3200万人」と具体的な数字を見せられると、あらためてうなってしまいます。

 私たちの体には、血液を常にきれいに保つ機能があるのだそうです。だから、食べ過ぎによって血流内の掃除屋である白血球がいつも満腹状態にあると、体は老廃物を血管の内側に沈着させて血液の純度を守ろうとする。そのため血管が細くなり、硬くなるのが動脈硬化。

 細くなった血管に無理やり血液を通すために心臓が頑張るから高血圧になり、血管内壁に沈着した老廃物のかたまりが、何かの拍子にちぎれて漂流を始めて、脳血管で詰まれば脳梗塞。心臓で詰まると心筋梗塞。

 実は私たちはこういうメカニズムを知っているはずなのです。「にもかかわらず、原因を放置したまま、降圧剤や血管拡張剤で症状だけを一時的に抑えるのが西洋医学の欠陥」と、石原さんはバッサリ斬り捨てます。食べ過ぎをやめない限り再発は止まらないのだと。

 発疹や炎症が起こったとき、薬を塗ったり飲んだりして抑え込むのも重大な間違いだと石原さんは指摘します。発疹・炎症とは、老廃物を排出して血液をきれいに保つ生体の自衛行動であり、悪いのは、白血球が処理しきれないほど老廃物を大量発生させる当事者の荒廃した食習慣であるわけです。

 この本で具体的に提案されるのは、1食抜き、あるいは2食抜き、そしてたまに行う1日断食です。白血球をわざと飢えさせて活性化させ、体内の老廃物を食わせる。体重も減り、血圧も下がり、肌もきれいになり、発疹・炎症も起こらなくなるなど、まさにいいことずくめ。

■空腹に慣れて健康キープ
 カラスヒコも、5時起きで飛び出していくような朝には、ニンジン・リンゴジュースだけで朝食を抜くこともあるのですが、その空腹時の調子良さみたいな感覚には覚えがあります。例えば前夜7時に夕食を食べて翌昼までとなると、約17時間も食事をしないわけですから、その間に白血球たちがパックマン活動にいそしんでくれるのでしょう。

 石原さんによれば、人類の長い歴史からみると軽い飢え状態が普通なのだと。確かに、飽食状態になった最近50年間こそ異常で、たとえ医者が増えようと、衛生環境が改善しようと、病人が増えるのは当然なのかもしれません。

 私たちはよく、豊かな社会になっておいしいものを食べられるのだから仕方がないと言います。でも、食べる量や頻度が問題なのだとこの本は指摘します。もっと空腹に慣れ、血圧や体脂肪率などの数値も参照しながら食べる量をコントロールすれば、食べ物のおいしさもよく分かると書いてあります。

 カラスヒコは、飽食習慣は、私たちの意思の弱さだけが原因なのではなく、マーケティングによって意図的に作られた面もあると思っています。食品産業の成長のために、1人の顧客に昨日よりも今日、今日よりも明日、たくさん食べさせるシーズがあるからです。

 ちょっと嫌な言い方をしますが、国民の健康を食い物にして成長してきた資本が、人口減少と高齢化の壁に阻まれて、一部は人口が増えている若い国に出て行きます。その一方、国内ではメディカル分野と資本統合して高齢者市場を広げ、若い層には調理離れと間食習慣を奨励して、医薬品マーケットへ追い立てているようには見えないでしょうか。

 まあ、かなりひねくれた見方なのは承知していますが、いずれにせよ、成長に背を向ける食べ方をマスターしない限り、健康をキープしにくい社会になってきたのは事実でしょう。そういえば、いま時の人になっている南雲吉則さんも1日1食主義だったのを思い出しました。

 小腹が減っても安易に満たさず、ぐっと空腹をこらえる訓練もしなくては。石原結實さん推奨のニンジン・リンゴジュースはこれ。おいしくて病みつきになりますよ。

 ではまた。

「野菜をたくさん」は簡単だ

 「サムライごはん」は超手抜きの自炊です。例えば野菜料理では、シチューやクリーム煮、あんかけなど立派なメニューは作りません。単純に塩やしょうゆ味で蒸したり、漬けたりして愚直に食べていきます。おいしくて質実で、持続可能な自炊のかたち。

■流動食は緊急避難
 「野菜をたくさん食べなきゃ」。誰もがそう言います。医者も、親も、テレビCMでも必ずそう言い、私たちもそう思っているわけですが、具体的な方法が結構難しいのです。野菜の種類を増やせば調理の手間も増え、うまくやらないと使い切れずにロスが増えるばかりですから。

 実際、いろいろとチャレンジした末に疲れ果てて、結局野菜ジュースを飲んでいれば大丈夫でしょ、10種類の野菜を使ったレトルトカレー、野菜8品の煮しめ総菜、6品の日替わり生野菜サラダパックを食べているから、まあいいか。そのへんに不時着してしまいがち。

 ところが、野菜ジュースは流動食ですから、栄養分は摂れるとしても咀嚼(そしゃく)力や消化機能をあまり使いません。忙しいときに補助的・緊急避難的に飲むのは有効で、カラスヒコもよく利用してはいますが、野菜成分のメーンをこれに頼っていると体が退化していきます。

 一方、加工食品や総菜では、野菜の産地や生のときの鮮度が分かりにくく、売る側任せになってしまいます。成分表示をよく見て、化学調味料や他の添加物が使われているアイテムを慎重に避けていくと、選択肢が非常に狭くなることに気付いて愕然とします。

 結局、出来合いの総菜はコストを上げられないところに問題があるのでしょう。安い外国産の野菜を、現地で下処理して大量に輸入し、パート・アルバイトの低賃金作業で組み立てる仕組み。添加物を使って、味も色も食感もそれらしく後付けでき、賞味期限も引っ張れますから。

 私たちは、そういう背景を薄々知りつつも、「取りあえず忙しいから」「毎日料理するのは大変だし」「一人暮らしの自炊は無駄が出るだけ」などの理由で、食事を「作る」から「買う」に乗り換えてきたわけですが、果たして本当にそれでよかったのでしょうか。

 カラスヒコは第3の道があると思っています。思い切り手抜き型の自炊で、生の野菜をちゃんと見立てて、おいしく、栄養が摂れて、無添加かつ無駄の出ない食べ方。その技術を覚えないと病気に追い落とされる社会になってきたという危機感もあるからです。

■定石より場数を踏む
 野菜なら、例えば夕食 (24)ワイン蒸しです。ここではトマト、パプリカ、キャベツ、ブロッコリー、シメジ、カボチャの6種。これにみそ汁の切干大根、玉ネギを加えて8種類の野菜が取れる食事。スーパーで当たり前に売っている地場野菜ばかりを使っています。

 野菜はただ切って、塩とワインをかけて蒸すだけ。調理というほどの繊細な行為ではなく、単なる処理作業です。もっとも、昔のカラスヒコのように「超ブキ」を自認する人にとっては、最初は大変かもしれません。
 包丁を握った経験が少なければ、野菜の切り方も分からず、でたらめにやると、熱の通り方がバラバラになって苦労します。

 でも、上の例でいえば、カボチャはやや小さめに切り、フライパンの中央に集めて皮を下に向けて並べる、ブロッコリーは、茎部分に切り込みを入れて蒸せば花部分と同じタイミングで火が通るといったことが、やりながらだんだん身に付いてきます。

 ワインや塩の量も、その日の野菜の種類や量によって違いますが、これもやりながら、失敗しながら覚えます。そうやって覚えた経験は応用が利くことも知りました。例えば、白菜、モヤシ、シイタケなど和野菜を蒸すときは料理酒としょうゆをかけますが、その量の感覚はワインのときと同じです。勘が生きるのが分かります。

 使いかけの野菜を忘れて、冷蔵庫の奥で腐らせないためには、こんなバスケット管理が有効。また、切れなくなった包丁の研ぎ方も、我流で覚えてしまえばいいのです。プロの調理人を目指す人は別ですが、私たち素人は定石を踏むよりも、場数を踏んで慣れるほうが大事です。

 つまり、早く始めて早く慣れること。自転車の練習と同じで、マニュアルを見ても上達しません。体でトライを続けていれば、何かのはずみで突然スッと乗れるようになるのです。

 ワイン蒸しがうまくできれば、多種類の野菜を毎日コンスタントに取ることなど、ウソのように簡単になり、食習慣が一気に好転します。しかも、こうして身に付けた技術は一生もの。数種類の野菜を、たとえ全部無駄にしてもたかが数百円。安い授業料だとふんぎるところからスタートしましょう。

 ではまた。

『夢売るふたり』の事業モデル

 映画『夢売るふたり』は、『蛇イチゴ』の発展型。しっかり者の妹が周囲から「おまえがいると息苦しい」と疎まれて孤立していましたが、今回は妹側からの反撃です。他人任せに生きている女たちが次々とカモに。これは夢をカネに変えて吸い上げる事業モデルの姿かも。

■里子は投資家に配当
 この映画は、夢売るふたりリアルな社会派ドラマでは絶対にないとカラスヒコは思います。新店をオープンして顔が売れれば、2人がたちどころに捕まるのは明らかですから(以下、ネタバレも書きますので、これから見る方はご注意ください)。

 「一生懸命稼いで、2倍にして皆に返そうね」などと、2人で誓い合っているのはもちろんウソで、そもそも店を再開することさえ、少なくとも里子(松たか子)のほうは考えてもいないはず。

 キーは、最初に元手となる札束をポンとくれた女(鈴木砂羽)だけが、ラストで2倍か3倍に膨らんだ利益を得ているところにあります。女は、貫也(阿部サダヲ)の板前としての腕と里子の管理能力をよく知っており、この2人に投資した株主。

 だから、里子という起業家は、この人だけにはきちんと配当を返しました。ほかの被害者の女性たちは、この「会社」の顧客で、貫也という商品にほれ込んで代金を払ってくれたわけですから、返金はなし。それが里子の事業です。

 貫也はもともと職人気質の善人なのですが、自分の優しさや思いやりがカネになることを知ってしまうと、途端に思考停止してしまい、カネを巻き上げられた人がその後どんな目に遭うのかを考えなくなります。里子が返そうねと言っているから、きっと返すのだろうと他人任せ。

 この映画を見てカラスヒコは、私たちが普段、当たり前のようにカネで買っている商品やサービスが、本当に価値あるものなのかを一度じっくり見直さなければと考え込んでしまいました。いやいや、サトチューや添加物の話ばかりではありません。

 例えば、折りたたみ傘を持ち歩くのがかったるいからと、外出先で雨が降るたびにコンビニでビニール傘を買って使い捨てる生活習慣の意味などもです。安くて便利で、ひょっとして、その傘を作っている中国や東南アジアの労働者に貴重な現金収入をもたらしているとしても、気軽に使う本人にとっては一種の堕落ではないのかと。

■夢を買うと堕落する
 西川美和監督のデビュー作『蛇イチゴ』では、主人公である潔癖な倫子(つみきみほ)は、香典泥棒を繰り返して真面目に働くモチベーションをなくしていく兄(宮迫博之)や、彼にすり寄る母(大谷直子)らに囲まれて孤立します。周囲の社会がどんどん怠惰に崩れていく違和感。

 その倫子がアラフォー近くになったのが里子で、生活力と擦れたずるさも身に付けて反撃に出るといいますか、だらしない周囲の世界を罰していくキャラクターに見えます。里子は貫也を操って女たちに夢を売ると同時に、貫也自身をも陥れます。このあたりは『蛇イチゴ』のエンディングを思い出させる決着です。

 老父を介護するシングルマザー(木村多江)を落とすときに、筑前煮をタッパーに詰めながら、貫也がいみじくも言います。「人は一度楽を覚えてしまうと抜け出せなくなるから」。夢をカネで買う生活が人を堕落させるのだと。

 そう言う貫也自身も、店という夢で里子に釣られて破滅していきます。里子が、開く予定のない新店の内装工事や設備什器の搬入を着々と進めたのは、貫也を最後までだまして働かせ、それから見捨てるためのセットだからでしょう。浮気行為への復讐の意味も当然こもっていたはず。

 里子は逮捕を逃れて脱出しました。どこかの魚市場でフォークリフトを運転しながら、また次の出資者やビジネスパートナーを探しています。里子は生身の起業家というより、好不況を繰り返して必ず再起する資本主義の象徴です。またいずれ、便利さ、幸福感、癒やし感にあふれた次の夢商品を開発するのでしょう。

 私たちにとって厄介な事実は、夢と詐欺の区別がつきづらい点。楽で便利で気持ちのいい商品やサービスを見付けたら、まず疑ってかかることが必要かもです。世知辛くても、そうやって身を守るしかありません。

 ではまた。

※『夢売るふたり』 2012年/日本/カラー/137分/西川美和監督
※『蛇イチゴ』 2003年/日本/カラー/108分/西川美和監督

マギーブイヨンの浅煮野菜

 「薄味がいい」といわれるのは、健康のために我慢してあっさり味で食べなさいという意味ではなく、外から付け足す味を最少限度にして、素材の味を引き出しましょうという話。さっと煮の野菜はおいしくて、早くできるから「サムライごはん」にぴったりです。

■ご飯とは別に食べられる
 今月のカラスヒコはサンマ月間。夕食 (23)今夜もまたサンマ焼きです。体は多少夏バテ気味でも、サンマの焼けるにおいで一気に食欲が復活するから不思議です。シンプルな塩焼きは油ジュージューなのに全然飽きません。1尾97円@イトーヨーカドー。

 さて、右側は有り合わせの野菜を無添加マギーブイヨンで3分くらい煮たスープです。具材はキャベツ、玉ネギ、ブロッコリー、パプリカの4種。
 昨日までは、トマト、カボチャ、シメジもそろっていたので、豪華ワイン蒸しを作っていました。でも、メンツが減って寂しくなってきたので雰囲気を変えてみたのです。

 野菜が崩れるまでコトコト煮る時間もないので、3分くらいで熱が通るであろうサイズに切り分け、水から入れて火を付けました。マギーブイヨンも一緒に入れ、ブラックペッパーを振り、小さな鍋にフタをして加熱。
 煮立ったら弱火にして、サンマの焼け具合を横目で見ながら、3分くらいたったかなと思ったころ、火を止めました。

 これで十分おいしく食べられます。切って3分煮ただけ。でもキャベツのしこしこ感、玉ネギにはサクサク感も残っていて、それぞれ独自の甘みも出ています。ブロッコリーの花の部分は口の中でサッと砕け散るようにつぶれますし、肉厚のパプリカを噛むとジューシーで、しかもキュッという歯応えも残していて、とてもうまい。

 調理の上手な人には、こんないい加減な手抜きのスープでは笑われるかもしれませんが、忙しい平日の、遅く帰宅したあわただしい夕食用なら、これでいいと思います。切る時間を含めても10分で出来てしまう浅煮野菜。早い・安い・うまい、しかも無添加だからです。

 そして大事なことは、この簡単煮物は、ご飯と一緒ではなくても全部食べられるほど薄味だということ。マギーブイヨンの味は、塩味と若干のチキン風味程度に抑えられていて、野菜の味を引き立てています。これと正反対なのは、外食や調理済み総菜で、強めの味を主張するスープや、とろみ系のソース、タレなどの味が、野菜そのものの味よりも前面に出ているものが多いのです。

■既成ソースを置かない自炊
 その強い味を薄めるようにご飯を、あるいはパンや麺を食べるような食事に、やや問題があるように思うのです。栄養のバランスを考えれば、ご飯は本来、昨日書いた昆布やおかかなど海藻や小魚系のおかず、あるいは酢を含む梅干しや割干大根の常備菜(=ごはんの友)でいただく。
 魚や野菜料理は、塩などのあっさりめの味付けで、主食と一緒に頬張らない食べ方のほうが本当なのではないかとカラスヒコは思うのです。

 最近は主食が精製されて味がなくなり、主食の周りのカルシウムなどビタミン源の常備菜も非常に少なくなっています。メーンディッシュは1皿に肉系と葉野菜が載っている。つまり油脂と動物性タンパクをソース味で口に入れて、でんぷん質で味を延ばすような食べ方。

 よく栄養士さんが、「体のために薄味に慣れましょう」と言いますが、その意味は、タレやソースや、煮汁の味を薄くしなさいということでしょう。けれども、多くの人は「それではまずいから」と、なかなか言うことを聞きません。そして、「俺はまずいものを食べてまで長生きしたいとは思わん」という方向に話が転がりがちです。

 そうではなくて、正解は多分、強い味付け(おそらく化学調味料や添加物が満載の)がなくても、素材そのもののおいしさを引き出した料理に切り替えましょう、であるはずです。そこまで具体的に踏み込んだ提案を、医者も栄養士も、看護師も料理研究家もできないから、薄味、薄味と、言葉だけが空回りしているだけなのだと思います。

 だから、まだ20代、30代でアクションを起こせる人なら、主食を未精製に戻し、常備菜を充実させ、自分オリジナルな低加熱・短加熱の煮物、蒸し物、そして発酵系の漬け物ノウハウを失敗を繰り返しながら身に付けていきましょう。家の台所に既成のソース、タレ、ドレッシング、サラダ油などを一切置かない自炊スタイルも可能なのです。

 安さをうたう外食への依存度を下げることが、私たちにとっては当面かなり大事です。いま外食産業は業界再編成が真っ盛りで、一部にはファンドとファンドの間で売り買いされる企業も出ています。外食の全てがそうだとは言いませんが、もう、おいしくてヘルシーな食の提供などと言っていられる状況ではなさそうです。

 外食産業にかかわる人たちには大変申し訳ないのですが、今は自炊頻度を上げていくしかありません。

 ではまた。

常備菜丼で突き抜ける自炊

 豆ごはんに5つの常備菜を載せれば、健康をキープする自炊のコアが出来上がります。それが手間抜き、添加物抜き「サムライごはん」の起点。自炊=料理という先入観をまず捨てましょう。野菜や魚のおかずなど、後からじっくり研究すればいいのです。

■面倒くさがりの突破口
 「常豆ごはん (3)備菜丼」は、牛丼・カツ丼・親子丼・中華丼など単品丼物の一種類では全然ありません。写真のように、自分で炊いた豆ごはんにゴマや煮干粉を振り、5つの常備菜、昆布・割干大根・ショウガ・おかか・梅干しを載せた自炊メニュー。トッピング5品のうち、梅干しは店で買いますが、他の4つは自分で作ります。

 作るといっても週に1度くらいです。まとめて作り、密封容器に入れて冷蔵庫に放り込んでおきます。だから、普段の日はタイマーで炊き上がったご飯の上に盛り付けるだけ。そんな手抜きをしても、この常備菜丼の栄養バランスはかなりいいことが分かります。

 玄米と豆類から未精製の炭水化物とタンパク質が摂れ、魚(おかか)、野菜(割干大根)、海藻(昆布)と、ビタミンやミネラルを幅広くカバーしているからです。
 しかも、ショウガ・割干大根・梅干しなどから、酢も安定的に摂れます。忙しければこの丼と、トマトジュースでも一杯飲んで飛び出していけばいいのです。

 自炊、イコール料理のレシピを覚えることと考えてしまうと、料理嫌いの人には大変な精神的負担になります。料理について知識も経験もなく、実は興味すらあまりないのですから、献立を考える段階から滅入ってしまいます。

 ただ、外食や中食や、「超簡単」をアピールするおかずの素などの成分に不安がある人なら、健康を自衛するための自炊スタイルを自力で作り上げるしかありません。カラスヒコ自身もそうなのですが、料理下手で面倒くさがりな人には、この常備菜丼が自炊確立の突破口になると思うのです。

■懐かしい4つの味
 自衛自炊にとって重大な発想転換のポイントは、常備菜を毎日、なくなるまで食べ続けることです。自然素材や、それを干しただけの乾物を材料にして、塩・しょうゆ・みりん・酢などの天然調味料で手加工した常備菜なら、毎日食べても飽きないことを体に思い出させること。

 料理本や料理番組で紹介される、日替わりの華やかなメニューを覚える自炊は、私たち料理下手が決して踏み込んではならない禁断の世界です。ビジュアル的に素晴らしい食事とは恐ろしく手間が掛かる趣味の作品か、簡単なものは油・糖・添にまみれている場合が多いからです。

 写真は、その真逆を行く、地味で古くさい4種類の常備菜です。常備菜1112 (2)こうして同じ形の密封容器に入れて、冷蔵庫内に整然と積み上げましょう。左上から時計回りに、

昆布の酢じょうゆ煮しめ
ショウガの酢漬け
おかかふりかけ(削り節の酒・しょうゆ・みりん含め煮)
割干大根の酢じょうゆ和え

 ①と③は、みそ汁で使っただし殻の再利用です。①の昆布がたまっていないときは省略しても構いません。ご飯をのりで食べれば海藻の欠落は防げます。
 ③のおかかがないときは、同じ方法でちりめんじゃこふりかけを作ります。いずれも、みりんとしょうゆが絶妙のコンビネーションで感動的なおかず。

 ②と④も、豆ごはんと一緒に噛むと素朴でしみじみおいしい懐かしい味です。②や④を食べ慣れると、売っている紅ショウガの赤色、たくあんの黄色の異常さにあらためて驚きます。化学調味料や発色剤、酸味料などの意味、役割、低価格との関係を自然に意識するようにもなってきます。

 さて、この常備菜丼で自炊のコアを固めることが、料理嫌いの学生、単身赴任者らが健康に生きるための最優先課題です。魚や野菜のおかず作りが面倒なら、当面は無添加のサバ缶、トマトジュースなどでつなぐのもOK。焼き魚や漬け物はおいおい覚えていけばいいのです。まずは主食周辺の基礎固めから。

 ではまた。
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    ■「サムライごはん」とは・・・
     超多忙で料理が嫌いな人が、健康を自衛するためにつくる「最短時間で、栄養十分、かつ無添加」な食事。いまの時代を生き抜くために、男女を問わず一人一人が身に付けるべき「武芸」のようなもの。外食や加工食品がまだほとんどなかった1955年以前の日本の家庭食がモデルです。
    ■「自衛自炊」とは・・・
     趣味やライフスタイル的自炊ではなく、将来病気にならないための先行投資、あるいは保険目的の調理技術です。「忙しい」という理由で食事を外注せず、自炊スキルを身に付けて、自分と子どもの健康を守るのが狙いです。
    ■外食メニューをまねない自炊
     料理本に載っているのはたいてい外食メニューのつくり方です。それを覚えても、味でもコストでも外食にはかないません。「サムライごはん」では、見た目は地味でも、栄養価が高く無添加な、自炊ならではのメニューを研究していきます。
    ■油・糖・添(ゆとうてん)を締め出す自炊
     「サムライごはん」は、余分な油脂・糖分・添加物を極力排除した食事を目指します。 そのために加工食品や調理済み総菜を使わず、生の素材を最少限度の加工で食べることが目標。 成分表示をしっかり見ながら、油・糖・添を慎重に避けていきます。
    ■サトチュー(砂糖中毒)との戦い
     動脈硬化や高血圧などで健康を損ねる人の多くは砂糖を摂り過ぎています。菓子や清涼飲料水ばかりではなく、現代では総菜や加工食品などご飯のおかずにまで砂糖がこっそり使われているからです。サトチューとの戦いも「サムライごはん」の主要なテーマです(▶100918)。
    ■「豆ごはん」は最強の主食
     玄米と等量の白米、そして5種類の豆(大豆、青大豆、ガルバンゾー、金時豆、黒豆)を一緒に炊く「サムライごはん」の主食です。これに押麦、アマランサスも加えると栄養バランスが完璧に近くなります。冷めてから食べても非常においしく、おにぎりにも最適です(▶130409)。
    ■「ニャンコめし」は夕食の定番
     「サムライごはん」夕食の定番。煮干しでだしを取ってみそを溶き、朝の残りの豆ごはんを入れます。煮立ったら生卵を落として火を止め、ふたをして3分蒸らせば出来上がり。煮干しも具としていただく高栄養・無添加で、すぐにできる晩ご飯です。鍋料理の締めの雑炊のようなおいしさです(▶100226)。
    ■日替わりから週替わりへ
     野菜メニューは日替わりでは続きません。浅漬け、ワイン蒸しなどまとめ作りのメニューを取り入れて、週替わりのローテーションに切り替えましょう。材料を無駄なく食べ切り、買い物頻度も減らせる自衛自炊ならではのテクニックです(▶111118)。
    ■おにぎりは自分で握る
     豆ごはんおにぎりを自製する習慣をつけましょう。ランチを無添加で切り抜ける数少ない選択肢だからです。手を濡らして握ればくっ付かず、熱くもありません。コンビニで買うおにぎりは添加物と油脂まみれ。老若男女にかかわらず、おにぎりは自製あるのみ(▶100821)。
    ■我流みそ汁だしのススメ
     昆布と削り節を3分間煮出せば、誰にでもうまいだしが取れます。安易に化学調味料に依存せず、我流の本物だしを研究すべき。それをサボった1、2世代上の年寄りたちが、いま生活習慣病で薬漬けになっている実態をしっかり見ていきましょう(▶100926)。
    ■二十歳を過ぎたらニキビじゃない
     ニキビ世代をとっくに過ぎているのに吹き出物が止まらないのは、体が拒否するものを食べ続けている証拠。油・糖・添を摂り過ぎていないか、食生活を見直すきっかけにしましょう(▶111126)。
    ■エコ&粗野な食習慣へ
     だしを取った後の昆布や削り節は捨てずに、常備菜に加工して食べ切ります。煮干もみそ汁の具としてバリバリ食べる。そんなエコで粗野な食習慣に回帰するのも「サムライごはん」のスタンスです(▶120722)。
    ■「ご飯は太る」は本当か?
     コメ離れが進んでいますが、カラスヒコは「ご飯は太る」という通説はウソだと思っています。むしろ実態は、パン食による油脂、タンパク、精製穀物の過剰、さらに甘い飲料、間食が原因なのでしょう。「サムライごはん」では、玄米や豆類主食への回帰によってビタミン、ミネラルを確保し、スリムで健康的な肉体を取り戻していきます(▶100527)。
    ■残業食をコントロールしよう
     残業時間中にスナック菓子などで中途半端に空腹を満たす習慣は危険。油・糖・添まみれなのはもちろん、寝る前のドカ食いを招く原因にも。むしろクラコットやドライフルーツなど、きれいな食材をしっかり取るのがお薦めです(▶110609)。
    ■失敗しないゆで卵
     殻がつるりんと気持ち良くむけて、半熟・全熟を自在にコントロールできるようになれば、ゆで卵は頼れる常備菜になります。ポイントは湯が沸騰してから卵を入れ、再沸騰してからのゆで時間。意外に簡単です(▶110130)。
    ■学生・単赴・シンママにチャンス!
     「サムライごはん」の質実剛健な味が家族の反発を招くこともあります。いまや化学調味料や添加物を気にしない人がマジョリティーな時代ですから。むしろ一人暮らしの単身赴任者や、舌が染まっていない幼子を持つシングルマザーにこそ、いろんなトライ&エラーができるチャンスがあります。学生も社会に出る前に自炊技術を身に付けたほうが勝ち(▶120305)。
    ■「ワイン蒸し」で野菜たっぷり自炊
     「あなたは野菜不足」とCMに脅かされてサプリに飛びつく人が多過ぎます。ワイン蒸しや酒蒸しは、数種類の野菜を毎日飽きずに食べ続けられる自炊独自の加工ワザ。油脂も添加物も使わない簡単野菜メニューで武装しましょう(▶120922)。
    ■糖尿病を知り、真剣に予防しよう
     糖尿病や腎不全は「不治の病」です。新しい薬品や治療法が開発されても、高いお金と引き換えに苦痛を和らげる程度。だから発病しないように若いうちから食生活を立て直すのが唯一の正解です。できなければ自己責任で、メディカル資本にたかられる「いいお客さま」になってしまいます(▶111107)。
    ■外食は低加工なそば or 海鮮系を
     朝夕の食事を「サムライ化」すれば、ランチは少々ジャンクなメニューでも大丈夫。でも、可能な限りはそば系・海鮮系など加工度の低い献立を選ぶのが正解。日々の「油・糖・添」締め出しこそ確実な生命保険なのです(▶100326)。
    ■浅漬けが自炊を軌道に
    白菜、キュウリ、大根、パプリカなどを適当に切り、塩をまぶしてタッパーに入れておくだけで自製の浅漬けができます。翌日から5~6日間食べられる常備菜ですから野菜不足はほぼ解消。面倒に思えた自炊が一気に軌道に乗ってきます(▶120608)。
    ■ピクレで自製漬け物を
    乳酸発酵する本物の漬け物を自分で漬けるなど、多くの人にとって想像を絶する事態でしょうが、実は簡単。「ピクレ」があれば、冷蔵庫の中で勝手に発酵してくれるからです。化学物質にまみれた出来合いの漬け物におさらばできます(▶120805)。
    ■ヒジキはそばつゆで煮る
    カルシウム豊富なヒジキを切干大根、こうや豆腐、干しシイタケと一緒にそばつゆで煮てしまう。甘じょっぱくしない、本来の素朴な煮物が素人の手抜きレシピで作れることに驚きます。上の世代が放棄してきた健食習慣を取り戻しましょう(▶121204)。
    ■乾物をだし汁で戻す手抜き
    車麩、こうや豆腐、湯がき大根など乾物は水で戻さず、いきなりだし汁に浸します。戻し工程と味付けをいっぺんに行う手抜きワザ。素朴な味わいの常備菜になります。だし汁が食材に吸われて減ったら、ひたひたまで注ぎ足すのがポイントです(▶130412)。
    ■瞬間加熱の温野菜サラダ
    ブロッコリー、アスパラ、パプリカ、きぬさやなどを100℃のお湯で3~5秒。少量ずつ加熱して網ジャクシでさっと取り出すのがコツ。丸元淑生さん式の温野菜サラダは目からウロコです。自炊が俄然充実してきます(▶ 100307)。
    ■夜食なら粉吹きイモ
    夜におなかが減ったら、即席麺やコンビニおにぎりを食べるより自分でイモをゆでましょう。ジャガイモやサツマイモのおいしさを再発見して感激します。未精製の炭水化物で太らず、もちろん添加物もゼロ(▶ 100104)。
    ■ニンジンの合理的摂取法
    石原結實さん式ジュースなら朝にニンジン、リンゴ、レモンが各1個ずつ摂れてしまいます。そのためだけに1万円以上のジューサーを買う価値もあるでしょう。これを飲む習慣ができれば、合成着色飲料とは永遠におさらばできるからです(▶ 100407)。
    ■ラタトゥイユで自炊に自信
    まさか自分にこんな料理が作れるとは!驚きと感動で自炊に弾みがつく丸元淑生さんのレシピです。野菜6種のシンプルな無水蒸しなのに素人でも絶妙の味が出せて病みつきになります。ポイントはトマトと玉ネギの比率だけ(▶ 101008)。
    ■小型密封容器をそろえよう
    おかかやショウガ酢漬けなどの常備菜を小型の密封容器で冷蔵庫内に整然と積み上げるのが「サムライごはん」の大事なノウハウ。容器は都度バラバラと買い足さず、スタックできる同型をまとめ買いしましょう(▶ 101224)。
    ■自炊 vs 外食、どっちが安い?
     実際の支出額はおそらく同程度で、それなら手間なしの外食が合理的と考えがち。しかし、金額当たりの栄養価に大差があり、外食ライフでは将来の健康崩壊リスクが高まります。自炊食の原価計算から中長期の健康戦略が見えてきます(▶120627)。
    ■ダイエットで感じた10のこと
     本物のダイエットなら、減量よりもまず肌の色つやが良くなり、原因不明のかゆみや爪の黒ずみなどが消えていきます。見た目のスリミング効果はおまけで、当然リバウンドも来ません。体の排せつ力を高める食べ方を研究しましょう(▶120926)。
    ■豆類はペットボトルで管理
     豆類は袋から出し、ペットボトルに移して「見える化」しましょう。作業フローがシンプルになり、在庫量も一目で分かります。調理テクの上達やレパートリー拡大より、整理力と段取り改善でスピードアップを図るのが「サムごは」的アプローチ(▶130915)。
    ■野菜はバスケット管理する
     みそ汁用、サラダ用など用途別バスケットに分類して冷蔵。バスケット単位で取り出し、使う分だけを切り出して再格納します。数種類の野菜を毎日コンスタントに食べるにはこの手が一番。使いかけ野菜を冷蔵庫の奥で腐らせる心配もありません(▶100924)。
    ■「糖質制限」はいいとこ取りで
     速攻スリミングには効果的。でも全面的な糖質制限では穀物の豊富なミネラルを摂り損ないます。朝だけとか隔日とか、自分の調子よさの範囲で慎重に採り入れましょう。ハムやベーコンの添加物や、肉や卵を焼くときの精製油脂にも要警戒(▶140805)。
    ■洋食派はパンよりシリアル主食
     ミューズリー+オートミールの「未精製」穀物に小麦ふすまを振りかけるなど、シリアルのカスタム化にトライ。パン主食では難しい油・糖・添フリー&高ミネラルな洋食体系を設計します。「朝食=パン」の固定観念を疑いましょう(▶141101)。
    ■昆布は1回分サイズにカット
     昆布を買ってきたら、全部をみそ汁一杯分サイズに切り分けて密封容器で保管します。「調味料(アミノ酸等)」ではなく本物昆布使用にこだわりつつ、調理アクティビティー削減を狙います。合成だしでは必要なミネラルが不足するからです(▶121208)。
    ■包丁研ぎは我流で覚える
     調理人のような華麗な包丁さばきなど自炊には不要です。我流でも日々使えば、大根皮むきやネギ刻みは身に付くもの。砥石は「中砥」一種類の我流使いで包丁の切れ味が十分に戻ります。プロのまねをせず、不格好でも自分ワザを磨くことが大事(▶120124)。
    ■包丁使いの自主トレ入門
     手先超ブキなカラスヒコでも、リンゴの皮むきが支障なくできるようになりました。リンゴ皮の裏側から、包丁の刃を親指のはらに押し付けるように果肉をそぐのがコツ。遅くてもきれいにむくことに集中すれば、だんだん早くなってきます(▶150123)。
    ■丸元淑生式「蒸しリンゴ」のうまさ!
     皮をむいたリンゴを適当にスライスして、ビタクラフト鍋で弱火蒸しするだけで、シュガーレス極甘ヘルシーデザートの出来上がり。小分け冷蔵して毎日食べられるフルーツ系常備菜です。無糖ヨーグルトにトッピングするのもおしゃれ(▶100114)。
    ■「油糖抜き」スクランブルエッグ
     肉野菜ワイン蒸しを作った後、蒸し汁を有効活用します。生卵を落として混ぜて弱火蒸し。卵そのものの粗野で力強い味に驚きます。自炊のスクランブルエッグでは、砂糖を加えて精製油脂で焼く外食レシピの常識を疑ってかかるのが正解(▶150623)。
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