自炊で豆ごはんと自製だしのみそ汁を作り、おかずは刺し身と焼き魚を交互に食べていけば、ほぼ絶対に生活習慣病にはなりません。他炊依存の生活を見直さず、不足栄養素をサプリで埋めればなんとかなると考えるのが超キケン!

■献立ガラガラポン!
 ブ夕食 (52)リ刺し+キュウリと玉ネギのサラダ。ゆで卵も含めて今夜のおかずは全部、基本的に切るだけです。

 自炊は、ルックスのよい献立に凝らなければ案外早くて簡単。みそ汁を煮る間にワサビをすりおろし、サラドレとしてブルスケッタを箸でこねれば高栄養&無添加食の出来上がり。

 何を作ろうかと既存のメニューからチョイスしてはいけません。高栄養の素材を素早く、無添加で調理するオリジナルワザを編み出すのが大事。

 例えばゴボウなら、泥付きのまま1本買い、1回のみそ汁で使う4~5センチの長さにブツ切りしてフタ付容器で冷蔵。食べるときに都度、流水+タワシで泥を落としてスライスします。レシピに必要だからゴボウを買うのではなく、ゴボウを食べたいから保存法や早い調理法を考える。

 私たち料理下手は「きんぴらゴボウ」など既存の総菜レシピを生真面目に覚えようと意気込むのはかえって駄目。きんぴらは、ニンジンやゴマ油も一緒に取れるので確かに優れた総菜です。でも、今のレシピは砂糖を使うものが多く、毎日食べるとすぐに飽きが来て体にもよろしくないからです。

 ニンジンなら、石原結實式ジュース(リンゴ・ニンジン・レモン)のほうがおいしく大量に取れますし、ゴマなら金煎りゴマを豆ごはんにかければ手間なしでうまい。
 そうやって既存献立をいったんガラガラポン!して、高栄養食材を自分が高頻度で取りやすいオリジナルメニューに再編するのが「サムライごはん」のキモです。

 カラスヒコが多用する酒蒸しワイン蒸しも、ポピュラーな炒め物を解体して精製油脂を使わぬレシピにトランスフォームしたもの。肉、玉ネギ、キャベツ、パプリカなどを塩とブラペのシンプルな味付けで食べる「ケ自炊レシピ」の主力アイテムです。

 生活習慣病は、発生原因が議論されぬまま検査方法や治療薬の情報ばかりが飛び交っていますが、カラスヒコの経験ではコンサバな食生活をキープすれば大丈夫。問題は他炊(外食・中食)ではコンサバな食事にありつけない現代の食環境にあるのです。

■自炊サラダを保険にする
 例えば、野菜サラダは買わなくてもいい。かなりブキな素人でも自分で作れます。サラダの本質はフレッシュな野菜をたくさん食べてビタミンを摂ること。そう割り切れば左写真のように、手持ちの野菜をただサラダ (5)切って盛ればいいのです。

 トマトはそのまま、キュウリにはマヨネーズを付けるだけで十分においしくて飽きません。マヨはごく少量。変な材料を使っていない松田マヨネーズとか、やや高めのアイテムを選んで使います。
 ゆで卵には少量の塩を振るだけ。精製塩ではなくミネラルを含んだ自然塩を。

 トマトを切らした日にはキュウリだけでもオッケーですし、玉ネギがあればスライスして添えればいい。ゆで卵の代わりに無添加ソーセージをボイルしても合いますし、オイルサーディンの缶詰を添えてもなかなかおつです。

 こんな風にアマニ油とバルサミコ酢メインの超手抜きサラダも、料理が得意な人たちからはバカにされるかもしれませんが、ケ自炊で健康をキープしたい私たちには使えるワザです。

 手持ちの野菜がキュウリと大根の日には、薄切りして「みそマヨ」で食べれば和風テイストの立派なサラダです。買わないサラダとはそういうこと。日々、有り物をやりくりして野菜を取る。
 すなわち、工場で精製・加工されて栄養素が抜けたものは食べない生活です。砂糖や化学調味料など添加物で味や見た目を繕ったものは体に入れない自衛的な食生活を守りましょう。

 いまや食品メ伊藤ハム中食総菜工場ーカーもスーパーも中食向けの総菜工場をどんどん新設・拡張しています。左記事によれば2015年の国内総菜市場規模は9.5兆円。10年前から26%拡大しているそうです。(日本経済新聞5月3日)。

 人口が増えぬ中、若者も高齢者も家で食事を作らずに買い食いするトレンドに流れているのが分かります。食事が親や自分による「賄い」からアウトソーシングに替わり、それに比例するように生活習慣病も増え続けているのが今。
 ここはじっくり様子見です。自炊力という保険で自身をディフェンスしつつ、社会の崩食プロセスを慎重に観察すべきところ。

 ではまた。