「サムライごはん」de自衛自炊

忙しい人こそ自炊しましょう!料理嫌いのための高栄養で無添加な「ケ」の食の技術を研究するブログです。悪食による人格崩壊から辛くも生還したカラスヒコの経験に基づく学生・単身赴任者・シングルマザー向け貧乏自炊教室にお付き合いくだされ!

移民

『アンダーグラウンド・マーケット』の本物成長ビジョン

 藤井太洋著『アンダーグラウンド・マーケット』は大傑作な経済SF。オリンピックを2年後に控えた2018年の東京に出現したアジア移民社会で、N円と呼ばれる電子仮想通貨の「裏経済」が急成長しています。「アジアの活力を引き込む」って、本当はこれなんだと激しく納得!

■活力ある移民と生きる
アンダーグラウンド・マーケット TPPの労働力流動化条項によって、オリンピック工事に従事する東南アジアの出稼ぎ労働者が急増。彼らが、もともと本国への送金に利用していたデジタル仮想通貨を日々の決済にも使い始めたのが発端です。

 少子化を埋め合わせる「安い労働力」のつもりで移民解禁した政府の思惑は外れます。国を飛び出すほどのバイタリティーを持つ移民たちは、企業に雇われることしか考えない日本の若者たちを尻目に、同じ境遇にある移民相手のビジネスをどんどん立ち上げていきます。

 この「N円経済圏」に日本人の一部も参入します。法人税をさらに下げるために当時は15%になっている消費税や、マイナンバー制度によって事業赤字の企業まで「公平に」課税されてしまうのを嫌った零細個人事業者たち。

 主人公の青年・木谷巧たちもそうなのですが、ITを活用して真のグローバル経済に生きようと腹をくくった人々です。彼らは仕入も売上もN円での決済に移行させ、しかも、電子マネーの即時決済ですからキャッシュフローが早まり、参入障壁も下がる。当然経済は一気に活性化するわけです。

 もちろん、完全な「地下経済」ですから、確かに違法。けれども、これを「税逃れ」の一点だけを捉えて犯罪行為とみなすことにカラスヒコは反対です。むしろ、格差の拡大や資産バブルの連鎖でしか回らなくなった瀕死の資本主義を正しくブレイクスルーさせる本来の道、すなわち、資本主義のたくましい自浄作用だと思うからです。

 70年前の戦後闇市の頃のように、と言ってもカラスヒコは映画でしか知りませんが、皆が法的な取り締まりをかいくぐり、生きるために必死になっていたあの経済起爆力が、21世紀の東京の移民社会によみがえっています。今の政府や経済界の主流派である新古典派的なアタマからは絶対に出てこない本物の成長モデルだと思いませんか。

 巧は「表経済」にある個人事業者のwebショップをリニューアルしてN円対応プログラムに切り替えるエンジニアです。彼の心意気にハッとしました。「生産力を失った老人が人口の半分を超え、貧困を親戚縁者に押し付けるのが日本の姿だ。だから俺は、活力に満ちた移民と共に生きることにした」

 こんなリアルな社会観と覚悟とを、今の日本の親や教師は子どもたちに教えるべきなのでしょう。そうしないと、移民のエネルギーに負けて貧困化し、ときどき車をひっくり返して火を付けて暴れるだけのプアーイエローになってしまうかも。

 また、地下経済を支えるN円のプロバイダーである中国系企業の社長が、日本社会の仮想通貨への無理解にあきれ返るシーンもありました。ビットコインの取引所マウントゴックスの破綻だけを見て、仮想通貨の全てをいかがわしいものと決め付ける空気。移民たちとは真逆で、表経済の日本人たちは、あまりにかたくなで後ろ向きと。

■伝統食のB級グルメ化
 さて、オリンピック建設で景気だけはいい東京ですが、貧乏人はまともな家には住めず、巧たちはハニカム・ネストと呼ばれる集合住宅で暮らしています。住宅といっても、一戸3畳ほどだそうですから、カプセルホテルよりやや広めの寝床が何百も立体的に連なったものらしい。当然、炊事の設備もスペースもありません。

 だから、巧と仲間たちの食事は100%外食です。移民たちがうじゃうじゃ集まるフードコート、まあ、大きな屋台村みたいな場所でカレーやカバブやブリトーを食べています。これは、例えて言うなら、毎日イベント会場でピザや焼きそばやホットドッグを食べ続けるような生活ですから、栄養的にはかなりデンジャラス。

 でも物語としては、巧たちはべつに健康を害するでもなくロードレーサーで都内や横浜方面を疾走し、ITスキルを駆使して、N円経済圏の乗っ取りを狙う某大手通信会社の陰謀と戦います。なかなかエキサイティングなストーリー。ただ、カラスヒコ的には近未来の食事事情が気になります。

 格差拡大で収入が減り、税金や社会保険料が上がり、オリンピックなどイベント誘致や移民流入で地価や家賃が高騰すれば、私たちの住環境は、特に都市部では確実に悪化するはずです。その結果、ジャンク食しか選べなくなる恐れ。

 この経済SF小説は食がテーマではないものの、そうなる背景はちゃんと描き込まれています。カレーもカバブもブリトーも、もともと世界各地の伝統食とはいえ、フードコートで供されるそれらは結局B級グルメ=FF(ファストフード)化してしまう。量をまとめて原価を下げないとビジネスが回らないからです。

 左の写真は干しシイタ朝食 (94)ケやニンジンのそばつゆ煮、無添加ソーセージと玉ネギのワイン蒸し定食です。このような自製の食事は、フードコートの食事とどこが違うのでしょうか。
 それは人件費がゼロで、作る側の利益もゼロであること。自分で作るか親が作ってくれて、その親も食事で子どもから利益を得ようとは思わない。

 食事は本来、そういう損得抜きの「賄い」であり、商品ではないはずです。利益を生まない代りにビタミンやミネラルがきっちり摂れ、油脂や添加物が入り込まないところに価値があるわけです。安さや便利さではなく。

 今は、外食100%の人が世の中のメジャーで、私たち自炊派のほうがとっくに「アンダーグラウンド」的なのでしょう。でも、私たちは巧を見習い、ITや仮想通貨も使いこなして移民と渡り合いつつ、さらに食事の「内製化」にも取り組みましょう。それが長期的な生き残り戦略だからです。

 ではまた。

煮魚のニシン白子がぷるぷる

 生のニシンをだし汁で煮ました。上側の皮に2、3本切れ目を入れ、落しブタを載せて、最後まで裏返しせずに煮るのがポイントなのだと。煮汁が程よく煮詰まり、皿に盛った後にそれを垂らせば、自分で作ったことが信じられないほどの絶品!


■深さ5㍉の切れ目を2、3本

 きょうは多少暇だったので、やや本格的な煮魚に挑戦しました。たまたま新聞で見付けた煮方の通りにやったら大成功!ニシンの白子がぷるぷるになって最高にうまかった。母カラスも「骨が多いね」などと、ぶつぶつ言いながらも味にはいたく満足した様子。


 ベター煮魚 (2)ホーム協会札幌教室が紹介している煮方(北海道新聞2月3日)。これはいい、私たち素人にもできそう。記事の写真は鯛(たい)を使っていますが、ニシンでもカレイでも原理は同じはずですから。


 みそ汁で使ういつものだしを取り、そこにしょうゆとみりんを各大さじ1杯くらい追加して過熱。煮立ってから魚を入れます。だし汁の量は、魚の上半分が露出する程度でOK。煮汁が多過ぎると、うま味が逃げていくのだと。なるほど。


 魚の上面には、包丁で深さ5㍉くらいの切れ目を2、3本入れておき、煮ながらときどきスプーンで煮汁をすくってかけて、上からも味を染みこませる。鍋にフタはせず、落しブタを魚に直接載せて中火で煮ます。


 最後まで裏返さないのが煮魚のポイントなのだそうです。つまり、上半分は蒸される感じです。徐々に煮詰まってくる甘じょっぱい煮汁が適度に染みて絶妙の味になります。みりんの爽やかな甘みが冴えわたります。


 皿に移すときには、箸では身が崩れる恐れがありますから、フライ返しを使いましょう。魚を移した後、残った煮汁で長ネギを太目の斜め切りで半生に煮て魚に添え、十分煮詰まった煮汁をたらたらと魚に垂らせば出来上がり。


 驚きました。カラスヒコのような素人がやっても非常においしくできます。これはかなり立派な献立。来客にも出せそうな感じです。煮る時間が20分前後はかかりますから、確かに多忙な人の日々のゲリラ的自炊とは一線を画すメニューではあります。


 けれども、「サムライごはん」的な自炊装備、つまり鍋、落としブタ、しょうゆ、みりんなどがそろっていれば、チョイ暇な日にはこれが出来てしまう驚き。ルーティンの繰り返しの中から、ある日突然、次のレベルに飛び移る瞬間が訪れるような。


■移民の「規制緩和」に備える
 この写真煮魚のように煮汁が沸き立ち、それをスプーンで魚の皮の切り込みにかけてやる合間にネギを切り、みそ汁を作り、ご飯を盛る。
 そうした幾つかのプロセスをパラレルに、マニュアルに頼らず慣れと段取りで進め、ほぼ一斉にフィニッシュする実務力&マネジメント力が、自炊を続けていると自然に鍛えられるのが分かるのです。


 その逆は、他炊依存の暮らしだと思います。他人に任せてカネを払う生活は、自分の実務技能を退化させるからです。多くの会社の仕事がまさにそう。アウトソーシングが増え、細分化が進み、私たちがどんどん現場から離れて、情報処理とマニュアルトークだけになってきた感じがしませんか。


 そ移民は介護からの意味で、かなりドッキリなのがこの記事です。「移民は介護から?外国人労働者拡大、静かに模索」(日本経済新聞2月5日)。日本政府が間もなく「移民解禁」に動きそうな気配が濃厚です。


 移民受け入れによる社会的影響うんぬんの議論はあえて棚上げしたまま、単純に「人手不足」だからという産業界からの強い要請により、「規制緩和」の一環として移民枠が取り払われそうな気配です。TPPのヒト版といえそうな。


 介護分野に限らず、例えば建設業界は東京五輪や復興事業で人手不足。農業・漁業も慢性的な担い手不足。さらに、拡大を続けるコンビニ・通販など流通分野でも現場の人手は全く足りていません。

 原発や新幹線のテロ対策に追われる警備業界も、自衛隊や関連する軍産業界まで、気が付けばそこらじゅうが人手不足の国。
少子化傾向はまだまだ続くでしょうから、やがてある日突然、移民解禁が断行される可能性が高くなっています。


 解禁の是非はここでは論じませんが、実務的な技能を鍛えていない人が外国人労働者に職を奪われる日が、すぐそこまで来ていると考えるべき。日本語の壁があるから大丈夫?いやいや、AR(拡張現実)とウェアラブル端末の時代ですから、数年中には言葉のハンディはなくなるはずです。


 中高年のお父さん方なら辛うじて逃げ切れるかもしれませんが、移民労働者とガチで競合する今の学生やワーママさんたちにとっては他人事ではありません。自分が言葉の通じない外国に放り出されたとき、ARがどれほどの武器になるかを想像してみてください。

 にもかかわらず、この国の学校教育や企業の人材育成現場はマニュアル指向を強めるばかり。経験や勘を鍛え直して職務技能を高めるという考え方はタブーなのです。肉体技能の価値を著しく軽視しているからでしょう。

 もはや、ヤバいと感じた人がセルフで鍛えるしかありません。変人と思われないように、こっそり隠れるように。

 煮魚などを日々作りながら創意工夫を重ね、いろんな生活技能を自主的に積み上げていきましょう。既存の資格で武装するより、イレギュラーに機転が利く自分をつくるには自炊習慣が案外効きます。おいしいものが作れれば日々の活力にもなりますし!

 ではまた。


ポスト「廃炉」の生活プラン

 人力雪かき→除雪車→ロードヒーティング。これが文明進歩の常識でしたが、これからは逆戻りになりそう。エネルギーコストが高い時代を迎えても仕事にありつけるように、寒さやハードワークにも耐えられる体をつくっておきましょう。手先の器用さも大事。自炊食への取り組みが全ての入り口です。

■雪かき作業は誰がする?
 正月に北海道の実家で久しぶりの雪かき作業をしながら考えたことです。原子力が当分駄目だということが分かり、途上国が経済発展すれば石油も当然高くなるでしょうから、ロードヒーティングのようなぜいたく三昧は消えていくのでしょう。

 雪国の自治体が、当たり前のように税金で運営していた除雪車のような行政サービスも、石油が人件費より高くなれば大幅に縮小されるはずです。バス路線だけは除雪車で行い、あとは各自が家の周りを除雪しましょうねとなるでしょう。

 車の交通量もめっきり減って、皆がバスや電車など公共交通機関で動くようになれば、それで済んでしまう社会になるのです。郊外の自然豊かな住宅地から街なかに戻って職住接近の生活をする、いわゆるコンパクトシティーが実現すれば、除雪エリアは狭まり、暖房効率、物流効率が上がり、公的な支出も下がるはずです。下げない自治体は破たんするだけ。

 さて、そうなったときに、人力で雪かきをするのは一体誰なのだろうかと、カラスヒコは雪かきをしながら考えていました。その答えは、中国をはじめとするアジア各国からやってくる移民だろうと思うのです。ほかに考えられません。

 移民の受け入れはこの国にはなじまないという考え方をする人が非常に多いのですが、おそらく、残念ながら、そんなぜいたくは言っていられなくなると思います。例えば、この国で大量に余っている団塊から上の高齢者労働力の大半は体が思うように動きません。

 中年以下の労働力も、生活習慣病が進んでいる上、ボタン1つのデジタル生活に慣れ、マニュアルで処理できない面倒なことは何でも外注してきたせいで、手先の技術や段取り能力をかなり失っているからです。

 昨日書いたような肉体的な「退化」が少ない人でも、知能や習慣の「劣化」がはなはだしい人は結構多いのです。まあ、カラスヒコ本人もあまり自信はありませんが。

■途上国的生活を想定
 ただ、仮に輸出型の企業が全部出て行ってしまっても、この国には勤め口はちゃんとあるのです。徳川家広さんが『自分を守る経済学』(ちくま新書2010年)という本で述べているように、少子化で生産人口が減り、相対的に消費ばかりする高齢人口が増えるのですから。もちろん、非マニュアル的でアナログ主体の肉体労働が多くなりますが。

 また、社会の省エネ性を高めるための産業、例えば、武田邦彦さんが『放射能列島日本でこれから起きること』(朝日新書2011年)という本で提唱する都市ドームの建設などによって、幅広い関連産業が活性化する可能性もあります。20世紀型の消費と成長ありきの活性化ではなく、消費を抑え、成長しなくてもやっていける経済モデルです。

 国内に残った企業は、そんな社会建設を担う有能で健康な労働者を多数必要とするのですが、日本人が不甲斐なければ移民を受け入れるよう政府に圧力をかけるでしょう。安くて優秀な労働力が近場にたくさんあって、しかもその国では人口が多すぎて困っているのですから。

 だから、私たちは彼らと競合・共存する覚悟を固めないといけません。バブル時代の延長のようなきらびやかな未来をイメージしていると穴に落ちます。おととい書いたように、私たちの頭はまだ「竜宮城」にあって目覚め切っていない。それが非常にまずいのです。

 腰の痛い思いをしながら雪かきに精を出し、自転車通勤をしたり、夏に生ぬるい水を飲み、眠い目をこすりながらおにぎりを作って暗いうちに出掛けたり、そんな「途上国的な」生活も想定した肉体づくりが必要なのだろうと、カラスヒコはマジに考えています。

 そういう説教くさいことを言い出す候補者がいれば喜んで投票しようとも思います。「廃炉」の後の生活はきっと肉体ベースです。耳にやさしいだけの選挙公約はもう結構。心と体をサムライ化して乗り切っていくのみです。

 ではまた。

種なしフルーツは健康的?

種なしフルーツや皮ごと食べられるフルーツが大人気です。品種改良がこれほど過激に進むのは、消費者の果物離れが激しいからで、その原因は安くて手軽な菓子・飲料の普及でしょう。フルーツナイフが使えないとか、ブドウの種を舌先で袋に戻してきれいに食べるワザも継承されなくなってきましたし。

■楽園で退化するサル
 「種なしブドウの売上は種ありの2倍以上」と、オリンピックのバイヤーが証言しています(日本経済新聞10月25日)。確かにスーパーの青果売場でも「種なし」の表示が目立つようになりました。

 同じ記事にはフルーツ、「種があると家族が面倒くさがって食べてくれない」という主婦の声、「健康のために食べたいけれど、食べるのはパッと皮がむけるバナナぐらい」という26歳の会社員・女性の声も載っています。皮をむくのが面倒(54.3%)、手が汚れるのが嫌(22.9%)というJC総研の調査結果も。

 この「面倒」の壁を突き崩そうと、青果業界では種なしブドウ、皮ごと食べられるブドウ、種なし柿などを、品種改良で続々と誕生させて市場に送り込んでいます。生産者も消費者の怠慢ニーズに応えるために必死です。

 種なしというのは繁殖能力を奪われた植物で、皮まで食べられるのは、外皮が弱くて虫や紫外線や雨風に耐えられない果物ですから、どちらも健全とはいえません。誰かが物理的に種を取り去ったり、皮をむいてくれているわけではなく、化学処理や遺伝子操作で創り出すわけですから不気味といえば不気味。

 でもまあ、食品としての安全基準はクリアしているのでしょうから食べても害はなさそうです。カラスヒコが心配なのは、むしろ私たちが器用さを自ら喪失することのほう。技術を失うことに無頓着なことが怖い。南国の楽園に暮らすサルのように、すぐ食べられるものに囲まれていると退化するからです。

 「種なし・皮ごと」のフルーツと同じことを、私たちはすでに経験済みです。それは魚で、「骨なし・皮なし」の魚、つまり魚肉ソーセージやかまぼこなど練り物への移行です。面倒くさがりの私たちが魚離れを起こした帰結です。

 練り物の味や色合いや食感を高めるために添加物が使われ、値段を下げるために増量剤として大豆かすなどの混ぜ物が加えられてきた経緯を見れば、種なし・皮ごとフルーツは、いずれ人工甘味料や香料の注入、発色剤塗布へ向かうのが自然な流れです。生産者は必死に消費者ニーズに応えるからです。

■大人は砂糖を断つこと
 例えば、生のグレープフルーツとグレープフルーツ100%のジュースが売っていて、値段が同じ100円だったら、ついジュースを選んでしまう。そんな日常の選択の一つ一つに、私たちはもっと真剣にこだわるべきです。

 1本のジュースに含まれる甘味料や添加物は微々たる量で、直ちに健康への影響はありませんが、同じ感覚で手を汚さずに食べられるコンビニおにぎりを選び、飲みかけでもこぼれる心配のないゼリー飲料を愛用してしまいますから。

 だんだんシビアな話になりますが、そんなふうに手先の器用さを失い、体を汚して健康をレベルダウンさせていくと、近い将来、移民に職を奪われますよというのが今日カラスヒコが言いたいことなのです。柿やブドウに種があろうがなかろうがどうでもよろし。

 中高年にとっては、もう先がありませんから関係ないと思われるかもしれませんが、私たちの次の世代が、アメリカのプアーホワイトやヨーロッパのスキンヘッズのように移民ともめて車をひっくり返して火を付けて暴れるようにならないとも限りません。

 彼らが職を奪われる、あるいはそういう危機感を覚えるのは、彼らより器用で体力も頭脳も勝ると思われる移民との競争にさらされるからで、貧しい移民に勝てない育て方をしたその国の大人の責任です。
 日本でもいずれ移民の流入が本格的に始まるはずです。最近よく報じられる大手企業のグローバル採用はその兆しでしょう。

 解決の糸口は甘い菓子・飲料を断つこと。菓子を全く食べない状態が正常だと知り、子どもにもそう教えることです。甘いものが欲しければ果物を、皮をむき、種をぺっぺっと出しながら食べる。それが普通なのだと、まず大人が手本を示さないと駄目。

 精製された砂糖は特別なお祝いの日だけ。人工甘味料は何があっても口にしない。そんな分別を大人がなくしたら、大人が死んだ後に子や孫がひどい目に遭うのだと思います。

 ではまた。
プロフィール

journey893crow


健康・ヘルシー料理 ブログランキングへ
食生活・食育 ブログランキングへ
健康法 ブログランキングへ
食材・食品 ブログランキングへ
映画 ブログランキングへ
記事検索
訪問者数

    ■「サムライごはん」とは・・・
     超多忙で料理が嫌いな人が、健康を自衛するためにつくる「最短時間で、栄養十分、かつ無添加」な食事。いまの時代を生き抜くために、男女を問わず一人一人が身に付けるべき「武芸」のようなもの。外食や加工食品がまだほとんどなかった1955年以前の日本の家庭食がモデルです。
    ■「自衛自炊」とは・・・
     趣味やライフスタイル的自炊ではなく、将来病気にならないための先行投資、あるいは保険目的の調理技術です。「忙しい」という理由で食事を外注せず、自炊スキルを身に付けて、自分と子どもの健康を守るのが狙いです。
    ■外食メニューをまねない自炊
     料理本に載っているのはたいてい外食メニューのつくり方です。それを覚えても、味でもコストでも外食にはかないません。「サムライごはん」では、見た目は地味でも、栄養価が高く無添加な、自炊ならではのメニューを研究していきます。
    ■油・糖・添(ゆとうてん)を締め出す自炊
     「サムライごはん」は、余分な油脂・糖分・添加物を極力排除した食事を目指します。 そのために加工食品や調理済み総菜を使わず、生の素材を最少限度の加工で食べることが目標。 成分表示をしっかり見ながら、油・糖・添を慎重に避けていきます。
    ■サトチュー(砂糖中毒)との戦い
     動脈硬化や高血圧などで健康を損ねる人の多くは砂糖を摂り過ぎています。菓子や清涼飲料水ばかりではなく、現代では総菜や加工食品などご飯のおかずにまで砂糖がこっそり使われているからです。サトチューとの戦いも「サムライごはん」の主要なテーマです(▶100918)。
    ■「豆ごはん」は最強の主食
     玄米と等量の白米、そして5種類の豆(大豆、青大豆、ガルバンゾー、金時豆、黒豆)を一緒に炊く「サムライごはん」の主食です。これに押麦、アマランサスも加えると栄養バランスが完璧に近くなります。冷めてから食べても非常においしく、おにぎりにも最適です(▶130409)。
    ■「ニャンコめし」は夕食の定番
     「サムライごはん」夕食の定番。煮干しでだしを取ってみそを溶き、朝の残りの豆ごはんを入れます。煮立ったら生卵を落として火を止め、ふたをして3分蒸らせば出来上がり。煮干しも具としていただく高栄養・無添加で、すぐにできる晩ご飯です。鍋料理の締めの雑炊のようなおいしさです(▶100226)。
    ■日替わりから週替わりへ
     野菜メニューは日替わりでは続きません。浅漬け、ワイン蒸しなどまとめ作りのメニューを取り入れて、週替わりのローテーションに切り替えましょう。材料を無駄なく食べ切り、買い物頻度も減らせる自衛自炊ならではのテクニックです(▶111118)。
    ■おにぎりは自分で握る
     豆ごはんおにぎりを自製する習慣をつけましょう。ランチを無添加で切り抜ける数少ない選択肢だからです。手を濡らして握ればくっ付かず、熱くもありません。コンビニで買うおにぎりは添加物と油脂まみれ。老若男女にかかわらず、おにぎりは自製あるのみ(▶100821)。
    ■我流みそ汁だしのススメ
     昆布と削り節を3分間煮出せば、誰にでもうまいだしが取れます。安易に化学調味料に依存せず、我流の本物だしを研究すべき。それをサボった1、2世代上の年寄りたちが、いま生活習慣病で薬漬けになっている実態をしっかり見ていきましょう(▶100926)。
    ■二十歳を過ぎたらニキビじゃない
     ニキビ世代をとっくに過ぎているのに吹き出物が止まらないのは、体が拒否するものを食べ続けている証拠。油・糖・添を摂り過ぎていないか、食生活を見直すきっかけにしましょう(▶111126)。
    ■エコ&粗野な食習慣へ
     だしを取った後の昆布や削り節は捨てずに、常備菜に加工して食べ切ります。煮干もみそ汁の具としてバリバリ食べる。そんなエコで粗野な食習慣に回帰するのも「サムライごはん」のスタンスです(▶120722)。
    ■「ご飯は太る」は本当か?
     コメ離れが進んでいますが、カラスヒコは「ご飯は太る」という通説はウソだと思っています。むしろ実態は、パン食による油脂、タンパク、精製穀物の過剰、さらに甘い飲料、間食が原因なのでしょう。「サムライごはん」では、玄米や豆類主食への回帰によってビタミン、ミネラルを確保し、スリムで健康的な肉体を取り戻していきます(▶100527)。
    ■残業食をコントロールしよう
     残業時間中にスナック菓子などで中途半端に空腹を満たす習慣は危険。油・糖・添まみれなのはもちろん、寝る前のドカ食いを招く原因にも。むしろクラコットやドライフルーツなど、きれいな食材をしっかり取るのがお薦めです(▶110609)。
    ■失敗しないゆで卵
     殻がつるりんと気持ち良くむけて、半熟・全熟を自在にコントロールできるようになれば、ゆで卵は頼れる常備菜になります。ポイントは湯が沸騰してから卵を入れ、再沸騰してからのゆで時間。意外に簡単です(▶110130)。
    ■学生・単赴・シンママにチャンス!
     「サムライごはん」の質実剛健な味が家族の反発を招くこともあります。いまや化学調味料や添加物を気にしない人がマジョリティーな時代ですから。むしろ一人暮らしの単身赴任者や、舌が染まっていない幼子を持つシングルマザーにこそ、いろんなトライ&エラーができるチャンスがあります。学生も社会に出る前に自炊技術を身に付けたほうが勝ち(▶120305)。
    ■「ワイン蒸し」で野菜たっぷり自炊
     「あなたは野菜不足」とCMに脅かされてサプリに飛びつく人が多過ぎます。ワイン蒸しや酒蒸しは、数種類の野菜を毎日飽きずに食べ続けられる自炊独自の加工ワザ。油脂も添加物も使わない簡単野菜メニューで武装しましょう(▶120922)。
    ■糖尿病を知り、真剣に予防しよう
     糖尿病や腎不全は「不治の病」です。新しい薬品や治療法が開発されても、高いお金と引き換えに苦痛を和らげる程度。だから発病しないように若いうちから食生活を立て直すのが唯一の正解です。できなければ自己責任で、メディカル資本にたかられる「いいお客さま」になってしまいます(▶111107)。
    ■外食は低加工なそば or 海鮮系を
     朝夕の食事を「サムライ化」すれば、ランチは少々ジャンクなメニューでも大丈夫。でも、可能な限りはそば系・海鮮系など加工度の低い献立を選ぶのが正解。日々の「油・糖・添」締め出しこそ確実な生命保険なのです(▶100326)。
    ■浅漬けが自炊を軌道に
    白菜、キュウリ、大根、パプリカなどを適当に切り、塩をまぶしてタッパーに入れておくだけで自製の浅漬けができます。翌日から5~6日間食べられる常備菜ですから野菜不足はほぼ解消。面倒に思えた自炊が一気に軌道に乗ってきます(▶120608)。
    ■ピクレで自製漬け物を
    乳酸発酵する本物の漬け物を自分で漬けるなど、多くの人にとって想像を絶する事態でしょうが、実は簡単。「ピクレ」があれば、冷蔵庫の中で勝手に発酵してくれるからです。化学物質にまみれた出来合いの漬け物におさらばできます(▶120805)。
    ■ヒジキはそばつゆで煮る
    カルシウム豊富なヒジキを切干大根、こうや豆腐、干しシイタケと一緒にそばつゆで煮てしまう。甘じょっぱくしない、本来の素朴な煮物が素人の手抜きレシピで作れることに驚きます。上の世代が放棄してきた健食習慣を取り戻しましょう(▶121204)。
    ■乾物をだし汁で戻す手抜き
    車麩、こうや豆腐、湯がき大根など乾物は水で戻さず、いきなりだし汁に浸します。戻し工程と味付けをいっぺんに行う手抜きワザ。素朴な味わいの常備菜になります。だし汁が食材に吸われて減ったら、ひたひたまで注ぎ足すのがポイントです(▶130412)。
    ■瞬間加熱の温野菜サラダ
    ブロッコリー、アスパラ、パプリカ、きぬさやなどを100℃のお湯で3~5秒。少量ずつ加熱して網ジャクシでさっと取り出すのがコツ。丸元淑生さん式の温野菜サラダは目からウロコです。自炊が俄然充実してきます(▶ 100307)。
    ■夜食なら粉吹きイモ
    夜におなかが減ったら、即席麺やコンビニおにぎりを食べるより自分でイモをゆでましょう。ジャガイモやサツマイモのおいしさを再発見して感激します。未精製の炭水化物で太らず、もちろん添加物もゼロ(▶ 100104)。
    ■ニンジンの合理的摂取法
    石原結實さん式ジュースなら朝にニンジン、リンゴ、レモンが各1個ずつ摂れてしまいます。そのためだけに1万円以上のジューサーを買う価値もあるでしょう。これを飲む習慣ができれば、合成着色飲料とは永遠におさらばできるからです(▶ 100407)。
    ■ラタトゥイユで自炊に自信
    まさか自分にこんな料理が作れるとは!驚きと感動で自炊に弾みがつく丸元淑生さんのレシピです。野菜6種のシンプルな無水蒸しなのに素人でも絶妙の味が出せて病みつきになります。ポイントはトマトと玉ネギの比率だけ(▶ 101008)。
    ■小型密封容器をそろえよう
    おかかやショウガ酢漬けなどの常備菜を小型の密封容器で冷蔵庫内に整然と積み上げるのが「サムライごはん」の大事なノウハウ。容器は都度バラバラと買い足さず、スタックできる同型をまとめ買いしましょう(▶ 101224)。
    ■自炊 vs 外食、どっちが安い?
     実際の支出額はおそらく同程度で、それなら手間なしの外食が合理的と考えがち。しかし、金額当たりの栄養価に大差があり、外食ライフでは将来の健康崩壊リスクが高まります。自炊食の原価計算から中長期の健康戦略が見えてきます(▶120627)。
    ■ダイエットで感じた10のこと
     本物のダイエットなら、減量よりもまず肌の色つやが良くなり、原因不明のかゆみや爪の黒ずみなどが消えていきます。見た目のスリミング効果はおまけで、当然リバウンドも来ません。体の排せつ力を高める食べ方を研究しましょう(▶120926)。
    ■豆類はペットボトルで管理
     豆類は袋から出し、ペットボトルに移して「見える化」しましょう。作業フローがシンプルになり、在庫量も一目で分かります。調理テクの上達やレパートリー拡大より、整理力と段取り改善でスピードアップを図るのが「サムごは」的アプローチ(▶130915)。
    ■野菜はバスケット管理する
     みそ汁用、サラダ用など用途別バスケットに分類して冷蔵。バスケット単位で取り出し、使う分だけを切り出して再格納します。数種類の野菜を毎日コンスタントに食べるにはこの手が一番。使いかけ野菜を冷蔵庫の奥で腐らせる心配もありません(▶100924)。
    ■「糖質制限」はいいとこ取りで
     速攻スリミングには効果的。でも全面的な糖質制限では穀物の豊富なミネラルを摂り損ないます。朝だけとか隔日とか、自分の調子よさの範囲で慎重に採り入れましょう。ハムやベーコンの添加物や、肉や卵を焼くときの精製油脂にも要警戒(▶140805)。
    ■洋食派はパンよりシリアル主食
     ミューズリー+オートミールの「未精製」穀物に小麦ふすまを振りかけるなど、シリアルのカスタム化にトライ。パン主食では難しい油・糖・添フリー&高ミネラルな洋食体系を設計します。「朝食=パン」の固定観念を疑いましょう(▶141101)。
    ■昆布は1回分サイズにカット
     昆布を買ってきたら、全部をみそ汁一杯分サイズに切り分けて密封容器で保管します。「調味料(アミノ酸等)」ではなく本物昆布使用にこだわりつつ、調理アクティビティー削減を狙います。合成だしでは必要なミネラルが不足するからです(▶121208)。
    ■包丁研ぎは我流で覚える
     調理人のような華麗な包丁さばきなど自炊には不要です。我流でも日々使えば、大根皮むきやネギ刻みは身に付くもの。砥石は「中砥」一種類の我流使いで包丁の切れ味が十分に戻ります。プロのまねをせず、不格好でも自分ワザを磨くことが大事(▶120124)。
    ■包丁使いの自主トレ入門
     手先超ブキなカラスヒコでも、リンゴの皮むきが支障なくできるようになりました。リンゴ皮の裏側から、包丁の刃を親指のはらに押し付けるように果肉をそぐのがコツ。遅くてもきれいにむくことに集中すれば、だんだん早くなってきます(▶150123)。
    ■丸元淑生式「蒸しリンゴ」のうまさ!
     皮をむいたリンゴを適当にスライスして、ビタクラフト鍋で弱火蒸しするだけで、シュガーレス極甘ヘルシーデザートの出来上がり。小分け冷蔵して毎日食べられるフルーツ系常備菜です。無糖ヨーグルトにトッピングするのもおしゃれ(▶100114)。
    ■「油糖抜き」スクランブルエッグ
     肉野菜ワイン蒸しを作った後、蒸し汁を有効活用します。生卵を落として混ぜて弱火蒸し。卵そのものの粗野で力強い味に驚きます。自炊のスクランブルエッグでは、砂糖を加えて精製油脂で焼く外食レシピの常識を疑ってかかるのが正解(▶150623)。
    月別アーカイブ
    QRコード
    QRコード
    • ライブドアブログ