「サムライごはん」de自衛自炊

忙しい人こそ自炊しましょう!料理嫌いのための高栄養で無添加な「ケ」の食の技術を研究するブログです。悪食による人格崩壊から辛くも生還したカラスヒコの経験に基づく学生・単身赴任者・シングルマザー向け貧乏自炊教室にお付き合いくだされ!

防カビ剤

濁っても本物リンゴジュース

 ジューサーで生リンゴを搾って飲むと最高にうまい。手搾りのレモンも混ぜれば甘みと酸味のバランスもいうことなし。ただし見た目はご覧のように濁って泡だらけ。レモンの種や内袋カスも混じってどろっとした口当たり。でもこれこそが本物。

■クリアな見た目を疑おう
 売っているリンCAL (3)ゴジュースは、なぜあんなに透明で均質で滑らかなのかは知りませんし、知らなくてもよいのだとカラスヒコは思っています。私たちはひたすら本物のジュースを、多少手間がかかっても自製して飲み続ける習慣をキープしたい。

 写真のジュースの泡やどろどろ、つまり液中に浮遊するコロイドを例えば目の細かい不織布のメッシュなどで取り除けば、売っているジュースのようにクリーンな見た目とさらりとした飲み口が得られるでしょう。けれども、それが一体何なのっつう話です。

 どろどろした物質は決してゴミやカスではなく、中身はミネラルなど栄養素をたっぷり含んだ食物繊維ですから、ジュースの水分と一緒に私たちの胃袋に収めてしまわないと損。

 見た目のクリアさ、口当たりの良さばかりを求めるのは、コメや麦を真っ白に精製する行為と同じで、たとえ飲みやすいとしても微量栄養素を満遍なく摂りたい体にとってはよろしくないはずだからです。

 ジュースや穀物ばかりではありません。いま社会に流通している食べ物は全般的にかなり変です。肉類は、筋がなくやわらかくてナイフもいらない精肉が主流。「やわらかーい!」が肉のおいしさを褒める最高の表現と信じる消費者がもはやマジョリティーになりましたし。

 スーパーCALで特売されるような安いハムや、冷凍ハンバーグやチキンナゲットは密飼い家畜の変わり果てた姿で、骨も皮も取り去ってミンチにされて混ぜ合わされ、ときには増量目的の大豆カスや、味と食感を「デザインする」化学調味料、その他の添加物満載の練り物に成り果てました。

 まあ、消費者がひたすら安さと便利さ、賞味期限の長さを追求し過ぎたのがいけないのでしょう。見た目がクリアで口当たりのいい工業製品を上手に避けながら、動物や植物が生きていた姿の分かる状態から、自分で加工して食べる習慣をつけるのみです。

■ビタミンC確保の持久戦
 さて、ジュースに話を戻せば、石原結實さんが推奨するニンジン・リンゴ・レモンのジュースを自炊計画にしっかり組み込み、毎朝とは言わぬまでも週3杯くらいは安定的に摂るようにしたいところ。

 ところが最近のカラスヒコの悩みは、いいレモンが手に入らないこと。近所のイトーヨーカドーでも九州屋でも、産直系の2つの販売所でも、このところアメリカ産やチリ産のレモンしか扱わなくなってしまいました。

 「このレモンには防カビ剤OPP、TBZ、イマザリルを使用しております」と、律儀にPOP表示してくれるのはありがたいのですが、不使用の商品が置いていなければ選ぶ自由もない。黙ってこれを食えみたいな無言の威圧感がありますね。

 そう来られると、おのれなにくそ、食べてやるもんかと、こちらも戦闘モードに入ります。仕事の帰りなどに街なかのデパ地下や市場などをほっつき歩いて必死にレモンを探すわけです。見付けるとまとめ買いしますが、しかし防カビ剤不使用レモンの悲しさ、冷蔵庫に保管しても3日もすれば青カビが生えてきます。

 当然ですよね。これはビタミンCの安定確保という意味で、なかなか頭の痛い問題。レモンの代替品を探そうにも、グレープフルーツもパイナップルも、スーパーの取り扱いはほぼ全品が防カビ剤使用の輸入物で、国産のイチゴはセレブ向けかと思うほどの高額パック品ばかり。

 結局、不定期に売場に並ぶ広島産・愛媛産の不使用レモンを見付けた日に3、4個買い、切れた日には水出し緑茶を小まめに飲んでビタミンCを補給しつつ、安価なミカンやデコポンが出回る冬を待つという持久戦モードです。

 まあ、これでも体には問題ありあせん。20代のころはタケダのC1000顆粒などにハマったこともありましたが、効いていたのかどうなのか。今は栄養剤やサプリは一切飲んでいませんが、ビタミンCはトマトやジャガイモや、ブロッコリーやピーマンからも少量ずつ摂れるらしいですから、食事としてコンスタントに摂っていくのが正解なのでしょう。

 ただ、国内産のリーズナブル価格のかんきつ類が、冬場のミカン類を除けば輸入品のせいで全滅に近づいているという危機感は強まるばかりです。TPPが始まらないうちから単品別の水平分業が進み過ぎて、消費者にとっては防カビ剤を避けるのが大変難しくなってきています。

 逆にいえば、都市近郊の農家にとっては、夏場の無農薬かんきつ類にチャンスがあるということ。私たち消費者にとっては、国産レモンが小さくても青くても、不ぞろいで多少値段が高くても、買い支えていく意味があるはずです。農家のためばかりか自分たちの健康生活のためにも。

 ではまた。

レモンは見た目じゃない

 国産レモンは、ごらんのように小さくて、形や大きさもバラバラ。皮に変なシワが寄っていたり、黒ずんでいたりします。けれども果汁の味はチリ産、アメリカ産に引けを取らず、何よりOPP、TBZ、イマザリルなど防カビ剤不使用。買ってきて常温に放置すると、ちゃんとカビが生えてくるから信用できますね。

■ツヤツヤの防カビ剤レモン
 近所の産レモン直店で買ってきた地場産レモン、1個100円です。見た目はかなり貧相。スーパーに山積みのチリ産、アメリカ産のレモンは大きくて皮がツヤツヤと輝いて立派。値段は、今日見てきた大手チェーンでは1個当たり129円。

 ただし、スーパーには地場のレモンは置いていなくて、あるのは愛媛産の高級レモン159円。これはたぶん、うるさいお客に対して、「一応国産も扱っています」という言い訳用に少量置いてあるだけで、実際には輸入レモンの販売促進ツールにされているような感じ。

 売れ残るのはたぶん承知の上。スライスして、バックヤードで作るキャベツサラダやレタスの2分の1パックに「鮮度維持剤」として放り込まれる運命にあるのでは。そのときに、皮に防カビ剤が使われていない点が大きなメリットになったりして。まあ、これはカラスヒコの意地悪な邪推ですが。

 レモンはそんな状況ですが、グレープフルーツとオレンジについては、多くのスーパーでは輸入品しか扱っていません。そして全アイテムに、「OPP、TBZ、イマザリルを使用しています」というメッセージが付いています。

 表示義務をきっちり果たす姿勢は大手小売業として誠に立派なのですが、不使用のアイテムが置いていなければ、客には比較選択の自由がありません。質・量ともに豊かでカラフルなかんきつ類の売場はアメリカ、イスラエル、南アフリカ、チリ産の防カビ剤フルーツであふれ返っています。

 売場の一部に九州・四国・和歌山産のミカン、デコポン、ハッサクなど無農薬・減農薬のかんきつ類がありますが、それらは3個入り600円など高級品主体。富裕層でもない限り、毎日のビタミンC源としてはちょっと手が出にくい状況です。

■生産性で薬漬けにされる
 そう。私たちの問題はビタミンC源をどう考えるのかです。輸入かんきつ類では、防カビ剤が皮から果肉にまで浸透した例が、レアケースとはいえ見付かっているそうです。浸透していないとしても、その種の農薬が手、包丁、まな板、食器に付くわけですから、非常に気持ちが悪い。

 女性誌や健康関連サイトでは、「Cはサプリで摂るのが常識」などと過激な表現も目立ちますが、果たして今後ともずっとそれでいいのでしょうか。TPPに参加することにでもなれば、上の写真のような地場産の多品種少量的な農産物は滅びていくでしょうし。

 私たちは自分で自分の首を絞めているような気がします。コメという主食がついに昨年、家計支出金額でパンに抜かれました(これについては明日詳しく書くつもりです)。栄養価が低くて添加物が多くても、経済効率のいい安い食品が売れてしまう大きな流れ。

 いや、実は違うのです。アメリカやチリから防カビ剤を塗布して船で運んでくるレモンのほうが安いというのはウソで、実は100円の地場レモンがあるのです。でも、それは小さくて黒ずんでいたりして、見栄えが悪くて誰も求めない。だからだんだん市場から追いやられ、生産者の跡継ぎもいなくなるのです。

 ノスタルジックな意味ではなく、生産性の悪い農漁業や畜産業を一部に残しておくべきだとカラスヒコは思っています。生産性は農薬や化学肥料や、添加物や遺伝子操作技術を駆使すればするほど上がるからです。

 アグリカルチャーの生産性の犠牲になって病気になり、薬漬けになって、次はケミカルインダストリーの食い物にされてしまわないように、私たちは地場の見てくれの悪いレモンや、乾物や干し魚などを買い支えていかなくては。無駄な抵抗?

 ではまた。

無農薬レモンは聞けば教える?

防カビ剤(OPP、TBZ、イマザリル)を使ったアメリカ産レモンが大量に積んであり、離れた別の場所に不使用の国産レモンをこっそり置いているスーパー。「無農薬はないんですか」と聞く客には教えるつもりなのでしょう。並べて売らないことで、知らない客には防カビ剤付きを勧めたい本音が見え見え。

■無農薬レモンを隠す陳列
 うちの近所のヨーカドーの話。もともとアメリカ産しか置いていなかったのですが、近所の産直店が広島産や熊本産の無農薬レモンを扱っているのを見たのか、日米のレモンを並べて売るようになりました。お客に選んでもらう本来の小売業の姿勢だなと、カラスヒコは好意的に見ていました。

 ところが、国産には「OPP、TBZ、イマザリルを使用していません」というPOPカードを付け、米国産には「使用しています」と、律儀に表示するものだから、国産ばかりが売れます。防カビ剤のことを知らない客でも、そう書かれたら皆国産を買うのは極めて自然。

 やがて国産は姿を消しました。つまり仕入れるのをやめたのです。しばらくアメリカ産だけの陳列でしたが、今週から国産またはニュージーランド産の無農薬レモンを別のコーナーで売り始めました。おそらく、「無農薬はないの?」 と尋ねるお客が多かったのでやむを得ずに。

 ただ、無農薬レモンを置く場所が、アメリカ産とは直線距離で5、6㍍も離れたトマトの売場です。左右をトマトに挟まれたわずか15㌢の幅に無農薬レモン2個入りの袋が縦1列にひっそりと置かれています。両側のトマトのボリュームに隠れて、斜めから見るとレモンは見えない状態です。明らかにわざとですね。

 店としては、本来は売れる無農薬を置きたいはず。単価も少し高いですから、「安心安全」を掲げる店ならまず無農薬を置き、安さを求める客のために隣に米国産を並べる。それが在るべきスーパーの品ぞろえでしょう。

 しかし現実的には、本部でグローバル一括大量仕入れをした米国産が各店舗にノルマ付きで割り振られます。おそらく年間契約を結んで買いたたいていますから、それをさばくのが優秀な店長の職務であり、店長の命令に逆らえないのが従業員であるわけです。どこの業界にもある本音と建前。

■スーパーだけが選択肢?
 無農薬レモンを出したり引っ込めたり、わざと見えにくい場所に置いて、うるさい客だけに教えるという姑息なやり方を見ていると、店長さんがかろうじて顧客主義を守ろうと頑張っているのかなと、カラスヒコはニヤニヤしてしまいます。同情してしまうのです。

 けれども、1人の消費者として取るべき態度は、あくまで無農薬を探して買い、なければ近所の産直店で買い、防カビ剤レモンがどんなに安くても手を出さないことです。
 そういう客が増えてくればスーパーも仕入れ方針を変えざるを得なくなります。「無農薬はないの?」「なぜ置かないの?」と遠慮なく従業員に問い詰めるべきです。

 バブル崩壊以降、店の最優先事項は常にコストダウンです。客は安い物しか買わないと彼らは信じています。でも、原価をたたいて集めた安い品物が予定通りに売れないから、人件費を削り、人口の増えない国で出店を重ね、M&Aで少ないパイを奪い合っているのが現状。安い物が売れているわけではないのです。

 2、3日前にNHKラジオを聞いていたら、過熱する学生の就職戦線が大変だという解説番組の中で、ある就職アドバイザーが、「学生に言いたいのは、スーパーで売っている物ばかりを買うなということ」、と話していました。
 つまり、日本にはテレビCMなど流していない素材、部品、原料、運輸、倉庫などなど、優れた製品やサービスで社会に貢献している会社がたくさんあるのに学生たちには全く見えていないのだと。もっと社会を勉強しなさいという正論なのです。

 私たちもスーパーで売っているものから選ぶ必要はないのです。いいレモンが手に入らなければミカンに切り替えればいい。農薬漬けの野菜しか売っていなければ通販で野菜や煮干しやカツオ節を買い集めても生きていけるのが現代ですから。自分の食べるものは自分で考えなければ。

 ヨーカドーが売上を減らすことも覚悟して、「~を使用しています」のPOP表示を全品に貫いているのは、ある意味で立派だと思います。ただ、客はそれを見ていないだろうとナメられているのかもしれませんけれど。 

 ではまた。

グレープフルーツ的確信犯

グレープフルーツの値札に「防カビ剤OPP、TBZ、イマザリルを使用しています」という表示がある場合は危険です。表示がないときはさらに危険。少し高くても、このように不使用の表示を探しましょう。見つからなければグレープフルーツは諦め、和歌山産か鹿児島産の甘夏ミカンを食べるのが正解。

■「不使用品」が見当たらない
 日本は、OPP、TBZ、イマザリルなど本来農薬であったものを食品添加物として使用を認めているわけですから、スーパーなどで販売するときは、使われた薬品名を表示さえすれば法律違反にはなりません。知らずに買って食べグレープフルーツ (2)る消費者が悪いのだということになっています。自己責任なのだと。

 ひどい話ではありますが、国のやることはしょせん、消費者の健康や安全よりもアメリカなどを怒らせないことのほうが大事なのですから、私たち消費者が食のリテラシーを磨いて自衛するしかないとカラスヒコ的には思っています。

 具体的には、農薬を添加物だと言いくるめて店頭に並んだグレープフルーツやオレンジ、レモンなどには断固として「不買」を貫き、市場からたたき出すこと。それが消費者の使命だと考えています。そうやって危険な農薬を使わずに頑張っている生産者を支援すべきなのです。

 ところが、最近大手のスーパーでは「使用しています」のグレープフルーツばかりになり、「不使用」が見当たらなくなってきました。大手ではない激安系のスーパーでは、そもそも防カビ剤(防ばい剤ともいう)に関する表示が全くないところも多くて、原産国を見るとアメリカ、南アフリカ、イスラエルですから、使用しているのは明らかなのにです。

 さすがに一部の消費者から疑問の声が出ているようですが、ある大手チェーンでは、「当店では食品衛生法に基づき、防ばい剤(TBZ、イマザリル)を使用しています」と、まるで責任転嫁をするような表示になっています。「厚生労働省の基準に従って・・・・」という表示も見掛けました。国と流通とが責任を押し付け合いながら確信犯的に消費者を欺いている構図です。

■「果肉にまで染みている」
 こうして、TPPに加盟する前からアメリカ巨大農業資本の農薬まみれの産物を法をねじ曲げてまで受け入れ、国産の安全なかんきつ類生産を圧迫しているわけですから、加盟した後にどうなるかは明らかですね。

 アメリカから遺伝子組み換えされた小麦や大豆や、農薬浸けの果物を大量に輸入するのと引き換えに自動車や機械を売る貿易政策であるわけですが、その犠牲になっているのは国内の農業と私たちの安全な食生活。

 皮をむいて食べれば大丈夫という意見もあるのですが、TBZについては渡辺雄二さんが、「果皮ばかりではなく、果肉からも見つかっている」(『食べてはいけない添加物、食べてもいい添加物』08年/だいわ文庫)と警鐘を鳴らしています。「妊娠中の女性はTBZが使われたかんきつ類を食べてはいけません」と。 

 もう、「私はグレープフルーツが好きだから」とか、「他の食品でビタミンCを摂るのは面倒だから」などとのんきなことを言っている場合ではないとカラスヒコは思います。細かいことを言うようですが、レストランでフライ料理に添えられる櫛形にカットされたレモンや、飲み屋のチューハイに搾るグレープフルーツなども、ほどほどにしないと体にいいことはありません。 

 これからの季節はミカンをしっかり食べましょう。春になってからもグレープフルーツやカリフォルニアオレンジには戻らずに、国産の甘夏ミカンや、最近イトーヨーカドーでよく売っているニュージーランド産の「不使用」レモン(1個100円前後)を搾り、それをトマトジュースに混ぜて飲むなど、いろいろ防衛策を検討していきましょう。

 それから、上の写真は「自然食品の店F&F」で見つけた南アフリカ産の「不使用」グレープフルーツです。おそらくチルド輸送されてきたものですが、探せばこんなものも結構あるのです。
 悪いと知りながら、だらだらと食べ続けるのはアル中、ニコ中、サトチューと同じ。きっぱりとNo!を突き付けて、安全なビタミンC源に乗り換えるべきです。

 ではまた。

メニューを決めずに買い物へ

 買い物には、作るメニューを決めずに出掛けましょう。設計図に従って部品を買い回るのではなく、目についた安くて新鮮な素材を脈絡なく買い集め、常備菜に加工してなくなるまで食べる。そのほうが無添加でバランスの良い食事になります。既存のメニューに近づける努力はかえって邪魔。

■「悪果が良果」を駆逐する
 近所の産直市ゆうきの里場「ゆうきの里」で小ぶりの大根を見つけたので1本買いました。3分の1は大根おろしにして今夜いただき、残りはキュウリやナスとともに4、5日分の浅漬けを作りました。

 ニンジンとリンゴは朝にジューサーで搾って飲みます。レモンもあれば一緒に搾るために買うつもりでしたが、アメリカ産やチリ産しか売っていなくて、どれも防カビ剤(OPP、TBZ、イマザリルなど)使用品らしく、皮表面が不自然にツヤツヤ輝いていたのでやめました。

 国産レモン、またはアメリカ産やニュージーランド産でも、チルド便で届いたものは防カビ剤不使用なのでやや高いのですが、それでもカラスヒコは見つけたときにはまとめ買いします。すぐ冷蔵庫に入れて早めに食べないと傷むので結構気を使います。

 けれども、そういう客が増えてくれば、店は防カビ剤不使用品の仕入れを増やすはずだからです。逆に、「うちの客は安いものしか買わない」となめられているから、いつも農薬たっぷりの、見掛けだけはつるつるのレモンやグレープフルーツばかりが店頭に並んで、結果的に私たちが損をしているのだと思います。

 レモンがなくてもジュースは作れますし、ビタミンCは別のかんきつ類で補えばいい。2日や3日ならCを切らしても体調が悪くなるわけではありません。
 買いたくもないのに防カビ剤レモンを買ってしまうと、店のPOSデータに記録され、「国産品を置かなくても、代わりにアメリカ品で穴埋めできる」と判断されてしまいます。「悪果が良果」を駆逐する片棒を私たち自身が担ぐことになるのです。

 買い物にはなるべくメニューを決めずに出掛け、買いそろえた安心安全な材料だけで何を作るのかを決めるべきです。料理マニュアル本のように初めにメニューありきの献立立案は、普段の家庭食には何のメリットもありません。

■普通の自炊では外食と同じ
 カラスヒコは、これから自炊を始めたいという方には、自炊食のイメージを全部いったん壊しましょうと言います。華やかな食生活のプランに水を差すようで恐縮なのですが、趣味やたしなみの料理ならばともかく、健康を目的にした自炊なら、世間にはお手本などあまりないことを覚悟すべきです。

 コメと豆を混ぜて炊き、野菜の浅漬けや、のりや梅干しで食べて、みそ汁を添える。魚は軌道に乗るまで焼かず、当分煮干しでもかじる。そういう基本イメージを持ってほしいのです。
 耐乏生活をしろということではありません。朝と晩に質実剛健な食事を取っていれば、昼は外食でそこそこ高油脂・高添加なものを食べても、そう簡単には体は壊れないという意味なのです。

 質実な家庭食のベースがないまま、朝はパンとサラダ、夜はレトルトや冷凍食品主体の自炊をしていると、3食とも外食するのと何ら変わらない状態ですから、数年で体に変調を来します。肥満したり、血圧が上がったり、疲れやすいなどの自覚症状が現われて、はっと気付いて必死の覚悟で軌道修正して間に合う場合もあります(カラスヒコはこの生還組!)。

 けれども、すでに味覚が破壊されていて、本物だしのみそ汁よりもインスタントラーメンのスープのほうがおいしいと感じたり、スナック菓子や甘い飲料が手放せなくなっている場合もあり、そうなると一種の麻薬中毒ですから、生還は極めて難しくなります。

 「外食中心では駄目」なことには誰もが気付いています。でも、「普通の自炊なら外食と変わらない」ことには、なかなか気付きにくいばかりか、むしろ、そういう簡便な自炊を仕掛けてくるのが今の経済社会ですね。メニューを決めずに市場やスーパーに出掛け、生の食材をじっくり見ること。それが健康を守る自炊の第一歩なのです。

 ではまた。

油糖添カットの清浄ディナー

 ダイエットは「サムライごはん」の目的ではありませんが、写真のような油・糖・添をカットする自炊を続けることで、結果的に腹周りが精悍に引き締まってきます。コメと豆(みそ汁も含めて)を併せて食べることで甘い間食欲求も自然に落ちてきますよ。薬やサプリのダイエットは邪道だと思います。

■生卵・ゆで卵ならノンオイル
 今日の夕食で夕食 (11)す。朝に納豆や魚を食べれば、夜はこんな一汁一菜でもOK。ごはんで炭水化物、豆とみそでタンパク質が十分摂れて、脂質はごはんに散らしたゴマの油のみです。

 そして野菜が4品(キュウリ、ニンジン、切干大根、長ネギ)、海藻3品(昆布、ワカメ、ヒジキ)でビタミン、ミネラルを確保できます。余力があれば、ごはんに生卵を混ぜてしょうゆを垂らせばさらにおいしくなるでしょう。

 卵焼きや目玉焼きにするとごちそうらしくなりますが、わざわざ手間をかけて油を取り込むことはないとカラスヒコは思います。たまになら構いませんが、卵は生かゆで卵で食べるのが自衛自炊の基本です。

 野菜類も油で炒めたり、ドレッシングが必要になる食べ方は時間もかかるのでなるべく避けます。塩麹に漬けたキュウリやニンジン、洗って酢としょうゆをかけた切干大根、同じく洗ってしょうゆとみりんをかけただけのヒジキなど、常備菜だけで普段のケの夕食は十分ではありませんか。

 この夕食で完全に欠落している栄養素はビタミンCです。朝や昼にCを摂っていれば気にすることはありませんが、そうでない日は、これにかんきつ類でも加えましょう。
 冬ならみかん、今の季節なら甘夏みかんでしょうか。防カビ剤(OPP、TBZ、イマザリルなど)を使っていない国産のグレープフルーツが手に入ればそれでもOK。

 果物の皮むきが下手だとか、手が汚れるのが嫌だと言ってカットフルーツばかり買い食いするのは丸損だと思います。パインやキウイなどはカットした瞬間からビタミンCが急速に分解していきますから、食べるときにはほぼ糖質だけの場合もあります。

 プリンやヨーグルトに入っているフルーツも同様に果物の価値はありません。この場合は余分な砂糖や乳化剤や香料まで取り込んでしまうわけですからダメージのほうが大きいでしょう。
 皮むき作業などは慣れの問題です。べつに人前で食べるわけではないので、両手を汚して食べているうちにだんだんうまくなってきます。

■コメを食べればやせる!
 さて、忙しい人の中にはダイエットをしたい人が多いと思います。太りたくないから食事を軽いもので済ませるという人が多いので、カラスヒコは非常に心配しています。はっきり言って、コメと豆をしっかり食べたほうが健康的にやせる、というより引き締まって精悍な体になるからです。

 メタボリックシンドロームなど肥満の原因はカロリー過多よりも、むしろ「油・糖・添」過多です。コメを食べると太りやすいと50年以上昔から言われ続けていますが、実際、皆さんの周囲で太っている人はコメばかり食べている人でしょうか。むしろ、菓子パンやお菓子をごはん代わりにしていて、コメはあまり食べない人が多いのではないですか。

 コメを主食にした上の写真のような食事のほうが、おかずの油・糖・添を劇的に減らすことができますから、おなかいっぱい食べてもやせるのです。豆も加えれば、アミノ酸合成力が強化されますから、油濃いものや甘いものへの欲求が無理なく落ちていきます。

 見た目がスリムになるだけではなく、肌の艶が良くなり、お通じが規則的になって量も増えるのが実感できるはずです。そして油・糖・添が減れば、何か特別な病気を持っていない限り血圧も下がります。心臓への負担も減りますから疲れにくい体になっていきます。

 農水省が公表している日本人1人当たりのコメの年間消費量は、過去42年間で約半分にまで「順調に下降」してきましたが、肥満や病人は増える一方です。医療崩壊の原因は単に高齢化が進んだからだけではありません。

 コメという主食は、油(バターなど)や砂糖(ジャム、クリームなど)など余分なものを使わずに、ピュアな状態で食べられる穀物なので、ここらできちんと名誉回復しておきたいところです。忙しい私たちがこれからもバリバリ働くためには、主食に対する間違った刷り込みを改めることが大切です。

 ではまた。

輸入と国産が並ばないレモン

 スーパーではOPP、TBZ、イマザリルなど防カビ剤を使っていない国産のレモンを、なぜ防カビ剤まみれの輸入品と並べて売らないのでしょうか。国産品はたいてい、かんきつ類売場とは離れた場所にポツンと置いてある。客に比較検討してほしくないという後ろめたさがあるようです。

■無農薬レモンをひっそり扱う店
 気が付いている方グレープフルーツ&レモン (2)も多いでしょうね。うちの近くのイトーヨーカドーでも、そのそばの地元スーパーでも「隔離政策」は同じです。防カビ剤使用レモンと不使用の国産レモンは、おそらく意図的に別々の場所に置かれているのです。

 ヨーカドーは良心的なチェーンストアですから、輸入レモンには全て、「OPP、TBZ、イマザリルを使用しています」というPOPカードを付けて、客に注意を喚起しています。消費者の味方をうたう大手だけのことはあると評価できる姿勢ではあります。

 一方、国産品には、「・・・・を使用しておりません」というカードが誇らしげに付いてはいるのですが、そのレモンは全然別の場所に、しかも、山のように積まれた輸入レモンとは対照的に、通路の足元に小さなカゴに入れてこっそり置いてあったりするのです。

 並べて、客が比較検討しやすい状態で売ると、誰もが国産品を買って輸入品が売れなくなるばかりか、場合によっては店の仕入れ方針まで疑われかねない。そんな心配をしているのではと勘繰りたくなりませんか。

 近くの地元スーパーも、最近はヨーカドーに学んだのか、「OPP・・・・」のカードを付けるようになりましたが、国産品を目立たない場所にひっそり置くところまでヨーカドーそっくりで、カラスヒコとしては苦笑してしまいます。

 ま、情報を公開しない某電力会社などに比べればはるかにマシな姿勢で、私たち消費者自身がちょっとだけ注意を払えば安心・安全な買い物ができる環境ではあります。

■防カビ剤には「No!」と言う
 ところが、グレープフルーツでは困ったことになっています。例えばヨーカドーでは常時5、6種類を扱っているのですが、全品に、「・・・・を使用しています」というPOPカードが付いています。カリフォルニア産のオレンジやバレンシアオレンジなど輸入かんきつ類も同様です。

 そして、防カビ剤を使用していない国産グレープフルーツは置いていない。かんきつ類では、愛媛産の高級みかんがありますが、この時期ですから5個入りで600円近い値段が付いていて、ちょっと手が出しにくい。
 あとは、「わけありデコポン」などと称して、皮が汚くて傷だらけのものや、皮がやや青くて見るからに酸っぱそうな夏みかんぐらい。選択の余地が悲しいほど少ないのですよ。地元スーパーでも状況は似たようなものです。

 はっきり言って、これがグローバル経済の弊害なのでしょう。アメリカや南アフリカ、イスラエルなどの遠方から安いグレープフルーツを船便で大量に買い付けるからポストハーベストの防カビ剤が必要なのです。

 防カビ剤を使わなくてもいいような国産近隣農業の産品があまり目立ってしまうと、グローバル調達の一括大量仕入れメリットが減ってしまいます。また地場産品がメーンになるとエリアごと、場合によっては店ごとの仕入れになりますから、チェーンストアにとってはオペレーションコストの増大が怖いのです。

 シビアな見方かもしれませんが、スーパーが掲げる「地産地消」キャンペーンとは、決められた予算枠内での販促の仕掛けにすぎません。お客は黙ってOPP、TBZ、イマザリルがひょっとすると皮から中身にまで染み込んでいるかもしれないレモンやグレープフルーツを食べてくださいねということ。

 当然、答はNo!ですよね。遠くても面倒でも、産直店や地場の青果店で防カビ剤なしのかんきつ類を買うべきです。「・・・・使用しています」というPOPを見ながら黙々と買い続けるのなら、消費者はますますなめられるばかりですから。

 ではまた。

腐るレモンなら高くても買う

 レモンに防カビ剤(OPP、TBZ、イマザリル)は付き物かと思っていたら、最近ヨーカドーや九州屋で「不使用」とPOP表示した熊本産、ニュージーランド産などがシェアを上げてきたようです。1個当たり10円以上高くてもそちらを選びたいですね。それにしても、グレープフルーツは「使用」ばかりなのはなぜ?

■防カビ剤不使用が増えてきた
 最近、近所の青果スーパー九州屋では防カビ剤不使用の熊本産レモン(写真手前)を毎日扱うようになりました。レモン (2)
 以前はあったりなかったりで、主力はチリ産の、防カビ剤OPP、TBZ、イマザリル使用のレモンだったのですが。

 そういえば、やはり最近、隣のイトーヨーカドーでもニュージーランド産またはアメリカ産(写真奥)の防カビ剤不使用レモンの扱いを増やしてきています。
 これも以前は、チリ産とは別のコーナーで細々と売っていたのですが、最近は写真の2個パックのほかに、バラして1個売りとしても大量に積んでいることが多くなりました。

 防カビ剤不使用のレモンは1個当たりの値段が、使用したものより10円かそれ以上高くなります。
 収穫後にOPPなどを塗布すれば常温の船便で大量に運べますが、不使用ならチルド貨物になり、賞味期限も短くなるのでコスト差が出るのは当然です。

 実際、熊本産は買ってきて冷蔵庫に入れておいても、ちょっと油断するとすぐ腐ります。
 まあ、レモンなどは多少腐っても特に害はないので食べてしまいますが、そうすると、冷蔵庫に入れずに放置しておいても5日も腐らなかったチリ産などの「使用」レモンはいったい何だったのだということですよね。

 スーパーで「不使用」レモンの扱いが広がってきたのは、消費者の支持を得てきた証しだと思います。
 ただ、グレープフルーツは、どこのスーパーでもレモンのすぐ脇に積まれているのに、アメリカ産、南ア産、イスラエル産など全てが「使用しています」という状態。このアンバランスは何なのでしょうかね。

■手に白く残る油性の粉末
 ところが、なのですが。最近読んだ、『ほんとの野菜は緑が薄い』(河名秀郎著・日経プレミアムシリーズ)に面白い記述がありました。
 野菜や果物が腐るのは肥料のせいで、肥料を使わない自然栽培なら作物は腐らず、時間がたってもしなびていくだけだと。

 確かに、木になっているカキやナシが腐って近所に悪臭をまき散らしたなどという話は聞いたことがありません。
 河名秀郎さんによれば、野菜はしぼんで漬け物のようになり、果物は糖分が凝縮されたドライフルーツのようになって、むしろいい香りを放つのだそうです。

 なるほど、そうなのですね。私たちが食べている作物は品種改良されて甘みが強化されたり、成育が早くなったり、収穫量が多くなるなど経済的メリットはどんどん拡大しています。
 けれども、それは家畜に合成飼料やホルモン剤を与えたり、そこまでいかなくても、ろくに運動もさせずに糖質や脂身の多い餌を食べさせてメタボ発育させるのと同じことなのかもしれません。

 あえて少し飛躍しますが、腐るということが作物にとっての病気ないしは異常発育の結果だとすれば、それが肥料という自然状態でない栄養過多によって引き起こされるとするならば、いまの私たちの食生活にも同じことが言えるのかもしれません。いろいろ考えさせられる本でした。

 自然栽培のレモンやグレープフルーツが市場に出てくることはないのかもしれませんが、少なくともポストハーベストの防カビ剤などは使わない商品を選んでいきましょう。

 防カビ剤は、レモン搾りで搾った後、手のひらに白っぽい光沢のある粉末、というか油のようなものが残るので分かります。
 また、外食でカキフライなどに付いてくる櫛形にカットされたレモンの外皮に舌をつけるとピリッと、明らかにレモンの皮の味とは違う苦みが感じられます。水洗いぐらいでは落ちないという話です。

 ではまた。

POSデータに反映させよう!

 国産のレモンやグレープフルーツを産直市場で見つけました。確かにすぐカビが生え、防カビ剤を使っていなことが実感できました。多少不便で少しコスト高でも、私たちは地場の青果を買い支え、生産者が適性な利益を挙げるサポートをすべきです。地域の活性化とはそういう相互依存だからです。

■カビが生えて喜んだ!
 国産のレモンとグレーププルーつが産直市場にありました。レモンが3個で148円と案外安め。グレープフルーツも、レモン&グレープフルーツゆうきの里やや小ぶりながら2個で230円とまあまあの値段でした(写真)。

 防カビ剤を使っていないことはすぐにわかりました。うっかり者のカラスヒコ、いつもの調子で買ってきたままテーブルのバスケットに放り込んでおいたら、24時間後にはレモンの2個に青白いカビが生えていました。

 感激でしたね。これまでの輸入レモンが3日も4日も無事だったのは実は恐ろしいことだったと、まざまざと実感した次第です。カビが生えて喜んだのは初めてでしたよ。

 レモンのカビの生えた部分を切り捨て、グレープフルーツと一緒に搾って飲んだのですが、搾った後、これまでは手の平に、白っぽく光る油分を含んだ粉のようなものが付いていたのに、今回は付かないことに気付きました。
 あの白い粉が防カビ剤、OPP、TBZ、イマザリルなどだったのかもしれません。

 私たちは地場の青果を応援したいのですが、消費者アンケートなどのとき、「地場野菜をもっと置いてほしい」などと応えるだけでは全然だめ。効果がありません。
 実際にそれを毎回買ってPOSデータの数値に反映させることが大切です。いまの店はPOSの実績でしか動きません。単価が下がっているので、たくさん売れるものだけを仕入れないと株主を説得できないからです。

■江戸時代の質実な暮らしへ
 ただ、こうした産直市場はだいたい午前10時から夕方6時半ころまでしか開いていなくて、夕方行くと売切れが多かったりします。
 でも、まとめ買いをするとか、グレープフルーツがないときは未体験の別の果物を食べてみるとか、多少の不便を忍んでも、やりくりしながら地場の食材の生産状況に私たちの食生活を合わせていくことが必要になってきます。

 客が便利さを、例えば24時間開いていて売切れがなくて激安で、などとわがままを追求するから、店は外国から超安値の作物を薬漬けにして調達してくるわけです。
 私たちの無知や、買い方、食べ方の工夫のなさが私たち自身の首を絞めてきました。

 消費者がそこに目覚めると、はっきり言いますが、スーパーなどの店はこれから、もっとつぶれていきます。でも、それは正解なのです。スーパーで働いている人やその関係者には申し訳ないのですが、店がもともと多過ぎるのです。
 消費者が食品を大量に廃棄し、また菓子や清涼飲料水など本来不要なものを食べ過ぎてきた結果です。

 これからは必要最小限のものを食べて栄養を摂り、捨てるものを減らしていきましょう。生産力が落ちるので無駄が許されない社会、つまり江戸時代後半のイメージに近づいていくからです。
 質実剛健な「サムライごはん」の暮らしは地味ですが、決してつらい生活ではなく、むしろ充実した生き方ができるとカラスヒコは思っているのですが、いかがでしょう。

 ではまた。

レモンの防カビ剤に要注意!

 輸入レモンやグレープフルーツには防カビ剤OPPなどが使われていますが、それが皮だけでなく果肉にまで浸透していると、渡辺雄二さんが指摘しています。もはや、グローバルな遠距離調達という仕組みそのものを見直すべき時期でしょう。冬場は国産ミカンでビタミンCを補給するのが安全ですね。

■OPP、TBZ、イマザリル
 先日、『食べてはいけない添加物 食べてもいい添加物』(渡辺雄二著/だいわ文庫)という本を読んでいたら、輸入レモンやグレープフルーツに使われている防カビ剤のことが書いてありました。

 レモンの輸入先はアメリカやチリが多く、グレープフルーツはアメリカ、南アフリカ、イスラエルなどが多いのですが、その大部分に防カビ剤OPP、OPP-Na、TBZ、イマザリルなどが使われています。

 いずれも、かつて日本で農薬として使われていた化学物質ですが、毒性が強いために禁止されていました。
 それが、日本に果物を輸出したいアメリカ政府のご意向を尊重して厚生労働省が使用を認めたという経緯があります。

 ここまではカラスヒコも以前から知っていました。アメリカにいい顔をするために国民の健康を平気で売り渡す情けない政府ですが、毎度のこととあきらめていますから、レモンやグレープフルーツは皮をよく洗い、皮を触った手で他のものに触らないように注意して食べていました。

 ところが、です。上記の本には、「OPPやOPP-Naは、皮ばかりでなく、果肉にも含まれることがわかっています」と、はっきり書いてあり、愕然でした。またしてもやられましたね。
 レモンとグレープフルーツは天然のビタミンC供給源として重宝していただけに、まったく許せませんな。

■冬場はミカンレモンでビタミンC
 早速スーパーをのぞいてみたら、イトーヨーカドーでニュージランド産レモン(写真)を見つけました。

 パッケージに、「収穫後の防カビ剤(OPP(NA)、TBZ、イマザリル)は使用しておりません」と、文字は小さいながら明記されています。
 普通の輸入レモンは3個で158円でしたが、これは2個で158円。低温物流でコストをかけているのか、明らかに割高ですが、当面、レモンはこれを買うしかないでしょう。

 それと同時に、国産のレモンやグレープフルーツがあれば見つけて「買い支え」していきたいと思います。
 そもそも、地球の反対側から常温船で運んでくるからカビが生えるのですから、もっと近場の作物を探して食べていくようにしたいのです。

 考えてみれば、「地産地消」という言葉は、最近はマーケティングの手あかで汚れてしまいましたが、本来は「その土地で産するものを食べるのが安全」という生活防衛の知恵だったはずです。
 冬に向かうこれからの季節は、国産のミカンをビタミンC供給源にする手もあり、私たち消費者にはまだ選択肢が残されています。政府やマスコミを当てにして流されず、本物にこだわり抜いて流通を変えていきましょう。

 ではまた。
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    ■失敗しないゆで卵
     殻がつるりんと気持ち良くむけて、半熟・全熟を自在にコントロールできるようになれば、ゆで卵は頼れる常備菜になります。ポイントは湯が沸騰してから卵を入れ、再沸騰してからのゆで時間。意外に簡単です(▶110130)。
    ■学生・単赴・シンママにチャンス!
     「サムライごはん」の質実剛健な味が家族の反発を招くこともあります。いまや化学調味料や添加物を気にしない人がマジョリティーな時代ですから。むしろ一人暮らしの単身赴任者や、舌が染まっていない幼子を持つシングルマザーにこそ、いろんなトライ&エラーができるチャンスがあります。学生も社会に出る前に自炊技術を身に付けたほうが勝ち(▶120305)。
    ■「ワイン蒸し」で野菜たっぷり自炊
     「あなたは野菜不足」とCMに脅かされてサプリに飛びつく人が多過ぎます。ワイン蒸しや酒蒸しは、数種類の野菜を毎日飽きずに食べ続けられる自炊独自の加工ワザ。油脂も添加物も使わない簡単野菜メニューで武装しましょう(▶120922)。
    ■糖尿病を知り、真剣に予防しよう
     糖尿病や腎不全は「不治の病」です。新しい薬品や治療法が開発されても、高いお金と引き換えに苦痛を和らげる程度。だから発病しないように若いうちから食生活を立て直すのが唯一の正解です。できなければ自己責任で、メディカル資本にたかられる「いいお客さま」になってしまいます(▶111107)。
    ■外食は低加工なそば or 海鮮系を
     朝夕の食事を「サムライ化」すれば、ランチは少々ジャンクなメニューでも大丈夫。でも、可能な限りはそば系・海鮮系など加工度の低い献立を選ぶのが正解。日々の「油・糖・添」締め出しこそ確実な生命保険なのです(▶100326)。
    ■浅漬けが自炊を軌道に
    白菜、キュウリ、大根、パプリカなどを適当に切り、塩をまぶしてタッパーに入れておくだけで自製の浅漬けができます。翌日から5~6日間食べられる常備菜ですから野菜不足はほぼ解消。面倒に思えた自炊が一気に軌道に乗ってきます(▶120608)。
    ■ピクレで自製漬け物を
    乳酸発酵する本物の漬け物を自分で漬けるなど、多くの人にとって想像を絶する事態でしょうが、実は簡単。「ピクレ」があれば、冷蔵庫の中で勝手に発酵してくれるからです。化学物質にまみれた出来合いの漬け物におさらばできます(▶120805)。
    ■ヒジキはそばつゆで煮る
    カルシウム豊富なヒジキを切干大根、こうや豆腐、干しシイタケと一緒にそばつゆで煮てしまう。甘じょっぱくしない、本来の素朴な煮物が素人の手抜きレシピで作れることに驚きます。上の世代が放棄してきた健食習慣を取り戻しましょう(▶121204)。
    ■乾物をだし汁で戻す手抜き
    車麩、こうや豆腐、湯がき大根など乾物は水で戻さず、いきなりだし汁に浸します。戻し工程と味付けをいっぺんに行う手抜きワザ。素朴な味わいの常備菜になります。だし汁が食材に吸われて減ったら、ひたひたまで注ぎ足すのがポイントです(▶130412)。
    ■瞬間加熱の温野菜サラダ
    ブロッコリー、アスパラ、パプリカ、きぬさやなどを100℃のお湯で3~5秒。少量ずつ加熱して網ジャクシでさっと取り出すのがコツ。丸元淑生さん式の温野菜サラダは目からウロコです。自炊が俄然充実してきます(▶ 100307)。
    ■夜食なら粉吹きイモ
    夜におなかが減ったら、即席麺やコンビニおにぎりを食べるより自分でイモをゆでましょう。ジャガイモやサツマイモのおいしさを再発見して感激します。未精製の炭水化物で太らず、もちろん添加物もゼロ(▶ 100104)。
    ■ニンジンの合理的摂取法
    石原結實さん式ジュースなら朝にニンジン、リンゴ、レモンが各1個ずつ摂れてしまいます。そのためだけに1万円以上のジューサーを買う価値もあるでしょう。これを飲む習慣ができれば、合成着色飲料とは永遠におさらばできるからです(▶ 100407)。
    ■ラタトゥイユで自炊に自信
    まさか自分にこんな料理が作れるとは!驚きと感動で自炊に弾みがつく丸元淑生さんのレシピです。野菜6種のシンプルな無水蒸しなのに素人でも絶妙の味が出せて病みつきになります。ポイントはトマトと玉ネギの比率だけ(▶ 101008)。
    ■小型密封容器をそろえよう
    おかかやショウガ酢漬けなどの常備菜を小型の密封容器で冷蔵庫内に整然と積み上げるのが「サムライごはん」の大事なノウハウ。容器は都度バラバラと買い足さず、スタックできる同型をまとめ買いしましょう(▶ 101224)。
    ■自炊 vs 外食、どっちが安い?
     実際の支出額はおそらく同程度で、それなら手間なしの外食が合理的と考えがち。しかし、金額当たりの栄養価に大差があり、外食ライフでは将来の健康崩壊リスクが高まります。自炊食の原価計算から中長期の健康戦略が見えてきます(▶120627)。
    ■ダイエットで感じた10のこと
     本物のダイエットなら、減量よりもまず肌の色つやが良くなり、原因不明のかゆみや爪の黒ずみなどが消えていきます。見た目のスリミング効果はおまけで、当然リバウンドも来ません。体の排せつ力を高める食べ方を研究しましょう(▶120926)。
    ■豆類はペットボトルで管理
     豆類は袋から出し、ペットボトルに移して「見える化」しましょう。作業フローがシンプルになり、在庫量も一目で分かります。調理テクの上達やレパートリー拡大より、整理力と段取り改善でスピードアップを図るのが「サムごは」的アプローチ(▶130915)。
    ■野菜はバスケット管理する
     みそ汁用、サラダ用など用途別バスケットに分類して冷蔵。バスケット単位で取り出し、使う分だけを切り出して再格納します。数種類の野菜を毎日コンスタントに食べるにはこの手が一番。使いかけ野菜を冷蔵庫の奥で腐らせる心配もありません(▶100924)。
    ■「糖質制限」はいいとこ取りで
     速攻スリミングには効果的。でも全面的な糖質制限では穀物の豊富なミネラルを摂り損ないます。朝だけとか隔日とか、自分の調子よさの範囲で慎重に採り入れましょう。ハムやベーコンの添加物や、肉や卵を焼くときの精製油脂にも要警戒(▶140805)。
    ■洋食派はパンよりシリアル主食
     ミューズリー+オートミールの「未精製」穀物に小麦ふすまを振りかけるなど、シリアルのカスタム化にトライ。パン主食では難しい油・糖・添フリー&高ミネラルな洋食体系を設計します。「朝食=パン」の固定観念を疑いましょう(▶141101)。
    ■昆布は1回分サイズにカット
     昆布を買ってきたら、全部をみそ汁一杯分サイズに切り分けて密封容器で保管します。「調味料(アミノ酸等)」ではなく本物昆布使用にこだわりつつ、調理アクティビティー削減を狙います。合成だしでは必要なミネラルが不足するからです(▶121208)。
    ■包丁研ぎは我流で覚える
     調理人のような華麗な包丁さばきなど自炊には不要です。我流でも日々使えば、大根皮むきやネギ刻みは身に付くもの。砥石は「中砥」一種類の我流使いで包丁の切れ味が十分に戻ります。プロのまねをせず、不格好でも自分ワザを磨くことが大事(▶120124)。
    ■包丁使いの自主トレ入門
     手先超ブキなカラスヒコでも、リンゴの皮むきが支障なくできるようになりました。リンゴ皮の裏側から、包丁の刃を親指のはらに押し付けるように果肉をそぐのがコツ。遅くてもきれいにむくことに集中すれば、だんだん早くなってきます(▶150123)。
    ■丸元淑生式「蒸しリンゴ」のうまさ!
     皮をむいたリンゴを適当にスライスして、ビタクラフト鍋で弱火蒸しするだけで、シュガーレス極甘ヘルシーデザートの出来上がり。小分け冷蔵して毎日食べられるフルーツ系常備菜です。無糖ヨーグルトにトッピングするのもおしゃれ(▶100114)。
    ■「油糖抜き」スクランブルエッグ
     肉野菜ワイン蒸しを作った後、蒸し汁を有効活用します。生卵を落として混ぜて弱火蒸し。卵そのものの粗野で力強い味に驚きます。自炊のスクランブルエッグでは、砂糖を加えて精製油脂で焼く外食レシピの常識を疑ってかかるのが正解(▶150623)。
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