先月の9/15、
それは何の前触れもなく始まった。

この日は朝から不調だったが、
これはまたいつもの神経症の症状
翌日には回復するものと、高をくくっていた。

しかし昼食後、容態は急変
毒でも盛られたかと疑うほどの精神不穏に陥る。

その後、徐々に体力をも蝕み始め
心身共に危篤寸前となり
遂には救急車を呼んで
かかりつけのクリニックに搬送される羽目になる。

この日から丸々1ヶ月、
頻発する発作との闘いが続いた。

途中、
夜の発作が治まらず
病院で1泊入院し経過観察した程だ。

この持病の発作は
日頃から「ああ、またか」という程度で発症しているが
こんな大病扱いの発作は11年ぶり。

かかりつけ医には
11年前とは因果はないといわれたが
私にとっては10年に一度の大事となった。

この最中の10/10、
毎年の楽しみの公演鑑賞のため東京まで出掛けたが
移動中の体力消耗で
公演鑑賞中は発作との闘いだった。

無事に公演終了まで生きていられるかと
必死にステージに食い入っていたが
何とも終了時には全くの健康体を取り戻していた。

元気を貰うとはこんなことを言うのだろう。

しかし、翌日の帰路では
少しでも体力を消耗すると
発作に陥りそうな精神不安になるため
1枚も写真を撮らず、ただ帰るだけの鉄道路となった。

この翌日からは
体力消耗度を加減しながら
精神安定を保つようなリハビリ状態に入る。

そして10/18の発作が締めくくりとなるように
翌日からは何の症状も消え失せていた。

10/20には
メンタル・コンディション・チェックを兼ねて秋田空港に撮影に出掛けたが
もはや心身共に万全。

1ヵ月ぶりに
健康状態はアクティブに復活した。

しかし医師には
今年いっぱいは用心するようにと言われている。

この間は禁酒だ。

運動量も日頃の7割を常とする。

「病んで知る健康の有難さ」、
大事になる度に、つくづくと実感する。

10/25からは2週間の予定で
震災から7ヶ月半ぶりに#22旅程を敢行するが
これは全日計画宿泊となる。

気分転換を兼ねながら
気楽な旅を楽しむことにしよう。

#21から約9ヶ月ぶりの旅程復活。

まだ震災の痛手も大きいけれど
また一歩一歩、歩み出そう。