先住犬と預かりっ子が平和に暮らす

我が家の5つの工夫



1 最初の出会いは家の外で、良い印象を


理想は家の近くの公園で

前後に並んでしばらく散歩して

一緒に帰って家に入れる


せめて駐車場でも玄関の前でもいいので

家の”外”で先住犬に紹介する


突然、自分の最も大切なテリトリーの中に見知らぬ犬が入ってきたら先住犬は驚きます。慣れない閉鎖的な環境にいきなり入れられる預かりっこのほうも、緊張して自分を守るために防衛姿勢になってしまい、出会いの印象が悪くなりがちです。


外で出会うことで、良い印象になりやすいです。


注 お散歩が怖くない子

     隔離が必要ない子

     移動で疲れ果ててストレスにならない子 

     の場合です 無理はさせません。



2 預かり子と先住犬それぞれの安全地帯をつくる


家の中に、先住犬だけが入れるところと、預かりっこ専用のクレーとやケージスペースなど、狭くてもいいので、別々にいられる空間をしっかり作ります。

仲良くなることは強要していません。


ケージは天井付き、布で目隠しする等、目線を避けられるようにしています。




3 特別ボーナスを支給


先住犬がおやつが好きな子なら、新しい子が来てからしばらくは、おやつを大盤振る舞い。

おもちゃが好きなら新しいおもちゃをおろしてあげましょう。

うちの先住犬は散歩が好きなので、一頭での散歩の時間を延ばします。

(はじめのうちは)朝と夜に、預かりっこがいないところで、遊んだりおやつを食べたりする時間もとっています。



4 楽しい時間の共有


食べ物が好きならそれぞれにコングや硬いおやつを渡す

(取り合いするおそれのある子はそれぞれケージにいれたほうがいいです)

玩具で遊ぶのが好きなら、玩具をたくさん出して玩具パーティー

散歩が好きなら並んで沢山散歩に出します。


無理に遊ばようとはしませんが、

それぞれが楽しい時間を共有することで、自然と一緒に遊び始めることも多いです。



5 人目がないときは部屋をわける


人の目がないとろこで、喧嘩をして万が一のことがあってはいけないので、関係性かできあがるまでは

人目がないときに、接触できないようにします。

なるべく失敗をさせず、いつでも良い印象だけが積み重なっていくように配慮します。



私は、いつも愛犬とチームで、預かりっこを迎えるという気持ちでいでいます。

怯える子の心を何度もほぐしてくれたり、仔猫を一緒に育ててくれたり、つねに先住犬の助けあってこその預かりです。