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 人気ブログランキング 安倍総理がオバマ大統領から完全無視された日米首脳会談は、ファーストレディ同士の会談までミッシェル婦人が事前に断ってきたという徹底振りでした。
おそらく従軍慰安婦問題だ思いますが、ファーストレディーはキャリアに傷が付くと判断したのだと思います。

それで安倍総理は仕方なく一人で出かけたわけですが、それも事前の外務省の前交渉の結果米国側の真意が明らかであったのでしょうが、とにかく安倍総理は訪米して日米首脳会談を行ったわけですが、晩餐会どころか、昼食への招待もないという冷たいあしらいをされたようです。

では、事前に結果が解っていたのになぜ阿部氏は訪米したのでしょうか。
もちろん面子もありますし、中国との紛争問題もあります。
さらには7月の選挙へ向け、アベノミクスへの協力要請もあったでしょうが、一番の原因はそれでも日本のお家芸である、腹をわり忌憚のない意見を交換できれば、必ず自分の政策を認めてくれるはずだという自信があったのではないでしょうか。

事前に発表していた50兆円の資金に関しては、真相はすでに野田ブタの時に実行に移されており、おそらく昨年11月頃からでしょうから、月10兆円の貢物として考えると、その50兆円も今月で底をつくというところです。
(これにヘッジファンドが乗っかったのが円安の原因で、それで儲けた資金で円安で安くなった日本株を買い上げているのが今回の円安、株高の真相です。)
その時に阿部はオバマ大統領と膝を付き合わせ、「どうですか、オバマさん、日本はまだまだ資金があります。私が責任をもって米国を買い支えますから、ひとつ今後共仲良くさせていただくと言う事でよろしくお願いします。」

とでも宣(のたま)ったのではないでしょうか?

資金(我々の税金)をさらに注ぎ込んでくれるという事で必ずやオバマ大統領は自分を認めてくれるはずである。とタカを括っていた嫌いが大いにあると想像しているのですが、どうでしょうか・・。

そして、肝心のオバマ大統領の反応はどうだったのでしょうか。

私が思うに、米国は戦略的に徹底した分析を行い、相手国をすべて把握できる程に深淵に調査をしているはずです。
そして、バブル崩壊後の日本に対しての政策は、ブッシュ共和党政権の時から一連の政策として連脈しているはずであり、日本に対してはそれこそ略奪に匹敵する程に、これでもか、これでもか、と無理難題を打ち付けるのですが、殴られても殴られても日本の政治家や総理大臣はニヤニヤしながら米国へ擦り寄ってきます。
それは日本管理班の悪達の普段からの恫喝が功をそうしているのですが、それだけではなく、そこには日本独特のメンタリティが存在し、それも一国の総理大臣までそれであるという事が今回判明したわけです。

まず、この日本独特のメンタリティーとは何かを考えなくてはなりませんが、その前に、日本人の考え方がいかに特殊であるかという事に気づかなくてはなりません。

いくつか例を挙げます。

先の大戦末期に於いて、日本軍は若い航空兵士達に飛行機の腹に爆弾を抱えさせ、燃料を片道だけ与え、敵艦船に自爆特攻を命じました。
この神風特攻隊は、米軍兵士に大変な恐怖を与えたのです。
人間理解出来ない事には大きな恐怖感を覚えるのです。
あわてた米軍はすぐに分析、解析を始めたその結果、得られた結論が「日本軍の特攻兵士達は何らかの理由により、家族や縁者達を人質に取られているのだろう。もし自分が特攻しなければ家族を殺すと脅されているに違いない」
・・・・・。
これが米軍が出した結論でした。

はぁ・・・・・。

日本人にすれば、なに見当違いの事を言っているのだろう?と思うはずです。

祖国愛、家族愛、武士道・・・。
いずれにしても、日本人のメンタリティーからすれば、神風特攻隊の心情は、すぐに理解出来る心情であり行動でしょう。
まあ、若い兵士達も日本軍が開発した「覚醒剤」の力を多少借りていたとしても・・・。

しかし、ここで日本人はこれらの情緒的な感情は世界中の人が等しく持っているものであり、それを具現化し、お国の為に自爆特攻隊として勇敢に戦った日本人は特にアジアでは尊敬されているのだと思い込んでしまっています。
しかし他の国では誰もそんな価値感はもちあわせていないのです・・・・。

そして私が米国の分析に付け加えるとしたら、それは人質(家族縁者)の命ではなく家族、縁者の村八分が兵士達は怖がったのだろうと推測します。つまり、自分が特攻から逃げたとしたら、残された家族縁者が卑怯者の身内だという事で村社会では恐怖の「ムラハチブ」という刑に処せられるからです。
もちろんそれだけではなく、若い兵士達の純真な情緒的感情は前記した通り日本人には尊いものであるのです。
しかし、このような社会構造や情緒的感情は米国などのキリスト系や他の宗教国や、アジアのすべての国に於いても理解されないだろうという事なのです。と言うより、理解不能と言った方がいいでしょう。

つまり日本以外の国では戦時に於いて、自殺に等しい自爆攻撃を拒否する事は卑怯でも恥でも何でもないことだからです。また、そのような命令を政府が下すわけもないという事です。

ここでイスラム系の人達の自爆攻撃について日本との違いを検証してみます。

日本ではイスラム系の人達の欧米軍に対する自爆攻撃がよく日本の神風特攻隊と同じ心情からのものであろうと、勘違いされています。
しかしそれはまったく違う心情からの行動であるのです。

イスラムの若者は腹いっぱいに爆弾を巻きつけ、荷台に積み込んだ大量の爆弾と共に敵陣地へ突っ込みます。
その時の彼らの表情はニコニコしているそうです。
なぜか?
天国へ行けるからです。
天国で永遠の命と共に、何人もの処女の花嫁が自分を迎えてくれるからです。
そしてその処女の花嫁は天国であるから、いつまでも処女であるとされているのです・・・・・・・。
イスラム世界では貧しい若者は生涯花嫁を迎える事ができません。
一生女性に触れる事さえできない人が沢山いるのです。
そしてこの行動や心情は世界中の人からも理解はされるのです。
しかし、神風の心情は理解されません、というより、いくら分析解析しようが彼らの規範からは理解不能なのです。
ここの理解不能であるという所を日本人はよ〜〜く、理解しなくてはなりません。

もう一つ書きます。
これは強烈です。

米国と中国と日本の関係に於いて、殆どの日本人は米国は中国より日本の方をよく理解し、同盟国でもあるのだから、日本の味方であると無邪気にも信じきっています。
さらには中国人とは米国などの欧米先進国にとり理解できない野蛮な国ではないのか?と思っています。
中国人と商売するときに注意する事を経験豊富な人に聞くと大抵は「アメリカ人だと思って付き合わないとだめだよ。」と忠告されます。私もそう忠告します。
アメリカ人と中国人はよく似ています。

ここでまた規範の話です。

中国には歴代王朝時代に確立された多くの「正式な人間の調理の仕方」なるものが膨大な文献として残されています。
これでもう日本人はギョッとしてしまいますよね。
人間を食べるなんて、やはり中国人は恐ろしい民族だと・・・。
(もちろん王朝時代の過去の話です。)

アメリカ人は中国人に聞きます。
食物規範は?と
中国人は食物規範は食べていけないものは無いのが規範だ。
と答えるとすぐに理解します。
つまり食物規範に食べてならないものはないのだから人間を食べてもいいのです。
日本人には、はあーっ・・・・。
となるのでしょうが、これが規範というものなのです。
そして食物規範があるのか無いのか、訳の判らない日本人の方を理解出来ないのです。

極端に言ってしまえば、人間を食べる民族より規範のない民族を薄気味悪がるのだと思ってもいいのです。


そして安倍総理の話に戻りますが、財政の崖により危機が続いているオバマ大統領に対して、資金は日本が何とかしますから、と自分が言えばオバマは喜んで日米同盟の深化などとサービストークの一つも披露してくれると
思ったのでしょうが、オバマの本心にすれば、TPPに参加さえすれば後はもうなんでもいいよ。という感じだったのではないかと想像するのです。
そして、彼らはここまで搾取してもまだニヤニヤしている日本人を本当に薄気味の悪い奴らだと思っているのは間違いありません。
そしてさらに資金を出すと言っているのです。
そしてこれらの日本人の行動は彼らのメンタリティーからすると到底理解不能なのです。

腹を割って話をすれば必ず判ってくれる。お互いを理解しあえるはずだ・・・・。
と腹芸を演ずる安倍総理に対し、オバマ大統領は「こいつは何を企んでいるのか・・・?」
「これほど酷い仕打ちをしようとしている我が国に対し、はらわたが煮えくり返って居る筈だ。必ず仕返しをしようと企んでいる筈だ。」というのが彼らの理解の範疇です。
というよりそのような分析が「世界基準」といえるでしょう。

そして、安倍総理ですが、未曾有の財政危機を抱えている日本がなぜそんな資金を米国に差し出せるのか?
これを知るには、石原の爺さんの話が参考になります。
石原の爺さん・・。
雲隠れしてしまったようですが、毒にも薬にもならない政治家よりは、撒き散らす毒が国民の為になる事もあります。
次回はそれを書きます。

続。

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