2020年2月24日(月・休)、山口県周防大島町にある宮本常一記念館の
訪問をメインに周防大島の旅を支部会員2人がしてきました。
記念館では企画展「宮本常一、旅と鉄道-山陽本線・呉線付近-」が
行われていて、これが旅の目的の1つです。
周防大島への最寄り駅は山陽本線大畠駅で、正午過ぎに到着しました。
この日は終日快晴で、撮影には申し分ない天気でした。
まず、大島大橋から山陽本線を撮影しました。大畠駅からは徒歩で10分弱です。
13時20分頃の気動車の回送には、先頭にサンフレッチェ広島の
応援ラッピングトレイン(キハ40 2081)が連結されていました。
そのすぐ後の貨物列車(1051列車)は、福山通運のコンテナが
たくさん載っていました。
大畠駅に戻り、今度は14時15分発周防油宇行の防長交通バスに乗ります。
大島大橋を渡り、島の北側を走るバスから海や島々、対岸の本州を眺めながら
約45分で周防平野に到着しました。周防大島文化交流センターの中に
目指す宮本常一記念館があります。
宮本常一は日本を代表する民俗学者で、1907(明治40)年に
この近くで生れています。
企画展では、山陽本線や呉線など主に広島の鉄道について、
宮本常一自身が撮影した写真などでパネル展示してありました。
列車に乗る時は鉄道や沿線の様子を観察するように心掛けていたことも
紹介されています。
我々一行のように列車に乗って座ったらすぐ缶ビールを開けるようではダメですね。
その他には、宮本常一が使っていたオリンパスのカメラが展示してあったり、
大畠駅近くにある模型店の協力を得て「宮本常一が乗った列車たち」
としてNゲージで再現してありました。
コンパクトなスペースの割には、内容は濃かったと思います。
記念館を後に16時06分の大畠駅行のバスで同じ道を引き返し、
大島大橋の手前の東瀬戸停留所で下車、近くの大島本陣茶屋という
しゃぶしゃぶの料理店に入りました。
鍋に焼みかんと地魚のつみれが入っていて、これこそが冬の周防大島名物・みかん鍋です。
出汁もよくきいており、しゃぶしゃぶの肉もこの鍋の出汁だけで十分、
ポン酢などは必要ありません。
窓からは大畠瀬戸と船、大島大橋、それに対岸の山陽本線が見える絶好のスポットです
(写真を撮ると電線が写りますが・・・)。
本日の旅に乾杯! 飲みも食も満足。鍋のシメはメレンゲをのせた雑炊で、
これを食べたらお腹いっぱいになりました。腹ごなしを兼ねて歩いて大島大橋を渡り、
大畠駅へ戻りました。
報告:M永顧問
代理投稿:飲み鉄部会広報部長