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復旧進む、呉東線(平成30年水害の記録#10)

JR西日本は10/16、復旧が順調に進んでいるとして、呉線の全線復旧の見通しを1ヶ月前倒しの今年12月中と発表しました。特に被害の大きかった芸備線三次~狩留家間を除いて、広島県の在来線については年内復旧の見通しが付きました。

今回は12月の運転再開を目指して鋭意工事が進む呉線東側で、被害大きかった安芸幸崎~忠海、三原市幸崎町納地の付近の様子をお伝えします。

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納地集落の山側を走る形の呉線ですが、主に3カ所で土砂崩れがあり、大きなものではその土砂によって一時トンネルが閉塞する事態となりました。
現在、崩落した箇所はコンクリート擁壁が整備され、岩盤へのアンカーが打たれている箇所もあり着々と工事が進んでいることが解ります。工事の都合上、架線や架線柱が撤去されており、進捗すれば今後再び架線が張られることになるでしょう。
呉線では他に安芸津~吉名でも土砂崩れがあるとのことですが、国道よりウォッチしたものの発見出来ませんでした。今後、位置を特定次第報告出来ればと思います。
再び、風光明媚な呉線にトコトコと電車が走っていく姿が見られる日が1日も早く来ることを願ってやみません。

山陽線3ヶ月ぶりの全線復旧(平成30年水害の記録#9)

あの忌まわしき豪雨災害から3ヶ月余りを過ぎましたが、ようやく幹線たる山陽本線が全線復旧となりました。今回は最期まで復旧が遅れた河内~本郷~三原の被災復旧状況、9/30の初列車およびその後の運行についての内容です。


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台風が近づく中となった全線復旧でしたが、下り初列車である7321M、227系6両は定刻に糸崎を出発。約3ヶ月ぶりの広島方面の電車となりました。しかし、午後から台風の接近に伴い列車の運行は見合わせ、合わせて、下松付近での土砂崩れの影響で九州始発の貨物列車の運行は当分出来ない状況となりました。

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後日、晴天の中いつも撮影に行っているポイントへ。ここで撮れるのも3ヶ月ぶりです。
各所で徐行区間があるために臨時ダイヤとなっている関係で、車両運用が変わっており、日中では珍しい115系8両運用も。(所定は227系8両)たまたま、V9そして3連覇を達成した事を賞して取り付けられたHMも凜々しいカープ電車こと115系L-05編成を先頭とした8両が。
そして、これも白市復旧前後から表示の始まった「がんばろう広島」を掲げた227系を糸崎にて。表示出来る編成が限られており、また通常の表示と交互になっているようで、走行写真で捉えるのはなかなか難儀です。


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運行が再開されたとはいえ、白市よりも東側の河内~三原については依然として大きな爪痕が残っています。三原にて瀬戸内海に注ぐ沼田川水系は軒並み氾濫水位を超え、山陽本線の路盤を破壊しました。三原~本郷については堤防と線路の築堤が共用されている地区が多く、越水したことによって築堤自体にダメージが生じ、路盤も流された箇所が多数見受けられました。また、橋梁の一部を塞いで今後の浸水を防ぐ対策も行われています。


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本郷~河内については山中に分け入っていく線形でもあり、各所で降雨による土砂崩れによる寸断、増水した川によって浸食され築堤がえぐられる等の被害が出ました。撮影ポイントとして有名な片持ち架線柱の区間、爆雪の滝の周辺は斜面が崩れ、全国ニュースでも報道された、河内高校前の宙づりになった線路もこの区間です。
3ヶ月の間に崩れた箇所はコンクリート補強され、採石による防護籠も設置されるなど整備が進んでいますが、平行する県道は未だに自動車通行が困難な箇所があり、川に目を向ければ、堆積した土砂と転がった岩、橋脚を破壊され流出した人道橋など災害のすさまじさを物語る光景が依然として展開されています。

復旧は徐々に進んでいるものの、依然として長い道のりが必要であると言わざるを得ない状況です。

平成30年水害の記録#8

すみません。記事編集の都合で、随分前後してしまいました。
副部会長のamanogawaが少々書いておりましたが、続報を兼ねて八本松駅の状況の変化から書きたいと思います。
 
豪雨災害で寸断された区間(八本松~白市や呉~広、柳井~岩国…等)が、暫定復旧していたのは読者諸兄は御存知のことと思います。
そのうち八本松~白市には、227-0系A-16とA-24編成が取り残され、折り返しで運行されていました。
 
白市駅は元来、区間運転列車が頻繁に運行されていた為、上りにも下りにも折り返しが可能(定期列車は上り折り返しの下り始発のみ)でしたが、八本松駅自体は過去帳入りした瀬野~八本松のみの補機連結時代(現在は広島貨物ターミナル~西条)に機回しをする必要が有った為、機回し線の中線が珍しく撤去されず残置されていた為、その機回し線を活用し折り返すと言う運転形態が採用されました。
 
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とは言っても、下り本線に到着した列車を機回し線を使用して渡らせ、上り本線に再度据え付ける…等と言う前近代的な方法を取る事は無く、阪神大震災時の住吉や芦屋、福知山線事故時の宝塚の様に、線路上に仮設足場を組み、コンパネを張って仮設ホームとし、機回し線をそのまま折り返し線にすると言うウルトラCをやってのけていました。
 
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ホームの形状はご覧の通り。取り残されたのが227-0系3連2本と言う事で、有効長は3連+αといったところでした。
 
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が、単に仮設しただけではなく…
 
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八本松駅は元来曲線上に設けられた駅の為、そのままホームを面一に設置すると、ホームが水平にならなかったり、車輌の床面の方が低くなると言う危険な状況(183-700,800系「北近畿」が、直流近郊区間ではホームの方がデッキのステップ床面より高くなってしまっており、頻繁に注意喚起放送や表示がなされていました。)が生起する為、通常のホームより数センチ低く設置されていました。
段差部には虎テープ等で注意喚起するだけでなく、警備員を配置して注意喚起を行い、安全に配慮されていました。
しかもそれだけに留まらず、段差解消の為、きちんと車椅子用のスロープまで仮設されている徹底ぶりで、非常に驚かされました。(画像4枚目参照、正面単管囲い部分)
 
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そしてそこで活躍する227-0系は、白市は元来設定されていますが、八本松行きなど入っている筈も無く、「G普通|無表示」で運転されていました。
 
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この辺りは幕式と異なり、直ぐにでも設定出来るものでしょうから、設定して表示させてあげるのが親切なのではないかな…と思いました。
この仮設ホームも、平成30年9月9日の瀬野~八本松間復旧を前に、8日の20時以降の列車を運休させ、撤去され過去帳入りしました。
 
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後日(17日)に訪れた際には、何事も無かったかの様に復元され…
 
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(一見)通常通りの運行が、白市駅まで行われていました。
※画像は暫定ダイヤらしい日中の「西条」行きです。
 
この暫定運行も29日まで。30日からは白市~糸崎にジョイント音が戻ります!
 
次回はセノハチ区間にある、八本松変電所周辺の状況をお伝えします。 

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