*長さ
繋ぎには長さの違いがあり、短いと、1完歩に要する時間が短く、速い手脚の回転ができる。逆に長いと1完歩に要する時間が掛かるため、ゲートを出て直ぐに速く走るのには不利。よって繋ぎの長さはある程度「距離・脚質」違いが生じてくる。」
久保
「他にも繋ぎの長さは、距離適性に影響するんですね。」
赤木
「そや、繋ぎが短いと短距離、長いと長距離っていうイメージでええわ。」
芝の短距離に向く繋ぎ(短い)
芝の長距離に向く繋ぎ(長い)
赤木
「他には角度について。」
*角度
繋には角度の違いがあり、角度の深い(より45度に近い)ものもいれば浅い馬(より90度に近い)もいる。浅い馬は、1完歩に要する時間が短くなり、速い手脚の回転ができる。ただ、走る”フォームが窮屈になり、そういう性質上、“繋ぎの浅い馬”は短距離馬に多くみられる。深い馬は、1完歩に要する時間が長くなり、速い手脚の回転は不得意だが、無理なく全身を使ったゆったりとしたフォームで走れる馬が多い。そういう性質上、“繋ぎの角度の深い馬”は中長距離馬に多い。
久保
「角度は芝・ダート適性にも影響するんじゃないですか。」
赤木
「そやそや、難しいこといいすぎた。」
久保
「簡単に言うと、角度が立っている馬はダートに向く。逆に、角度が寝ている馬は芝に向くと思っていいんですよね。」
赤木「うまいこと言うてくれたな。その通りや。」
芝の短距離に向く繋ぎ(角度が寝ている)
ダートの短距離に向く繋ぎ(角度が立っている)
久保
「ホッ。」
赤木
「他には、太さ。」
*太さ
繋ぎには太さの違いが生じる。
ただ、太さの違いは比較的、“短距離馬には太い馬が多く”、“長距離馬には細い馬が多い”という傾向は見られるにしろ、“長さや角度”と違い“距離適性・脚質”によるハッキリとした差は見られない。
差がハッキリと現われるのは、“芝馬・ダート馬”という比較で現われる。“繋ぎが太い馬”にはダート馬に多い。繋ぎが太いということは、全体的な骨量が豊富ということであり、ソレに見合った筋肉量があり、馬格に恵まれた馬が多いため、馬体の性質上ダートに適性を持つ馬が多い。
“繋ぎが細い馬”には芝馬が多い。繋ぎが細いということは、全体的な骨量も薄いということであり、筋肉量も薄く、ダート馬と比べて非力であるため、馬体の性質上、力(パワー)を要すダートに適性を持たない馬が多い。
久保
「繋ぎ一つ取っても、馬によって全然違いますね。」
赤木
「せやろ、ちょっとは参考になるやろ。」
久保
「いやいや、すごい参考になります。」
Posted by jrdbjp at 14:31│
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