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2005年02月17日

馬の見方−「繋ぎ編」

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久保
  「昨日でだいたい体形のことはわかりました。」

赤木
  「じゃあ、今日は繋ぎでもいこか。」

久保
  「繋ぎって、どこですか。」

赤木
  「繋ぎっちゅうのは、脚の先っぽの部分やないか。」


久保
  「あぁ、あのクッションとなるところですね。」


*長さ
繋ぎには長さの違いがあり、短いと、1完歩に要する時間が短く、速い手脚の回転ができる。逆に長いと1完歩に要する時間が掛かるため、ゲートを出て直ぐに速く走るのには不利。よって繋ぎの長さはある程度「距離・脚質」違いが生じてくる。」


久保
  「他にも繋ぎの長さは、距離適性に影響するんですね。」

赤木
  「そや、繋ぎが短いと短距離、長いと長距離っていうイメージでええわ。」

芝の短距離に向く繋ぎ(短い)
繋ぎ−芝短






芝の長距離に向く繋ぎ(長い)繋ぎ−芝長






赤木
  「他には角度について。」

*角度
繋には角度の違いがあり、角度の深い(より45度に近い)ものもいれば浅い馬(より90度に近い)もいる。浅い馬は、1完歩に要する時間が短くなり、速い手脚の回転ができる。ただ、走る”フォームが窮屈になり、そういう性質上、“繋ぎの浅い馬”は短距離馬に多くみられる。深い馬は、1完歩に要する時間が長くなり、速い手脚の回転は不得意だが、無理なく全身を使ったゆったりとしたフォームで走れる馬が多い。そういう性質上、“繋ぎの角度の深い馬”は中長距離馬に多い。


久保
  「角度は芝・ダート適性にも影響するんじゃないですか。」

赤木
  「そやそや、難しいこといいすぎた。」

久保
  「簡単に言うと、角度が立っている馬はダートに向く。逆に、角度が寝ている馬は芝に向くと思っていいんですよね。」

赤木「うまいこと言うてくれたな。その通りや。」

芝の短距離に向く繋ぎ(角度が寝ている)
繋ぎ−芝短






ダートの短距離に向く繋ぎ(角度が立っている)
繋ぎ−ダ短






久保
  「ホッ。」

赤木
  「他には、太さ。」

*太さ
繋ぎには太さの違いが生じる。
ただ、太さの違いは比較的、“短距離馬には太い馬が多く”、“長距離馬には細い馬が多い”という傾向は見られるにしろ、“長さや角度”と違い“距離適性・脚質”によるハッキリとした差は見られない。

差がハッキリと現われるのは、“芝馬・ダート馬”という比較で現われる。“繋ぎが太い馬”にはダート馬に多い。繋ぎが太いということは、全体的な骨量が豊富ということであり、ソレに見合った筋肉量があり、馬格に恵まれた馬が多いため、馬体の性質上ダートに適性を持つ馬が多い。

“繋ぎが細い馬”には芝馬が多い。繋ぎが細いということは、全体的な骨量も薄いということであり、筋肉量も薄く、ダート馬と比べて非力であるため、馬体の性質上、力(パワー)を要すダートに適性を持たない馬が多い。


久保
  「繋ぎ一つ取っても、馬によって全然違いますね。」

赤木
  「せやろ、ちょっとは参考になるやろ。」

久保
  「いやいや、すごい参考になります。」


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